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森の墓苑へインタビューにいってきました!

最近目にすることが多くなってきた自然葬。今回は日本生態系協会の運営する森の墓苑に取材させていただきました。樹木葬とは違う、新しい形の自然葬で大変面白かったです。森の墓苑の特徴・実際に案内していただいた様子などをご紹介していきたいと思います。

森の墓苑にいってきました!

森の墓苑

お墓の在り方が、近年ではだんだんと変わってきています。
石作りのお墓だけでなく、樹木葬や散骨、納骨堂での永代供養など、選択肢は様々です。

今回は、自然保護をメインに活動されている、日本生態系協会が運営元である『森の墓苑』の会長である池谷さんと、スタッフの佐山さんへインタビューに行ってきました!

  • 日本生態系協会の活動
  • 現在の世界の環境状態
  • 森の墓苑を始めたっきっかけと今後
  • 森の墓苑の特徴
  • インタビュー感想

樹木葬のようで違う、新しい形の自然葬を取材してきました!
これからお墓を考える上での、新たな選択肢になるかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

日本生態系協会の活動

森の墓苑

桶谷:
はじめまして!本日はよろしくお願いいたします!


池谷さん・佐山さん:
よろしくお願いします!


桶谷:
森の墓苑って日本生態系協会の方が運営されてるとお聞きしたんですが、どんな活動をされている団体なんですか?


池谷さん:
はい。日本生態系協会というのは、自然と伝統に囲まれた美しいまちと、子どもたちの笑顔が輝く暮らしを守り、日本を持続可能なくににすることを目標に活動をしている団体です。


桶谷:
持続可能なくにってなんですか?


池谷さん:
私たちの生活は日々豊かになって来ている一方、地球の資源はどんどん消費していますよね?このままの生活を続けていると地球上の資源を将来世代まで残すことができず崩壊してしまいます。


桶谷:
たしかにそうですね!


池谷さん:
私たちは現代の利益だけを追求するのではなく、将来の世代のために、持続することのできる社会づくりへの取り組みを積極的に進めている団体です。

国や地方自治体に政策を提言

桶谷:
そうだったんですね!具体的にはどんなことをされているんですか?


池谷さん:
議会や行政などに法律や条令の改正や制度の見直しを提言しています。新しい法律制定を提案したりすることもあるんですよ。

教育機関・資格試験

桶谷:
わあ!他にはどのような活動をされているんですか?


池谷さん:
教育機関と協力し環境教育がすすむ仕組みづくりや、資格試験を通した人材の教育なども行います。
桶谷:
資格ってどんなものなんですか?

池谷さん:
まちづくりの技術者になるための「ビオトープ管理士資格」や、幼児教育や保育関係者がこどもと自然について学ぶ「こども環境管理士資格」などの試験を行っています。


桶谷:
そんな資格があるんですね!自然環境に興味を持つ人を増やすことは、社会を良くしていくために必要不可欠だということなんですね!

自然の調査研究・市民との活動

池谷さん:
他にも地域の生き物や特性を研究し、その地域にあった生物を保護したり、まちづくりの在り方を提案させていただいたりしています。


桶谷:
活動が多岐にわたっているのですね!どの活動も未来の自然を守ることに繋がっていて、すごいですね!

森の墓苑のきっかけと今後

森の墓苑

このように多くの活動をされている日本生態系協会ですが、その中でも森の墓苑はどのような経緯ではじまったのかをお聞きしてきました!

どうして森の墓苑ははじまったのか

桶谷:
森の墓苑を始めようと思ったきっかけを教えていただいてもいいですか?


池谷さん:
ナショナルトラストってきいたことありますか?


桶谷:
ないです!


池谷さん:
自然が豊かな土地を買い取ってその土地にある自然や生物を保護する活動で、森の墓苑もその一環でやっています。


桶谷:
なるほど!今の森の墓苑がある場所も買い取った土地なんですね。


池谷さん:
実は普通のお墓はつくるときに自然を破壊していることが多いんです。
そこで私たちは、死んだ後まで自然を減らしてしまうのはあまりにも悲しいことだと思い、
「自然を壊すことなく、むしろ増やすお墓を作りたい!」と思ったのがきっかけでした。
そのため森の墓苑は「美しい自然を再生するお墓へ」がコンセプトになっています。


桶谷:
大変すばらしいコンセプトだと思います!具体的にどのようなお墓になっているんですか?


佐山さん:
お墓は大抵墓石が並んでいますよね?森の墓苑ではその墓石の代わりに故人やご遺族の方が好きな木を選んでいただき、墓標にしています。

森の墓苑の今後

桶谷:
墓石の代わりに樹木を植えて墓標にしているから自然も壊さず、むしろ増やしているわけですね!埋葬の際に、木は最初から生えているんですか?


佐山さん:
この場所は土砂採掘跡地で、森が壊されしまった土地なので木は生えていないのです。
ご契約後に育てていた苗木を植えます。その苗木とほかの草花が育ち、20年後イラストのような森になっていく予定です。もちろん、契約終了後にお骨を掘り戻すようなことはしません。

未来図

墓地の暗い・怖いというイメージではなく、明るくて生物もたくさんいるというイメージの墓苑を作っていけたらと思っています。

森の墓苑の特徴

森の墓苑

桶谷:
大変面白いアイディアですね!自然を壊さず、むしろ増やすお墓になる。
それ以外にもなにか面白い特徴があったらぜひ教えていただきたいです!


池谷さん:
他にもいくつかありますよ!

植樹する木はすべて在来種!

桶谷:
森の墓苑で墓石の代わりに植えている木って、どんなものが選べるんですか?


池谷さん:
森の墓苑に植える木はすべて在来種になっています。
千葉県の長南町という場所にあるのですが、その地域でもともと生えていた在来種を育てているので、その中から選んでいただいております。
これは自然を再生するときに最も重要なことです。

桶谷:
そうなんですね!在来種だけに絞っているのは何か理由があるんですか?


佐山さん:
実は外来種の植物を植えると、生態系のバランスが崩れてしまうのです。


桶谷:
そうすると、なにが問題なんですか?


佐山さん:
そのようにもともとその地域にいなかった生物が入ってくることで、もともとの環境で育っていた在来種に被害を出してしまうこともあるんです。よくある例だとセイカアクダチソウなどが挙げられますね。

私たちは、その地域にもともと存在していた木を植えることで生態系を守り、森を育てていこうと考えています。
樹木リストから調べながら樹木を決めることができます。

宗旨・宗派を問わない

桶谷:
宗派や宗旨に縛りはないんですか?


佐山さん:
森の墓苑はどんな宗旨や宗派の方あるいは宗教を持たない方でも歓迎しています!
最近だと、終活の方法に悩むことの多い、LGBT(性的少数者)の方々にも適していると思います。

ペットも一緒にはいれる!

桶谷:
終活に関する悩みを持つLGBTの方が多いというお話は、聞いたことがあります!
どんな方にでも選択肢をもっていただけるって素晴らしいことですね!


佐山さん:
そうなんです!もうひとつ、森の墓苑ではペットと一緒に入ることもできるので、亡くなった後ペットを同じお墓に埋葬してほしい方にも選んでいただいています。

埋葬後の管理費無し!

桶谷:
他にもなにか特徴があればぜひ教えてください!


佐山さん:
あとは最近亡くなった後に子孫にお墓関係で苦労させたくないというお客様が最近増えてきていてますね。
お参りはもちろんできますが、森の墓苑は木が成長していくので、一般的なお墓掃除やお墓のメンテナンスというものがないので「子孫にご負担をかけたくない」というお客様の選択肢にもなっていただけると思います。

合祀墓に移さない

桶谷:
本当にたくさんの方の選択肢になれるお墓なんですね!普通のお墓って維持契約期間を過ぎると合祀墓に移すことが多いと思うんですが、森の墓苑さんはどうされてるんですか?


佐山さん:
全ての区画で、合祀墓に移すことはありません。森の墓苑では、直径30㎝の穴を掘りご遺骨は白布に収めておさめます。契約終了後も再販はしませんので、自然保全区域としてそのまま守られていくのです。

桶谷:
大変勉強になりました。自然を壊さず増やすことができるだけでなく、合祀せずに埋葬してもらえるという点でも、多くの方の選択肢になるお墓なんですね!

森の墓苑インタビューの感想

森の墓苑

今回のインタビューでは、森の墓苑について詳しくお伺いしてきました!

  • 自然を壊さない、むしろ自然を再生していく墓苑である
  • その地域の在来種を植えることで地域の自然生態系を守っていく活動の一環になる
  • どの宗旨・宗教の方でも関係なく入れる
  • 愛するペットと一緒に入ることができる
  • 性の悩みがある方でも関係なく入ることができる
  • 自然の遍移にゆだねる・埋葬後の管理費がかからないため、将来子孫に負担をかけない
  • 一度埋葬した遺骨を移さない・墓地を再販しない

以上のような特徴があるということがわかりました!
実際に森の墓苑に行き案内をしていただいたのでその様子もぜひご覧ください!

こちらが個別墓の風景です。

個人墓

このように植えている木が、将来育ち森をつくるのです。

訪問している日に偶然企業の方々の研修を行っており、植物のお手入れをしているところを見ることができました。森づくりを様々な方と連携しながらすすめているようです。

また、森の墓苑では都会には見ることのできない生物が多く見られました!
取材中にも、東京では見かけないほど大きなカマキリとも出会いました。
運がいいと日本の国鳥であるキジやサシバというワシ・鷹の仲間の貴重な鳥なども見られるそうです!

きれいな自然や、都会では見られない生物をたくさん見ることができ、暗くて・怖いという墓のイメージがまったくありませんでした。

イベントや説明会などを森の墓苑、池袋のオフィスなどで毎月行っているそうなので、是非興味を持った方は足を運んでみてください。

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また、それぞれの専門家の方が

  • どのような事をなさっているのか?
  • どんな想いでお仕事をなさっているのか?
  • どのような特徴があるのか?

などを、記事形式で紹介しております。

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