お墓の費用に関する全てを解説!費用の内訳や購入のコツも紹介します

お墓の購入をする際に一番気になる費用。墓石や土地代など、一体何にいくらかかるのかでしょうか。今回終活ねっとでは、費用の内訳から購入のコツまでお墓の費用に関する全てを解説します。ぜひ最後までご覧になってください。

目次

  1. お墓にはどれくらいの費用がかかるの?
  2. お墓にかかる費用の内訳と相場
  3. なぜお墓の費用には違いがある?
  4. お墓の費用を抑えるポイント
  5. お墓の費用は誰が負担する?
  6. お墓の相続の時に税金はかかる?
  7. お墓の費用をローンで払うことは可能?
  8. お墓に関する様々な費用のまとめ
  9. 終活の専門家に相談してみよう

お墓にはどれくらいの費用がかかるの?

お墓

お墓にかかる費用の総額を考えたことがありますか?
お墓の購入をするためには、一体全部でいくら費用がいくらかかるのでしょうか。
お墓の費用の相場を知っておけば、お墓を購入する際に自分にとって正しい判断をすることができます。

また、具体的にお墓にかかる費用の内訳を知っておくことも重要です。
土地の使用料や墓石代以外にどんな費用がかかるのでしょうか?

今回の終活ねっとでは、お墓の費用に関する全てを詳しく解説します。
あわせてお墓の購入にかかる費用を抑えるコツなども紹介します。

  • お墓にかかる費用の内訳と相場
  • なぜお墓の費用には違いがある?
  • お墓の費用を抑えるポイント
  • お墓の費用は誰が負担する?
  • お墓の相続の時に税金はかかる?
  • お墓の費用をローンで払うことは可能?

以上のことを中心に解説しまていきます。
ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

お墓にかかる費用の内訳と相場

お金

はじめに、お墓にかかる費用の内訳相場について解説します。

お墓を建てるには、全部で約200万円程かかるなどと言われています。
金額を聞いただけでは、すぐに用意できる金額でない!と身構えてしまうかもしれません。
しかし、事前に内訳や相場を知っておけば、お墓購入に向けた準備はできます。

それでは早速、お墓の費用は実際何にいくらかかるのか、以下の項目に分けて詳しく見ていきましょう。

  • お墓を建てるのにかかる費用
  • お墓を建てる以外にかかる費用
  • お墓を建てない場合にかかる費用

お墓を建てる時にかかる費用

お墓を建てる際にかかる費用は主に3つあり、墓石代・永代使用料・管理費です。

お墓を建てる際にかかる費用の平均としてよく言われているのは、墓石代と永代使用料を合わせた約100万円~約200万円です。

なぜ、費用の平均の幅が広いのかというと、地域によって差があるからです。
例えば、広島県の平均は約120万円になっているのに対し、東京都の平均は約260万ほどになっています。

次に、お墓を建てるのにかかる費用の内訳を項目ごとに解説し、その相場を紹介します。

墓石代

墓石代とは、石にかかる費用(石材費)とお墓の工事にかかる費用(工事費)を合わせた総額のことを言います。

石材にかかる費用とは、竿石(棹石)・外柵・カロート・花立・香炉などの石材の費用のことです。
そしてお墓の工事にかかる費用とは、家名・題目・建立日などの彫刻にかかる費用や、墓所にお墓を建てる工事にかかる費用のことです。

追加加工をした場合やオプションをつけた場合には、費用は上記以外にもかかってきます。

墓石代の相場ですが、全国平均で約50万円~150万円ほどになっています。
ですが墓石代も地域によって費用が異なり、埼玉県でかかる費用は約140万円ほどであるのに対して、東京都平均は約160万円ほどになっています。

永代使用料

永代使用料とは、墓地・霊園の土地を借りるためにかかる費用のことを指します。
永代使用料を最初に支払ってしまえば、その後墓地・霊園に支払う必要のある費用は管理費だけになります。

この永代使用料と管理費を納めれば、先祖代々引き継ぐことができます。
ただ一つ注意してもらいたいのは、永代使用料を支払うということはお墓の土地を購入しているわけではないということです。
永代使用料を支払うことで、単に墓地・霊園から土地の使用権を購入しているに過ぎないのです。

永代使用料の相場ですが、全国平均で約50万円~100万円ほどになっています。
ですが、永代使用料も地域によって費用が異なり、愛知県は平均約60万円ほどであるのに対して、東京都では平均約120万円ほどかかります。

年間管理費

年間管理費とは、墓地・霊園に墓所を管理してもらうために定期的に支払う費用のことです。
毎年納め続けるか、数年、数十年まとめて納めるかなど支払い方法は多々あリます。

墓地・霊園は年間管理費によって、水道電気代の支払い・墓地の運営などに加えて、休憩所・トイレ・水汲み場・緑地などのみんなが使う場所の維持や管理を行うことができます。

年間管理費の費用の相場ですが、平均約4千円~1万5千円となっています。

墓地の種類によっても費用は少し異なり、寺院墓地では約1万円ほど、公営霊園では約4千円~約1万円、民営霊園では約5千円~約1万5千円となっています。

公営霊園にかかる年間管理料は安価ではありますが、人気で競争率が高くなかなかお墓を建てることができないというデメリットもあります。

お墓に関する建立代以外にかかる費用

上で紹介した墓石代・永代使用料・年間管理費がお墓にかかる費用のメインとなるのですが、お墓を建てること以外にも必要になる費用があります。

ここでは、主に開眼供養・文字の彫刻・お墓のお掃除・お墓の建て替え・お墓の引っ越し・改葬・お寺にお墓がある場合にかかる費用について、相場を示しながら解説していきます。

お墓に関する建立以外にかかる費用を知っておくことも、必ず役立ちますのでぜひご覧になってください。

開眼供養

開眼供養とは、その名の通り仏様の目を開く供養のことです。
お墓を新たに購入した時に、僧侶の方に読経していただくことで、お墓に魂が宿ります。
開眼供養は納骨と一緒に行うのが普通です。

開眼供養の際に支払うお布施代は、約3~5万円が相場になっています。

あわせて僧侶の方に約3千~5千円の心付けや、お車代約1万円ほどをお渡しすることが一般的とされています。

文字の彫刻

文字の彫刻代とは、購入した墓石に家名・題字・建立者名・建立日などを彫ることにかかる費用のことです。

文字彫刻にかかる費用の相場ですが、約3~7万円ほどになっています。

例えば、八寸角墓石に文字を彫ると約4万円ほど、墓誌に墓誌という文字とお一人の戒名を彫ると約3万円ほどかかります。

お墓のお掃除

お墓を新たに購入せず、継承する場合にお墓の掃除として磨き直しを行うことがあります。

お墓の磨き直しには、墓石を取り外してお店で研磨する方法と、墓石を移動せずその場で磨く方法があります。

お墓のお掃除・磨き直しにかかる費用の相場ですが、約20万円ほどになっています。
また費用は、墓石の大きさや石種、汚れ具合でも変わってきます。

現場でクリーニングする場合には、7万円~8万円程の費用で済む場合もあります。

お墓の建て替え

お墓の建て替えには、購入する時と同じくらい費用がかかります。
儀式として閉眼供養・開眼供養の両方を行うため、お布施代も必要になります。

お墓の建て替えにかかる費用の相場ですが、約200万円ほどになっています。

ちなみに、建て替えでなく修繕をするならば、総額50万円程でできます。

お墓の引っ越し・改葬

お墓の引っ越しのことを改葬といいます。
改葬をする際には、お墓の撤去・処分・整地・お布施代などの費用が移転元で必要になり、移転先でも永代使用料・墓石の購入代・お布施代などの費用が必要になります。

改葬にかかる費用の相場ですが、移転元でかかる費用が約30万円ほどになり、移転先でお墓を建てるのにかかる費用として200~300万円ほどがかかります。
つまり、改葬にかかる費用は総額で約230~330万円となります。

墓石ごと引っ越せば安く済むのでは?と思うかもしれませんが、墓石の搬入を移転先の墓地・霊園が認めていない場合も多く、移動距離などからも墓石の移動を断念する場合があります。

お寺にお墓がある場合にかかる費用

次に寺院墓地にお墓を建てる時にかかる費用を解説します。
お寺にお墓を建てる場合、そのお寺の檀家になることが一般的です。
檀家になれば、お寺の運営を他の檀家と共に支える役目を果たさなければなりません。

寺院にお墓を建てる際にかかる費用としては次のことが挙げられます。

  • 入檀料
  • 維持費・護持会費
  • 法要時のお布施代
  • お寺の改修費

それぞれの費用の相場を見ていきましょう。
入檀料は約10~30万円ほど、維持費・護持会費は約2万円ほど、法要ごとのお布施代は約1万円ほどが相場になっています。

お寺の修繕費に関しては、総額を檀家の数で割って分担で負担することになります。(経済的な事情は考慮されます。)

お墓以外の供養方法にかかる費用

近年人々の考え方も多様化し、お墓以外の供養方法を求める方も増えています。
ご遺骨をどう供養するかについては、お墓を建てる以外にもいくつの選択肢があります。

ここでは、納骨堂・永代供養墓・樹木葬・海洋散骨について紹介し、それぞれの相場を説明していきます。

納骨堂

納骨堂とは、骨壺に入れたご遺骨を安置しておく建物をさします。
納骨堂には、ロッカー式・仏壇式・位牌式・機械式・合祀式などの種類があります。

一般的に納骨堂は使用期限が決められていて、期限が過ぎると合葬されます。
納骨堂の一般的な相場は、約30〜50万円ほどになります。

納骨堂の費用について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

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永代供養

永代供養とは、ご遺族に代わって墓地・霊園が故人のことを供養してくれることをさします。
基本的に永代供養墓というお墓に他の方と一緒に合葬されることになります。

以前は、身寄りのない方や経済的にお墓を建てられない方などが主に利用されていました。
しかし、最近ではお墓の管理を子供にさせたくないという理由などから、永代供養を望む方もいらっしゃいます。

ちなみに永代使用とは土地を借りる契約を結ぶことで、永代供養とは読み方が似ていますが意味は違いますので気を付けてください。

永代供養の費用については、以下の記事をご覧ください。

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樹木葬

時代の流れとともに新たな供養方法もあらわれ、注目されつつあります。
樹木葬とは、山にある木の下や霊園・墓地の敷地にあるシンボルツリーなどの樹木の下にご遺骨を埋葬することをいいます。

ご遺骨をそのまま埋葬する仕方とご遺骨を砕いてまく方法があり、後者は散骨の一種になります。

樹木葬の相場ですが、約20〜50万円ほどになっています。
まだ新たな埋葬方法で課題も多く、樹木葬をされる際は事前にご家族に相談したほうがいいと思います。

樹木葬の費用については以下の記事もご覧ください。

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海洋散骨

他にも近年注目されつつある埋葬方法として、海洋散骨があります。
海洋散骨とは、ご遺骨を粉末状にして海にまくという埋葬方法です。

海洋散骨の相場ですが、約20~30万円ほどになっています。

こちらも一度散骨してしまうと二度と回収することができませんので、散骨をする際は事前にご家族と相談されるといいと思います。

散骨の費用については以下の記事もご覧ください。

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なぜお墓の費用には違いがある?

葬儀

ここまでお墓を建てる費用の相場を項目ごとに解説してきました。
次は、お墓を建てる場所だけでなく墓石の形やその種類、区画の面積によってもお墓の費用が変わってくるということを解説します。

お墓の費用になぜ違いがあるのか見ていきましょう。

霊園・墓地の種類

霊園墓地の種類によっても費用が異なってきます。

墓地とは、一般的にお寺の敷地内にある墓地のことを意味します。
そして霊園はお寺以外の場所にある墓地のことを意味することが多いです。

霊園は運営主体によって2つに分けられ、自治体の管理する公営霊園、宗教法人・公益法人が管理する民営霊園に分けられます。

寺院墓地では、檀家になる必要があるため、入檀料・お布施・修繕費の負担などの費用がかかります。
ですが、手厚く供養してくださり、法要の際はすぐ相談に乗ってくれるというありがたさがあります。

一方、霊園では基本的に永代使用料・年間管理費しかかかりません。
ですが、民営霊園では費用が少し高くなることが多く、公営霊園には費用は抑えられるものの募集が少ないというデメリットがあります。

霊園・墓地の立地

霊園墓地の立地条件もお墓の費用を決める要因になります。

普通の土地にかかる費用と同じように都心部にあるか否かや、駅から近いかどうかなどがお墓を建てるためにかかる費用を大きく左右します。

ただし、利便性が低い場所だと費用は抑えられる反面、お墓参りをしにくくなるといったデメリットが当然あります。

墓石の形状や大きさ

墓石の形状大きさが違えばその分費用も変わってきます。

そもそも墓石の値段は、出来上がった形で決まるものではありません。
墓石に使用される石材の量で価格がきまります。
いくら加工して小さくなった墓石でも、削る前の石材の大きさが大きいほど費用は高くなるのです。

こだわればこだわるほど石材をたくさん使うことになるので、必要な費用も高額になっていきます。

墓石の種類

墓石には様々な種類があり、この墓石の種類によっても費用はそれぞれ異なります。
国産では50種類以上、外国産では100種類以上あるといわれています。

やはり日本国産の石はかなり高価なものとなります。
日本の石は基本的に品質がいいことや、希少価値が高いことから費用が高くなっています。

例えば、香川県の庵治石(あじいし)は、最も高級な石で世界的にも有名ですし、愛媛県産の大島石も非常に有名な石になっています。
これらの石は400万円ほどする場合もあるほど高額ですが、その分品質も非常に良いです。

愛媛県産の大島石は青みを帯びた白御影石で、艶もちがよく変色しにくいです。
香川県の庵治石は密度が濃く、斑の模様が繊細でいつまでも艶や彩色が変わらないといった良さがあります。

反対に中国産の石など、海外産の石は価格が安くなっていることが多いです。
品質に関しては石の種類によるので、価格が安いからといって品質が低いとは一概には言えません。

墓所の広さ

墓所とは、お一人あたりのお墓を建てる場所のことです。
墓所の広さ(区画面積)が広いほど費用は高くなります。

墓所が広くなればなるほど、永代使用料が高くなります
このお墓を建てる土地の面積ですが、全国平均が約1.7㎡、東日本の平均は約1.5㎡、西日本では約2㎡とおよそ1平米前後が一般的です。

立地条件の良い霊園・墓地では、それぞれの墓所の広さが狭くなっていることが多いです。

お墓の費用を抑えるポイント

お墓

ここまでお墓の費用について様々な視点から解説してきました。

お墓の費用の相場や、どういう要素で費用が変わってくるのかをご理解いただけたと思います。
では、実際にお墓の質を落とさずにどうやって費用を抑えることができるのか見ていきましょう。

お墓の費用を抑えるポイントを主に3つ紹介します。

墓石は石を少なく使いシンプルに

まず、お墓の費用を抑えるには、使用する石材の量を減らしシンプルなデザインにするという方法があります。

お墓を建てるのにかかる費用は、主に墓石代・永代使用料・年間管理費だということはお話ししました。
この3つの中で一番費用を抑えることができるのが墓石代になります。

墓石代は石をたくさん使い、こだわったデザイン加工すればするほど高くなりますので、使用する墓石の量を減らし、加工を必要最低限にすることは費用を抑える際には重要になります。

石材にかかる費用の中には外柵・香炉・墓誌などの費用も含まれますので、なるべく付属品は最低限にするのも一つの手かもしれません。
外柵だけ、費用が抑えられる中国産の墓石などで建てるという方法もあります。

確かに、値段が安い墓石だと品質が心配だという方もいらっしゃるとは思います。
ですが、値段が高いからといっても必ずしも品質の良い墓石だとは限りません。

費用がある程度抑えられて、かつ品質の良い墓石を選ぶことが必要になります。
中国産の墓石よりは高くなりますが、インド産の墓石はオススメです。

区画面積はできるだけ狭く借りる

永代使用料(土地代)は、区画面積によりかかる費用が随分異なりますので、選んだ墓地・霊園の中でも面積が狭い区画を借りれば、費用は抑えられます。

お参りする際のスペースが気になるかもしれませんが、墓所に一人入るスペースがあればお参りをすることは可能です。

公営霊園で管理費を抑える

年間管理費は、自治体が運営している公営墓地霊園において非常に安くなっています。
管理費が安くても、自治体による管理が行われているので安心です。

ただ、募集に限りがあり、抽選に当選する必要がある場合がほとんどです。

お墓の費用は誰が負担する?

困った人々

お墓の費用を詳しく解説してきましたが、ここで疑問があります。
このお墓にかかる費用を出費するのは、誰になるのでしょうか?

ここでは、お墓の費用を負担するのは誰になるのか、お墓を継承する人の観点から解説します。

継承する人は誰なのか

結論から言うと、家族のうち誰がお墓の費用を負担しなければいけないという決まりはありません

そして戦前の家督制度の時代とは違い、お墓の継承は誰でもできることになってはいますが、やはり親御さんが亡くなられた場合、長男の方が継承するご家庭が多いように見受けられます。

結局、お墓を継承する方(いずれお墓に埋葬されるだろうと考えられる方)がお墓の費用を負担するのが一般的です。
一方で、その家のお墓には入らないという方は、また他の新しいお墓を建てることになります。

またご兄弟がいらっしゃる場合、お墓の費用を兄弟で分担して出費する方法もあります。
平和的に事を進めたいのならばご兄弟等で話し合いをするようにしましょう。

他にも、亡くなられた親御さんにご遺産があるのであれば、そこから出費するという方法も考えられます。

生前に準備をするのか

ご自身が生きている間に建てるお墓のことを、生前墓といいます。

生前墓には、事前にお墓を用意しておくことでご遺族の負担を減らすことができることや、自分の好みのお墓を建てることができるといった利点があります。

生前墓は、自分でお墓のデザイン・石種・区画面積などを選べるといった良さがある一方で、お墓を建てた時点から年間管理費を納めなければいけません
生前墓を建てることを検討する際には、ご家族と相談しながら進めるほうがいいでしょう。

子供がいない場合

少子化、核家族化と家族の状況も変化しつつある現在、夫婦だけのご家庭もあるかと思われます。
では、継承する子供がいない場合にお墓はどうすればいいのでしょうか。

実際に子供がいない場合、お墓を建てても継承者がいないわけですから年間管理費も払えません。
年間管理料を支払わないと、そのお墓は無縁墓となり撤去の対象となりますので安易にお墓を購入することは避けたほうが賢明でしょう。

お墓を建立しなくても、永代供養をしてもらう、あるいは海洋散骨で海に撒いてもらうなど選択肢は色々あります。
墓じまいや、継承者がいなくてもできる供養方法を検討してみましょう。

お墓の相続の時に税金はかかる?

お金

お墓を建てる費用で気になる点として、ここでは税金の問題を解説します。
家を建てたように、固定資産税はかかるのでしょうか。
そして、子供に継承してもらう際には相続税がかかるのでしょうか。

ここでは、お墓の相続のときに税金はかかるのか解説します。

お墓は祭祀財産

お墓は祭祀財産といい、固定資産税はかかりません。
登記上の地目が墓地になっている場合、固定資産税は非課税となる法律があります。
また、墓地・霊園と永代使用権の契約を結んでいるだけで、お墓の所有者は土地を借りているにすぎないのです。

ご遺族に相続した場合ですが、霊廟及び祭具並びにこれらに準ずるものには、相続税を非課税にするという法律もあります。

このようにお墓には、固定資産税も相続税も免除されるようになっています。

生前に建てると節税になる?

上記でお墓に相続税はかからないと紹介しましたが、一部課税対象になるものもあります。

それは、故人の遺産からお墓を建てようとした場合に使う現金です。

税法上、お墓は相続税が免除されますが、お墓を建てるための費用が含まれる現金に対しては、相続税の課税対象となります。

よって、亡くなられた後よりも生前に墓を建てたほうが節税になるのです。

お墓の費用をローンで払うことは可能?

お墓

最後に、お墓を購入する際にローンで支払うことはできるのか解説します。

車や家のようにお墓にかかる費用も分割で払えたらいいなと思われる方もいらっしゃると思います。
ここでは、お墓の費用をローンで払えるかについて解説しますので、お墓の購入をご検討中の方はぜひご参考になさってください。

ローンにかかる金利

結論からいいますと、お墓に費用をローンで支払うことはできます
主に永代使用料・墓石代などが対象となります。

多くの場合お墓の注文時に全体の1/3程の金額を支払い、お墓の完成後残りの金額をローンで支払うことになります。
返済プランはお客様に合わせて多数用意されていますので、お店の人と相談しながら無理のない計画を立てるといいでしょう。

生前にお墓を建て、年金を使ってローンの支払いをしている方もいらっしゃいます。

審査について

お墓のローンにおける審査はどのようなものなのか、ローンの経験があるかないかに分けて紹介します。

ローンをほとんど組んだことのない方

ローンをほとんど組んだことがなく、金融機関から信用を得ているか不安な方は、銀行系のメモリアルローンの方が審査が通り易くオススメです。

現在、消費者金融では年収の1/3以上の借り入れはできないという法律があります。
一方銀行は、年収に関係なく借り入れができる仕組みなのでローンの経験が少ない人にはいいかもしれません。

金融機関から信用を得ている方

金融機関から信用をすでに得ている方は、銀行系ローンよりカードローンを利用されたほうが、審査も通りやすい上に金利もお得な傾向があります。

以上2つのローン審査について紹介しましたが、ご自身の収入や貯蓄額等をよくご検討した上で利用されるといいと思います。

また、お墓専用のローンもあります。
お墓のローンについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。

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お墓に関する様々な費用のまとめ

仏壇

いかがでしたか?
今回は、お墓の費用に関する全てを詳しく解説してきました。

費用の相場や内訳だけでなく、費用になぜ違いがあるのか、費用を抑えるポイント、そしてお墓と税金についてなど様々な視点からお墓にかかる費用をみてきました。

今回のポイントをまとめてみましょう。

  • お墓の費用は、主に墓石代・永代使用料・年間管理費からなる。
  • 墓石代の相場は約50~150万円、永代使用料の相場は約50~150万円ほどです。年間管理費の相場は、約4千円~1万5千円ほどになります。
  • お墓を建てるため以外にも、開眼供養や文字の彫刻のために費用がかかる。
  • お墓の費用を決定する要因としては、霊園・墓地の種類や立地条件だけでなく、墓石の形状・大きさ・種類などが挙げられる。
  • お墓の費用を抑えるためには、墓石を少なくシンプルにしたり、公営霊園で小区画を借りるなどの方法がある。
  • 継承者に制限はないが長男が継承するケースが多く、費用は兄弟で分担できる。
  • 故人の現金遺産に相続税が課税されるため、生前墓を建てると節税になる。
  • お墓の費用はローン払い可能で、分割払いの回数など相談に乗ってもらえる。

以上のことが分かりました。
お墓に関する費用は多岐にわたり、大きな金額になりますから、事前の準備が必要です。

今回の記事で紹介した通り、お墓にかかる費用の相場や節約方法を知っていれば、予算に合わせた納得のいくお墓選びができるかと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

終活ねっとでは、「お墓にかかる費用」以外にも様々な記事を掲載しておりますので是非そちらもご覧ください。

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