神社とお墓に同じ日に「おまいり」してもいいの?

神社に行くのもお墓に行くのも、おまいりという言葉は同じ。でも、仏滅に結婚式は厳禁だし、神社は祝い事をする場所でもあるし、もしかして、神社とお墓って同じ日におまいりするのってダメなのかな?そんな疑問を解消するため、神社とお墓の関係からおまいりのタブーまでご紹介します!

目次

  1. 日常に溶け込む、神道と仏教の関係性
  2. 神社にとってお墓はどんなものか
  3. 神社の中にお墓はない
  4. 同じ日にお墓と神社に行くのはダメ?
  5. 「ついでまいり」とは
  6. おまいりする心があれば大丈夫
  7. 神社とお墓の関係についてまとめ

日常に溶け込む、神道と仏教の関係性

日本人は、生活に様々な宗教を取り入れています。
日常で、「これは自分の信じている宗教とは違うものだから避けよう」なんて思うことはほとんど無いですよね。
特に神道と仏教は歴史的にみても、双方が合わさって日本文化を形成していると言えます。

では、神道的なものである神社と、仏教的なものであるお墓の間には、どんな関係があるのでしょうか?

ここでは神社とお墓の関係について、神社とお墓に同じ日におまいりしてもいいのか、ということにも触れながらまとめてみました。

ぜひ最後までお読みください。

神社にとってお墓はどんなものか

お墓

お寺の中にお墓参りに行く光景、皆さんもイメージできるのではないでしょうか?
そもそも、お寺と神社の違いは何でしょうか?

お寺との違いは?

結論から言えば、お寺は仏教、神社は神道という大きく異なる宗教の祭祀施設のことです。
神道は自然発生的に日常の生活の中で起こった日本古来の宗教と言えますが、仏教は釈迦を開祖として6世紀半ばに日本へ輸入されてきました。

それぞれの違いを一言で簡単な表にまとめると以下のようになります。

神社お寺
所属神道仏教
信仰対象八百万の神々
起源日本ネパール
思想自由な思想輪廻転生
願望現世での幸福輪廻での幸福

神社の中にお墓はない

お墓

実は、神社の中にお墓はないんです!
お寺にはあるのに、意外ですよね。では、なぜ神社にはお墓がないんでしょうか?

お墓が中にないのはなぜ?

お寺にはお墓があって、神社にはお墓がないのは、それぞれの思想と願望にあります。

仏教においては輪廻転生という思想が中心にあります。
そのため、亡くなった方は死後の世界で「仏」やそれに近い立場となるという願望があるのです。

一方で、神道の世界では特定の宗教観に縛られない自由な思想の中で、現世での幸福を求めることが良しとされています。

そのため、現世から離れる死は「穢れ」に位置し、各神社で祀られる「神」以外を、神社の境内に置くことはできないのです。

仏教のお墓の多くは寺院内に存在する

仏教のお墓の多くは、各寺院内の墓地に作られることが多いです。

仏教式のお墓には、宗派別に墓石の形や位牌に刻まれる文字の違いがあります。
しかし、仏を供養しその功徳によって死者が成仏するという根底の考えに違いはありません。

仏教にとってお墓は、宗派に帰依する故人を祀る場所となっているのです。

神道のお墓は公営や民間の共同墓地

一方で、神道のお墓を建てるためには、共同墓地と呼ばれる都府県や市区町村民が提供する公営霊園、企業が運営する民間霊園を借りる必要があります。

神道式で建てられるお墓は、戒名がなく、神道の標として鳥居が建てられ故人を神と告げる形となっているものも見られます。

神社にとってお墓は、故人の現世での信仰とは切り離された、新たな場となっているのです。

同じ日にお墓と神社に行くのはダメ?

では、本題に入りましょう。
忙しい日々の中で時間を作っておまいりに行ける日はそう何日もありませんよね。

でも、神が祭られた神社と、神道では「穢れ」とされているお墓とを同じ日に行っても良いのか、不安に感じる方もいるのではないでしょうか?

「ついでまいり」にならないように

神社へのお詣りとお墓参りを同じ日に行ってはいけないというルールはありません。

神仏のことを大切に思う気持ちこそが重要であり、行ける日にちがないからとおまいりをしないよりもずっと良い行いと言えるでしょう。

ただし、神社でもお墓でも、おまいり自体が「ついでまいり」になるのだけは避けなければいけません。

「ついでまいり」とは

「ついでまいり」という言葉、初めて聞く方も多いのではないでしょうか。
実はこれ、結構やってしまいがちなおまいりにおいてのタブーでもあるんです。

  • 祖母の三回忌の「ついで」に他の親戚の墓参りをする。
  • 近くへ遊びにきた「ついで」に神社へお詣りに行く。

こういった、何かのついでにおまいりをしようという考えは、敬うべき神様やご先祖様に向かって失礼にあたる考え方になります。

神様やご先祖様のことを敬い、優先する姿勢が貴ばれるのです。

京都旅行等で観光名所として存在する神社やお寺へ、「観光のついでに行けたら行こう」という考えも「ついでまいり」となるので、「神社にいくついでに観光しよう」と、目的を持ち、考え方を神仏優先にすることが大切といえるでしょう。

それぞれのおまいりをするうえでの心のマナー

神社へのお詣りもご先祖様へお墓参りも、共通するのは「ご挨拶にいく」ということ、「利己的な願い事をしてはいけない」ということです。

神社は穢れを払い、神様にご挨拶をする場であり、
お墓参りはご先祖様へ感謝と日々のご報告をする場です。

心のマナーを正しくもっておまいりをしてくださいね。

お寺・神社・お墓へのおまいりのそれぞれの作法については以下をご覧ください。

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おまいりする心があれば大丈夫

忙しい中でも、時間を作って神社への参拝もお墓参りもどちらもしたい!その気持ちは正しく、日本人として大事な時間です。

大切なのは、敬いや感謝の気持ちを持っておまいりをすることです。
心配をしすぎるよりも、おまいりに来てくれたということを神様もご先祖様もきっとお喜びになるはずでしょう。

神社とお墓の関係についてまとめ

いかがでしたでしょうか?

  • 神社とお墓に同じ日におまいりすることは悪いことではない
  • 「ついでまいり」とならないようにおまいりの目的をしっかりと持つ
  • 神様、ご先祖様への敬いの気持ちを忘れずに

どうしても同じ日におまいりすることが気になるのでしたら、
少しはやめに神社へお詣りに行ってから、時間を空けてお墓参りに向かう。

そういった神様もご先祖様も敬い、心に余裕をもった行動ができるとより良いのではないでしょうか。

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