神様への捧げものとして必要な、玉串の作り方をお教えします!

玉串の作り方をご存じでしょうか。神道の祭事や神棚を祀るときに、神様に捧げるのに必要となりますが、一体どんな作り方をするのか、玉串の由来なども合わせてご説明します。

玉串(たまぐし)とは

皆さんは玉串についてどのくらいご存じですか?
玉串とは、『玉籤』とも表記され、主に神社で行われる祭礼や、祈祷の際にに用いる榊の枝葉です。
紙垂(しで)や、木皮製繊維の木綿(ゆう)が付けられており、神職もしくは参拝者によって神様に奉納します。
今回はこの玉串が持つ意味や、その作り方をご紹介していきます。

玉串の意味

そもそも、なぜ玉串を神様に奉納するのでしょうか。
実は玉串には、神前において敬意を表すると同時に、神意を受けるためのもの、という意味があるのです。
また、玉串に使われる榊は古くから神聖な植物とされています。その榊に、聖域や清浄の印となる紙垂を付けることで、神霊が降り立つための依り代となり得るのだそうです。
つまり玉串は、捧げる者の気持ちを込めて、神様をお迎えするものだったのです。

由来

玉串は古事記において、天岩戸(あまのいわと)に隠れた天照大御神(あまてらすおおみかみ)を呼び出す際、玉や鏡を付けた榊を、布刀玉命(ふとだまのみこと)という神様が捧げたことに由来します。
また、玉串の玉とは、『魂』が語源であるという説もあり、もしくは神前に手向けることから、手向串(たむけぐし)が転じたともいわれています。

玉串に付ける紙垂(しで)とは

玉串には紙垂を付けますが、この紙垂についても説明致しましょう。

紙垂

神道で、玉串以外にもしめ縄や、大幣(おおぬさ)、御幣(ごへい)に付けられる特殊な形で折られた紙で、『垂』や『四手』とも表記します。
稲妻を模した形をしており、詳細は後述しますが、紙垂は流派によって作り方が様々です。
大幣や玉串などに付ける紙垂は、祓い清める意味があり、しめ縄に付ける紙垂は、神聖な場所であるという印になるのです。

自分で玉串を飾る場面

神主や巫女など、神様に従事している職ではない一般の方々が、玉串を飾ったり奉納するのは、どんなときなのでしょうか。

祭事の玉串奉奠(ほうてん)

神職でない場合、私たちが主に玉串と携わるのは、神事に参列したときです。
神前式や、神葬祭(しんそうさい)、地鎮祭、そしてご祈祷の際に玉串を奉納して拝礼しますが、これを玉串奉奠といいます。

ではここで、玉串奉奠の一般的な作法をお教えします。
覚えておくと、実際に神道の祭典に出席した場合に、やり方が分からなくて慌ててしまう心配もなくなりますよ。

①神職から玉串を渡されるので、一礼して受け取ります。このとき玉串は、左手の平に榊の葉部分を乗せて、右手を枝部分に被せるように持ってください。

②玉串を祭壇まで持って行き、再び一礼します。

③目線の高さまで玉串を持ち上げ、枝が自分の手前に来るように回します。

④次に、持ち方を変えます。左手で玉串の枝部分を、右手で葉の部分を持ってください。

⑤時計回りに玉串を180度回転させ、神前に枝部分を向けます。

⑥祭壇に玉串をお供えし、2~3歩下がって二礼二拍一礼をしてください。神葬祭ならば、音を立てずに拍手(かしわで)を打ちましょう。

以上が基本の玉串奉奠の作法です。
皆さんも神道の祭典に出席する機会がありましたら、参考になさってください。

玉串の作り方

神葬祭での玉串奉奠は、仏式ではお焼香に相当します。
その際に奉納する玉串は、神職から頂くのではなく、ご遺族方で用意する場合があるのです。
では、玉串はどのようにして用意するのか、主な作り方を見ていきましょう。

紙垂の作り方

紙垂の作り方は神道の流派によって、違いがあります。紙の裁ち方や折り方がそれぞれ違うので、流派に沿った紙垂を玉串に付けてください。
代表的な三つの流派で、玉串に用いる紙垂の作り方、及び付け方をご紹介します。
必要な物は、榊の枝、麻の紐、紙垂には長方形の紙をお使いください。習字用の半紙などがいいでしょう。

吉田流

吉田流の紙垂は、最も多く目にする形ではないでしょうか。
半分に折った紙に3か所ほど切れ目を入れて、ジグザグとした段になるように、手前に折っていく作り方をします。

白川流

白川流は吉田流と同じように見えますが、折り方が違います。
吉田流では紙に切り込みを入れた後、境目を全て手前に折っていきますが、白川流の場合は2段目のみ、奥に折っていくという作り方です。
上の図でいうと、③の折り目を手前ではなく、反対側に折っていく作り方になります。

伊勢流

吉田流の紙垂を見かけることが多いですが、伊勢流の場合は少し珍しい形状をしています。
でも作り方は一番簡単でしょう。紙に二本切れ目を縦に入れ、左右の紙を下に向けて折れば完成です。

紙垂の付け方

紙垂が完成したら、榊の上部分に麻紐で結び付けて玉串を作っていきます。
下のリンク先の動画を参考にして頂くと、分かりやすいでしょう。

玉串の作り方まとめ

いかがでしたか?
今回ご紹介した玉串の作り方は、あくまで一例です。
地域の風習によっては、紙垂の形などもしかしたら違う場合もありますので、もし行事などで使用する玉串を作る場合は、その土地の神職に問い合わせてみると良いでしょう。

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