神棚に供える【榊】の意味や飾り方を解説。枯れてしまったらどうする?

神棚に供える【榊】の意味や飾り方を解説。枯れてしまったらどうする?

神棚や玉串奉奠など、神道では必要不可欠な榊。今回は榊を神棚に飾る理由からしきたりまで説明致します。知っているようでよく知らない、榊の世界です。

最終更新日: 2020年12月17日

榊を神棚に飾るのはなぜ?

神棚

榊(さかき)とはツバキ科の常緑樹。
その枝は神事の際によく使用され、神棚に飾られます。
ではまず、榊の枝に含まれた、知られざる意味や由来について紹介しましょう。

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「終活ねっと」運営スタッフ

今回「終活ねっと」では、榊に関して以下のような事柄を中心に紹介していきます。

  • 榊の意味や種類
  • 榊の飾り方について
  • 神棚のお正月飾りについて
  • 榊の交換について

時間がないという方やお急ぎの方も、知りたい情報をピックアップしてお読みいただけます。
ぜひ最後までお読みください。

榊の枝が持つ意味

榊という漢字に注目してみると、『木』と『神』を合わせています。
すなわち榊は神道において、神と深い関わりのある樹木ということ。

日本では古来より植物や先端が尖ったものには、神様の力が宿ると考えられていました。
榊は神籬(ひもろぎ)、つまりは神様が降り立つ依り代としての役割もあるようです。
以上のことから、神聖な植物とされた榊の枝葉は、神事や神棚にも必要となるのです。

ちなみに、常に生い茂っている樹木であるため『栄木(さかき)』もしくは、神と人との境界を示す意味もあるが故に『境木(さかいき)』という言葉から転じたなど、その語源には諸説あります。

また、地方によっては榊以外の植物を神棚に飾る風習があります。
榊は温暖な地域でないと生育しないため、樫(かし)や松で代用。
他にも、椿や山茶花(さざんか)を榊と呼ぶ地域もあるようです。

榊の種類

神棚

実は榊には『本榊』と『ヒサカキ』の二種があるのをご存じでしょうか。

『本榊』が基本的に神道でも使われるものなのですが、前述したように榊の生育地域には限りがあるので、代わりに『ヒサカキ』が使用されることもあります。

榊の飾り方

神棚

神棚に飾るときの置き方

神棚には榊立てを入れた榊を一対用意し、神棚の左右に置きましょう。

真榊(まさかき)

真榊とは、五色(緑、黄、赤、白、青)五色絹と三種の神器を付けた幟(のぼり)の先に、榊を立てた祭具の一つ。
神棚や祭壇の左右に立てるもので、向かって右に鏡と勾玉をかけたもの、左に刀を掛けたものを配置します。

榊は造花でもいいのか

近年では、合理性を重視して神棚に限らず仏壇やお墓でも、造花を供えることも少なくありません。
特に夏場は水が傷みやすくなるので、なおのこと造花にした方が良いという傾向もあるようです。

確かに本来であれば生花が望ましいのですが、神社によっては敬虔の意が込められていれば良いと説く場合もあるので、必ずしも造花は不敬に当たるということはないでしょう。
ホームセンターの神具コーナーや、インターネット通販でも造花の榊が販売されているので、どうしても定期的な交換が難しいという場合は、造花でも構わないそうです。

ただし、造花であってもホコリまみれにならないよう、きちんとお手入れは欠かさないようにしましょう。

何本立てればいいの?

神棚に榊をお供えするときに、気になるのがその本数。
実は基本的に何本挿すという決まりはなく、地域によって挿す本数が違う場合もあるので、迷ったらお近くの神社に尋ねてみると良いでしょう。
特に指定がなければ、市販されている一対の榊の束を立ててください。

また、下記の記事では神棚の飾り方について紹介しています。
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください。

神棚のお正月飾りについて

神棚

お正月に神棚に飾るのが、松竹梅を加えた榊。
榊に松と竹の葉、そして梅の枝を足したものであり、お正月らしさのある、とてもおめでたい飾りです。
松竹梅以外に南天が入って場合もあり、地域ごとにお正月飾りの内容は異なるとのこと。

榊を交換するのはいつ

人々

神棚にお供えしている榊は、最低でも月二回、1日と15日に交換しましょう。
榊立ての中の水は毎日取り換えた方が衛生面でも良いです。

ちなみになぜ1日と15日かというと、神社ではこの日に国家安泰や神恩感謝(しんおんかんしゃ)を祈る、月次祭(つきなみのまつり)という祭礼を行います。
それに倣って、神棚でもお供えものなどを新しくする習わしなのです。

榊が枯れてしまったら

もし神棚の榊が枯れてしまったら、神様にたいしても、見た目あまりよろしくないので、出来るだけすぐに新しいものと替えてください。

枯れた榊は神社でお焚きあげをお願いするか、塩で清めて感謝を述べて、可燃ごみで処分してしまっても構いません。
また、榊を長く保つためには、榊立ての水を毎日取り換えて、中を良く洗って綺麗にしておくと良いでしょう。

右側だけ枯れる榊について

神棚に榊を飾っていると、向かって右側だけが枯れてしまうことが時折あります。
右の榊には、その土地の氏神様がお祀りされており、それが枯れてしまうということは、別に不吉なことではなく、氏神様が守ってくださってるということだそうです。
皆さんのご家庭や職場で、右側の榊が枯れていたら、氏神様に感謝して拝礼をしましょう。

榊の交換を女性がやってはいけない?

人々

神道では穢れ(死や血、病気など)を特に忌み嫌い、女性には月のものがあるため、その期間は鳥居をくぐってはいけないとされていました。

その名残から、神棚の設置及び掃除、水や榊などお供えを新しいものに交換することも、昔はその家の男性が行っていたようです。

しかし、現代ではその考えはなくなりつつあり、家庭の神棚ならば、その家の女性陣が家事の一つとして、掃除やお供えの取り換えをすることの方が多いでしょう。
今は昔ほど厳しくないので、特に気にならないのであれば、男性女性どちらが行っても、それほど問題はないと思われます。

神棚に飾る榊についてまとめ

神棚

いかがでしたか?
榊は神様と密接した、神聖な樹木だったのですね。
皆さんのご家庭や職場にも神棚がありましたら、ぜひ日々の感謝を込めて参拝してください。
くれぐれも榊や水の交換は忘れないように、お願いいたしします。

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