そもそも通夜は亡くなった当日にするの?

通夜は亡くなった当日に行うのか。あまり経験がない事なので、よく分かりませんよね。法律的には死後24時間が経過していればご遺体を火葬する事も可能なので、亡くなった当日に通夜を行う事も不可能ではありません。
しかし、亡くなった時間帯にもよりますが、一般的には亡くなった当日はご遺族だけの仮通夜として、翌日や翌々日が通夜、その次の日に葬儀という進み方が多いようです。
亡くなった当日に通夜を行うと、慌ただしい中での葬儀という事になり、様々な連絡や案内などが間に合わない可能性があります。故人が生きて来た年月を、残った人たちで振り返り、最後の時間をゆっくりとした気持ちで過ごすことも大切だと思います。
通夜の準備はこうしよう!

では具体的に一般的な仏式の通夜の準備の進め方をご紹介します。
当日の葬儀社への連絡
ご臨終の後、葬儀社が決まっている場合は葬儀をスムーズに進めるために、なるべく早めに連絡をします。
葬儀社が決まっていない場合は、数社に連絡をして見積を取り、比較してから決めるというのも一つの方法です。金額だけの問題ではなく、それぞれの葬儀社の良さ、悪さが初めの段階の対応で見えてくるものです。
多くの方は病院で亡くなります。その場合、病院から葬儀社を紹介されることもあります。しかし、病院が紹介する葬儀社以外の葬儀社に通夜や葬儀を依頼する事も可能です。料金の確認後、ご遺体の搬送のみをその葬儀社にお願いして、通夜や葬儀に関してはゆっくりと交渉する事も考えておく必要があります。
葬儀社との打ち合わせ
通夜や葬儀を行う葬儀社が決まったら、実際に打ち合わせが必要です。多くの場合、葬儀に関して私たち一般人は知識がありません。また、時間も精神的にも余裕がない中で様々なことを決めて行かなくてはいけません。
葬儀に関して知識がないために、専門家である葬儀社にお任せしますといった考えになりがちですが、故人の希望や遺族の考えに沿った葬儀を執り行うためには、冷静に判断をして遺族側ですべての事柄を決定していく必要があります。
当日は精神的にも時間的にも余裕がないので、正常な判断をするために、遺族側何人かで葬儀社との打ち合わせに臨むのも一つの方法です。非常に聞きにくい事かもしれませんが、サービスや価格、割引などはあらかじめ確認しておきましょう。
友引は避けるべきなのか
葬儀の日程を決める時に深く関係してくるのが六曜の考え方です。カレンダーに記載のある大安や仏滅、友引などが六曜です。
六曜は吉日と凶日に分けられ、基本的に友引は葬儀に関しては凶日なので、友引には葬儀を行いません。これは、火葬をする際故人と仲の良かった友が、一緒に連れて行かれるといった考えからくるものです。
しかし通夜に関しては火葬を行うわけではないので、友引でも関係なく執り行われています。しかし通夜と葬儀の日程の関係上、葬儀が友引にあたってしまう場合は、通夜をずらしたり通夜と葬儀の間に日を空ける事もあります。
通夜をする時間は?
通夜が行われる当日の時間は、一般的に18時頃から始まり19時頃に終わります。遺族や親族に関しては、始まる1時間ほど前に集まっておきます。
通夜当日、会葬者が多い場合は19時を過ぎる事もあります。地域や寺院、葬儀社によって焼香の仕方が変わる事もあるので、僧侶や葬儀社の指示に従います。
きちんと適した服装を着ましょう
通夜や葬儀当日は遺族は喪服を着ます。昔は通夜当日は身内のみの集まりだったのですが、現代では通夜にも会葬者が多く参列するので、通夜当日および葬儀は喪服を着用しましょう。
男性は、昼間に行われる告別式はモーニングが本来の正装です。しかし、一般的に通夜当日、葬儀ともにブラックスーツを着用するようになっています。通夜や葬儀が真夏だったとしても、上着は着たままで脱いではいけません。男性の場合はその姿が正装なのです。
女性の場合は黒の無地のスーツやワンピースを着用します。通夜や葬儀が真夏だった場合、半そでや七分袖でも大丈夫です。女性の喪服は選択肢が多く、正装には特に決まりがありません。着物や真夏の長袖が推奨されるわけではありません。
しかし、地域で女性の喪主は和装を着用する事が慣習になっている場所もあるようです。その場合は、確認後従うようにしましょう。
適した服装はこのようなものです
男性の場合は、ブラックスーツに白無地のワイシャツ、黒のネクタイと黒の靴下。シンプルで光沢のない黒い靴。
女性の場合は、黒無地のスーツやワンピース。黒か肌色のストッキング、タイツはNG。光沢のない黒い靴を履きますが、極端なハイヒールやサンダル、オープントゥは避けるようにします。
和装の場合はレンタルが便利です。
通夜当日の流れ
本来通夜は、お線香を切らさないようにしながら、夜を通して近親者で故人を忍ぶ儀式でした。しかし、現在は一般の会葬者も仕事終わりに訪れるようになり、遺族は対応に追われるようになりました。
喪主のするべきこと
近親者のみで行っていた通夜が、現在では一般の会葬者が訪れるようになったので、喪主は対応に追われることになります。通常喪主のあいさつは一般的に通夜では省略されることが多いです。
当日の対応
しかし、現在では通夜に一般の会葬者が訪れ、葬儀は近親者のみで送るという事が多くなってきました。通夜は近親者が故人と一夜を共にする儀式で、一般の方たちが故人とお別れをする場ではありませんが、喪主としてあいさつをする場合は、通夜終了前に会葬のお礼と通夜ぶるまい、後日の葬儀について説明をするといいでしょう。
お葬式までの流れ

通夜の翌日、または翌々日が葬儀・告別式になります。葬儀というのは近親者が故人の成仏を願う儀式で、告別式は故人と交流があった方々がお別れをする場です。葬儀と告別式では全く意味合いが違っているのです。
しかし最近では、葬儀の後告別式を行い、繰り上げで初七日の法要を行うのが一般的になっています。
参列者側は
電報を送るとき
弔電・お悔やみの電報の送り方です。通夜までに送るのがマナーなので、通夜の時間を確認して送ります。時間が早すぎると、親族が不在のため受け取られない事があります。時間は間違えないようにしましょう。受取人は、喪主のお名前で届けます。
花を送るとき
供花の送り方です。親族の場合は、訃報の連絡を受けた際に注文します。一般の参列者の場合は、葬儀会場に直接連絡をします。その時に葬儀社の連絡先を教えてもらい依頼します。
供花は、通夜の3時間ほど前までに手配をしないと間に合いません。清算方法は、参列した当日に葬儀社に直接支払うのが一般的です。後日の振り込みも可能になっている場合もあります。
まとめ

お通夜の当日の事を大まかにご紹介しましたがいかがだったでしょうか。悲しみの日はいつも突然訪れます。そうなった時に、必要以上に慌てなくて済むよう、前もってイメージしておくことが大切ですね。
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