通夜について

通夜とは、遺族や近親者が故人とお別れするため、一晩中故人に付き添う儀式でした。昔は、遺体の腐敗臭を消すために夜通し香を炊き続ける必要があったのです。
しかし、最近では、仕事の都合などで、告別式に参列できない人の、お別れの場にもなっています。また、現在では保存技術(ドライアイスなどの)により、遺体から腐敗臭が発生することは、ほとんどありません。
現在は、通夜も簡素化されて夜通しではなく、1ー2時間の「半通夜」が普通になっています。
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通夜に参列するときの服装

男性の場合
服装は黒のスーツ、白のシャツ、黒無地のネクタイ、黒の靴下、黒の革靴。ベルトも黒色がのぞましいです。
そのほかに、
*タイピン、ポケットチーフなどはしません。
*時計やハンカチも派手なものは避けます。
*金の装飾品はしません。
女性の場合
服装は黒のスーツかワンピース、黒の靴、黒又は肌色のストッキング、黒のバッグ。
そのほかでは、
*遺族より格式が上の喪服は着ない方が良いです。和服は避けます。
*香水、ネイルは避けます。
*バッグは、革、毛皮の素材は避けます。
*結婚指輪、一連の真珠首飾りまでは良いですが、それ以外のアクセサリーは着用しません。
男女共通
*携帯電話の着信音は、式場に着く前に鳴らないように設定しておきます。
*喪章をつけて参列する人がいますが、喪章は遺族が身に付けるものです。
*毛皮のマフラーやコートも身に着けてはいけません。
受付での作法

通夜の会場には遅くとも開始時間より10分ほど前に着くようにします。式場に着いたら、まず芳名帳に記帳します。氏名と自宅の住所を書きます。 受付で係の人に簡単にお悔やみの言葉を述べ、香典を渡します。
最近は個別カード方式も増えてきています。この場合は、カードに記入してから、そのカードと一緒に香典を受付けに渡します。
受付けでの挨拶
受付で最初に一礼したときは、「このたびは、(御愁傷様でございます)」など簡潔に挨拶。前半ははっきり言いますが、後半のカッコ部分はトーンをおとして、つぶやく程度でよいです。
ふくさから香典を取り出し、渡すときは、「御霊前にお供えください」といいます。
受付が済んだら「お参りさせていただきます」とあいさつし、会場に入ります。
代理出席の場合
記帳の際、名前を書いた下や横に小さく「代」と書きます。 妻が夫の代理で参列するときは、名前の左下に「内」と書くのが作法です。
香典

香典袋の表書き
香典袋の表書きは宗教や宗派によって異なりますが、仏式弔事の場合、「御霊前」が広く使われます。その下に会葬者の氏名をフルネームで書きます。表書きと名前は薄墨で書くのが正式です。
中包みには、表の中央に金額、裏側には住所と氏名を書くのが作法です。
香典はいつ渡す
通夜と告別式の両方に参列する場合は、香典は通夜のときに渡すのが作法です(その場合には、告別式では記帳のみをします)。
香典を渡す時の作法
香典を出す際の作法は、まず、ふくさごと受付の台に置いて目の前で開けます。香典の向きを相手から見て正面になるようにして、両手で差し出します。
もし 受付がないときには、遺族か世話役に手渡すか、拝礼の後、霊前に供えます。直接、祭壇に供えるときは、香典は祭壇側に正面を向けて置くのが作法です。
焼香の作法

焼香の作法は地域や宗派によって多少異なりますが、基本的な焼香作法の一例を下に示します。
焼香の作法例
遺族・親族に一礼し、祭壇の2、3歩手前に進みます。祭壇に向かって一礼して焼香台の前まで進みます。焼香台に置かれた香炉の右側にある抹香を右手の親指と人差し指、中指の3本でつまみながら手を返して目の高さまで持ち上げ、香炉の上まで下げ、指をこすって抹香を落とします。
この焼香の動作を3回行い、そのあとに合掌します。再度祭壇、遺族・親族の順に一礼をして退場します(若しくは元の場所に戻ります)。
焼香動作は1回だけでも良い
なお、焼香の動作は1回だけでも失礼には当たりません。気になるようでしたら、前の人の焼香回数に合わせてもよいでしょう。
通夜の会場での作法

通夜の席が決められているときは案内に従い、決められていないときは、前から詰めて座るようにしましょう。 会場内では知り合いに会っても、話すときは小声で、言葉少なくします。あいさつも目礼する程度にします。
通夜振舞い
一般の弔問客は焼香をすませ次第退席しますが、通夜振舞いに招かれたら、なるべく応じるようにします。
故人とそれほど親しい間柄でない場合でも、1口でも箸を付け、その後、早めに退席するのが良いでしょう。
おわりに

お通夜に参列するときの作法についていろいろと紹介してきました。いかがでしたか?
時代とともに通夜のあり方も。変わってきたようですね。仕事の関係で昼間の告別式には参列しにくいため、通夜だけに参列する人が多くなってきているのです。
初めての人は焼香の作法が心配になるようです。焼香の作法は宗派によって細部は異なりますので、ほかの参列者の焼香作法と多少異なっても、気にせずに、この記事で紹介した焼香作法で進めてよいです。静かに、地味に、故人や遺族に寄り添う気持ちでいれば、問題はありません。