決まりはあるの?仏壇に飾るお花にこだわりを見せよう

仏壇に飾るお花「仏花」には決まりがあるのでしょうか?最近の仏壇に飾るお花事情と、昔からある「しきたり」などまとめてみました。

目次

  1. 仏壇にお供えする花の意味
  2. 仏壇のお花は何か良いのか?
  3. 法事の時に飾るお仏壇の花
  4. 造花がいけない理由
  5. お盆、お正月のお仏壇には?
  6. お仏壇に飾るお花のまとめ

仏壇にお供えする花の意味

お釈迦様が前世で修行中に「燃灯仏」と出会い、来世で釈迦仏になると言われた時、供養するために何か備えたいが、何もなかった。近くに花売りの少女がいたのでお花を買って供養に備えたというお話から仏様や仏壇にお花を供える由来になっています。

お仏壇に供えるお花の向き

きっと皆様は、お仏壇に供えるお花を自分たちに向けて備えている方が多いと思います。この飾り方は、「向下相」と言います。私たち供養する者の心を清める意味で自分たちに向けます。その他仏様に向ける「向上相」、四方八方に向ける「向中相」があります。

仏壇にお花を供える有名な一句

菅原道真の和歌の中に、「香は禅心よりして火を用ゐることなし 花は合掌に開けて春に因らず」という歌があります。香りは火をつけて炊くのではなく、心の中に香ってくるもの。春の花は、つぼみが開くのではなく、合掌する手に咲くものであるという意味です。

花を活けても、合掌する心が清くなければ、そのお花も意味が無いということです。心の花を咲かせましょうと歌っています。

仏壇のお花は何か良いのか?

仏壇

仏花は2束で1セットとなっています。お墓参りでも同じく両端に1セットですね。コンパクトな仏壇の場合、1個だけを飾る場合もあります。特に決まりはありませんが、生花を飾ることが良いとされていて、ドライフラワーは「死をイメージする」と言われ縁起良くないのです。

奇数本数の花束を飾る

仏壇に飾る花は、奇数数字の本数で飾る事が昔から受け継がれています。3、5、7本のお花でひし形に作ります。ひし形の理由は、神棚の榊に似せていると言われています。奇数は、中国より伝わる縁起担ぎから来ています。

お花は何が良いか

白(菊、カーネーション)、赤(カーネーション)、黄色(菊)、紫(リンドウ)、ピンク(カーネーション、ラン)といった感じの色合いでまとめます。季節によってお花の種類は変わりますが、棘のあるバラは避けるべきです。

法事の時に飾るお仏壇の花

基本として、お仏壇に「白いお花」菊、カーネーションなどを飾ります。少々アクセントとしてピンクが入っても良いでしょう。仏壇の前にお供え用のお花を飾るのであれば、アレンジされた種類豊富なお花でも構いません。白を中心にしたお花が良いです。

お花を送る場合

法事の時に、お花を送る場合は、「棘、匂いの強い花」に注意して花束、もしくは籠盛りでお供えとして送ります。出来るだけ白い花を中心にアクセントとして色使いが賢明です。しきたりなどを重んじる方もいますので注意します。

造花がいけない理由

毎回お花を生花にしていると、長持ちしなくてお金がかかることもあります。仏花は1束500円以上するものが多いので、2束買えば家計を圧迫することもあります。それで造花を飾る方法があるようですが、基本的には造花は良くないと言われるその理由をご紹介します。

諸行無常を知るために生花を

仏教の教えとして、「生あるものはいつかは死を迎える」ということを教えてくれるものは生花です。常に諸行無常を心にという意味からという理由があります。

感謝や、真心が伝わらない

造花では、心を清めるエネルギーがありません。理由は「死に花」だからです。従ってエネルギーが無ければ、感謝の心が届かないということになります。花を添えるのは、感謝の気持ちを表しているからです。

普段は造花でも、大切な日だけ生花を飾る

法事、命日、月命日、お彼岸、お盆、お正月など大切な日だけは生花を飾る事として、後は造花でも良いので、生きたお花を仏壇には飾りましょう。という意味で造花も認められていると解釈してほしいのが現状の常識です。

プリザーブドフラワーも生花ではない

最近人気のプリザーブドフラワーは、見た目には生花そのものですが、生命を育んでいません。生花とはなりません。仏花として利用するのは、本来の感謝の心を伝える供え物にならないという考え方です。仏壇周りのインテリアとして飾るものになります。

大切な日は生花にして、普段はプリザーブドフラワーを飾るという利用方法が好ましいでしょう。

お盆、お正月のお仏壇には?

お盆・お正月には、お仏壇にお花を供えるようにします。生花で飾りたいですね。どんなお花が良いのでしょうか?まとめてみました

お盆の時に飾るお花

仏壇

お盆の時には、仏花の中に「ほおずき」が入ったものを飾ります。お墓参りでもそうなりますね。このほおずきには、盆提灯の意味が込められています。灯りをつけて、お迎えをしているのです。

お正月に飾るお花

仏壇

普段、棘のあるものは良くないと言いますが、お正月には松が利用されます。松だけではなく南天の実がアレンジされた仏花を供えます。お正月を無事に迎えたことをお先祖様にご報告してお飾りします。南天と松はお正月の象徴で、厄除けになります。

お仏壇に飾るお花のまとめ

お仏壇に飾るお花についてまとめてみました。「生花か造花か」といった悩みもありますが、基本は感謝の心を伝える真心にかかっています。ただし、知人に贈る場合は、相手の方に対する配慮と気配りが大切です。

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