現代ニッポン食の原点!大正時代の食事とは

大正時代は日本が近代化を果たし、ひと段落ついた時代。また、西洋から学んだことに日本流のアレンジが入りだしたのも大正時代です。食事おいても同様で、現代日本の食事との太い繋がりが見えてきます。

目次

  1. 「創業 大正〇〇年」
  2. 大正時代の背景と食事の変化
  3. 洋食が一般庶民の食事になった大正時代
  4. 大正時代はカフェも庶民に定着
  5. 菓子類も洋食化
  6. 現代日本食の原点
  7. 終活の専門家に相談してみよう

「創業 大正〇〇年」

大正時代と聞いて、どんなことが思い浮かぶでしょうか?明治と昭和の間短い間、たった15年間ですが、この時代は現代にもつながるいろいろな変化が日本国内で起こりました。食生活はどうだったのでしょうか?「創業大正〇〇年」という洋食店や洋菓子店を見かけること、結構多くないですか?どうやら、現代にも通じる食事や食文化が、大正時代からあったのは間違いないようです。

大正時代の背景と食事の変化

大正時代とはどんな時代だったのか、ざっくり振り返ってみましょう。西暦でいうと1912年から1926年の約15年間です。明治維新と共に日本が近代国家の道を歩み始めて50年弱。第一次世界大戦に勝利し五大国と呼ばれ、世界が日本に一目置き始めた時代です。明治時代から伝わってきた欧米の文化や技術を日本流にアレンジしていった時代でもあります。食生活もその例に漏れず、欧米から伝わったメニューに日本流のアレンジが加わり始めた頃と言えます。

洋食が一般庶民の食事になった大正時代

明治時代から牛肉食など、欧米の食文化の流入はありましたが、一般庶民にはまだまだ無縁のものでした。いわゆる洋食が都市部を中心に、庶民の間で一般化したのは大正時代です。特にカレーライスやコロッケ、とんかつは「大正の3大洋食」と呼ばれています。

カレーライス

「大正の三大洋食」とレシピの日本化

カレーライスは明治時代に、当時の日本海軍がイギリス式のカレーを食事として取り入れたのが始まりで、除隊した軍人さんが郷里で広めたりすることで普及していったようです。当時は「ライスカレー」と呼ばれていました。

コロッケは、フランス料理の「クロケット」と呼ばれる、クリームコロッケに近い料理が日本に輸入され、ジャガイモを使う、油で揚げるなど、日本独自のアレンジが加わり発展したものです。今や、完全に日本料理となっていますね。日本の食事には欠かせない一品です。

トンカツも同様で、もともとは少量の油を使い、どちらかというと炒めものに近い感じだったようですが、日本では大量の油であげる方法が主流となり、現在の形になりました。
今でも日本の家庭で普通に食べられる食事の数々は、大正時代に花開いたものだったんですね。日本食はヘルシーなんてよく言われますが、油多めの食事も実はOKなんでしょうかね。

食事の変化と野菜の種類

大正時代に普及した食材は肉類だけではありません。調理法やレシピの変化ととともに、食材としての野菜にも変化が。今では普通に食材として使われるキャベツ、タマネギ、トマト、にんじんといったものが一般的に使われるようになったのは大正時代からです。日本の食事に今まで以上に彩が出てきた時代と言えるでしょう。同時に、日本各地で栽培されるようになりました。

大正時代はカフェも庶民に定着

カフェ

今ではどの町にも普通にある喫茶店やカフェが普及したのも大正時代です。もともとは長崎や神戸、横浜などの外国人居留地で外国人向けに出されていたコーヒーが徐々に普及し、大正時代に完全に広まるとともに、各地にカフェがつくられ賑わいました。

ミルクホール

大正時代は「ミルクホール」と呼ばれる、ミルクと洋菓子類を提供され、簡単な食事ができる店舗が全盛を迎えた時代でもあります。カフェと比べると庶民的かつ安価で、学生街や駅の近辺に多数存在したそうです。今でいう所のファーストフード店みたいなものだったのでしょうか。

「純喫茶」ってどういう意味?

いわゆる老舗と呼ばれる喫茶店の看板で「純喫茶」と書かれているのをご覧になったことはないでしょうか。「純粋にコーヒーを提供して飲んでいただく店」という意味です。そんなの、当たり前なんじゃないの…?と思っていたのですが。

大正時代末期~昭和初期にかけては、「純喫茶」と「特殊喫茶」なるものがありました。この「特殊喫茶」、今でいうキャバクラに近いもので、コーヒーではなくお酒や女性店員(女給)を目当てに通うお店だったようです。「純」ってそういう意味だったんですね。

菓子類も洋食化

キャラメル

食事の後のデザート、最高ですよね!アイスクリーム、ラムネ、チョコレート、キャンデー(ドロップ)などの洋菓子類は明治時代より日本に流入してきていましたが、一般化したのは大正時代です。アイスクリームの普及の陰には、冷蔵・冷凍技術の発展があったといわれています。ちょうど、氷で冷やす冷蔵庫にかわって、電気式の冷蔵庫が各地に普及していった頃です。

また、洋食と同様、欧米から伝わった洋菓子類を日本流にアレンジしていったのもやはりこの時代。「シベリア」と呼ばれる、羊羹をカステラで挟んだお菓子(映画「風立ちぬ」で最近脚光を浴びました)も大正生まれです。

大正生まれで健在のお菓子や飲料

・森永ミルクキャラメル:大正2(1913)年
・カルピス:大正8(1919)年
・森永ミルクチョコレート:大正15(1923)年 ※昭和元年でもあります。
・ウエハース(森永製菓):大正15(1923)年
現在でも普通に販売されているものばかりで驚かされます。前々から、パッケージが何となくレトロだなあと思ってはいたのですが、本当に伝統の一品だったというわけです。食事だけでなく、お菓子の基礎が固まったのもこの時代ということがよくわかります。

現代日本食の原点

ハンバーグ

大正時代の食事関係についてご紹介しました。現代に通じるものが多すぎて驚きです。日本人は外国のものを抵抗なく取り入れて、自分流にアレンジするのが得意だとよく言われますが、大正時代の食事を見てみるとまさにその通りです。

「日本で食べられない料理はない」とどこかで聞いたことがあります。日本の食事の多様性の原点は、大正時代にあるのかも知れません。

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