家族が余命の宣告を受けたときに、やっておきたいことは?

大切な家族に余命が宣告されたとき、平常心ではいられないものです。悲しみや焦りや後悔など、いろいろな感情が溢れてくるでしょう。けれど、残された期間を意味のあるものにするためには、余命宣告を受けてからの家族の対応の仕方が重要です。

目次

  1. 余命宣告時の家族の気持ち
  2. 家族がやるべきこと
  3. 家族の気持ちの整理
  4. 余命宣告後の時間の確保
  5. 家族が余命宣告を受けたときのまとめ
  6. 終活の専門家に相談してみよう

余命宣告時の家族の気持ち

介護

家族が余命宣告を受けたとき、ひとは平常心ではいられないものです。
近くお別れしなくてはいけない悲しみや、「いままでもっと、いろいろなことをしてあげれば良かった」などの後悔の気持ちを感じたりもするでしょう。

余命宣告をおこなわれるケースも、ひとそれぞれです。
長い年月を生きてきて、延命処置もおこない、その末での余命宣告の場合もあるでしょう。対照的に、まだ若いうちに命に関わるような大病を患っての余命宣告の場合もあります。

いずれの場合も、冷静ではいられないものです。
ですが、悲嘆にくれていては、残された年月を知れたことが、無意味になってしまいます。

余命など宣告されないうちに、突然のお別れを余儀なくされる場合もあります。
残された年月を意味のあるものにできるように、こころを落ち着けて、やるべきことを整頓しましょう。

余命宣告されたあとをどのように過ごすかについては、本人の気持ちと、周囲の支えが重要となります。そのためには、家族がこころをしっかり保っておくことが大切です。

家族がやるべきこと

介護

家族だからこそできることや、家族だからこそやらなくてはいけないことがあります。
金銭的なことは、本人が存命であるうちしかできないことも多くあります。
また、本人しか知りえない情報もあるかもしれません。本人の判断力や意識があり、本人から話を聞ける状態であるなら、余計に重要なことです。

つらいときではありますが、できることはできるうちに、おこなっておきましょう。

金銭的な手続き

本人の逝去後は、本人名義の預金通帳に入っているお金などを動かすことができなくなります。

家賃や光熱費、各種保険料など、引き落としを本人口座にしている場合は特に気をつけておきましょう。引き落としができないことが発覚するのは、1~2ヶ月後であることが多いものです。
あとでびっくりしないように、生活に必要な引き落としがどこからされているか、確認をしておきましょう。

また、普段から利用しているクレジットカードや、通販会社、定期購入しているものなども、確認をしておくことが必要です。本人逝去後も継続されてしまわないようにしておきましょう。

保険などの手続き

生命保険などの保険についても、手続きを確認しておきましょう。
多くは申請制なので、ただ待っていても保障をうけられない場合が多くあります。

家族に告げておらず、「本人が家族ために内緒で加入していた」というケースもあるかもしれません。本人の判断力や意思疎通能力があるのなら、確認しておいたほうが良いでしょう。

意思・意向の確認

本人に意思や判断力があるのなら、その意向を確認することが大切です。
どのように過ごしたいのか、やっておきたいことはあるか、確認ができれば一番よいでしょう。

できない場合も、いままでの本人の生活を鑑みて、「やっておきたいと言っていたこと」があればできるかぎり叶えてあげましょう。

これらのことは、本人のためだけではありません。
残された家族が前向きに暮らしていくためのこころの整理にも、役に立ちます。

医療的な手続き

余命宣告されたあと、余命をどこで過ごすかにもよります。
現代では、一般的には、「治療が必要ない患者を入院させておくことはできない」病院が増えています。亡くなるまでを過ごすあいだに医療的管理を必要としないならば、入院させておくことはできないケースが多いのです。

自宅で看取りを行う場合は、在宅医との連携をとることが重要です。
また、訪問看護などの医療系サービスを自宅で利用するためには、介護保険の手続きをおこなうことも必要です。

いずれにしても、家族の覚悟や気持ちが決まり、家族が動かなくては、利用することができません。

家族の気持ちの整理

現実的には手続きや金銭管理が大切となってしまいますが、気持ちの整理も重要なことです。近しい家族であればあるほど、それは重要な事柄となってきます。

余命の宣告を受けてから亡くなるまでは気を張っていたけれど、「逝去後は抜け殻になってしまった」、「悲嘆にくれて欝になってしまった」などとなってしまっては、亡くなったかたも浮かばれません。

存命中から気持ちの整理をおこなっておくことも重要です。

配偶者の気持ちの整理

余命宣告をされたとき、もっとも身近にいるのは、配偶者となるでしょう。
子供や孫など、ほかに家族がいるのならば、支えてあげることが大切です。

手続きをする上でも、配偶者の存在はもっとも身近にあります。
余命宣告後、ともに過ごすことが出来る短い期間を意味のあるものにできるよう、当人との時間を穏やかに過ごせるように、周囲があたたかな気持ちで支えてあげましょう。

子供の気持ちの整理

一般的には、子供よりも親のほうが、先に亡くなるものです。
ですが、親の逝去というものは、子供にとって大きなショックであるものですね。

気持ちの整理は、ひとりでおこなうことはなかなかに難しいものです。
できるのならば、ほかの家族と一緒に話をしたり、本人と会話をしたりしながら、整理をしていきたいものです。
自分ひとりでは気づくことができなかったことも、だれかと話すことで気づくことができるかもしれません。

余命宣告後の時間の確保

余命宣告をされたあと、家族ぐるみで過ごせる時間を多く取れるようにしたいものです。亡くなってしまったあとに後悔することがないように、一緒にいられる間に、やれることをやっておきましょう。

各種手続きなども必要なので、時間に追われてしまうことも増えるでしょう。
ですが、余命宣告後の期間は、あとで取り戻すことができないものです。宣告がおこなわれるのは、残された期間がごく短い期間であることが多いものですから、「やっぱりあの時こうしておけばよかった」と思わないで済むようにしたいですね。

できるかぎり多く時間をとって、本人や配偶者と一緒に過ごせるようにしておきましょう。

家族が余命宣告を受けたときのまとめ

家族が余命宣告を受けた時に、冷静でいるというのは難しいものです。
ですが、悲嘆にくれているばかりでは、残された期間が意味のないものになってしまいます。
後悔しているばかりでも、亡くなったあとに気持ちの整理をつけることが難しくなります。

残されている期間がわかっただけでも、突然死よりは幸福なことかもしれません。
お別れのために残されている期間があることを幸いに思い、有意義に活用しましょう。

それはきっと、遺された方が前を向いて暮らすための手助けにもなるはずです。

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