高齢化社会、国の対策、自分たちで出来る対策

日本は近年、急速な高齢化社会になりつつあります。それに加えて少子化の問題も深刻化しており、今までの若い世代が高齢者を支えるという図式が崩れつつあります。高齢化社会、国レベルで今どんな対策が模索されているのか、個人レベルで出来る対策は何かを考えたいと思います。

目次

  1. 日本の高齢化社会の現状
  2. 高齢化社会「医療」「介護」は大丈夫か
  3. 海外の高齢化社会への対策、韓国の場合
  4. 高齢化社会の中で自分を守る対策
  5. 高齢化社会、対策とまとめ

日本の高齢化社会の現状

人々

日本の総人口は、2010年の一億2806万人をピークに減少し続けています。
2040年になる頃には、総人口の65歳以上の割合は約40%まで上昇すると言われています。
社会保障給付費も増え続けていて、特に医療費の増加は著しく、健康寿命をどう伸ばすかが大きな課題となっています。

高齢化社会「医療」「介護」は大丈夫か

近年、介護職の人手不足が問題となっていますが、これから、ますます進む高齢化社会の中、「医療」と「介護」はどのような事が考えられるのでしょうか。
高齢になれば、どうしても医療を必要とする場面が増加します。
しかし、現在のままの医療体制では、医療を必要とする人に対して必要なレベルのサービスが提供されなくなる恐れがあります。
病院や人材の確保、そして国の医療費の財源確保は重要な課題です。
そんな中、「ヘルスケアシステム」という考え方に、ひとつのヒントを見い出す可能性があります。

その人にどんな医療が必要なのか、どんな介護が必要なのか、まず地域社会からの連携で高齢者を支えていく方法の模索です。
「医療」「介護」の他、病気の予防や食事などの生活に関わる全般から、高齢者一人一人の「生活の質」を守り、いかに「健康寿命」を伸ばすかという事が大切になってくるのではないいでしょうか。

海外の高齢化社会への対策、韓国の場合

人々

おとなり韓国でも、少子高齢化の問題は深刻で、これからの高齢化社会に対応するための対策が緊急課題となっています。

韓国では、2013年に雇用に関する見直しが行われました。
「雇用上の年齢差別禁止および高齢者雇用促進法改正法」が国会で可決されました。
それまで、努力義務であった「60歳以上の定年制」を従業員300人以上の事務所では16年から、300人未満の事務所では17年から「義務」となりました。
年金の支給年齢も、13年から61歳に、その後5年ごとに一歳ずつ引き上げられ、33年には65歳になることも決定しました。

高齢化社会の中で自分を守る対策

介護

高齢化社会の中で、自分を、そして家族を守ってゆくためにどんな対策が考えられるでしょうか。
いくつかの今からできる対策を提案したいと思います。

高齢化社会で国の対策が追い付かない中、個人レベルで準備できること、ひとりひとりが出来る対策とは何かを考えてみようと思います。
例えば「貯蓄をする」というようなことは、それぞれの事情により難しいことが少なくないでしょう。
介護のための離職も考えられ、経済的な対策も緊急課題のひとつでしょう。

この介護離職に関する対策は、どんな事が考えられるでしょうか。
介護を考える上でひとつ確かなことは、「家にいなければならない時間が増える」という事です。
そこで、ひとつの考え方として「家で収入を得られる道を模索する」という対策です。
今はパソコンを使用して、在宅で出来る仕事が以前よりも増えています。今までIT機器にあまり縁が無く操作に不安がある場合、パソコンやスマートフォンの操作に慣れ、仕事ができるレベルにしておく、という事も個人で今すぐできる対策といえるかもしれません。

そして介護を「ひとりで抱え込まない」という事も、とても重要なことです。
子育てにも言える事ですが、介護生活は家に縛られる時間が長く、社会からの疎外感を感じやすいため、工夫して外部との接点を持つことが大切になります。
その場合も上記と同様、パソコン、スマートフォンを使用したインターネット上の「発信」と「情報収集」は貴重な外部との接点となります。
家にいながら、SNSなどで同じ境遇の人とコミュニケーションを取ることができるのも、大きな救いになるでしょう。

他にも、今すぐ隙間時間でも始められる、自分でできる対策を考えてみます。
ひとつは「老い」への理解を深めるという事です。
それは「自分の事として理解を深める」ことであり、「家族の事として理解を深める」ことでもあります。

お仕事として就業しなくても、介護の仕事の資格試験を受けてみるのもいいかもしれません。
あるいは、老人施設でボランティア活動をしてみる、高齢者の著書を読むなど、年齢を重ねるという事はどんなことなのかを学ぶ方法は身近に沢山あると思います。
学び、理解を深めることによって、実際に介護という現実を目の前にしたとき、介護する側もされる側も共に歩み寄ることができるかもしれません。

もうひとつは、「健康管理」への理解を深めるという対策です。
世の中には90代になっても、心身共に健やかで介護の必要のない高齢者の方も多くいらっしゃいます。
何か持病があっても、上手に病気と共存しながら自立されている方も多くいらっしゃいます。
できれば、そのような生活を一生過ごせたらいいですね。
ここでは、「食」に関する健康管理のヒントになりそうな一冊の本をご紹介します。

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高齢化社会、対策とまとめ

人々

高齢化が進む中、日本が抱える問題や政府の対策などを見ている限り、不安を感じざるおえない現状があります。
しかし、介護保険が始まった2000年から、民間や地域でも様々な対策が検討され、試行錯誤が繰り返されていると思います。
今、若い世代も、必ず人は年を取ります。
幸せな人生の終わりを目指して、今からできる事をひとつでも始めてみませんか。
最後にオードリーヘップバーンさんの素敵な言葉をご紹介します。
「年をとると、人は自分に二つの手がある事に気づきます。ひとつは自分を助ける手。そして、もうひとつは他人を助ける手。」

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