長寿祝いの色知ってますか?

みなさん、長寿祝いの色を知っていますか?
還暦(60歳)を迎えた方が着る、赤いちゃんちゃんこは有名ですよね。
その中でも今回は卒寿に焦点を当てていきたいと思います。
卒寿とは、90歳のお祝いをすることです。
今回は、その卒寿の色について紹介します。
他の長寿祝いの色もまとめて紹介しますので、お祝いの参考にしてください。
ぜひ最後まで読んでいってください!
卒寿は何色のちゃんちゃんこでしょうか
卒寿は「白色」または「紫色」
卒寿は白と紫がお祝いの色なんです!
紫色、または白色のちゃんちゃんこを着てお祝いします。
昔は、こういうお祝いを大切にしてきましたが、今は少なくなってきましたね。
若い世代は知らない人も多いのではないでしょうか?
ぜひこの記事でおさらいして、お孫さんなどに教えてあげてください。
すたれないように後生に語り継ぎたいですね。
お祝いごとは、人生の区切りとして、また新たな気持ちになれます。
そのためにも、自分自身も長寿祝いの年代を知っておきましょう!
卒寿の意味
卒寿の意味でのよくある間違えは、「人生を卒業するから卒寿」というのは大きな間違えです。
本当の意味はどうなんでしょうか。
卒寿の「そつ」の本当の漢字は…。
「卆」と書きます
九十と縦に読めますね。
そこから当て字で卒になり、卒寿となったそうです。
「そのままに卆寿でも良かったのでは?」と私は思うのですが、卒寿の方が漢字として有名だからなのでしょうか。
なんにせよ、90歳を祝うから卆寿なんですね!
長寿祝いに花を贈ろう
卒寿のお祝いに、その色の花を贈るのはいかがでしょうか?
白色や紫色の花束を贈るなんて素敵です。
今は年配の方を敬う心が薄れてきた世の中です。
長寿祝いという区切りを大切にして、敬うこともとても大事ですよね。
もちろん、卒寿以外の長寿祝いにも、お花を贈りましょう!
白色と紫色、どちらの色も使った花束です。
贅沢な色味ですね。素敵です。
卒寿だけが「白色と紫色」のどちらも使えるんですね。
紫は高貴な色。
白は純白で無垢な色。
ある意味一番特別な長寿祝いなんじゃないでしょうか。
長寿祝いの「色」一覧まとめ
長寿祝いの色と、由来などを紹介します
赤色の長寿祝い
●還暦 60歳
赤色の意味は魔除けなんだそう。
あと、生まれた干支にもどるため、「生まれたころの赤ちゃんに戻る」という意味も込めて赤いちゃんちゃんこなんだそうですよ。
紫色の長寿祝い
●古希 70歳
●喜寿 77歳
●卒寿 90歳
紫色は長寿祝いに多いですね。
~紫色にはどんな由来があるのでしょうか~
紫色はたいへん貴重だったのです。それは、大昔からはじまります。
古代、色というのは、植物などから染めるなどして色付けしていたのですね。
その中でも、紫色というのは、「紫草」という根っこから作っていたのだそうです。
貴重かつ、たいへん手間のかかる作業で、紫色のものは高級品扱いでした。
一握りの高貴な方々しか着用を認められていなかったという歴史があります。
そのため、紫色は貴重で特別な色だったんですね。
「長寿=特別」として、お祝いにはもってこいの色だったのでしょう。
だから、紫色なのですね。
●プチマメ知識
源氏物語は、登場人物が紫色にゆかりが多い名前がたくさん出てくるので、「紫の物語」なんて呼ばれていることもあるそう。
紫にちなんだ名前というのは、特に高貴な人しか許されていなかったのかもしれませんね。
それだけ特別なんだということがうかがえます。
さて、次にいってみましょう。
黄色 または金色、茶色
長寿祝いに黄色は2つ!
●傘寿 80歳
●米寿 88歳
80代の長寿祝いは黄色なんですね。
80代の長寿祝いはすべて黄色と覚えておきましょう。
金色や茶色でもいいそうです。
金色のちゃんちゃんこ、着てみたいですね!
白色
長寿祝いに白色は3つ!
●卒寿 90歳
●白寿 99歳
●紀寿または百寿 100歳
~白寿の白色の由来~
百から一を引いて、白寿といわれるぐらいです。
白色がお祝いの色にも使われるようになりました。
白色は無垢な色。そして神聖な色でもあります。
還暦の時に生まれたころの赤ちゃんに戻るという意味がありましたよね。
それと同じように、心が無垢に戻るという意味もあるかもしれません。
ここまで生きてこられた奇跡をたたえ、神聖な色にしたのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか
今回は、長寿の色をまとめさせていただきました。
その中でも卒寿は、紫色と白色の両方使えるんだとみなさん覚えておいてください。
そして、「卆」だから90歳のお祝いなんだよと、誰かに教えてみてください。
案外知らないものかもしれませんよ。
昔は人生50年といいました。
ですから、60歳を越えたあたりから、めだたいことだと敬意をもってお祝いしたんですね。
今は、寿命も延びてきた時代です。
それだけ、医療が発達し、世の中が平和なのですね。
だからこそ、年配の方を敬う長寿祝いをこれからも続けていきたいです。
そして、すたれないように後の世まで語り継ぎたいものです。