源頼光の四天王とは一体どんな人たちなのでしょうか?

源頼光の四天王とは、源頼光に仕えた、渡辺綱・坂田金時・卜部季武・碓井貞光の事です。残念ながら、卜部季武・碓井貞光についての詳細な事柄があまり残っていません。なのでここでは、四天王の内、渡辺綱・坂田金時について紹介してみましょう。

目次

  1. 源頼光とは
  2. 四天王とは
  3. 源頼光の四天王・渡辺綱の逸話
  4. 源頼光の四天王・坂田金時は金太郎!?
  5. まとめ
  6. 終活の専門家に相談してみよう

源頼光とは

困った人々

源頼光は、平安時代中期の武将です。父は鎮守府将軍源満仲・母は嵯峨源氏の近江守源俊女で、満仲の長子で清和源氏の三代目です。
満仲が初めて武士団を形成した摂津国多田の地を相続し、その子孫は「摂津源氏」と呼ばれています。異母弟に大和源氏の源頼親、後に武家源氏の主流となる河内源氏の源頼信がいます。

四天王とは

四天王は、欲界の六欲天の中、初天を言い、またこの天に住む仏教における、四人の守護神を言います。この四天王が住む天を四王天、あるいは四大王衆天とも言います。

源頼光に仕えた四天王

平安時代中期の武将で、土蜘蛛退治などの説話で知られる源頼光に従事した四人で、渡辺綱・坂田金時・卜部季武・碓井貞光を四天王と呼びます。
四人の主君である源頼光同様に、後世に成立した『今昔物語集』・『宇治拾遺物語』・『御伽草子』などで語られる、大江山での酒呑童子討伐などが有名です。

渡辺綱

源頼光の四天王の一人・四天王の筆頭とされる渡辺綱は、平安時代中期の武将で、源宛の子です。嵯峨源氏の源融の子孫で、正式な名のりは源綱、通称は渡辺源次です。
京都の一条戻り橋の上で、鬼の腕を切り落とした話が有名です。

坂田金時

源頼光の四天王の一人・坂田金時は、平安後期の武士で、童話に出てくる金太郎の成人した姿です。相模足柄山に生まれたと伝えられていて、いくつもの伝説があります。

卜部季武

源頼光の四天王の一人・卜部季武は、平安時代中期の武将で、正式な名は平季武です。父は卜部兵庫季国・母は三島の卜部尼公で、父は源満仲に仕え、源頼光とその母を救った功績で、卜部季武は頼光に仕えることとなりました。

碓井貞光

源頼光の四天王の一人・碓井貞光は、平安時代中期の武将で、平姓とも橘姓とも言われています。生まれは、相模国碓氷峠付近とされています。身の丈七尺の大男で、戸隠神社のお告げにより、源頼光に仕えました。

源頼光の四天王・渡辺綱の逸話

四天王の一人・渡辺綱は実在の人物で、945〜1025の平安中期の武将です。

一条戻橋で鬼女と出会う

女房と出会う

源頼光が用事を思い出し、渡辺綱を一条大宮に派遣します。
深夜の事で名剣「髭切」を渡し、馬で向かわせます。そしてその帰り、一条堀川にかかる戻橋の橋の東のつめで、若い女房が一人南へ向かうのを綱は見ます。
女房は綱を見て「五条わたりのものです、送ってください。」と頼みます。綱は女を馬に乗せ、南へ送ろうと馬を走らせますが、女は今度は都の外に送って欲しいと言います。
綱は「どこへでも行きたいところへ送りますよ。」と答えます。

腕を切り落とす

その時、女はさっと形相を変え、恐ろしい鬼となり「わが行くところは愛宕山ぞ」と言うと、綱の髻をつかんで、西北天へ飛びました。
綱は「髭切」の太刀を抜き、鬼の腕を切り落としますが、北野社の廻廊の屋根に墜落します。
鬼は片腕を失いながら、愛宕の方向へ飛び去りました。

七日間の慎み

綱は源頼光のところへ戻り、残された鬼の腕を見せます。鬼の腕は漆黒の肌色で、白銀のような毛がびっしりと生えていました。
源頼光は、安倍晴明にこの事を占わせると大凶。綱は七日間の慎み、鬼の腕を櫃に封じて仁王経が読誦される事となりました。

鬼となった

そして慎みの六日目、綱の伯母で養母にあたる者が上洛、綱は潔斎を破って対面します。伯母は来し方話のついでに、この厳重な物忌みを綱に聞きます。
綱は、伯母にいきさつをはなし、鬼の片腕をつい見せてしまいます。伯母は、鬼の腕を眺めていましたが、突然鬼となって「これは吾が手だ、持っていくぞ。」と言うと飛び上がり、破風を蹴破って外に出、光るものとなって虚空に消えました。

源頼光の四天王・坂田金時は金太郎!?

四天王の一人・坂田金時は、童話「金太郎」の主人公・金太郎その人です。

金太郎の伝説~静岡県~

ここでの出生は、彫物師十兵衛の娘・八重桐が京にのぼった時、宮中に仕えていた坂田蔵人と結ばれ、懐妊した子供であるとされていますが、異説だと母親が山姥で、雷神の子供を孕んで産まれてきたとするものや、金時山の頂上で赤い龍が八重桐に授けた子というものもあります。
静岡県駿東郡小山町の金時神社には、金太郎の伝説のあるちょろり七滝や第六天社があります。

ちょろり七滝

ちょろり七滝の水は、金太郎が産まれた時に産湯として使ったといわれており、住まいである金時屋敷の裏にあります。金太郎が丈夫に育ち立派な武将となったことから、周辺の人々は子供が産まれると、この滝の水を産湯にしたといわれています。
しかし、南足柄市には夕日の滝という場所があり、金太郎は四万長者の屋敷で産まれ、この滝の水を産湯にしたという伝説もあります。

第六天社

第六天社は、金太郎親子が深く信仰しており、母の八重桐が赤いごはんや魚を捧げたりするのを真似て、金太郎はメダカを捕らえてきては生きたまま器に入れ、社前に捧げたといわれています。

各地の伝説

小山町の隣にある神奈川県南足柄市にも金太郎の伝説は多く、その内容は小山町との相違点が多く見られる。
他にも、兵庫県川西市の満願寺の墓、滋賀県長浜市など、各地に伝説があります。
滋賀県長浜市と米原市は、昔は坂田郡であり、坂田金時は坂田郡の人であると伝えています。今も長浜市には、足柄神社や芦柄神社が何カ所もあり、子ども相撲が今も連綿と行われています。なお、この地域は古代豪族息長氏の本拠地であり、金時はその一族であるといいます。
王の文字はマサカリの象形文字で、腹掛け姿は鍛冶を象徴することから、いち早く鉄文化を手に入れた豪族というものです。

名前の由来となったもの

源頼光の四天王の一人でもある坂田金時は、「金時豆」の名前の由来です。更に、息子の坂田金平も、「きんぴらゴボウ」の由来で知られています。

まとめ

渡辺綱は、数々の鬼を倒したことから、鬼に恐れられていたと言われています。
坂田金時は、金太郎としてこれからも、後世に語り継がれることでしょう。
残念ながら、卜部季武・碓井貞光については詳細な紹介が出来ませんでしたが、源頼光の四天王として、立派な武将だったことにかわりはありません。

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