自分の先祖を調べよう!やって分かった先祖探しの難しさ

自分の先祖は源氏の流れと聞いていましたが、系図はありません。そこで、定年退職を機に、半信半疑だった先祖のルーツ調べを開始しました。試行錯誤の連続で、先祖とされる「太田道灌」への道は半ばですが、調査経過を振り返りながら、ファミリーヒストリー調査について考えます。

目次

  1. 自分の先祖を調べ始めました
  2. 先祖のルーツ調べで分かる自分の家系
  3. 墓石の碑銘に刻まれた先祖の名前
  4. 波乱万丈の自分の先祖を知る
  5. やり方色々、自分の先祖探し
  6. 終活の専門家に相談してみよう

自分の先祖を調べ始めました

五代前の高祖父は、名前だけがわかっていました。そこで、TV放映中の「ファミリーヒストリー」でよく見る方法と同様に、まずは、自分の先祖が住んでいた郷里の戸籍を調べ始めようと思い立ちました。
自分が一番不思議に思った事は、言い伝えられた先祖の姓と曽祖父以来の今の姓が異なっているという謎です。

最初は、祖先が住んだ郷里の戸籍から

手元に祖父母の戸籍写し以外になかったので、まず曽祖父の戸籍を調べたいと思いました。
自分の先祖の郷里は、市町村合併で三重県志摩市に統合され、元々の戸籍は町から志摩市の管轄になっていました。

戸籍は先祖のルーツ調べの原点

現在の日本では、自分の先祖の名前等はある程度まで、戸籍で調べられます。
戸籍には戸籍筆頭者から、戸籍内のすべての氏名、住所の変遷等が記載されており、婚姻・出産等で新たに戸籍に含まれた人のすべてが含まれています。
現在、法律で150年間の保管(従来は80年間)が義務付けられていますので、江戸時代まで自分の先祖を遡れることもあります。

戸籍を郵送してもらえる自分の先祖の戸籍

戸籍の調べ方は、父から祖父、祖父から曾祖父、祖父の母の父というように、順に先祖調べに必要な戸籍を揃えていきます。
本籍地の変更や養子縁組等、様々な理由で複数の場所への請求手続きが必要な時もあります。
また、直系の子孫以外には原則として戸籍(除籍)は請求できませんので、場合によっては、直系卑属である親戚に戸籍請求依頼をする必要もありますが、戸籍は所轄自治体に郵送で請求することが出来ますので、自分の現住所から遠い郷里の調査であっても大丈夫です。
ただ、取り寄せた自分の先祖の戸籍には明治初期までしか記載されていませんでした。
なお、こうした自分の先祖の調査を請け負ってくれるサービスもあります。

先祖のルーツ調べで分かる自分の家系

困った人々

菩提寺で先祖にお参りしましょう

先祖の菩提寺であれば、現在自分が檀家になっていなくても、お参りを兼ねて訪ねてみると、色々な発見があります。
自分は、更に過去を調べようと、遠く離れた先祖の菩提寺を訪問しました。
自分の場合も既に檀家ではありませんでしたが、親切な住職からは、昔の事をいろいろ教えてもらいました。

過去帳から分かる先祖の息吹

戸籍では分からない昔の先祖調べのため、過去帳を調べました。
菩提寺では、お寺に埋葬された先祖達すべてを「過去帳」という記録に残しています。過去帳はお寺によっては、中世にまで遡るものもありますが、年月記載の有無など形式が異なっています。
自分の場合、菩提寺の住職にお願いして、ご先祖を江戸時代の天保14年(1843年)まで調べることが出来ました。(残念ながらそれより前の過去帳は、安政年間の大津波でお寺自体が流され、流失したそうです)

先祖の菩提寺と歴史

お寺では、江戸時代からの話を聞きました。この寺は平民のお墓が中心で、江戸時代の武士階級(氏族)は、別のお寺に埋葬されていたという話です。行き止まりになりかけた自分の先祖探しに、新たな示唆を得ました。

墓石の碑銘に刻まれた先祖の名前

お墓

先祖の俗名が刻まれた墓石も多くあります。

戸籍と過去帳などから自分のご先祖を19世紀前半まで辿ることが出来ました。
この機会に、お寺から少し離れた墓地にも向かいます。ここは高台だったので、津波被害は免れ、古い墓石がそのままの姿で立っています。
明治時代に、新たに碑銘が刻まれた墓石には、江戸時代からの先祖名が残っていましたが、探していた本来の姓は見つかりません。

墓石には、先祖が残した過去の事績。

二百年近く経過した墓石は、字も薄れ、判読できない部分が多く新たな発見はありませんでした。
しかし、近くに建立された石碑に、言い伝えられた自分の先祖の名前を見つけました。
やはり明治時代初期に刻まれたその石碑の碑文には、自分のルーツ探索へつながる、幕末に起こった事績が刻まれており、姓の変更理由などの解明に大きなヒントでした。

先祖が住んだ郷土の図書館は宝箱

地元作成の郷土史に先祖の名前を発見!

お墓で見つけた碑文から、今まで分からなかった古い先祖の俗名を知り、今度は、郷土の町にある、図書館を訪問しました。
図書館は、比較的小規模なものでしたが、その一角に、郷土の歴史や民族の書籍を集めたコーナーがあり、自由に閲覧できました。
この郷土史コーナーでも、お墓にあった碑文に刻まれた先祖の名前を発見しました。但し、簡単な紹介だけで、お城での役職や活躍した時期はわかりません。
江戸時代、各藩で「分限帳」という武士の名簿のようなものをつけていました。これは、藩によっては詳細な記録が刊行されていますので、該当する場合は飛躍的に調査が進みます。
しかし、自分の先祖の場合は、小藩のためか、分限帳の刊行図書はありませんでした。

貴重な資料から分かった、先祖の役職

自分の先祖は、見つかった資料から、おそらく江戸時代にはお城に勤める中級武士らしいと予測できたので、次の手がかりを得ようと、藩政に関する資料を調べるうちに、近くの市にある専門資料館に、分限帳に該当する、詳細な記録がありそうだとわかりました。
インターネット等で、利用方法などを調べ、資料館に向かい、記録の閲覧依頼をすると、かなりの時間をかけて、カビの匂いもする大量の巻物が出てきました。
有料で資料のコピーもできたので、祖先の役職を記載してある(らしい)部分を、図書館員に複写してもらいました。
予想通り、自分の先祖とおなじ名前の武士が、平均的な武士として役職、禄高が記載された資料です。

インターネットで探る先祖の記録

先祖確認には、やはり必要。古文書解読。

自分の場合、折角見つけた巻紙の大量資料ですが、古文書読解の力が足りず、現在、それ以上の過去を深く調べることはできていません。
明治以前の調査には、当然のことながら、基礎的な古文書読解力は必要でしょう。

検索で見つけた意外な先祖の名前

この調査の過程で、いくつか面白い発見をしました。
以前、調べ始めた時にはいくつかの検索エンジンで調べても、ヒットしなかった先祖の名前ですが、藩政時代の資料検索をするうちに、先祖の名前を複数発見したのです。
資料の画像や、PDFなどには、検索エンジンでは結果の出ない語句が、予想以上に多く出ていることに気付きました。
かなりの時間がかかりますが、検索結果のページから先は、検索などのツールに頼りすぎず、自分の目でじっくり調べたいと思っています。

波乱万丈の自分の先祖を知る

先祖調べから見えた、もう一つのルーツ

資料検索で得られた、先祖の名前が自分の先祖であるという確実な証拠はないのですが、別の資料から、江戸時代に始めて商業広告チラシを印刷(瓦版)した実業家が、自分の6代前の先祖である可能性を示す資料を見つけけたところです。
その他にも、18世紀の和算(江戸時代の数学)の専門家にも、姓名や住まい、経歴等から先祖の可能性が高い人物も出てきています。

先祖の現地調査は自分の足を使いましょう

先祖の事績や、先に進む手掛かりは、自分の場合は遠く離れた郷里で、ある程度の期間をかけて調べて初めて発見したものが多くありました。
まだまだ、インターネットだけでは調べ尽くせない資料が沢山あることに、今更ながら驚きます。
自分はまだ実行していませんが、機会と時間・費用が必要ですが、旧家の土蔵や、博物館等にも多くの先祖探しの資料があるのではないかと思っています。

やり方色々、自分の先祖探し

人々

ここでご紹介した、先祖調べの方法は、あくまで参考なので、他にもいろいろなやり方があると思います。
ただ、自分で思っていた以上に大変な祖先調べでしたが、それ以上に、先祖を調べることは、ワクワク、どきどきの発見もある不思議な探索でもあるのではないか、と思っています。
自分流のユニークで楽しい先祖探しを見つけて下さい。

終活の専門家に相談してみよう

「身近な人が亡くなったらどうしたらいいの?」「終活とは具体的にどんなことをしたらいいの?」「誰か詳しい人に直接相談したい!」と思われる方もいらっしゃると思います。
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