法螺貝や胸のポンポンって何に使うの?山伏独特の衣装の意味を知る。

法螺貝や胸のポンポンって何に使うの?山伏独特の衣装の意味を知る。

山伏は、ちょっと個性的な衣装に身を包んでいます。一見何のためなのかわからないけれど、山伏の衣装にはそれぞれのパーツに役割や意味があるんですよ。

最終更新日: 2020年02月28日

山伏とは

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「終活ねっと」運営スタッフ

今回「終活ねっと」では山伏の衣装について以下の項目に沿って解説していきます。

  • 山伏とはなにか
  • 山伏の衣装を細かく紹介
  • 山伏のルーツを紹介

お時間がない方も知りたい情報をピックアップしてお読みいただけます。

ぜひ最後まで目を通していただけると幸いです。

山伏の宗派

山伏の信仰は山岳信仰、修験道です。
熊野や京都の山岳がその中心地として有名です。
拠点となる主な寺院は、京都の天台宗系本山派の聖護院と、真言宗系当山派の醍醐寺三宝院霊山。
しかし全国各地の霊山を訪れ、一つの宗派にとらわれず修行をする者もおり、そういう山伏は客僧と呼ばれるそうです。

山伏の衣装

頭巾

山伏の衣装の中でも特徴的なこちら、頭にチョコンとのっているのは頭巾(ときん)といいます。
煩悩と無明をあらわす黒い丸は、中心から十二因縁を意味する十二のヒダがあり、大日如来の五智の宝冠を模しています。
もちろん頭を護るためのものですが、ちょっと小さくて頼りない感じがしますね。
物理的にというより、山の中で悪い気を防ぐための意味合いが強いようです。

法螺

山伏は山中で法螺貝を吹きます。
それは、獣を避けるためでもあり、修行の場の邪気を払う魔除けでもあるのです。

山伏が、修行のための道具や生活用品などを入れて背負う箱、ようするにリュックですね。
背負うものなので「おい」と呼ばれるようになったそうです。
仏具や食器など潰れないようにしなければいけないものもありますから、袋状ではなく木の箱となっています。

螺緒

山伏が腰に巻いている紐のことです。
「らお」「かいのお」とも読みます。
先端が編み込んであり、長さも決まりがあります。
大日如来とのつながりをあらわしています。
法螺貝を結んだり、険しい山を登るためのザイルの役割をする、とても実用的な道具です。

結袈裟

袈裟についているポンポン、これが最大の特徴ではないでしょうか。
この丸いポンポンは「梵天」といい、色によって階級が分かれています。
赤い色は最上級者の大先達、紫がその次の先達です。
六つの房は、六波羅蜜を意味しています。
危険から身を護るクッションの役目も果たしますよ。
真言系の山伏は、梵天ではなく輪宝を袈裟につけています。

最多角念珠

宗教者が数珠を持つのは珍しくありませんが、山伏が持つ数珠は独特で、修行の厳しさが現れています。
丸い数珠ではなく、角が尖ったそろばんのような形をしてます。
「最」上、煩悩の「多」さを、打ち砕く「角」という意味が込められ、尖った形をしているのです。
また、念=煩悩、珠=仏の世界を意味します。

檜扇

檜で作られておる扇で、祈祷をする時の護摩の火を仰ぐ道具として使われます。

鈴懸

ベースとなる着物に羽織る法衣です。
素材は主に麻でできており、風通しが良くなっています。
クリーム色のような柔らかい黄色をしいるものが主流で、柿色ともいわれます。
上下に分かれており、下は袴状になっています。
鈴は、自分自身の仏性を表すともいわれます。

引敷

山伏の衣装のお尻側には、毛皮が紐でくくられています。
これは山の獣の皮から作った、まさに携帯座布団なのです。
平地の少ない山の中、雨で少々濡れていても、ちょっと腰掛けるのにとても便利な存在です。

金剛杖

登山をするとき杖があるととても助かりますね。
富士山の山小屋でも販売されており、焼印をつけて記念にしたりする木の杖。
一般的には丸い棒ですが、山伏の世界では、四角や八角の杖の場合も。
金剛杖ではなく、錫杖を持っていることも多いです。

まとめ

山伏の衣装は山で修行するために、とても実用的に作られているのがわかりましたね。
おそらく長い歴史の中での経験の積み重ねから、様々な道具や衣装が生み出され、仏の教えや信仰心と意味が重なり合って今の形になっていったのだと思います。

山伏はどこにいけば会えるのか?修行の時は山へ出かけますが、普段は在家の方も多いそうですよ。

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