あなたはどれだけ知っていましたか?動物を使った慣用句!

古来より人は様々な慣用句を作り、それは現在でもなお、生き続けています。今回は、そんな慣用句の中でも、動物をモチーフにした慣用句を取り上げていきたいと思います。身近な動物から、そうでないものまで、色々と紹介しますね。

目次

  1. 古来より伝わってきた慣用句たち
  2. 動物の慣用句:犬編
  3. 動物の慣用句:猫編
  4. 動物の慣用句:鳥編
  5. 動物の慣用句:虎編
  6. 動物の慣用句まとめ

古来より伝わってきた慣用句たち

慣用句とは、二語以上の単語が結合して、それ全体である特定の意味を表すものとされています。
例えば、「蛙の子は蛙」や、「魚の水を得たよう」などが挙げられますね。
ちなみに前者の意味は、「子供はたいてい親に似るもの、または、凡人の子はやはり凡人になる」と言う意味で、後者については「能力を発揮できる場や環境を得たことで、生き生きと活躍するさまのたとえ」と言う意味です。
このように、人間を題材にした物だけではなく、動物を題材とした慣用句も非常に多く存在しています。では、実際に何点か紹介していきますね。

動物の慣用句:犬編

まずは犬です。
ペットとして、人間とは切っても切れないパートナーとなっている動物です。
では、そんな犬についての慣用句にはどのような物があるのでしょうか?

犬と猿

非常に仲が悪いことを例える慣用句です。
犬猿の仲とも呼ばれますね。

犬も食わない

何でも食う犬でさえ食わない。誰も好かない。相手にしないと言う意味の慣用句です。
「夫婦喧嘩は犬も食わない」とは良く言ったものです。

喪家の狗(そうかのいぬ)

「喪家」とは喪中の家の人のことで、葬式があった家では悲しみのあまり、飼い犬に餌をやることも忘れてしまい、やせ衰えていくことから「元気のない人」を例えた慣用句です。

犬馬の労(けんばのろう)

君主や目上の人、または他人のために全力を尽くすことを、へりくだって言う意味の慣用句です。馬や犬は主人のために忠実に仕えてくれます。そこからこう言った慣用句が生まれたようですね。

動物の慣用句:猫編

続いて、こちらもペットとしてはお馴染みの動物である、猫についてです。
気まぐれで気ままな所が魅力的で、犬とはまた違った魅力がありますね。
では、そんな猫にはどのような慣用句があるのでしょうか

猫をかぶる

本性を隠しておとなしくふるまう・知っているのに、知らないように振る舞うと言う意味の慣用句です。あなたの周りにもそんな方はいませんか?

猫に小判

猫に小判をやっても意味がない。
高価なものを与えても本人がそれをわかっていない様子を言う慣用句です。類似の物に「豚に真珠」と言った物もありますね。

猫に鰹節(ねこにかつおぶし)

猫の前に鰹節を置いていると、確実に食べられてしまいます。
そのため、「油断ならないこと」を指す慣用句です。

泥棒猫(どろぼうねこ)

こっそりと悪さをする者を指す慣用句です。
不倫を取り扱ったドラマなどではお馴染みの言葉ですよね。

動物の慣用句:鳥編

こちらもペットとしては人気のある動物、鳥についての慣用句です。
様々な種類があるため、鴨であったりカッコウであったりと、その種類は様々です。

閑古鳥が鳴く(かんこどりがなく)

商店や旅館などで客足がなく、商売がはやっていないさま。寂れた様子を表す慣用句です。
閑古鳥は、カッコウの異称とされています。
お店を経営されている方には耳が痛い言葉ですね。

鶴の一声(つるのひとこえ)

意見や利害が対立する多くの人を、否応なしに従わせる一言を表す慣用句です。
主に、「思わぬ意見が出る」と言ったニュアンスで使用されることが多いです。
話し合いなどの場でも、そう言った声が上がることがたまにありませんか?

鴨(かも)が葱をしょって来る

願ってもないことや大変好都合であることを表す慣用句です。
人によっては鴨葱(カモネギ)とも言いますね。

烏合の衆(うごうのしゅう)

烏の群れのように、統一も規律もなく寄り集まった群衆や軍勢を表す慣用句です。我々は鳥と言う動物ではなく、人間と言う動物なので、常に落ち着きを持って行動したいものですね。

動物の慣用句:虎編

さて、上記に挙げた動物たちとは違い、獰猛で凶暴な動物である虎にも慣用句は色々あります。
そんな強い動物である虎についての慣用句は、やはり強さを主体とした物が多いです。
…が、その強さを逆手に取った慣用句まであったりと、見てみると面白い物が揃っています。

張り子の虎

見かけだけ強くて本当は弱い人、もしくは虚勢を張っているだけで、大したことの無い人を表す慣用句です。虎=強い動物だけに、その強さが偽物だった時の例えを上手く表していますね。

虎の威を借る狐

先程は自分「だけ」でしたが、こちらは「他人の権力をかさに着て威張る人」を例えた慣用句です。強い動物である虎の陰にいる狐の弱さが本当に良く出ていますよね。
あなたの周りにもこんな人はいないですか?

虎視眈眈(こしたんたん)

「機会をねらって油断なく形勢を窺う(うかがう)様」を表す慣用句です。
虎と言う動物の恐ろしさは、ただ「強い」だけではなく、油断せずに確実に獲物を仕留める所からきています。自分の野望を遂げるために、じっと機会を狙っている部下などには、こう言った慣用句がぴったりですね。

虎に翼

単体でも充分に強い動物である虎。それにもし翼が生えれば更に強くなるように、勢力のあるものに、さらに勢力を加えることを表した慣用句です。似たような言葉に、「鬼に金棒」と言う慣用句もありますね。

動物の慣用句まとめ

いかがでしたでしょうか?
犬や猫のように身近な動物から、虎と言った凶暴な動物、更には蛇や牛、猿、果ては龍と言った空想上の動物に至るまで、動物に関する慣用句はそれこそ多岐に亘ります。
ただ、どの動物の慣用句も、古来より人々がそれらの動物と長い間、密接に関わってきたからこそ生まれた物だと思います。それだけ、人間と動物との関係は切っても切れない関係なのですね。今回取り上げた慣用句以外にも、動物をモチーフとした慣用句はまだまだ沢山存在します。
もし興味が出て来て頂けたのなら、お子さんやお孫さんと一緒に調べてみるのも面白いかと思いますよ。

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