愛する人の遺骨をジュエリーに…手元供養とは?

葬儀のあり方が変わってきているように、納骨や供養の方法もいろいろです。散骨や樹木葬などもポピュラーになってきていますが、近年注目されているのが遺骨をジュエリーに加工して身につける「手元供養」。先進技術により作られる遺骨ジュエリーの世界に迫ります。

目次

  1. 遺骨をジュエリーにする供養が増えている
  2. どんな人が購入しているの?
  3. 法に触れたりはしないの?
  4. 遺骨はどんなジュエリーになるの?
  5. 遺骨をダイヤモンドに
  6. 遺骨ジュエリーは遺族の心の支え

遺骨をジュエリーにする供養が増えている

もし最愛の人が亡くなってしまったら…考えるだけでも身を切られる思いですが、実際、現実のこととなってしまった時、ご遺族は悲しみのあまり生きる望みさえも無くしてしまうことがあります。
「亡き人をずっと身近に感じたい」「ずっと近くで見守って欲しい」そんなご遺族の気持ちを形にしたのが、手元供養。
中でも近年、遺骨の一部をジュエリーにしてずっと身につける方が増えています。愛しい人の面影を肌身離さず身に付けることで「グリーフケア」の役目も果たすといわれているのです。そんな遺骨ジュエリーの最先端についてご紹介しましょう。

どんな人が購入しているの?

お墓やお仏壇で供養するほかに、いつも故人といっしょにいたいと望まれる方、またご親族に渡される方。またお墓の場所が遠方でなかなかお参りが出来ない方や、住宅の事情でお仏壇が置けない方、金銭的な事情でお墓を建てられない方、また将来的にお墓を相続してくれる人がいない方などが購入されています。

近年では流産、死産などを含め、お子様を亡くされたご夫婦の手元供養として、またペットロスの心のケアなどのご依頼がとても多くなっています。
ほとんどの方がお墓に納骨され、一部を手元に残されることが多いです。

法に触れたりはしないの?

人が亡くなった時は、火葬を行う事は法律で定められていますが、遺骨の取り扱いは特に決まりはありません。ですから、ジュエリーにして身に付けることは法に触れることはないということになります。
しかし、遺骨の一部をお墓に納骨する時は分骨証明書の提出が必要です。

遺骨はどんなジュエリーになるの?

ネックレスやリングには封入窓と呼ばれる遺骨を納めるための窓を設けています。封入窓が1つのものは耳かき1杯~3杯ほど納骨できます。封入窓が2つですと2杯~4杯分。

指輪の内側やペンダントの裏側の封入窓から遺骨を納め、透明樹脂で封入し完全防水に加工します。
また完全密封にして窓のない状態にすることも可能です。このタイプはどこから見ても遺骨が入っていることがわからないようになっているので、遺骨ジュエリーと気づかれたくない方におすすめです。封入窓をデザインして開けることも可能。ハート型やリーフ型などにして、少しだけ遺骨が見えるようにされる方もいます。

製作工程

①封入窓を原型に加工し、指輪はサイズを調整。
②ゴールドやプラチナの鋳造。
③磨き、宝石を留めて文字を刻印します。
④検品し、仕上がり状態の確認をします。
⑤今一度封入窓の加工。
⑥遺骨を封入。完全防水状態にします。完全密封の時はこの後窓を塞ぎます。
⑦最終の検品をします。

宝石を留めることもできる

守護石として誕生石を留めたりすることができます。また、お手持ちの婚約指輪などの石を組み込むことも可能です。

文字を刻印することも可能

指輪の内側、またはペンダントの裏側にお名前やご命日、故人への想いをこめた言葉やメッセージを刻印することもできます。
文字数によって金額は様々ですが、20字以内なら3,000円程度のことが多いようです。
また書体や時数を自由に選べたりするものもあり、そういうものだとだいたい15,000円くらいです。

遺骨をダイヤモンドに

近年は遺骨を納めるタイプではなく、ダイヤモンドに加工する技術が生まれています。
天然のダイヤモンドは、地中で炭素が高温高圧にさらされることでできるものですが、遺骨のダイヤモンドは、火葬後の遺骨の中に含まれる炭素を取り出し、人工で高温高圧をかけて製造されるものです。人工ダイヤではありますが硬度や輝きは天然のダイヤと変わりないものです。
着色をしなくても、遺骨の中の微少元素成分によって無色透明から青色の色合いが出ます。

0.2Ctから1.0Ctほどに加工できます。カットも天然ダイヤと同じようにお好みにする事が可能です。また原石で受け取ることもできます。

遺骨のダイヤモンド製作には約300gの遺骨が必要です。これは成人男性の遺骨だと1/4から1/5くらいの量です。また製作にはだいたい6ヶ月くらいの期間が必要となります。
費用は一番小さな0.2Ctで500,000円ほど。1.0Ctになると2,500,000円くらいになるようです。
またダイヤモンドをジュエリー加工する時は別途料金がかかります。

遺骨ジュエリーは遺族の心の支え

いかがでしたか?近年は現実問題としてお墓を持っていない、お墓はあるけれども遠いので足しげくお参りができない、などの理由で遺骨を手元に置いておく、という考えから遺骨ジュエリーを製作する方も多くなっています。しかし、やはり一番の理由は、愛する人といつも一緒にいたい、という想いからでしょう。肌身離さず愛する人を感じることで、遺族の心が穏やかでいられるのならば、それが一番故人も喜ぶ事かもしれませんね。

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