七福神の大黒天の由来やご利益を紹介します!恵比寿神との関係は?

七福神の大黒天の由来やご利益を紹介します!恵比寿神との関係は?

七福神の中でもメジャーな存在の大黒天。その来歴やご利益をご存知ですか。そして、大黒天は同じ七福神の恵比寿神とセットで祀られることも多いですが、この2柱の神様の関係はどうなのでしょうか。詳しく解説します。

最終更新日: 2020年02月28日

七福神の神様たち

七福神

正月の縁起物として知られる七福神。
身近すぎて気に留めないのか、どれが誰かいえない方も多いのではないでしょうか。
まずは、七福神の神様たちを簡単に紹介します。

反時計回りに紹介します。
右上が大黒天で、打ち出の小槌が目印です。
釣竿と鯛を持っているのが恵比寿神。
戎、蛭子などという表記もあります。
次の2柱の神様は福禄寿と寿老人です。
星を神格化した同一の神様で、像や絵の作者によって持ち物や風貌が入れ替わります。
武装しているのは毘沙門天です。
これは七福神としての名前で、四天王の多聞天と同じ神様です。
大きな袋を抱えているのは布袋尊です。
唯一実在のモデルがいるといわれています。
最後に、中央の楽器を持った女性が弁財天です。

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「終活ねっと」運営スタッフ

今回「終活ねっと」では、七福神について以下の項目に沿って解説していきます

  • 七福神の大黒天の意味
  • 七福神の大黒天のご利益
    七福神の大黒天と恵比寿神の関係

お時間がない方も知りたい情報をピックアップしてお読みいただけます。

ぜひ最後まで目を通していただけると幸いです。

七福神の大黒天の意味

意外かもしれませんが、大黒天は日本で生まれた神様ではありません。
そもそも、七福神の中で日本固有の神様は恵比寿神しかいないのです。
ここでは大黒天の来歴やどんな信仰をされてきたかを紹介します。

ヒンドゥーの神様

大黒天はもとはヒンドゥーの神様です。
最高神のシヴァ神は破壊や創造をはじめとして様々な面を持ち、それに合わせて姿を変えます。
その姿を変えたシヴァ神の1つの神格マハーカーラが大黒天だと考えられています。
マハーカーラは「大いなる暗黒」を意味し、全てを破壊するおそろしい姿だといわれます。
ヒンドゥーの神様としては、戦い、財産、冥府の3つを司ると位置づけられていました。
私たちがイメージする大黒天のイメージとはだいぶ離れていますね。

仏教では天部の仏様

仏様の位に天部というのがあります。
主にヒンドゥーの神様など異教の神様が仏法に従って仏教の守護神となったものです。
大黒天はこの天部の仏様として日本に伝わりました。
七福神の中では他に毘沙門天と弁財天が似た来歴を持ちます。
大黒天は戦闘と財福の仏様とされますが、日本では財福の側面が強調され、戦闘神としての性格はほぼ残りません。

大国主命と同じ神様?

本地垂迹説

日本では長い間、仏教と神道の区別が曖昧でした。
七福神も神社に祀られたり寺に祀られたりしますよね。
そんな中、平安時代以降、本地垂迹(ほんじすいじゃく)説という考え方が浸透します。
仏教を信仰の中心とする考え方で、神様は仏様の仮初の姿だというのです。
例えば、個々の寺や神社によって多少ずれますが、太陽神・天照大神は宇宙の中心仏・大日如来が本当の姿だとされ、白狐を使いとする宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)は白狐に乗る姿で表される荼枳尼天(だきにてん)が本当の姿だとされました。
そして、大国主命(おおくにぬしのみこと)は音読みで「だいこく」と読めること、実際に出雲で「だいこくさん」と親しまれていることから大黒天の仮の姿だと解釈されるようになりました。

反発も

大黒天を祀るところには神社も寺もあり、そうしたところはこうした信仰の歴史を受けて大抵「大国主命と同じ神様です」と説明します。
一方で、大国主命を祀る神社にしてみれば、大国主命の上に大黒天を位置づける考え方は面白くありません。
したがって、「七福神の大黒天とは全く違う神様です」と説明するところが多いです。
どちらが正しい、間違っているという問題ではなく、同じ「神社」という括りでも信仰や考え方はそれぞれ違います。
その神社の説明に合わせて失礼がないようにしたいですね。

七福神の大黒天のご利益

大黒天は元々は戦い、財産、冥府の神様でしたが、日本では財産の神様という側面だけが残り、財運福徳のご利益があります。
持ち物の打ち出の小槌にそれが表れています。
そこからさらに派生して、五穀豊穣や出世開運、商売繁盛のご利益もあります。

大黒天

そして、同一視された大国主命が縁結びの神様であることから、縁結びや子孫繁栄のご利益もあると考えられています。

七福神の大黒天と恵比寿神の関係

七福神の中でも恵比寿神が大黒天とセットで祀られることが多いです。
どんな理由があるのでしょうか。

恵比寿神とは?

恵比寿神は七福神の中で唯一日本の神様で、海からやってきて大漁をもたらすと考えられています。
神話には恵比寿神の名前では登場せず、蛭子命(ひるこのみこと)または事代主神(ことしろぬしのかみ)と同一の神様だと説明されます。

大黒天と恵比寿神の関係

恵比寿様

ご利益

恵比寿神の本来のご利益は大漁と漁業守護です。
それが転じて、五穀豊穣や商売繁盛のご利益もあると考えられるようになりました。
財運を司るという意味で大黒天とご利益が重なり、また同じ七福神であることから、この2柱の神様は商家で一緒に祀られます。

蛭子命と大黒天

実は大黒天=大国主命と考えた場合、恵比寿神と親戚関係にあります。
大国主命は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)の子・素戔男尊(すさのおのみこと)の子(一説には6世の孫)とされています。
そして、蛭子命は伊邪那岐命と伊邪那美命の子なので、おじと甥の関係ですね。

事代主神と大黒天

恵比寿神を事代主神とすると、大黒天とのつながりはもっと濃くなります。
なんと事代主神は大国主命の子なのです。
大黒天を大国主命と同一視していいのかどうか、恵比寿神を神話の誰にあてるのかは、個々の神社の考え方次第ではあります。
ただ、こういう神様同士の関係は興味深いですね。

七福神の大黒天のまとめ

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いかがでしたか?
七福神の大黒天を紹介しました。
優しい顔立ちで表現されることの多い大黒天が戦いの神様だったとは意外ですね。
しかも、同じ七福神の恵比寿神と親戚関係にあったとは。
他の七福神についても調べてみたくなりますね。

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