有名な俳句をご紹介!春夏秋冬から恋の俳句、現代の俳句まで。

有名な俳句をご紹介!春夏秋冬から恋の俳句、現代の俳句まで。

たった17文字の世界で春夏秋冬の四季の美しさ、素晴らしさ、感じる人の心根が感じられる俳句。昔から愛されてきた有名な俳句というものは現代でも心打たれるもの。今回はその有名な俳句を厳選してご紹介します。恋の俳句から現代の俳人の有名な俳句もご紹介!

最終更新日: 2020年03月12日

俳句の世界と有名な俳人

歌

俳句とは5・7・5の17文字からなる短い詩です。
俳句の歴史は、もともとは短歌の上の句(五、七、五)と、下の句(七、七)を2人以上で交互に詠みつづける「連歌」という貴族の遊びがありました。

この貴族の遊びである連歌をを使うにはルール、決まり事が多かったのですが、それを庶民でも気軽に読めるようになりました。
それが「俳諧(はいかい)の連歌」と呼ばれるものです。
俳諧の連歌は今までの蓮歌に比べ、俗語を使ったり、滑稽な表現をしたり、と緩い感じとなります。

連歌では1番初めの句を「発句」と言いますが、その連歌の発句である五、七、五の文字だけを作ることが流行しました。
それが俳句と呼ばれるようになりました。

どこでも、誰でも簡単に作れる俳句は日本だけでなく海外でも人気があります。
海外では「HAIKU」、中国では「漢俳(かんばい)」という名前で呼ばれ親しまれています。

そして有名な俳人といえばみなさんは誰が浮かびますでしょうか。
小林一茶 、正岡子規、松尾芭蕉、高浜虚子など昔から愛されてきた有名な俳人はたくさんいますね。
いま上げた人物以外にもさまざまな方が素晴らしい俳句を詠んできました。
今回は季節ごとに有名な俳句をご紹介してきます!

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「終活ねっと」運営スタッフ

今回、「終活ねっと」では以下の項目を中心に解説します。

  • 冬の俳句
  • 春の俳句
  • 夏の俳句
  • 秋の俳句
  • 恋の俳句
  • 現代の俳人と俳句

様々な種類の有名な俳句をご紹介しています。
ぜひ最後までお読みください。

冬の俳句

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「うまさうな 雪がふうはり ふわりかな」 小林一茶

ふうはり ふわり、と柔らかな表現は現代の今でも通じるものがあります。
美味しそうな、なんとも優しい雪が舞い降りる様が目に浮かびますね。
寒い冬の日でも楽しくなる、そんな一茶の有名な俳句です。

春の俳句

春

「梅が香に のっと日の出る 山路かな」  松尾芭蕉

厳しい冬も終わり、少しずつ温かくなったきた春先の夜明け前。
山道に香る梅の花に誘われるようにのっと昇ってくる太陽。
優しい気持ちになれる芭蕉の有名な俳句です。

また、下記の記事では3月の季語を特集して紹介しています。
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください。

夏の俳句

夏

「薄月夜 花くちなしの 匂いけり」 正岡子規

月の光がぼんやりとさす夜に くちなしの花の香りを感じた、という句です。
くちなしは可愛い花を咲かせますがその姿を見えなくともその甘い香りで姿を感じる、目を閉じるとその情景が浮かぶようです。
人は「匂い」の記憶は忘れにくい、と言われています。
匂いで昔の出来事やその時の感情が蘇ったりします。
正岡子規にとってこのくちなしの花の匂いはどのような記憶や思い出、感情が詰まっていたのでしょうか。
この有名な正岡子規の俳句を詠むとそんなことをふと考えたりします。

また、下記の記事では夏の季語を使った俳句を紹介しています。
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください。

秋の俳句

秋

「うらを見せおもてを見せて散るもみぢ」  良寛

死に行く自分のことを紅葉に例えている、良寛の有名な俳句です。
いままで裏も表も隠さず自分を見せてきた、あとは自然に任せて散っていくだけ、という意味です。
「うら」と「おもて」。
それは生と死を表しているのかもしれません。
また紅葉がひらひらと落ちていくように静かな死を迎えるようにも感じる一句です。

有名な恋の俳句

虹

「虹たちて忽ち君の在る如し」   高浜虚子

虹を見て嬉しくならない人はいないですよね。
思いがげず虹を見たときはラッキー!これからなにか良いことがあるかも!幸せなことが起こるかな?そんなキラキラした想いにしてくれるのが虹。
その虹を見てまるで君がそばにいてくれるようであった、という高浜虚子の有名な恋の俳句です。

現代の俳人と有名な俳句

現代で有名な俳人の一人、池田澄子さんをご紹介します。
鎌倉生まれの1936年生まれ。
平成元年には第36回現代俳句協会賞を受賞されています。
俳句は十七文字のなかに「や」「かな」「けり」といった句を切るための文字が入っていることが多いのですが、池田澄子さんの俳句は語りかけるような、口語俳句と呼ばれるものを得意としています。
池田澄子さんの代表句をご紹介します。

「じゃんけんで負けて螢に生まれたの」

また池田澄子さんは身近な生活を感じることのできる俳句を詠まれており、親しみやすく、
気持ちをほっこりとさせてくれます。

「定位置に夫と茶筒と守宮かな」
「セーターにもぐり出られぬかもしれぬ」
「恋文の起承転転さくらんぼ」

17文字の俳句の世界

いかがでしたでしょうか。
たった十七文字ですが、そのなかにはさまざまな感情があふれ出てきます。
そしてそれは人によって受け取り方も感じ方も様々。
年齢を重ねてるごとにまた違った感じ方をすることもあるかもしれません。
昔から現代に至るまで俳句が愛されてきた理由が少し分かるような気がします。
たった十七文字。
されど十七文字。
これからもその魅力は引き継がれていくことでしょう。
俳句の世界はとてもおもしろいものですね。

また、下記の記事では松尾芭蕉の有名な俳句を紹介しています。
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください。

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