水墨画の魅力。昔から現代に至るまで有名な水墨画人と作品をご紹介!

墨一色で表現される水墨画になぜ心惹きつけられるのか。有名な水墨画人たち、雪舟、牧谿、狩野 探幽、長谷川等伯の作品を通して水墨画の魅力をお伝えします!まだ現代の若手水墨画人として有名な土屋秋恆さんの作品をご紹介!

目次

  1. 水墨画の歴史
  2. 水墨画の有名人 雪舟
  3. 日本の水墨画に影響を与えた有名人、牧谿
  4. 雪舟、牧谿に影響を受けた長谷川等伯
  5. 江戸時代に活躍した有名人、狩野探幽
  6. 現代の水墨画人 土屋秋恆
  7. 愛される水墨画
  8. 終活の専門家に相談してみよう

水墨画の歴史

水墨画

水墨画とは、墨一色で表現される絵画のことで中国の歴代中期から始まりました。墨の暈かしで濃淡や明暗をうまく使い、遠近感や立体感を見事に表現しています。
日本には鎌倉時代に伝わり、絵仏師と呼ばれる仏教絵画や仏像の彩色などに従事した専門職の方や禅僧が中心となって制作が始まりました。墨絵(すみえ)とも呼ばれます。そのため禅宗の思想を表現するようなものが多かったのですが後に自然の山水画、花鳥画も書かれるようになっていきました。
水墨画といえば床の間の掛け軸になっているイメージが強いかもしれません。その人気は現代でも強く、人々の心を魅了しています。

水墨画の有名人 雪舟

雪舟

室町時代に活躍した水墨画の有名人といえば雪舟。日本の水墨画の流れを変えたといわれる雪舟の水墨画は国宝に指定されている作品も数多くあります。代表作は、「破墨山水図」、「「天橋立図」、「秋冬山水図」、「四季山水図(山水長巻)」などがあります。雪舟は中国風の水墨山水画ですが、花鳥画もよくしたと伝えられています。
少年時代の雪舟は岡山県総社市「宝福寺(ほうふくじ)」で禅僧になるために日々修行の日々でしたが、修行よりも好きな絵ばかり描いていた為それに怒った住職が、雪舟を柱に縛り付けました。時間が経ち雪舟の様子を見にいった住職は雪舟の足元に大きなねずみがいるのを見つけ噛まれてはかわいそうだと慌てました。ですが、そのねずみは本物のねずいではなく、雪舟が自分の涙で書いたものだったのです。それからはその住職は雪舟が絵を描くのをとがめることはなくなったという話が残っています。幼少の頃から雪舟の才能が垣間見れる話です。

日本の水墨画に影響を与えた有名人、牧谿

牧谿

宋末元初の僧である牧谿(もっけい)の作品は鎌倉時代に日本に伝わりました。牧谿の独特な技法により描かれた湿潤な大気を感じさせる水墨画は評価が高く日本の水墨画に強く影響を与えました。愛された牧谿の水墨画は国宝、重要文化財に指定された作品も多くあります。

雪舟、牧谿に影響を受けた長谷川等伯

安土桃山時代を代表する画人、長谷川 等伯。初めは仏画や肖像画を描いていた等伯は水墨画家として名高い雪舟や牧谿の影響と受けたといわれています。
等伯の作品の中では「松林図屏風」(しょうりんずびょうぶ)が特に有名で近世水墨画の最高傑作とされています。
この作品は各縦156.8cm横356.0cm(本紙部分のみ)の屏風画で国宝となっています。

うっすらと浮かびあがる松林。墨だけで書かれているとは思えない素晴らしい作品です。

この長谷川等伯にまつわるエピソードを1つご紹介します。
かの有名な茶人・千利休が等伯の才能を見込み、仕事の依頼をします。それが大徳寺へ寄進する「金毛閣」の天井と柱の装飾画を描かせるというものでした。
この一件で京都でも「長谷川等伯」という画人の才能と名が知れ渡るきっかけとなりました。

江戸時代に活躍した有名人、狩野探幽

狩野 探幽(かのう たんゆう)は江戸時代に活躍した絵師です。11歳という若さであの有名な徳川家康に謁見を許されるほどの技術、才能を狩野探幽は持っていました。その後、16歳で幕府の御用絵師になり、”天才絵師”と呼ばれるほどの実力を兼ね備えていました。また水墨画に「余白」をうまく使いこなした穏やかな画風が特徴的です。宋元画や雪舟に影響を受け、江戸時代の絵画の基調を作った人物です。

現代の水墨画人 土屋秋恆

現代で有名な水墨画人をご紹介します。
土屋秋恆(つちや しゅうこう)さん。兵庫県宝塚市出身で1974年生まれの土屋さんは幼少期に叔父さんが経営する温泉旅館で見た多くの水墨画や浮世絵に強い影響を受け高等学校在学中に南北墨画会に入門し、2年という異例の早さで師範になるという経歴の持ち主です。
その素晴らしい才能は世間に知れ若手水墨画人として、新しい水墨画の魅力を作品に出されています。また土屋さんご自身の水墨画教室で現在も不定期ながら師範として水墨画の基礎を指導されているようです。

愛される水墨画

いかがでしたでしょうか。墨一色で表現される昔から愛されてきた水墨画の歴史、有名な水墨画人をご紹介しました。1枚の水墨画のなかには、動きがあるように見えたり、墨一色のはずが色がついているように見えたり、その場の空気感じが伝わるものなどさまざまな魅力があり惹かれていく作品が多くあります。水墨画の世界はとても奥深いものですね。

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