神式の意味とは?神式とは何か、解説いたします

読み方 しんしき

別名 神道式

神式とは

日本古来の神々を祀る宗教を「神道(しんとう)」といいます。この神道の考え方や作法に則った祭典や儀式を神式と呼び、結婚式や葬儀関係の用語に使用されているのをよく見かけます。神式でこのような儀式を行う場合は、神社の神職(しんしょく、神主ともいう)にお願いするのが一般的です。

神式の祭壇

神式において、祭壇や供物を乗せる食器類は白や白木が基本で、台に関しては朱色か黒色の塗りを施しているものもあります。ご自宅で祭壇を用意する必要がある場合は、白で統一しておけば間違いありません。
祭典の種類や祭典を立って行うか座って行うかによって、必要な物は変わってきます。ここではどの祭典でも絶対になくてはならない、不変の物のみ挙げていきます。

6寸吉野桧三方・土器5点セット
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商品価格¥2,940

ご家庭の神棚に使用する場合は、このようなセットが使いやすいでしょう。

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〇瓶子(へいし)、皿(かわらけ)、高坏(たかつき)、水玉…供物を乗せる食器類です。瓶子は酒、皿は米や魚など、高坏は塩、水玉は水を入れます。皿は供物の量で必要数が変わります。高坏は塩を盛りますが、極小の皿を使うこともあります。
〇三方(さんぼう)…食器を乗せる盆のようなものです。基本は食器ごとに用意しますが、小さな祭典だと数種類を1つの三方に乗せることもあります。
〇玉串(たまぐし)…榊の枝に紙垂(しで)のついたもので、拝礼に使用します。榊がない地域では、別の常緑樹の枝を使います。
〇案(あん・八脚案、八足台などともいう)…供物や祭典に必要な物を乗せるテーブルです。高さの違う案が組み合わさったタイプもあります。立つ祭典(立礼)か座る祭典(座礼)かによって、脚の高さは変わります。
〇菰(こも)…案の下に引きます。

祭壇 折畳式 二段式 木曽桧
祭壇 折畳式 二段式 木曽桧

商品価格¥98,800

神社の中ではなく、外の祭典(外祭)で使うことが多いタイプの案で、2種類の案と神籬と呼ばれる榊を立てるための串が合わさっています。

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神式の結婚式

神式 結婚式

結婚式というと教会もしくは教会風の挙式場であげることが多いですが、近年は神道式の挙式の人気が復活しつつあります。神社で行う以外にも、セレモニーホールに神職を呼んで行う場合もあります。神社で結婚式をするというと白無垢などの和装のイメージが強いですが、ドレスなどの洋装で行う人もいます。
また、必要になる料金も各神社ごとに違ってきます。少額のところなら、神社への奉納だけなら3万円程度で済みます。このような料金は全国で統一されているわけではないので、神社によってかなりの差が出てくることでしょう。調べるには、それぞれの神社に問い合わせしてみるしかありません。価格に大きく影響するのは奏楽(雅楽の演奏)や神楽(蘭陵王などの踊り)が入っているかどうかで、奏楽には最少でも楽人が3人以上必要になりますし、神楽になると衣装代などで価格が跳ね上がります。神楽を行うなら、20万円は追加されると考えたほうがいいでしょう。

神式のお葬式

神葬祭

神式の葬儀を「神葬祭(しんそうさい)」と呼びます。神葬祭は神社で行うことは絶対にありません。死というケガレ(穢れ、気が枯れる=生命力の減退)を神前に持ち込むことはタブーです。神葬祭は自宅か、葬儀場で行います。大まかには通夜祭、葬場祭(告別式)、火葬祭、帰家祭の流れになります。本来はもっとたくさんの儀式があるのですが、近年はどんどん纏められたり重要なもの以外はなくしてしまう傾向にあります。納骨祭は十日祭から百日祭の間に行います。五十日祭と同日に行うことも多いです。納骨祭と一緒に埋葬祭という祭典も行います。故人が亡くなるより前に墓石を用意していた場合には、葬場祭と一緒に行う場合があります。
神葬祭も各神社ごとに価格設定が異なり、依頼する神社によっては高額になったり低予算で済んだりと、かなり開きがあります。柔軟な対応が可能な神社なら、通常は2人の神職で奉仕するところを1人にするなどで、最小限の葬儀にできることもあります。

神棚封じ

家庭内に神棚があれば、死から遠ざけるために「神棚封じ」を行います。神棚に親族のうちの誰が故人になったかを報告した後、白紙を神棚に貼る簡易なものです。封じている間は、普段のような拝礼は一切行いません。五十日祭が終わると忌明けとなり、神棚の封印を解いて親族も神社へ参詣してよいということになります。しかしこの忌明けすらも短縮傾向にあり、十日祭が終われば忌明けとすることもあります。

神式の葬儀に送る弔電

弔電を送る際には、その葬儀がどの宗教で行われているかをしっかりと意識する必要があります。日本人はあまり宗教の違いや教義に詳しくない人が多く、いろいろな宗教がごちゃ混ぜになっていることが頻繁にあります。神葬祭に「故人が天国に行っても幸せに過ごせるように、ご冥福をお祈りします」などという弔電を送ってしまうと、詳しい人が見たら眉を顰めるでしょう。あまり神道の用語に詳しくないなら、NTTなどの電報業者が用意しているテンプレートで送るのが無難です。

神式のお墓

8寸2台据置商品 欅(ケヤキ)
8寸2台据置商品 欅(ケヤキ)

商品価格¥388,800

最もシンプルな形状の奥津城です。「〇〇之奥津城」などと篆刻します。

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上記の通り神社に死を持ち込むことは絶対にしてはならず、親族も忌明けするまでは鳥居をくぐることはできません。当然のことながら神社の境内には、慕場のようなものはないのが普通です(古い時代に寺と神社が混じっていたところなどでは、墓地を持つこともあります)。そのため、墓地は共同墓地などを別に探す必要があります。
神式のお墓は、見た目には仏式とそれほど違いはありません。「奥津城(おくつき)」と呼びます。最も分かりやすい部分は頂点が尖っていることで、この形状を「角兜巾(かくときん)」といいます。他には前面に「案(あん、八脚案や八足台とも)」という、お供えを置くテーブルがあります。仏教ではないので、ここには香炉などは置きません。

神式の法事

仏教でいうところの法要を、神道では「霊前祭(れいぜんさい、霊祭ともいう)」と呼びます。故人が亡くなってから10日で十日祭、20日で二十日祭、30日で三十日祭…と続き、100日で霊祭が終わります。しかし最近では省略が多くなっており、10日祭と50日祭のみで済ませることも増えています。また、五十日祭の後は年ごとに1年、3年、5年、10年と進めます。これを「式年祭(しきねんさい)」といいます。10年以降の式年祭は10年刻みで20年、30年と行い、50年で一通りの区切りとなります。このように祖先の霊を祭る祭典を総じて「祖霊祭(それいさい)」と呼びます。形式としては50年以降も百年祭や二百年祭と続いていきますが、やはり省略される傾向にあります。

神式の”のし”

こち高級多当 花結 初穂料 10セット
こち高級多当 花結 初穂料 10セット

商品価格¥2,880

人によって初穂料の頭に「御」を付ける人と付けない人がいます。神さまに差し上げるものだから丁寧にするという考えと、自分が出すものに御をつけるのはおかしいという考えがあるためです。どちらが絶対に正しい、間違っているということはありません。

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神社に納める現金を包む熨斗には、神式の表書きをする必要があります。一番使い勝手がいいのは「初穂料(はつほりょう)」です。初穂とは秋に収穫した米を神前にお供えする、「新嘗祭(にいなめさい)」というお祭で捧げる新米のことをいいます。それが長じて、神さまへ供えるものはどのような祭典・内容であっても、初穂料と呼ぶようになりました。
このほかに「玉串料」「御祈祷料」「御礼」「御供」「御神前」などの書き方もありますが、祭典や状況によっては似つかわしくない場合もあります。どう書いたらいいか迷う場合は、ほぼ「初穂料」で通用します。「初穂料」を使用できないのは神葬祭です。こちらの場合は「御霊前」とします。

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