法号とは、亡くなってから葬儀までの間に日蓮宗の僧侶に付けてもらう名前です。 他の宗派では戒名や法名などと呼ばれます。 法号は仏教徒であれば寺院に埋葬するときに必要ですが、仏教以外の宗派などに埋葬する場合は必要ありません。 英語では「posthumous Buddhist name」といいます。
宗教不問とは、公営霊園(墓地)・民営霊園(墓地)などで、お墓を建てる人の宗教が何であってもお墓を建てることができるという意味です。 寺院墓地でも、宗教不問の墓地が近年増えてきました。 特に永代供養墓や納骨堂、樹木葬などあたらしいタイプの供養形態では宗教不問であることが多いです。
遺体とは亡くなった人のなきがらのことを指します。 遺体と違って「死体」は人以外の生物にも使われる言葉です。 遺体は安置所や自宅に安置したあとに、葬儀・告別式をして火葬をします。 遺体は英語で"the remain"や"Corpse"と表記されます。
碑文石とは、何かしらの文章が彫刻された石碑のことです。 ナポレオンによって発見されたロゼッタストーンなどのように、歴史について記されたものが多いです。 石に彫刻することで記録をするというこのやり方は、古くから行われてきました。
急逝は「きゅうせい」と読み、人が急に死ぬことをいいます。事故で突然亡くなられた場合や、まだ死ぬ年齢でもないのに若くして亡くなられた場合などにも使われることもあるようです。急死を敬った言い方に変えるものです。
会葬とは主に葬儀・告別式に参列することを言います。 一般に通夜に参列することは弔問と言われます。 また、会葬する人のことを会葬者と言います。 会葬者の方は遺族に向けてお悔やみの言葉を述べ、葬儀に参列します。
人の死後満12年、数えて13年目の忌日です。また、その日に行う法事のことです。13年忌とも言います。 13回忌には宇宙の真理である金剛界大日如来様とひとつとなります。 13回忌の法事・法要は満12年目の命日に行ないます。
式次第と、会議やパーティ、結婚式といった催し物の開催から閉会までの進行を事前に記したプログラムに相当します。式の進行の順番を決めた式次第は、掲示されたり出席者全員に配られ、主宰者、司会進行係、出席者全員に周知するために使われます。
かしこまった場面で使われる敬称で、令室=第三者から見た場合の配偶者(妻)のことをさし、御令室とも書きます。葬儀や弔電・訃報の中で使用されるのは「ご令室」が多く、結婚式の招待状では「令夫人」が多く用いられているようです。
ご家族がご逝去された場合、家庭内の神社と言える神棚を死から遠ざける必要があります。日本古来の宗教である神道では、死のような平常ではないものを「ケガレ」として忌避し、神さまに近づけてはならないという習慣があるためです。ケガレが去る忌明けまでは、一時的に神棚を封印しておかなくてはいけません。