業の意味とは?業とは何か、解説いたします

最終更新日: 2017年08月08日

業とは

読み方 ぎょう ごう わざ

別名 カルマ

一般的には仕事、職業、学問や技芸などを指します。
仏教で用いられるときは「ごう」と読み、仏教の基本的な概念になり、サンスクリット語のカルマの意訳になります。
人間の身、口、意が行った行為、またその行為が存続して果報をもたらす力という意味に用いられています。

業の読み方

ふだん使われる読み方は「ぎょう」が多いですが、仏教と関わる時には「ごう」と読まれます。
日本の文化は仏教と深い関わりがあることから、ふだんにも「ごう」の読みで仏教の概念を基本とする熟語が使われることがあります。

一般的な業のいろいろな読み方と意味

業は大きく三つの読み方があります。
読み方で意味が違ってきます。
他に特殊な例として「すで」などがありますが、現在ではあまり使われていません。
また業平(なりひら)生業(なりわい)などの読み方をするときもあります。

ぎょう

対価を得る目的で反復的継続的に行う行為とされ、仕事、職業、産業などを指します。
商業(しょうぎょう)、副業(ふくぎょう)など。
また、苦労して成し遂げる事柄という意味で、学業(がくぎょう)、卒業(そつぎょう)、偉業(いぎょう)などとも使われます。

わざ

技術や技芸を意味します。
神業(かみわざ)、仕業(しわざ)、離れ業(はなれわざ)などと使われます。

ごう

広くは、人として生まれついて、不合理であるとわかっても行ってしまう行為を指します。
自業自得(じごうじとく)、罪業(ざいごう)、など仏教の外でも使われます。
また、腹が立つこと、怒りの心を意味することもあります。
業腹(ごうはら)、業(ごう)を煮やすなどです。

人名用漢字としても用いられます

人名用には在原業平(ありわらのなりひら)など、いろいろな読み方があります。
詳しくは以下のリンクをご参照ください。

仏教で用いられる業とは

読み

仏教で用いられるときは「ごう」と読みます。

意味

意味は、サンスクリット語の「行為」を表す「カルマ」からの意訳になります。
人間の行う行為は、身体的な行為(身)語る行為(口)思うという行為(意)の三業によって為されますが、その場限りのものではなく、行った行為によって与えられた果報は、死によっても失われず、代々伝えられると考えられています。
これを因果応報といい仏教の基本的な思想となっています。
このように業は仏教ではまず行為、次に行為の原因そして結果、すべてを意味します。

仏教は業からの解脱を説きます

しかし仏教では、人は現世だけに生きるのではなく前世と来世にも生きます。
業はその影響が先祖から受け継がれ、子孫に伝えられもしますが、本来は、自分自身の前世から来世へと伝えられる意味合いが強いものです。
仏教では、人はその行為によって六道(地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人間界・天上界)を輪廻転生するとされています。
輪廻転生を続けている間は、その人の業(カルマ)から解放されず悩み苦しみが付きまといます。
この悩み苦しみから解放されることを解脱といい、悟りの境地、涅槃の世界に行くことができるとされています。
悟りを開き、業から解脱した釈迦の教えがすなわち仏教になります。

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