初彼岸の香典はいくら包めばいい?金額相場を関係別に徹底解説します

初彼岸の香典はいくら包めばいい?金額相場を関係別に徹底解説します

ご親族・知人の方が初彼岸を迎えた時、香典はいくらぐらい包めばいいのでしょうか。初盆ほど馴染みがないため、相場もよく分からない方もおられると思います。ここでは、初彼岸に包む香典について、金額相場やマナーなどを解説していきます。ぜひ最後までお読みください。

最終更新日: 2020年09月08日

初彼岸の香典相場について

葬儀

春と秋はお彼岸の季節ですね。

お彼岸の時にお墓参りに行くことは当たり前に行われていることですが、初彼岸の時にはお墓参りの他に何か特別なことが行われるのでしょうか。
初盆の時にはご親戚やご近所の方などのところにお供えを持っていくことが一般的に行われていますが、初彼岸の時はあまりそういう話を聞かないという方も多いと思います。

「初彼岸って初盆みたいに特別なことをするの?」「初彼岸の時ってお香典はいくらぐらい包むといいの?」など、あまり馴染みがないからこそ、迷われる方も多いのではないでしょうか。

今回「終活ねっと」では、初彼岸の時の香典について解説していきます。
具体的には、

  • 初彼岸ってどういうものなのか

  • 初彼岸の香典金額の相場

  • 初彼岸の香典金額のマナー

  • 初彼岸の香典袋の書き方

についてです。

ぜひ最後までお読みください。
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初彼岸とは

お墓

そもそも、お彼岸とはどういうものなのでしょうか。

よく「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、お彼岸の頃は昼と夜の長さがほぼ同じになり、春はお彼岸以降昼が長く、秋はお彼岸以降昼が短くなるために、お彼岸が暑さ寒さの目安になるといわれてきました。
「彼岸」とは、仏教でいう悟りの世界のことで、私たちがいる世界をさす「此岸(しがん」と対比して言われます。

お彼岸はこの世(此岸)から、仏様の住む極楽浄土(彼岸)へと近づくために修行する期間です。
お彼岸に供養することは極楽浄土へ行くことにつながるのです。
また、ご先祖の方々に感謝をする期間でもあります。

また、「彼岸」は西に、「此岸」は東に位置するとされています。
春分の日と秋分の日は、太陽が真東から昇って真西に沈むため、沈んでいく太陽に拝むことで、彼岸である悟りの世界(極楽浄土)に向かって拝むことになるのです。

このようなことから、お彼岸には仏様を供養しているのです。

それでは、仏様が初めて迎える「初彼岸」とはどういったものなのでしょうか。
ここでは、初彼岸について解説していきます。

初彼岸の期間

初彼岸とは、故人が亡くなられて忌明け(四十九日)後、初めて迎えるお彼岸のことをいいます。

そもそもお彼岸の期間は春と秋にあり、それぞれ春分の日・秋分の日とその前後3日間を含めた計7日間あります。
お彼岸の初日を「彼岸入り」、春分の日と秋分の日を「中日(なかび)」、最終日を「彼岸明け」といいます。

ですから、初彼岸とは大まかにいうと以下のようになります。

  • 前年8月~1月下旬に亡くなられた方・・・春のお彼岸

    2018年の場合は3月18日~24日
    (前年8月2日~1月27日に亡くなられた方が対象)

  • 1月下旬~8月初めに亡くなられた方・・・秋のお彼岸

    2018年の場合は9月20日~26日
    (1月28日~8月1日に亡くなられた方が対象)

通常の彼岸との違い

お盆の時と異なり、お彼岸の時は初彼岸でも通常の彼岸でもあまりやることに変わりはありません。
初彼岸だからといって、法要をやらなければいけないということもありません。
ですから、通常のお彼岸の時と同様にお墓参りをして故人を偲ぶということでよいと思います。

ただ、初彼岸ということで通常よりもお墓のお掃除をしっかり行ったり、お供え物を豪華にする、ということはあります。
お彼岸の時のお供え物は、通常ですと春は「おはぎ」、秋は「ぼたもち」ですが、故人の好きだった食べ物やお酒などを用意したりもします。

また、寺院ではお彼岸時期には「彼岸会(ひがんえ)」という法会を行うところもありますので、彼岸会に参加してみるのもよいでしょう。

初彼岸ということで、中には個別にお彼岸法要をお願いする方もおられます。
その場合、家族・親族など、ごく近しい人で行うことが多いです。

今年の春/秋のお彼岸がいつであるか?を知りたいという方は、こちらの記事をご覧ください。

初彼岸に香典が必要なケース

初盆の時と違い、初彼岸の時にわざわざ出向いてお参りをするということはあまりありません。
通常は家族・親族やごく近しい人だけで故人を偲ぶ場合が多いです。
ですから、お身内の方やごく近しい方が亡くなられた時には、初彼岸に香典を包む場合もあります。

それに、都合がつかなくてお通夜やご葬儀に出席できなかったという方が初彼岸にお参りに来る、ということもあります。
その場合、香典としてお金を包むか品物をお渡しすることが一般的です。

初彼岸の香典の金額相場

お金

それでは、初彼岸でお香典を包む時、どのぐらいの金額を包めばよいのでしょうか。
「特に法要がないのに、あまり多く包むのは先方も気にされるかも」「親族の法要があるけど、どの程度包んでよいのかわからない」など、悩まれる方もいらっしゃると思います。

ここでは、初彼岸の香典の金額相場について解説していきます。

法要がある場合

先にも述べたように、初彼岸だからといって、供養の仕方は通常のお彼岸の時と変わらない場合が多いです。
しかし、なかには初彼岸ということで、特別に法要を行う方もおられます。

もし、法要が行われた場合には、香典も他の法要の時にならって包むことになります。

お通夜やご葬儀と異なり、法要は招かれた人だけが出席することが多いです。
そのため、香典もきちんと包んでいきましょう。

香典の金額は故人との関係にもよりますので、それぞれの相場について説明していきます。

故人と親戚の場合

故人と親戚の場合、香典の相場は1万円~3万円ほどになります。

ただし、これは個人で法要に出席する場合です。
もし夫婦で出席する場合は、2万円~3万円ほどが相場になります。

故人との血縁がない場合

会社の同僚・友人・ご近所など、故人との血縁関係がない場合、香典の相場は5千円~1万円ほどになります。

特に親しくしていた方やお世話になった方の法要の場合は、1万円以上包むこともあります。

法要がない場合

特別な法要が行われない場合、香典の相場は3千円~5千円ほどになります。

法要がない場合は、故人のご自宅を訪ねてお参りするか、お墓参りをすることになります。
そのため、香典の代わりに品物をお供えする場合もあります。
香典の代わりに品物をお供えするときは、3千円前後の品物を用意します。
品物は、故人の好きだったものなどを供え、あまり日持ちしないものは避けるようにしましょう。

また、香典と品物を一緒にお供えする場合は、香典を3千円ほど、品物を2千円ほどにし、合わせて5千円ほどになるようにします。

複数人で出す場合

職場やご近所など、複数の方が連名で香典を出す場合があります。

その場合、1人あたり1,000円~3,000円ほどになります。

連名の人数にもよりますが、包んだ時に切りのいい数字にする場合が多いです。
ですから、5名の場合だと5千円か1万円を包んで1人1~2千円ずつ、などのようにするとよいと思います。

法要後に会食がある場合

初彼岸で法要がある場合、法要後に会食の席が設けられている時もあります。

その時は会食代も含めた金額を香典として包むので、会食がない場合に比べると多少金額を多く包むことになります。

法要後に会食がある場合、香典の相場は以下のようになります。

  • 故人と親戚の場合・・・2万円~3万円ほど

    ただし、夫婦で出席する場合は3万円~5万円ほど

  • 故人との血縁がない場合・・・1万円~3万円ほど

初彼岸の香典金額マナー

お金

初彼岸に香典を持っていくとき、包む時のマナーがあります。
せっかく故人を偲んで訪れるのに、マナーが足りないと時にご遺族の方に不愉快な思いをさせてしまうことにもなってしまいます。

ここでは、初彼岸の香典金額マナーについて解説していきます。

数字に注意

よく冠婚葬祭でお金を包む時には「偶数でなく奇数の金額がいい」といわれます。

それは、「偶数=割り切れる数」であり、「割り切れる」というのは「ご縁が切れてしまう」という意味に繋がるため、慶事・弔事ともに避けられているのです。
ですから、香典を包む時には奇数の金額で包むとよいでしょう。

また、4と9は「4=死」「9=苦」を連想させますので、奇数でも9は避けた方がよいです。

以上のことから、香典を包む時の金額は、3千円・5千円・1万円などの数字にするとよいと思います。

ただし、「2万円」は例外的によしとされていることもあります。

新札と旧札どっち?

香典に包むお金ですが、旧札の方がいいもしくは新札の方がいい、などと聞いたけどはっきり覚えてない方もいらっしゃるかもしれません。

慶事の時は新札を包みますが、弔事の時は基本的に旧札を包みます。
慶事はあらかじめ分かっていることですが、弔事は突然起こるものです。
ですから、急なことだったので新札を用意できないという意味で旧札を包むのです。
したがって香典は、多くの場合旧札を包みます

逆に、新札を包むと、弔事がくることが分かっていたのではないかということになり、失礼にあたります。
もし手元に新札しかない場合は、一度半分に折って折り目をつけてから包むとよいでしょう。

香典袋にお札を入れる時は、顔の付いている面(表面)を裏に向けて入れます。
また、複数のお札を入れる時にはお札の向きを揃えるようにしましょう。

初彼岸の香典袋の書き方

葬儀

初彼岸に香典を持っていくとなったとき、香典袋はどのようにして書くとよいのでしょうか。

ここでは、初彼岸の香典袋の書き方について解説していきます。

表書き

表書きの上段には、「御仏前(御佛前)」「御供料」「御花料」「御玉串料」などと記入します。
仏式、キリスト教式、神式など、宗派によって異なりますので、その家の宗派に合わせた表書きにしましょう。

下段には自分の名前を記入します。
中袋についてですが、弔事の時は表面には何も書かず、裏面の右側に金額、左側に住所・氏名を記入します。
また、上袋の折り方ですが、下の折り返しを中側に、上の折り返しを外側になるようにします。
弔事と慶事では逆になりますので、間違えないように注意しましょう。

水引

水引は、「黒白」「黄白」「双銀」の「結び切り」の香典袋にします。

弔事だと黒白の水引が一般的ですが、関西では黄白の水引がよく使われます。
関東では四十九日以降に渡す香典には双銀の水引をがよく使われます。
故人がお住まいの地域によって、よく使われている水引の色もさまざまですので、気になる方はあらかじめ調べておくとよいと思います。

また、結び切りの水引はほどくことが難しいため、「不幸を繰り返さない」という意味が込められています。
蝶結びの水切りは、何度でも結べるため、何度繰り返してもよいこと(慶事)の時に使われます。
ですから、弔事の時には結び切りの水引を使うのです。

初彼岸で品物をお供えするときは、のし紙ではなく、掛け紙(水引のみが印刷されたもの)を使います。

薄墨を使う?

よく、お通夜やご葬儀の香典に薄墨を用いますが、薄墨は四十九日までとされているので、初彼岸の時には薄墨ではなく黒墨を使いましょう。

薄墨には、「訃報に接し、悲しみの涙で墨が薄まった」という意味が込められています。
ですから、四十九日以降の落ち着いた頃に行われる法要には薄墨を使わなくてもよいのです。

初彼岸の香典相場についてまとめ

お墓

いかがでしたでしょうか。

今回「終活ねっと」では、初彼岸の香典相場について説明してきました。

その結果、

  • お彼岸は春分の日・秋分の日と前後3日間の計7日間のことをさし、初彼岸とは、故人の忌明け(四十九日)後初めて迎えるお彼岸のことをいう。

  • 初彼岸はお盆とは異なり、通常のお彼岸と行うことはあまり変わらない場合が多い。
    しかし、家によっては特別に法要を行うこともある。

  • 初彼岸の香典相場は、法要の有無や故人との関係によって変わってくる。
    法要がない場合は、3千円~5千円ほどが相場である。
    法要がある場合は、1万円~3万円(親族)もしくは5千円~1万円(友人・知人・同僚)が相場である。
    ただし、法要後に会食がある場合は、2万円~3万円(親族)もしくは1万円~3万円(友人・知人・同僚)が相場となる。

  • 香典を持っていくときには、お札は旧札を入れる。
    香典金額も、偶数や「4」「9」の数字は避け、奇数の金額(例えば1万円、5千円など)を入れる。

  • 香典袋の表書きは「御仏前」など、宗派によって変わるので、相手の宗派に合わせて記入する必要がある。
    水引は「黒白」「黄白」「双銀」の「結び切り」を使い、薄墨ではなく濃墨を用いる。

といったことが分かりました。

お彼岸は故人を偲び、感謝をし、心を込めて供養する期間です。
日頃からのお墓参りももちろん大切ですが、お彼岸だからこそより一層気持ちを込めてお参りさせていただきたいものですよね。

初彼岸は、故人の魂が家から旅立って初めて迎えるお彼岸です。
故人の魂が極楽浄土に近づくことができるよう、故人の方を思い出しながら心を込めた供養をされるとよいと思います。

最後までお読み下さりありがとうございました。

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