お盆は7月か8月どっち?なぜ違う?地域で違うお盆の時期を解説!

全国的に8月13日から16日をお盆の期間とする地域が多い中、7月にお盆を行う地域があります。正式なお盆の期間は7月と8月のどちらなのでしょうか。今回はお盆の時期が地域によって違う理由を詳しくご説明いたします。

目次

  1. 7月と8月のお盆について
  2. お盆は7月か8月どっちなの?
  3. なぜお盆の時期が違う?
  4. 7月と8月のお盆に違いは?
  5. 2019年のお盆は9連休!?
  6. お盆法要の行い方
  7. 7月と8月のお盆についてのまとめ

7月と8月のお盆について

仏壇

夏の風物詩であるお盆は、日本に古くから伝わる恒例の行事です。
お盆には亡くなった方とご先祖様の精霊が浄土からこの世に帰ってきます。

一般的にお盆の期間は8月13日から16日までの4日間を指しますが、地域によっては7月にお盆を行うところもあります。
したがって出身地によって、お盆の時期を7月と認識している方と8月と認識している方の両方がいるということになります。

では、7月と8月のどちらにもお盆の期間があるのはなぜでしょうか。
今回はお盆の時期について詳しく解説いたします。
今回の記事は次の項目に沿ってご説明いたします。

  • お盆は7月と8月のどちらなのか。
  • なぜお盆の時期は違っているのか。お盆の歴史と地域によるお盆の時期の違いについて。
  • 7月のお盆と8月のお盆とで違いはあるのか。
  • お盆の法要の行い方

お盆の期間中は毎年恒例の特別なご供養を行います。
お盆について正しい知識を身に付けることは、皆様の終活の一環となります。
少し長い記事ですが、ぜひ最後までお読みいただければと思います。
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お盆は7月か8月どっちなの?

困った人々

全国的にお盆の時期は8月13日から16日までの4日間となっています。
しかし、地域によっては7月13日から16日までをお盆としています

7月と8月、いずれの4日間も正式なお盆の期間です。
2種類の期間があってまぎらわしいように思えますが、実はこれにはきちんとした理由があります。
7月と8月の両方にお盆ができた経緯を知ると、その理由がわかります。

そもそもお盆とは、いつ頃から始まった行事でしょうか。
仏教行事としてのお盆の歴史はとても古く、8世紀頃にはすでにご先祖様をご供養するお盆の風習が生まれたいたようです。
江戸時代に入ると、盂蘭盆(うらぼん)またはお盆という名称で、亡くなった方のためのお祭りとして記録が残っています。
江戸時代の頃のお盆は、旧暦の7月14日と15日に行われていました。

ここで注目したいのが、旧暦というキーワードです。
旧暦は天保暦(てんぽうれき)のことを指し、別名で陰暦または太陰暦とも呼ばれます。
日本では明治時代の改暦までは天保暦が使われていました。
明治時代詳しくは明治5年の改暦によって、現在と同じ西暦が使われるようになりました。

7月と8月の両方にお盆があるのは、旧暦を使っていた時代の名残りです。
江戸時代のお盆は旧暦の7月14日と15日ですので、今で言うところの8月14日と15日にあたります。
改暦前の旧暦の日付のとおりに現在の7月14日と15日にお盆を行うか。
改暦に倣って西暦の日付にお盆の期間をずらし、現在の8月14日と15日にお盆を行うか。
この違いによって、今でも7月と8月の両方にお盆が存在しています。

7月にある旧暦のお盆のことを旧盆、8月にある新暦のお盆のことを新盆と呼ぶ地域もあります。

なぜお盆の時期が違う?

仏壇

7月と8月の両方にお盆の期間があるのは、太陰暦である旧暦を採用するか、西暦である新暦を採用するかの違いが理由でした。
ここでは7月のお盆と8月のお盆について、その歴史や地域ごとの違いをさらに詳しくご説明していきます。

お盆の歴史

盆、またはお盆とは、盂蘭盆会(うらぼんえ)という言葉が省略されてできた名称です。
仏教の行事であるお盆は、中国では道教とも結びつき、はるか古来から行われてきました。
中国ではすでに5世紀頃には、一年に二度満月の日にご先祖様の精霊が子孫のもとにやって来る行事がありました。
この行事を、ご先祖様の精霊をご供養する盂蘭盆会と合わせたことが、お盆の始まりと言えます。

日本では、ご先祖様の精霊に特別なお供えをする盂蘭盆会が平安時代の頃には行われていたという記録があります。
平安時代に書かれた『蜻蛉日記』には「ぼに」という名称でお盆について記されています。

お盆の風習は、仏教の宗派ごとに、あるいは地域ごとに多少の違いがあるものの、江戸時代から明治時代にかけて日本に定着しました。
なお、お盆の帰省というように、夏休みとお盆を結びつけてお盆に里帰りをするという風習は、昭和になってから広く定着しました。

お盆は夏の風物詩として、現在の暮らしにすっかり定着しています。
長い歴史の中で、お盆の風習が地域と生活に溶け込んできたことがわかります。

地域ごとにお盆の時期が違う

お盆は地域ごとに7月と8月の2種類の期間があります。
これには、改暦によってお盆を新暦で行うか、または旧暦で行うかの違いに加えて、農作業が忙しい時期を避けてお盆のご供養を行うためという理由もあります。

ここでは地域によるお盆の時期の違いを、場所を示して具体的にご説明していきます。

東京、浜松などは7月のお盆を採用

7月13日から16日をお盆の期間とするのは、一部の地域を除く東京、横浜市の一部、静岡市や金沢市の旧市街地などです。
そのほかに函館市や熊本市の一部でも7月のお盆を採用しています。

地方は月遅れのお盆を採用

7月のお盆を採用しているのが東京をはじめとする都市部であるのに対し、月遅れの8月のお盆を採用しているのはそれら以外の地方のほぼ全域となります。
全国的に見ると8月13日から16日をお盆とする地域がほとんどなので、一般にテレビや新聞などでお盆と言う場合は、8月のお盆を指しています。

盆踊りや花火大会といったお盆にちなんだ行事も、8月のお盆の期間に行われる場合が多いです。
また、8月のお盆に合わせて全社的に休みとする企業や工場もあります。

沖縄は旧暦でお盆を行う

沖縄と奄美諸島の一部はお盆の期間がほかの地域と異なり、旧暦の7月13日から15日までを現在の西暦に移してお盆としています。
そのため沖縄と奄美諸島の一部のお盆は、毎年日付が少しずつずれる形となります。
具体的には、2019年は8月13日から15日まで、2020年は8月31日から9月2日までとなります。
お盆の日付がわかるように、沖縄で使われるカレンダーにはその年のお盆の日付が初めから印刷されていることが多いです。

7月と8月のお盆に違いは?

仏壇

お盆には亡くなった方とご先祖様の精霊に特別なご供養を行います。
7月に行うお盆と8月に行うお盆とでは、ご供養の方法に違いがあるのでしょうか。
お盆の日程による違いの有無を確かめていきます。

7月と8月のお盆はいつから?

7月または8月のいずれの場合もお盆は原則的に4日間の期間にわたりますが、古い時代では旧暦の7月15日の一日だけがお盆とされていました。
江戸時代から明治時代にかけてお盆のご供養のしきたりやお盆にまつわる行事が定着していくにつれて、15日の前後も含めてお盆となったようです。

多くの地域で7月15日あるいは8月15日に灯篭流しや盆踊りなどの行事が開かれます。
これはお盆が一日だけだった頃の名残りと言えます。

7月と8月のお盆の迎え方は?

7月と8月のお盆は、古来と同じ旧暦の日付でそのまま行うか、新暦の日付に移してお盆を行うかの違いです。
お盆の由来やご供養にまつわる内容は、7月のお盆でも8月のお盆でも変わりません
具体的なご供養の方法にも違いはありません。
いずれの場合も15日を中心に、宗派や地域に根ざしたしきたりでお盆のご供養を行います。
ここでは共通するご供養の方法について見ていきましょう。

盆棚(精霊棚)の設置

お盆の前にはご仏壇をきれいに掃除してから盆棚(ぼんだな)の飾りつけをします。
盆棚にはマコモという草で作ったゴザを敷いて、その上に精霊馬を置きます。
精霊馬はキュウリとナスに割りばしを刺して手作りをします。
キュウリは馬に見立てて精霊がこの世に早く戻ってこられるように、ナスは牛に見立てて精霊がゆっくりとあの世に帰れるようにという願いを込めます。

盆棚には盆提灯、ほおずき、笹、素麺などもお供えします。
盆棚は精霊棚(せいれいだな)とも呼ばれています。

迎え火

お盆には亡くなった方とご先祖様の精霊がご自宅に帰ってきます。
久しぶりにこの世に戻ってきて迷わないように、火を焚いて目印とするのが迎え火です。
迎え火はお盆の初日の8月13日に行います。
7月にお盆を行う地域では7月13日に迎え火を焚きます。

祖先の供養

お盆の初日には、迎え火を焚いてからお寺に精霊を迎えに行きます。
精霊棚に果物やお菓子などをお供えします。
親戚のお宅を訪問してお線香を精霊棚にお供えするのも一般的なしきたりです。
地域によっては迎え団子として、お団子をお供えする風習もあります。
このようにお盆の期間にはとりわけ丁寧な形でご先祖様のご供養をします。

送り火

送り火はお盆の最終日、7月16日または8月16日に行います。
迎え火と同じように、ご先祖様の精霊が道に迷わないようにするため送り火を焚きます。
このとき盆棚のお供えを送り火で燃やす地域もあるようですが、多くの場合はお寺にお供え物を持って行って、お寺に処分してもらいます。

長崎市をはじめ各地で行われる精霊流しはお盆の送り火の行事です。
送り火としてはそのほかに京都の大文字焼きも有名です。

終活ねっとではお盆のご供養について詳しい記事を掲載しています。
ぜひそちらもご参考にしていただければと思います。

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2019年のお盆は9連休!?

新暦の8月にお盆を迎える地域では、2今年は大型9連休なります。

お盆の時期自体は8月13日~16日となりますが、10日~12日が休日、13日が山の日で祝日、17日~18日が休日となるため、このような大型連休となります。

お盆法要の行い方

仏壇

亡くなってから初めて迎えるお盆のことを初盆(ういぼん、にいぼん)と呼びます。
初盆で行う法要では、葬儀に来ていただいた方々を招いてお坊さんにお経をあげてもらいます。
読経が済んだ後、ご出席いただいた方々と食事の場を設けます。

お盆の法要は必ずしも行う決まりではありませんが、初盆の場合はほとんどのケースで法要が行われます。

終活ねっとではお盆の法要について、さらに詳しい記事を掲載しています。
ぜひこちらもあわせてご覧ください。

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7月と8月のお盆についてのまとめ

仏壇

7月と8月のお盆について、時期が分かれた理由やご供養に違いはあるのかといったテーマで解説してきました。
いかがでしたでしょうか。

今回の記事では次のような点がポイントでした。

  • お盆の時期は8月13日から16日までの4日間だが、地域によっては7月13日から16日までの4日間を指す。いずれも正式なお盆の期間である。
  • お盆の時期に2種類があるのは旧暦を採用するか、新暦を採用するかの違いである。
    お盆の歴史は古く、平安時代にはその記録がある。
    その後江戸時代から明治時代にかけてお盆が定着した。
    お盆の時期は地域ごとに異なる。東京や浜松などは7月13日から16日、それ以外の地方は8月13日から16日、沖縄は旧暦の7月13日から15日までの3日間である。
  • 7月と8月のお盆でご供養の違いはない。
    古い時代はそれぞれ15日のみをお盆としていたが、全国にお盆が定着するにつれて13日から16日までの4日間がお盆となった。
    具体的なお盆の迎え方としては、盆棚の設置、迎え火、ご先祖様のご供養、送り火があげられる。
  • 亡くなって初めて迎えるお盆、初盆の場合はほとんどのケースで法要が行われる。
    法要ではお坊さんをご自宅に招き読経をしてもらう。

7月と8月の両方にお盆がある理由とご供養の内容についてご理解いただけたと思います。
宗派や地域によってご供養の方法に多少の違いはあるものの、お盆の期間は特別なご供養の機会です。
今回の記事をご参考に、ご自分のお住まいの地域が7月と8月のどちらの時期をお盆としているのか、由来を含めて改めて実感していただけたのではないでしょうか。

終活ねっとでは今回のような記事の他にもお盆に関する記事を掲載しています。
それらにも目を通していただき、皆様の終活のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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