新盆のお供えに手紙は添える?書き方から注意点まで解説します!

新盆のお供えに手紙は添える?書き方から注意点まで解説します!

新盆にお供え物はつきものです。新盆のお供え物を贈るとき、お供え物だけお贈りして良いのでしょうか。手紙は添えるべきなのでしょうか。手紙を添えるべきだとすれば、どんな内容を書くと良いのでしょうか。今回はお供え物に添える手紙のマナーについて解説いたします。

最終更新日: 2020年08月06日

新盆のお供えに添える手紙について

仏壇

新盆の法要のために、お供え物をお贈りしますよね。
基本的には贈答品店や百貨店といったお店を通してお贈りしますが、その際に手紙は必要かどうか、気にしたことはありませんか。

新盆と言えば故人にとっても、残されたご家族にとっても、最初のお盆であり、大切な法要となります。
その法要にお供え物だけをお贈りするのも、心がこもっていないような気がしてしまいます。

そこで今回「終活ねっと」では、新盆のお供え物の手紙の書き方について解説させていただきたいと思います。

  • 新盆とはどのようなお盆のことを指すのか

  • 新盆のお供え物に手紙を添える必要はあるのか

  • 新盆のお供え物に添える手紙の例文のご紹介

  • 新盆のお供え物に添える手紙の書き方のマナー

  • 新盆のお供え物に添える手紙の便せんや封筒の選び方

  • 新盆のお供え物に添える手紙の送り方

  • 新盆のお供え物に最適な品物のご紹介

  • 新盆のお供え物と手紙に対するお返しの必要性

今回は以上の点を中心に解説させていただきたいと思います。
新盆と題していますが、法事関係の手紙全般に応用できる知識となっていますから、覚えておくと今後の人生に役立つかと思います。
普段書く手紙とはまた違ったマナーが存在していますので、お供え物ようの手紙の知識として、ぜひ最後までご一読ください。
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2020年のお盆・お盆休みについて知りたい方は下記の記事をご覧ください。

お盆についての詳しい知識やマナーはこちらをご覧ください。

新盆とは

仏壇

本題に入る前に、新盆とは何かについて解説させていただきたいと思います。
新盆とは「にいぼん」と読みます。
同義語には初盆「はつぼん」があります。

毎年7月や8月にお盆はやってきますが、新盆は一度だけです。
理由は、故人にとって一番最初のお盆のことを指すからです。
しかし故人の四十九日法要が終わる前に訪れたお盆は数えません。

つまり、故人が仏様となられたあとに迎えるお盆のことを新盆と呼ぶわけですね。
ちなみに7月に行われるお盆のことも新盆と表記しますが、こちらは【しんぼん】と言います。
意味が異なりますから、間違えないように気を付けておきましょう。

新盆のお供えに手紙は添えたほうがいい?

困った人々

では本題に入りたいと思います。
新盆にお贈りするお供え物に、手紙を添える必要性はあるのでしょうか。
答えは必要性はある、になります。

そもそも新盆にお供え物を贈るのはどういったときでしょうか。
新盆見舞いに行く場合でしたら手渡しでお渡ししますから、改めて手紙を添える必要性は少なそうですね。

しかし、新盆見舞いに伺えない場合はどうでしょうか。
やむを得ず贈答品店や百貨店を通してお供え物をお贈りしますが、お供え物だけお贈りするのは無骨ですし、新盆見舞いに伺えないことを詫びたいですよね。

そこで活躍するのが手紙というわけです。
手紙があることで、故人もご家族も嬉しい気持ちになることは間違いありません。
ぜひお供え物を贈る際は、手紙も書くようにしましょう。

新盆のお供えに添える手紙の書き方

葬儀

では新盆のお供え物に添える手紙の書き方を解説させていただきたいと思います。
手紙の例文もご紹介しております。

新盆のお供えに添える手紙の書き方

新盆のお供え物に添える手紙には、ある程度の書き方が決まっています。
順を追ってご説明させていただきます。

始まりはお悔やみの言葉

まず冒頭にくるのはお悔やみの言葉ですが、もう仏様になられているわけですから「お悔やみ申し上げます」といった言葉は相応しくありません。
まずは新盆供養に案内されたことに対するお礼を述べましょう。

このたびは亡御〇様の新盆供養のご案内をいただきまして、誠にありがとうございます。

〇には案内を送ってくれた方の関係性を入れます。
案内を送ってくれた方の母親の新盆供養でしたら、亡御母様となります。

法要を欠席することの理由とお詫び

続いて、新盆供養に参列できないことをお伝えします。
そしてそれに対してのお詫びを書きましょう。
欠席の理由については、無理に書く必要はありません。

もしも書けるような理由でしたら書いてもかまいませんし、書きたくない理由でしたら「やむを得ない事情により」と書きましょう。
相手のご家族も理解をしてくれます。

お盆は7月か8月に行われるもので、期間も被りやすいものです。
法事に法事が被ることも珍しくはありません。
他の法事と被ってしまって、という理由は伝えにくいものであり、どうしても優先した法事のほうが大切だというイメージを持たせてしまいます。

ですからそういう場合は「やむを得ない事情」という言葉を用いて不参加に対する詫びを行いましょう。

お供えについても一言触れる

手紙ってお供え物と一緒に贈ることができるというイメージを持っていませんか。
実は手紙とお供え物は一緒に贈れない場合がほとんどです。
つまり、手紙は郵送になり、お供え物は宅急便となり、別便で届きます

ですから別々に届くことは容易に想像できます。
手紙が先についた場合でも、後についた場合でも、お供え物について触れていないとご家族が混乱するかもしれません。

「別便にてささやかながら〇〇をお贈りしました」という表現で結構です。
もしも同便にて贈ることができた場合ならば、「同便にて」と差し替えて書きましょう。

ご遺族の方を励ます言葉

いくら四十九日法要が済んで仏様になられた後でも、故人を亡くした悲しみは大きいものです。
場合によってはまだ立ち直ることができずに、悲しみに暮れているかもしれません。
そこで手紙の最後には励ましの言葉を書くように心がけましょう。

無理に故人を亡くしたことに触れる必要はありません
相手のご家族の身体や体調、気持ちを労わる言葉でかまいません。
「暑い日々が続きますが、ご自愛くださいませ」といった一言でも良いでしょう。

新盆のお供えに添える手紙の文例・例文

では新盆のお供え物に添える手紙の例文をご紹介させていただきます。

恭啓

 この度は亡御〇様(差出人から見た故人の間柄)の新盆供養のご案内をいただきまして、ありがとうございました。
ご供養祭にはぜひともお伺いをさせていただくつもりでございましたが、あいにく出産後間もなく外出もままならない状態でございます。
皆様にはまことに申し訳ございませんが、この度の新盆供養は欠礼とさせていただきたく、ここにお詫びを申し上げます。

 細やかなものではございますが亡御〇様の御仏前にと別便にて〇〇(品物のおおまかな種類)をお贈りしました。亡御〇様の初盆法要にあたりお供えいただければ有り難く存じます。次回の機会に改めてお参りをさせていただく所存ではございますが、ご家族の皆様にもくれぐれも宜しくお伝えくださいませ。

 略儀ではございますが、書面にて欠礼のお詫びとさせていただきます。まことに申し訳ございませんでした。

敬白

上記の例文はお供え物を別便でお贈りした際に、郵便で手紙を送る場合の例文です。
ついつい長く書きがちですが、簡潔に伝えるべきことのみを伝えるようにします。
今回理由を明白に書いていますが、書けない場合はぼかして書いてかまいません。

続いての例文はお供え物ではなく、御供物料として現金を送った際の手紙の例文となります。

謹呈

 この度は亡御〇様(差出人から見た故人の間柄)の新盆供養のご案内をいただきまして、ありがとうございました。
ご供養祭にはぜひともお伺いをさせていただくつもりでございましたが、やむを得ない事情により、大変申し訳ございませんが欠礼とさせていただきたくここにお詫びを申し上げます。

 気持ちばかりではございますが、同封のもので亡御〇様がお好きだったものを御仏前としてお供えいただければ幸いでございます。近い機会に改めてお参りをさせていただく所存でございますが、ご家族の皆様にもくれぐれも宜しくお伝えくださいませ。

 略儀ながらこちらの書面を持ちまして、欠礼のお詫びとさせていただきます。この度はまことに申し訳ございませんでした。

謹白

現金書き留でしたら、手紙を同封することができます。
お供え物は別便と書きましたが、書き留の場合は同封に変えておきましょう。

新盆の手紙を書くときの注意点

困った人々

続いて新盆のお供え物に添える手紙の書き方の注意点をお伝えしていきたいと思います。
普段の手紙とは違う、ということを念頭に置いて注意していただければ幸いです。

季節の挨拶は基本的に不要

かしこまった手紙を書くときには季節の挨拶から入るものですよね。
お盆の季節でしたら夏ですから、「ひまわりが咲き誇る季節の最中です お元気でお過ごしでしょうか」だったり「暦の上では秋となりしばらく経ちましたが、連日猛暑が続いております」といったものです。

これらの挨拶をつけたほうが丁寧なように感じますが、先にご紹介した手紙の例文に季節の挨拶はありませんでした。
何故でしょうか。

かしこまった手紙であったとしても、弔事であったり謝罪の手紙であったり、相手を気遣う手紙の場合は、季節の挨拶は省略するのがマナーとされています。
このような手紙の場合は本題を簡潔に丁寧にお伝えする方が良いと覚えておきましょう。

手紙は1枚におさめる

手紙と言えばついつい長くなりがちではないでしょうか。
一度書き始めると書きたいこと、伝えたいことが溢れてきて、気が付けば便箋が2枚や3枚になることも珍しくありません。

しかしこういった弔事の挨拶やお詫びを伝えたい手紙は簡潔に、一枚の便箋におさめることがマナーとされています。
先にも述べましたが、心はこめて文章を書きますが、簡潔にまとめることが大切です。

新盆見舞いに伺えないわけですから募る話もあるでしょうが、それは次回お伺いできるときまで心の中にしまっておきましょう。
ご家族も新盆の準備で忙しく消耗しているでしょうから、簡潔な一枚の手紙におさめることを心がけましょう。

新盆の手紙や封筒の選び方

人々

さて新盆のお供え物に添えたい手紙ですが、どのような便箋や封筒を用いれば良いのでしょうか。
ここでは手紙の用紙の選び方について解説させていただきたいと思います。

便箋

まず便箋です。
横書きが主流な現代の手紙ですが、こういったかしこまった場合の手紙では縦書きのタイプの便箋をしようします。

用紙の色ですが、白色が好ましいです。
白色の無地で、縦線が入っているだけのものだと最適です。
間違っても明るい色が使われた便箋は使用しないようにしましょう。

完全に無地なものが難しい場合、ワンポイント程度の柄が入ったものでも良いでしょう。
寒色系のお花の絵の入ったものでしたら、季節的にも涼しい気持ちになれて良いかもしれません。
基本は、白、無地と覚えておきましょう。

封筒

ついつい便箋に気をとられがちで封筒に気を使うことを忘れることが多いですが、封筒にも相応しいものが存在します。

やはり封筒も白色で無地のものを選びましょう。
そして一重タイプの封筒を使用するようにします。
弔事の手紙で二重タイプの封筒を使用するのはタブーです。

二重タイプの封筒はフォーマルであり、丁寧な封筒とされています。
しかし弔事においては「二重になる」、つまり不幸が重なると捉えられてしまいます。
そのような理由から、必ず一重タイプの封筒を用いるようになっています。

新盆のお供え物と手紙の送り方

困った人々

新盆のお供え物は一体どのようにしてお贈りすればよいのでしょうか。
送り方や贈る時期についても解説させていただきたいと思います。

送り方

まず新盆のお供え物ですが、郵送で問題ありません
贈答品店や百貨店で買った場合は、宅配便の手配ができるはずです。
そちらにお任せしてお贈りします。

もしも持参をする場合は、お伺いすることをご家族に連絡しましょう。
突然来訪しては驚かれてしまいますから、必ずお伝えします。
受け取りの問題もありますから、宅急便の着日が分かっている場合は、そちらも連絡しておくと丁寧で良いですね。

手紙は郵便で送ることになります。
個人的にお供え物をお包しない限り、手紙は同封できません。
なるべくお供え物を手配した日付近に投函しておきましょう。

現金書き留の場合は、専用の封筒を郵便局で購入することができます。
必ず専用の封筒を用いて郵送しましょう。
現金書き留の封筒でしたら手紙の同封は可能ですので、手紙と御供物料を同封してお贈りしましょう。

いつまでに送るの?

お供え物は、新盆供養の前には必ず届ける必要があります。
ギリギリに届いてしまってはご家族も慌ててしまいますし、お返し品の手配もあります。
傷まないものお供え物や現金書き留の場合でしたら、新盆供養の1週間前程度にお贈りしましょう。

生花や果物といった、傷みやすいものの場合は新盆供養の2~前日を目安としましょう。
この場合はあらかじめ贈る品物と届く日をご家族に連絡しておきます。
こうすることで、受け取りがスムーズにできますし、贈られることを把握することができて慌てさせることがありません。

手紙はできればお供え物と同日に届くくらいを目安にしましょう。
国内でしたら大体投函して2日あれば届くかと思います。

新盆見舞いのお供えには何を用意する?

仏壇

新盆のお供え物に添える手紙の書き方をご紹介しました。
では一体お供え物はどのようなものが相応しいのでしょうか。

香典

お供え物とは別の扱いですが、お香典も新盆見舞いに必要なものとなります。
お供え物を御供物料として包む場合であっても、お香典とは別扱いとなります。
一緒にお包みしないように気を付けましょう。

お香典があればお供え物は不要の場合があります。
地域によってお香典のみの場合や、お供え物も必要とされている場合がありますから、新盆見舞いに伺う地域のならわしを調べておきたいですね。

線香

オーソドックス、かつもらっても困らないお供え物と言えるのがお線香です。
家に仏壇がある場合は、お線香を焚くことが多いです。
意外と消耗するものですから、あればあるほど助かるという意見が多くあります。

お線香をお供え物として贈る場合は、少しランクの高い高級そうなものを贈ると良いでしょう。
消耗品として毎日使用しているお線香と、違うものを贈られるとご家族の気晴らしにもなりますし、故人も喜んでくださるかもしれません。

お線香は消耗品、消えものに該当しますから、新盆問わず弔事のお供え物に最適なものと言えます。

お花

新盆を彩ってくれるのが生花ですね。
お供え物として生花を贈るのも一般的です。
生花店に行けば予算の範囲内で素敵な生花を選んでくれるでしょう。

生花を贈る場合は、新盆供養の前日までには届くように手配をしましょう。
あまり早く贈りすぎては生花が傷んでしまいます。
ご家族にお贈りするという連絡を入れた上で手配をしましょう。

「終活ねっと」では、初盆のお供え物に最適な品物についても解説をしております。
興味のある方はぜひ、下記リンクを参考になさってみてください。

手紙のお供えへのお返しは必要?

困った人々

もしもお供え物を貰う立場だった場合、お返しが必要かどうか迷うかもしれません。
地域によってはお返しをしないこともあるようですが、お供え物をいただいた場合は、新盆供養が終わり次第お贈りするのが基本です。

万が一お供え物はなく、手紙だけが届いた場合でもお礼状のお返しをしておくと良いでしょう。

新盆のお供えに添える手紙のまとめ

葬儀

いかがでしたでしょうか。
できれば故人にとって大切な新盆の供養には参列したいものです。
しかし供養が重ねっていたり、お伺いできない理由はでてきてしまうものです。

そんなときはやはり、心を込めてお詫びをしたいものですし、御仏前に失礼のないものを贈りたいですよね。
そのためには新盆のお供え物や手紙に対する知識をつけておくことが必要です。

ここで総括です。

  • 新盆とは故人が仏様になられた(四十九日法要が済んだ)後に迎えるお盆のことを指す

  • 新盆見舞いができない場合はお供え物を贈るだけでなく、手紙を添えることが必要

  • かしこまった手紙を書く必要があるが、季節の挨拶などは抜きとし、参列案内へのお礼、不参加のお詫び、お供え物をお贈りしたことへの連絡、家族を労わる言葉を書く

  • 便箋も封筒も白色で無地のものが好ましい。封筒は一重のタイプのものを選ぶこと

  • お供え物に手紙をつけることは基本的にできないので、お供え物は宅急便、手紙は郵便で送る

  • お供え物に迷ったら、生花やお線香を選ぶと良い

お供え物をいただくということは嬉しいものです。
しかし品物を贈るという行為よりも、心のこもった手紙があることのほうが、ご家族の支えになることは間違いありません。

以後のお盆の際、手紙を添えることがある場合は参考にしていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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