一周忌のお供え物の選び方とは?のしの表書きや渡し方のマナーを解説

一周忌のお供え物の選び方とは?のしの表書きや渡し方のマナーを解説

一周忌は節目となる特に大切な年忌法要です。今回は一周忌での正しいマナーについて、お供え物の選び方に注目して解説いたします。お供え物につけるのし紙の書き方やお供え物の渡し方についてなど、一周忌の法要に関する知っておきたいマナーの情報です。

最終更新日: 2019年12月28日

一周忌のお供え物は何がいい?

仏壇

命日は亡くなった方のご供養の節目となるとても大切な日です。
特に、決められた年の命日に行なう法要を年忌法要と呼び、親族や知人の方が集まりお坊さんをお呼びして執り行われます。

年忌法要について知っておくことは、終活の役に立ちます。

そこで今回「終活ねっと」では、亡くなってから一年目の命日に行なう一周忌でのお供え物について解説いたします。
今回の記事は次の点がポイントです。

  • 一周忌のお供え物は誰が用意するのか?

  • 一周忌のお供え物の金額相場

  • 一周忌におすすめのお供え物

  • 一周忌のお供え物ののしのマナー

  • 一周忌のお供え物の渡し方

  • 一周忌のお供え物を送るときのマナー

  • 一周忌のお供え物のお返しは必要?

一周忌のお供え物としてよく登場するのは、お線香、お花、お菓子、果物、現金です。
今回の記事をぜひご参考に、一周忌のお供え物について正しい知識を身につけていただければと思います。

一周忌の基礎知識について知りたい方はこちらをご覧ください。

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一周忌のお供え物は誰が用意するの?

仏壇

一周忌の法要にあたり、お供え物は誰が用意すればよいのでしょうか?
まずはお供え物を用意する方についてご説明いたします。

基本的には施主が用意する

基本的に、一周忌の法要の施主はお葬式のときの喪主の方が引き続き行います。
何らかの事情で喪主の方が施主をできない場合は、次に喪主となるはずだった立場の方が、一周忌の施主となります。

喪主の方の決め方に準じると、一周忌の施主の決め方は、亡くなった方の

  • 配偶者

  • 長男

  • 次男、三男

  • 長女

  • 次女、三女

  • 父親、母親

  • 兄弟姉妹

このような順に施主となるのが一般的です。
一周忌でのお供え物は、基本的に施主の方が用意します。

お寺で法事を営む場合は?

一周忌の法要はお寺で行う場合が多くあります。
法要の当日は参列者が一同に集まり、お坊さんにお経をあげていただきます。

施主としてお寺にはお布施をお渡ししますが、さらに本堂へのお供え物を用意して持参する必要があります。
その場合のお供え物は、果物やお菓子、お花が適しています。

ただし、お寺によってはお供え物の現物でなくお金を包んでお渡しする場合があります。
現金をお渡しして、お寺の側でお供え物を用意してもらうという方法です。
その場合は一周忌の法要の前にお寺にお金をお渡ししておきます。

お供え物の持ち込みは可能なのかや、お寺の側でお供え物を用意してもらえるのかを、事前にお寺に確かめておくとよいでしょう。

一周忌のお供え物の金額相場

お墓

一周忌のお供え物はいくらくらいのものを選べばよいのでしょうか?

全国的な金額の相場としては、5千円から1万円が目安です。
金額に幅がありますが、亡くなった方との生前の関係によって金額を決めます。

このとき施主の方との関係性も考えに入れるようにします。
親戚などで今後も施主の方と多く会ったりするのであれば、1万円くらいのお供え物がおすすめです。
一方で、亡くなった方との友人などで、今後施主の方と密接なつながりを持つのは考えにくいという場合には、高い金額のお供え物を選ぶ必要はありません。

一周忌におすすめのお供え物

お墓

一周忌のお供え物としては、次の4つが一般的です。
いずれもお供え物の定番ばかりですが、節目となる一周忌の法要の意味を踏まえて、真心のこもったお供え物選びをしたいものです。

お花

一周忌のお供え物として選ぶお花は、すでに花立てやかごを使ってアレンジされた生花がおすすめです。

ご自宅の仏壇の前、あるいはお寺の本堂に、お花をそのままお供えすることができます。
生花店ではアレンジメントフラワーとして扱っています。

花束よりもアレンジメントフラワーをおすすめする理由は次のとおりです。
お供え物の金額の相場から考えた場合、たとえば10000円の花束を選ぶとかなり大きなものとなります。

花束は花びんを用意しなければならないため、お花を生けるときにけっこうな手間がかかります。
アレンジされた花束であれば、花びんに生ける手間を省けます。

施主の方にとって、一周忌の当日は何かと慌ただしいものです。
アレンジメントフラワーを選ぶことで、施主とご家族の方の負担を減らすことができます。

なお、お供えのお花を生花店に注文する際には、一周忌の法要の前の日に届くように手配する必要があります。
すでにお花がお供えされた状態で、法要の当日を迎えるのがしきたりです。

お菓子

一周忌のお供え物としてお菓子を選ぶ場合、いちばん気をつけたいのは、そのお菓子が日持ちするかどうかです。

必ず賞味期限を確かめて、2週間あるいはそれ以上日持ちするお菓子を選ぶようにします。

さらに、一周忌のお供え物では、一個ずつ小分けできるタイプのお菓子がおすすめです。
お供え物のお菓子が個別に包装されていれば、参列者の方がた全員で分けることができます。

また、お菓子に季節感を取り入れるのもよいでしょう。
夏の暑い時期でしたら、個包装された水ようかんやゼリーなどが定番のお供え物となっていておすすめです。

果物

果物もお供え物の定番のひとつです。
持参してそのままお供えできることから、かごに盛った果物を選ぶのがおすすめです。

かご盛りの果物は法事あるいはご進物用として、青果店や大手スーパーなどで扱っています。
2000円くらいの小さなものから10000円を超える大きくて華やかなものまで、かご盛りの果物の値段はさまざまです。

お供えする方のご希望に合った価格帯で選べるのも、お供え物としての果物をおすすめする理由です。

なお、果物をお供え物にするときは、日持ちしないものや傷みやすいものは選ばないようにします。
特に夏の暑い時期は、思いのほか果物が早く傷んでしまうものです。

果物の種類に気をつけて選ぶようにしましょう。

線香

お線香もお供え物としての定番のひとつです。
お供え物にする場合は、高級感のあるお線香を選ぶのがおすすめです。

お香の専門店では、木箱に入ったお線香を贈答用として販売しています。
大切な一周忌の機会ですので、ご仏壇に毎日お供えするふだん使いとは違うお線香を選んでお供えするとよいでしょう。

一周忌のお供え物ののしのマナー

葬儀

参列者として一周忌の法要にお供え物を持参する場合、一周忌のお供え物には、のしをつけるのが正しいマナーです。
ここではお供え物につけるのしの書き方について詳しくご説明いたします。

のしの書き方

のしは筆書きをするのが正しいマナーです。
のしを書くときは、薄墨は使わずに普通の濃い墨で書くようにします。

表書きは?

一周忌のお供え物ののしは、弔事用ののし紙を使って御供の文字を表書きします。
弔事用ののし紙は白黒で印刷されています。
こののし紙は、お供え物の箱に巻き付けて使います。

のし紙を巻き付けてから包装紙でお供え物を包む場合と、包装紙の上にのし紙を巻き付ける場合とがありますが、マナーとしてはどちらを選んでも問題ありません。

なお、包装紙の上にのし紙をつけると、どなたからのお供え物なのかひと目でわかります。
そのため近年では包装紙の上にのし紙をつける「外のし」の方法がよく取られています。

ちなみに、箱にのし紙をつけてからその上を包装紙で包む方法を「内のし」と呼びます。

一周忌の法要では現金をお供えすることもあります。
お花やお菓子といったお供え物の代わりに現金をお供えする場合は、のし袋に「御供物料」と書くようにします。

名前の書き方は?

のし紙の下の部分には名前を書き入れます。

このときフルネームで名前を書くことをおすすめします。
これは一周忌に親戚の一同が参列する場合、同じ名字の方がいると施主の方にわかりにくくなるためです。

水引の選び方

弔事用ののし紙は、切った端が上を向いた結び切りの水引のものを選びます。
結び切りは一度結ぶと二度とほどけないことから、繰り返したくない場面のときに使う水引です。

一周忌のお供え物での水引の色は、関西では黄色と白が主に使われますが、関東を含むそれ以外の地域では黒と白の水引が使われます。

一周忌のお供え物の渡し方

お墓

一周忌のお供え物については、お渡しする際のマナーも重要です。
次の2点に気をつけて施主の方にお渡しするようにします。

渡すタイミング

一周忌の法要をご仏壇のある自宅で行なう場合には、訪問した直後に施主の方にお供え物をお渡しします。

もし一周忌の法要をお寺で行なう場合には、お坊さんがお経をあげる法要が始まる前にお供え物をお渡しするのがマナーです。

いずれの場合も、時間に余裕をもって法要の開始時刻より少し前に到着するようにします。

渡すときに挨拶をする

一周忌のお供え物を施主の方にお渡しするときには、必ず口頭で挨拶をします。

「心ばかりのものですが、ご仏前にお供えしていただければと思います。

と心を込めて挨拶をすれば、ご供養の気持ちが施主の方にはっきりと伝わります。

一周忌のお供え物を送るときのマナー

仏壇

遠方に住んでいる場合や、何らかの事情で一周忌の法要に参列できない場合には、お供え物を宅急便などで施主の方にお送りします。

お供え物を送る際には次の2点に気をつけます。

送るタイミング

一周忌のお供え物を送る場合は、発送するタイミングがとても重要です。
一周忌の法要の前日までに先方に到着するようにします。

ほとんどの宅急便は日付指定が可能です。
一周忌の法要に遅れないように、前日もしくは前々日を日付指定しておくと安心です。

手紙を同封すると良い

一周忌のお供え物には手紙を同封するのがおすすめです。
手紙でメッセージを添えることで、ご自分が参列できない代わりとして、施主の方に気持ちを伝えることができます。

手紙には一周忌の当日に参列できないお詫びを書いて、故人のご冥福をお祈りする言葉を述べます。

ご自分の思い出に残る故人の生前の姿を書いておくと、よいご供養になり、ご遺族の方に真心が伝わります。

手紙の最後は「ご自愛ください」というようにご遺族の方を気遣う言葉で締めくくるようにします。
心のこもった手紙を添えることで、お供え物がより意義深いものになります。

一周忌のお供え物のお返しは必要?

葬儀

施主の立場として、一周忌のお供え物をいただいた場合、お返しは必要なのでしょうか?

お返しの品にはお金をいくら使う?

一周忌の法要に参列していただいた感謝の気持ちもこめて、お返しとしての手土産をお渡しします。
施主の方は一周忌の法要の前に、このお返しを手配しておく必要があります。

金額は、頂いたお供え物の金額の1/3~1/2くらいが目安となります。
お返しとしては、洗剤などの実用品やお茶やお菓子などの食品がよく選ばれます。

「終活ねっと」では、一周忌でのお返しについて次の記事でさらに詳しく解説しています。
そちらもぜひご参考にしていただければと思います。

お礼状の書き方

お返しだけでなく、わざわざ参列してくださったお礼を込めた手紙を添えると、より気持ちが伝わります。
ただし、句点を使ってはいけない・繰り返し言葉を使ってはいけないなど、お礼状にはいくつか決まりが存在します

以下のサイトでは、そのようなお返しのお礼状の書き方・注意点について詳しく解説しています。
ぜひこちらもご覧下さい。

一周忌のお供え物に関するまとめ

お墓

一周忌のお供え物について、さまざまな角度からご説明してきました。
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では次の点がポイントでした。

  • 一周忌のお供え物は、基本的に施主が用意する。お寺で法事を営む場合はお供え物代として現金を包んでお寺に渡す。

  • 一周忌のお供え物の金額相場は5000円から10000円である。

  • 一周忌におすすめのお供え物は、お花、お菓子、果物、線香である。

  • 一周忌のお供え物ののしは、「御供」と表書きして、フルネームで名前を書く。
    水引は結び切り、関西では黄色と白、それ以外では黒と白の水引を使う。

  • 一周忌のお供え物は、自宅の場合は訪問した直後に、お寺の場合は法要の開始前のタイミングで施主の方に渡す。渡しときには挨拶をする。

  • 法要に参列できない場合は、一周忌のお供え物を法要の前日までに送る。そのとき手紙を同封するとよい。

  • 一周忌のお供え物を施主としていただいたら、実用品や食品をお返しとして渡す。

大切な節目となる一周忌の法要は、正しいマナーに沿って行なうことが何よりのご供養となります。
一周忌の法要とそのお供え物について知っておくことは、皆様が進めている終活を補強する意味もあります。

今回の記事を皆様の終活のお役に立てていただければ幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

「終活ねっと」では、法事などに関する様々な情報を発信しています。
よろしければ、ぜひ以下の記事もご覧ください。

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