お盆に供える花はどんなものがいいの?花を贈る際のマナーもご紹介!

お盆のお供えとして生花は欠かせないものです。お世話になった方のご仏前に花を贈りたいとお考えの方も多いのではないでしょうか?お盆に贈る花はどんなものがよいのでしょう。今回はお盆の供えにふさわしい花について、贈る際のマナーや注意点も含めて解説します。

目次

  1. お盆の花について
  2. なぜお盆に花をお供えするの?
  3. お盆に供える花のマナー
  4. お盆のお供えに適した花の種類
  5. お盆の花の金額相場
  6. お盆のお供えに花を贈る際のポイント
  7. 家で栽培した花を供えても大丈夫?
  8. お盆の花のまとめ

お盆の花について

仏壇

お盆の時期になると、お墓や仏壇に手をあわせる機会も増えます。
ご供養に生花が欠かせません。
お供えの花を贈りたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。

しかしいざとなると、どんな花を贈ったらよいか、贈る際に気をつけるべきことなど、様々な疑問が湧いてくると思います。

そこで今回終活ねっとではお盆の花について、

  • なぜお盆に花をお供えするのか
  • お盆に供える花のマナー
  • お盆のお供えに適した花の種類
  • お盆の花の金額相場
  • お盆のお供えに花を贈る際のポイント

このような内容を中心に、お盆の花について解説します。

この記事が、お世話になった方のご仏前に花を贈ったり、お盆にお墓参りへ行く予定がある方の参考になれば幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
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なぜお盆に花をお供えするの?

仏壇

お盆とは、あの世に旅立ったご先祖様がこの世に帰ってきて家族と一緒に過ごす期間のことです。
この時期にお墓や仏壇にお菓子や果物などをお供えして、ご先祖様をお迎えします。

お供え物としてお盆に欠かせないのが生花です。
では、生花をお供えすることにはどんな意味があるのでしょうか。

仏教では、香・灯・花の3つを仏様へのお供えの基本としています。
花はお線香や提灯と共に、故人や先祖の霊を供養するための大切なお供え物なのです。

仏教では、花は仏の尊さを伝えるものとされています。
耐え忍んで美しく咲く姿から、命の尊さやはかなさを示していると考えられています。
また、花は亡くなった人だけでなく、ご遺族をはじめ仏壇やお墓に手を合わせる人の心も清めてくれるとも言われています。

お盆に供える花のマナー

お墓

仏壇やお墓に供える花のことを「仏花(ぶっか)」といいます。
仏壇やお墓には、左右両脇に仏花を生ける花立があるのが一般的です。

また、仏壇の前や庭先、玄関先などに「盆棚」と呼ばれる祭壇を設けるお宅も多いです。
盆棚にお供えする花を「盆花/お盆花(ぼんばな)」と呼びます。
盆棚の飾り方や盆花の種類は地域によって違いがありますが、キキョウや女郎花、ミソハギなどが盆花にあたります。
近年では、蓮の花を模した金色の造花を盆花として飾ることも多いです。

お盆のお供えの花のマナーは、飾り付けの仕方や慣習によって異なります。
その点を踏まえたうえで、お盆にお供えする花の基本的なマナーについて解説します。

お盆のお供えする花の色は白が基本となります。
白色の花の中に紫やブルー、黄色などの花を混ぜたものがよいとされています。
人寄せなどをしてお盆を盛大に行うお宅では、ピンクやオレンジ色の花を加えた華やかなものも喜ばれるようです。

故人が好きだった花や、ご遺族の好みに合わせた花を贈る場合もあるようです。
花を贈る前に、習慣や好みなども含めてどんな花がよいか、お届け先のご家族に訊ねることができれば確認しておくとよいでしょう。

地域の習慣なども考慮したうえで花を選んでくれる生花店もあります。
判断に迷ったら、白い花を中心にして淡い色合いの花束にしておけば間違いありません。

ただし、お盆の中でも故人が亡くなって初めて迎えるお盆だけは、飾る花の色も特別なので注意が必要です。
初めてのお盆、いわゆる初盆・新盆のお供えの花は、白で統一します。

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本数

仏花は、同じ花束を1対(2束)用意するのが基本です。
これは、仏壇やお墓の花立が左右対になっていることが多いためです。
花立それぞれに生けるために、仏花も2束用意します。

また、1つの花束に含める花の本数は、3本・5本・7本といった奇数にします。
花の本数は「3本・3本」「5本・5本」「7本・7本」と同数にします。

奇数がよいとされる理由には諸説あります。
確かに仏式の行事に関わる数字は、1,3,7など奇数が多いです。

古代中国に伝わる考え方の中に、割り切れない数字・奇数は、古来より縁起がよいというものがあります。
割り切れない絶対の世界をめざす仏教の考え方を象徴するものだという見方もあります。

慶事・忌事のしきたりとして古くから受け継がれてきた習慣です。
お盆のお供えの花は、奇数の花束を対で用意しましょう。

お供えしてはいけない花

お供えの花とは、ご先祖様とご遺族、しいては自分自身の心のためのものです。
お供えに不向きな花、よくない花もあります。

まず、匂いのきつい花は不向きです。
仏間に飾ったとき、部屋に匂いがこもってしまうようではご迷惑がかかります。
ユリの仲間には、匂いの強いものもあるので気をつけてください。

棘や毒のある花も適切ではありません。
代表的な花としてバラが挙げられます。
バラは美しいですが棘も匂いもあるので、お供えの花としては避けたほうがよいでしょう。

夏の暑い時期にお供えするものなので、傷みやすい花もよくありません。
茎ではなくツル科の花も、花立に生けにくいので不向きです。
仏壇やお墓が汚れてもいけませんので、花粉が多い花も避けるべきです。
手間がかからず、長く飾っておけるような丈夫な花がおすすめです。

花びらを散らすのではなく、花ごとぼとりと落ちてしまう花も縁起が悪いとされています。

お盆に赤色の花を供えてはいけない?

お盆に供えるのに派手な色は縁起が良くないのでは、お墓周りに派手な花は失礼にならないかないかと考えていませんか?

しかし、上記にもあるように必ずしも白を基調とした落ち着いた色で整える必要はありません。
むしろ新盆以外のお盆では赤、オレンジ、黄色を混ぜたほうが良いともされています。

先祖や故人が帰ってくる墓を地味にするよりは派手にしたほうがよいという考えです。

3本での花束を考えているのならば3本すべて白を基調にした落ち着いた色でもよいですが、5本、7
本での花束ならば赤やオレンジなど明るい色を2本3本入れたほうがよいとされているようです。

お盆に造花を供えても大丈夫?

お供えの花が生花でなければならない理由はありませんので造花をお供えしても大丈夫です。

近年では造花でのお供えが増えてきています。
その理由の一つに、墓地や霊園で衛生管理の理由で生花のお供え自体を禁止にするところがあることが挙げられます。

しかし造花をお供えする際に、年配の方や寺院のご住職によっては仏教的な考えに合わないと考える方もいるのでトラブルになる可能性があるという注意点があります。

造花を供えてもトラブルになりにくいか、なりやすいかには地域性によるところが大きいようです。
関東地方では造花を供えるという文化があまりないようです。
一方、九州地方ではお盆の時期に生花をお供えすると1日で枯れてしまうので、造花を供える文化があるようです。

しかし、造花であろうと生花であろうと一番大切なのは先祖や故人を供養する気持ちなのではないでしょうか?
それでも心配な方は事前に寺院や親族に確認することをお勧めします。

お盆のお供えに適した花の種類

お墓

ここまで、お盆のお供えの花の基本的な選び方と、ふさわしくない花について解説しました。
では次に、実際にどんな花が適しているのか、具体的な例とその理由を記します。

お供えの花の代表といえば菊でしょう。
菊は古くから日本の風土や文化と深い関わりを持ってきました。
邪気を払う花として仏壇に供えるようになったとも言われています。

秋の花の代表として数多くの和歌にも詠まれており、夏から秋へと季節が変わる時期に飾る花として長く親しまれてきました。

残暑の厳しい時期でも咲き続けることができ、丈夫で長持ちします。
花びら小さく散らばりにくいので、お供えの花に最適です。
花の色についても、白や薄い黄色などお供えに適切な色が豊富です。

輪菊と呼ばれる大きな菊がお供えの花としてよく用いられますが、菊には様々な形があります。
丸い形のピンポン菊や、側枝が伸びて複数の小さな花を咲かせるスプレー菊など、小菊もお供えの花として人気が高いです。

菊を複数種類組み合わせても、華やかなお供えの花束にすることができるでしょう。

ほおずき

ほおずきも、お盆に飾る花としてよく使われます。
ナスやきゅうりで作った牛や馬と一緒に、ほおずきを盆棚に飾る地域も多いです。

ほおずきは6月頃に白っぽい花を咲かせます。
花が終わった後に丸い実が付きますが、それと同時に花を支えていたガク(萼)の部分が発達して実を包み込み、袋状になるのです。
その形が提灯に似ているところから灯という文字が用いられ、漢字で「鬼灯」と書きます。

ほおずきは、ご先祖様の霊が迷わないよう、足元を照らす灯りの役割を担っているのです。
さらにご先祖の霊はお盆の間、ほおずきのような中が空洞になっているものに宿って過ごすと考えられています。
ほおずきは昔から、お盆には欠かせない飾りとして用いられてきました。

また、その昔作物が不作だった年にはほおずきを飾って、お供え物の不足を補ったと言われています。

リンドウ

リンドウ(竜胆)は日本の初秋を代表する花です。
お盆やお彼岸など、お供えの花として大変人気があります。
釣り鐘型の美しい濃い紫色の花は清楚で気品があり、白い花と組み合わせるとよく映えます。

日本の野山には古くから、リンドウが多く自生していました。
群生することは少なく、湿地の草の間にぽつりぽつりと紫の花を咲かせます。
お盆の時期になると山へ行き、お供え用のリンドウをとってきて飾る家も多かったようです。

丈夫で花粉や花びらが散らかることもなく、お供えしやすい花です。
何といっても深い紫色が、お墓や仏壇によく合います。

花言葉は悲しんでいるあなたを愛する、正義、誠実です。
お墓や仏壇にお供えする花にふさわしい花と言えるでしょう。

カーネーション

母の日に贈るイメージが強いカーネーションですが、お供えの花にもよく用いられます。
仏式に限らず他の宗教でも、お供えとして幅広く使われている花です。

色や大きさが豊富なので、白い花束のアクセントにもなります。
また、白や薄いグリーンの花があるところも、お供えとしてよく使われる理由のひとつです。
一年中手に入りますし、丈夫で長持ちするので、白いブーケ作りに重宝します。

実は、母の日に贈る花としてカーネーションが定着したのも、もとは亡くなった人への追悼の想いからと言われています。

20世紀初頭、アメリカのとある女性が母の追悼会で、参列者に白いカーネーションを贈ったのだそうです。
その女性の母は白いカーネーションが大好きだったのだそうです。
ちょうどその頃、アメリカでは「5月の第2日曜日を母の日」とする動きが高まっていました。
こうして、母の日とカーネーションが結びついていったものと考えられています。

カーネーションは、亡くなった人を大切に想う気持ちがこもった花なのです。

ミソハギ

ミソハギ(禊萩)も日本に古くから自生している植物で、お盆の花としてよく用いられます。
1メートルほどの高さにまっすぐ伸びた細い茎に、薄紫色の小さく可憐な花を咲かせます。
盆花といえばミソハギのことを指す地域も多いです。

ハギと名がついていますが、萩とはあまり似ていません。
学術的にはミソハギ科という分類が存在します。
暑さに強く、花弁は小さいですが丈夫で長持ちします。

ミソハギが花を付けると、もうお盆の時期かと季節を知るきっかけにもなります。
お盆には欠かせない花のひとつです。

お盆の花の金額相場

仏壇

スーパーや生花店の店頭でも、ご自宅の仏壇やお墓用の小さな花束が手に入ります。
花立に生けやすいよう菊やカーネーションなどが3本くらいずつまとまっているので、買ってきてすぐ生けることができます。
価格も300円くらいからあるので、日々のお供えにはぴったりです。

では、お世話になったご家族やご実家に、お供えの花を贈りたいときはどうでしょう。
金額の相場はどのくらいなのでしょうか。
あまり高価なものでは相手に気を使わせてしまいます。

前にも述べた通り、お盆の花の飾り方には地域によって違いがあります。
そのため、お供えの花の金額も地域によって異なるものです。

お盆のお供えの花を贈るときは、5,000円から1万円が相場と考えてください。
この金額の範囲なら、お届け先のご負担になることもないでしょう。

最近では、ネット通販で花を買うことができます。
ネット生花店なら、写真で確認しながら値段を決めることも可能ですし、お届け日に合わせて配達の予約をすることもできます。

お盆の時期、生花店は混雑する可能性もあります。
遠方へ花を贈る際は、楽天などのネット販売の生花店も活用しましょう。

お盆のお供えに花を贈る際のポイント

困った人々

花の種類や予算が決まったら、贈る際のポイントを確認しておきましょう。

お花を贈る時期

お盆の花はいつまでに贈ればよいのでしょうか。
生花ですので、あまり早い時期に贈るとお盆の前に枯れてしまうかもしれません。
お盆の2日前から前日に届くよう手配するのがおすすめです。

ここで注意したいのが、お盆の時期です。
地域によってお盆の時期が異なる可能性があります。
贈り先のお盆の時期を確認してから、花を手配をする必要があるのです。

全国的には、お盆は8月15日の前後に行われます。
8月13日に迎え火、16日に送り火をするのが一般的です。
この場合は、11日か12日に届くよう手配すればよいでしょう。

しかし中には、1カ月ほど前の7月15日前後にお盆を行う地域もあります。
意外にも東京や横浜では、7月にお盆を行う地域が多いです。
他にも北海道や東北、北陸の一部の地域では、7月にお盆を行います。

7月にお盆を行う地域の方に、8月に入ってから花を贈ってはご迷惑がかかります。
先方のお盆の様子がわからない場合は、事前に一度連絡をとってみましょう。
「お花をお送りしたいのですが、いつ頃がよろしいですか」と訊ねて、ご都合を伺ってからの方がよさそうです。

アレンジメントされているものを贈る

お盆のお供えの花は生花が基本です。
しかし最近では、生花を生けた経験のない方が多いです。
特にお一人暮らしの高齢者の方には、生花の手入れは負担になる可能性もあります。

家に花瓶がなく、せっかく花をたくさんもらっても困るという方もいらっしゃるでしょう。

そんなときにおすすめなのがフラワーアレンジメントです。
予め花器に生けてあるので、届いてそのまま仏間に飾ることができます。

土の入った鉢植えだと重くなってしまいますが、花器に生けたフラワーアレンジメントなら、場所を選ばず室内に飾っていただけます。
フラワーアレンジメントならネット販売でも注文しやすく配送してもらえるのでおすすめです。

メッセージカードは添えるべき?

花を贈る際は、メッセージカードとして手紙も添えましょう。
より一層気持ちが伝わります。

初盆のときは特に一言添えるべきでしょう。

初盆の場合は、以下のようなメッセージがおすすめです。
「初盆を迎えられるにあたり心ばかりですがお花を送らせて頂きます 厳しい暑さが続きますがどうぞご自愛ください」

2回目以降のお盆の場合は、以下のようなメッセージがおすすめです。
「ささやかではございますがお花を送らせて頂きます ご仏前にお供えいただければ幸いです ご家族の皆さまのご健康を心よりお祈りいたします」

生花店で用意されているような、小さなメッセージカードでも十分気持ちは伝わります。
短い一言でも言葉が添えられていると、受け取る側も嬉しいものです。

ぜひ、一言メッセージを添えて贈るようにしましょう。

家で栽培した花を供えても大丈夫?

お墓

お墓参りのときや仏壇に、自分で育てた花を持っていってもよいものでしょうか?
もちろん大丈夫です。
ここでは、仏花に適していて育てやすい花をいくつかご紹介します。

まずおすすめなのが小菊です。
菊は本来、丈夫で育てやすい品種です。
大きな輪菊を綺麗に咲かせるのは難しいですが、小菊であればそれほど難しくありません。
苗はホームセンターや園芸店で手に入ります。
7月頃に咲かせるなら、4月頃に苗を購入して植えるとよいでしょう。

千日紅(センニチコウ)も育てやすい花でおすすめです。
丸く小さな可憐な花で、夏の日差しにも強く切り花にしても長持ちします。
水やりさえ忘れなければ、種からでもきれいな花をさかせることができます。

盆花として知られる「ミソハギ」も、強くたくましい品種なので育てやすいです。
初夏の時期になると、ある程度育った状態の苗がホームセンターや園芸店に出回ります。
種から育てることもできますが、発芽するとかなり背が高くなりますので、苗の状態で植えたほうが計画的に育てることができておすすめです。

その他にも、鉢やプランターであれば「グラジオラス」や「キキョウ」も育てやすいです。

お盆の花のまとめ

お墓

いかがでしたでしょうか。
今回終活ねっとでは、お盆に供える花について解説しました。

  • 花はお線香や提灯と並んで、お盆に欠かせないお供え物のひとつ
  • お盆に供える花の本数は、3,5,7など奇数にする。さらに同じ花束を1対(2束)用意するのがマナー。
  • 棘や毒があるもの・匂いがきついものは避ける
  • お供えの花としてふさわしいのは、菊やリンドウ、ほおずき、ミソハギ、カーネーションなど。
  • 初盆の花は白で統一するが、2度目以降のお盆の花は他の色を混ぜてもよい。
  • 花を発送するならお盆の2日前~前日に届くようにする。地域によっては7月にお盆を行うところもあるので注意。
  • お盆に贈る花の金額の相場は5,000円~1万円ほど。
  • 生ける手間が省けるので、フラワーアレンジメントも喜ばれる。

お世話になった方のご家族に喜んでいただけるよう、お花選びにも気を配りたいものです。
よりよいご供養の参考にしていただければ幸いです。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

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