四十九日での香典袋の包み方は?水引の選び方や表書きについて解説

四十九日での香典袋の包み方は?水引の選び方や表書きについて解説

四十九日法要は、亡くなってから49日目に営まれる大切な法要です。では、その法要に参列する場合、どういった香典袋を選び、どのような表書きを用いれば良いのでしょうか。今回は、四十九日法要に持参する香典袋について詳しく解説いたします。

最終更新日: 2020年09月08日

四十九日の香典袋はどうしたらいいの?

葬儀

通夜・葬儀が終わると、あっという間に四十九日がやってまいります。

四十九日は忌明けの大切な法要であり、参列する場合には香典を持参するということは皆さんご存知かと思います。

ではそこから少し踏み込んで、香典袋の水引の色や結び方、表書きの書き方など詳しいマナーについてはいかがでしょうか。

今回「終活ねっと」では、四十九日の香典袋について、以下のポイントにそってお話ししたいと思います。

  • 四十九日法要って何?

  • 四十九日法要の香典袋の書き方について

  • 四十九日法要の香典袋の選び方

  • 四十九日法要の香典袋に関するマナー

  • 四十九日法要のお香典の相場は?

  • 四十九日法要にはお香典以外に何か持参するの?

四十九日の香典袋について詳しく解説していきます。
ぜひ最後までお読みください。
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四十九日の法要とは?

葬儀

まず初めに、そもそも四十九日法要とはどのようなものなのでしょうか。
こちらでは簡単に四十九日法要についてお話ししたいと思います。

四十九日法要とは仏教における追善法要のことをいいます。

仏教では、人は死後49日の間、7日ごとに生前の行いに対し閻魔大王に裁きを受け、あの世とこの世をさまよっていると考えられています。
この49日間を「中陰」とよび、49日目は「満中陰」とよばれます。

遺族は中陰の間、大切な人が無事に極楽浄土に赴くことができるよう7日ごとに祈りを捧げます。
これは遺族が祈ることによって故人の善行を追加することができると考えられているからです。

そしていよいよ49日目に7回目のお裁きを迎えます。
この際に極楽浄土へ旅立てるか否かが決まるため、四十九日法要は追善法要のなかでも最も大切な法要に位置付けられています。
そして四十九日をもって忌明けとされる、一つの節目となる日です。

下記の記事では四十九日法要についての基礎知識を全て解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。

四十九日の香典袋の書き方

葬儀

次に香典袋の書き方についてみていきたいと思います。
宗派ごとの表書きの書き方から、名前や中袋の書き方、そして墨の色まで詳しく説明いたします。

薄墨で書く(墨の色)

まず初めに筆の色ですが、香典袋へは薄墨で書きましょう。

そもそも薄墨は、「突然の訃報に墨を十分にすれなかった」「悲しみの涙で墨が薄くなった」という意味合いから用いられます。
よって四十九日法要はあらかじめ予定が決まっているため、濃墨でも構わないという意見があるのも事実です。

しかしこれはあくまで「構わない」というだけで「書くべきだ」ということではありません。
一般的に「仏事=薄墨」という考え方が定着していますし、地域によってはそれを慣習としているところもあるようです。

地域の慣習にならうのが一番確実ですが、それができない場合は薄墨にしておいた方が賢明です。

表書きの書き方

次に表書きの書き方について説明いたします。
49日より前は「御霊前」、49日以降は「御仏前」と書くのが一般的な仏教のマナーですが、宗派によって多少の違いもあります。

曹洞宗の場合

曹洞宗では極楽浄土という考えがないため、浄土に成仏するための期間も存在しません。
よって曹洞宗の場合は「御霊前」は使用できず、亡くなってすぐより「御仏前」を用います。

真言宗の場合

真言宗の場合は一般的にいわれている、49日より以前は「御霊前」、49日以降は「御仏前」という表書きを用います。

浄土真宗の場合

浄土真宗では「往生即成仏」との考えから、霊という観念が存在せず、人は亡くなるとすぐに浄土に還り成仏すると説いています。

このような考え方から浄土真宗の場合は「御霊前」という表書きは使用しません
よって亡くなってすぐより御仏前が使用されます。

上記の通り、宗派によって多少の違いはありますが、いずれにせよ四十九日法要での表書きは「御仏前」を用います。
また御香典や御供物料なども宗派関係なく使用できます。

名前の書き方

続いて香典袋の名前の書き方について説明いたします。

基本的には香典袋の水引下段、中央にフルネームで書きます。
会社名が必要な場合は、名前の右肩に書きましょう。

夫婦の場合

夫婦の場合は一般的に夫側の名前をフルネームで書きます。
ただし、夫婦ともに懇意にしていた場合など、夫の氏名の左隣に妻の名前のみ書く場合もあります。

連名の場合

友人や会社の同僚など、連名で香典をおくるケースもあるかと思います。
その場合は3名までであればそれぞれの名前をフルネームで書きます。

その際の順番ですが、会社関係などであれば一番右側に目上の人がくるように配慮が必要です。
友人など同等の関係の場合は右側から五十音順に書くようにします。

複数人の場合

4人以上となる場合は、代表者名を書きます。
そしてその左下に小さく「他〇名」などと書き、中袋にそれぞれの名前・住所・金額を記入した用紙を入れておくようにします。

中袋の書き方

多くの香典袋には現金を入れる中袋があり、そちらに金額・住所・氏名を書きます。

中袋の書き方には下記の二通りがあり、どちらの書き方でも構わないとされています。

  • 中袋の表面、中央に金額を書き、裏面の左下に住所・氏名を書く書き方

  • 中袋の裏面、右側に金額を書き、左下に住所・氏名を書く書き方

なお、もともと中袋にそれらを書く欄が印刷されている場合は、その通りに書きましょう。

金額

中袋に金額を書く際は金額の前に「金」をつけ、「円」や「圓」で終わります。
「円」や「圓」の後に「也」をつけているケースも多く見受けられますが、そちらに関してはつけてもつけなくてもどちらでもマナー違反とはならないようです。

そして金額は縦書きで書く場合は旧体の漢数字を使用します。
その際、大字と呼ばれるものを使用します。
大字とは「一」や「二」など、単純な字形をしている漢数字の代わりに用いられる文字のことで、改ざんを防ぐことができます。

なお、金額を横書きで書く場合は1や0といったアラビア数字が使用されることが多いようです。
いずれにせよ、受け取った側が読みやすい字で書かれているか、包んだ金額と書いた金額の相違はないかということが大切になります。

以下、香典袋に記入する際に用いられる大字です。

1
2
3
5
6
7
8
10
100
1000 仟または阡
10000

中袋がない場合

香典袋には中袋がないタイプのものもあります。

その場合は香典袋の裏面に住所と金額を書きます。
縦書きにする場合は裏面左下に住所を、住所の左側に金額を書きます。
横書きにする場合は裏面右下に住所を、その下に金額を書きます。

四十九日の香典袋の種類の選び方

困った人々

上では、香典袋の書き方についてお話いたしましたが、ではそもそも香典袋はどのようなものを選べばよいのでしょうか。

こちらでは水引の色や結び方など四十九日の香典袋の選び方について説明いたします。

水引の色の選び方

まず水引の色の選び方についてですが、こちらは宗派や地域によって異なりますので、参列する地域や宗派の傾向に合わせる方が無難です。
そちらをふまえた上で、以下に一般的なマナーとされる水引の色をご紹介いたします。

基本的に黒白や双銀を選ぶ

一般的に四十九日法要に持参する香典袋は、黒白や双銀の水引のものを選びましょう。

関西は黄色を選ぶ

関西では黄白の水引が使われる地域もあるようです。

結び切りの水引を選ぶ

次に水引の結び方ですが、こちらには蝶結びと結びきりとがあります。

蝶結びは何度でも結びなおすことができるので、何度繰り返しても良い場面で使用します。
一方、結びきりは一度結ぶとほどくことが難しく、一度きりであってほしい場面に使用します。

仏事はもちろん出来ることなら繰り返してほしくない出来事なので、水引は結びきりのものを使用します。

包む金額によって水引を選ぶ

香典袋にも種類があります。
水引が印刷のものから、豪華なものまで様々です。
包む金額に見合ったものを選ぶようにしましょう。

5千円以下の場合

包む金額が5千円以下であれば、水引が印刷されている簡易的なものを選びます。

1万円以上の場合

1万円~3万円を包む場合は白黒や双銀の水引が印刷ではない香典袋、3万円を超えて包む場合は高級な和紙に双銀の水引を使用したものなどを選ぶとよいでしょう。

四十九日の香典袋に関するマナー

葬儀

これまで香典袋の選び方や書き方をみてまいりましたが、続いてこちらでは香典袋へのお金の入れ方や渡し方など、香典袋にまつわる様々なマナーについてみていきたいと思います。

新札は使わないようにする

これは事前の準備が必要な新札は、不幸を待っていたかのようである為避けるべきといった理由からです。

では事前に予定のわかっている四十九日法要では、新札でも問題ないということになりますが、相手がどのように考えるかはわかりません。
そこは不祝儀のマナーとして定着している「新札は使用しない」という方法をとった方が無難です。

新札しか手元にない場合は折り目をつけるという方法もあります。
仏事に関しては慎重すぎるくらいでちょうど良いのかもしれません。

お金の入れ方に気をつける

お札は向きを揃えて袋に入れます。
その際、肖像画のある面を袋の裏側かつ下になるように入れるのが一般的なマナーです。

袱紗に包んで渡す

香典袋は袱紗に包んで持参しましょう。
そして袱紗から出してお渡しします。
間違っても袱紗に包んだままお渡ししてはいけません。

香典を郵送してもいいの?

やむを得ない事情や遠方などの理由のため四十九日法要を欠席する場合、香典は郵送して構いません。
その場合は香典袋に挨拶状を添え、現金書留で送るようにしましょう。

四十九日の香典の金額相場はいくら?

お金

続いて四十九日法要に持参する香典の金額相場についてお話いたします。

金額は自身の年齢や故人との関係によっても変わってまいりますので、一般的な相場を知ったうえで、後は参列される方同士などで相談しながら決定するほうが良いでしょう。
下に一般的な相場を記しました。

両親 1万円~5万円
祖父母 5千円~1万円
兄弟姉妹 1万円~3万円
おじ・おば 5千円~1万円
その他親族 3千円~1万円
知人・友人 5千円~1万円

また四十九日法要の後に会食が設けられている場合は上記金額に1万円程度上乗せしてお渡ししましょう。
夫婦で参列する場合は2倍を目安とし、子供も一緒の場合は子供一人につき5千円程度をあわせて包みます。

なお、4や9といった数字はお香典では使用しない方が無難です。
これは4は「死」を、9は「苦」を連想させるからで、忌み嫌われる数字とされています。
また、偶数も避けたほうがよいとされてきましたが、近年では4や9さえ使わなけければマナーには反しないというような考えもでてきているようです。

法事には様々な種類があり、包むご香典の金額に毎回迷ってしまいますよね?こちらの記事では法事の香典の金額について、相場・書き方・マナーを理由も含めて細かく解説しています。
是非ご覧ください。

四十九日に香典以外に持参するもの

仏壇

四十九日法要にはお香典とは別にお供え物やお花を持参する場合もあります。
それらの「要」「不要」などは非常に地域色の濃いものになりますので、事前に参列する地域の風習などを確認しておくとよいでしょう。

お供え物

一般的には四十九日法要にはお香典の他にお供え物を持参します。

お供え物としては日持ちのする個包装の菓子などが好まれ、地域によっては「お下がり」として、法要後にお供え物を参列者で分けて持ち帰る風習もあるようです。

御供物料」として現金を包むこともできますが、上記のような風習があるということも念頭に置いておきましょう。

供花

四十九日法要の際にお花を持参することもあります。

通夜・葬儀とあわただしく過ごしてきた遺族にとって癒しとなることでしょう。
受け取ってそのまま飾れるアレンジメントが好んで選ばれますが、四十九日法要の場合は白いお花をお供えするのがマナーとされています。

四十九日の香典袋についてまとめ

仏壇

今回「終活ねっと」では、四十九日の香典袋についてみてきましたが、いかがでしたでしょうか。

この記事の内容をまとめますと、以下のようになります。

  • 四十九日法要とは仏教における追善法要のことをいう。
    この際に来世の行き先が決まるため、四十九日法要は追善法要のなかでも最も大切な法要であり、四十九日をもって忌明けとされる。

  • 四十九日法要の香典袋は薄墨で書き、表書きは「御仏前」を使用する。
    また「御香典」や「御供物料」なども使用できる。
    名前は水引下段中央に書き、中袋には金額や住所・氏名を記入する。
    中袋がない場合は香典袋の裏側に住所及び金額を書く。

  • 香典袋は水引の色が黒白または双銀の結びきりのものを選ぶ。
    また関西では黄白を使用することが多い。
    包む金額に見合った香典袋を選ぶようにする。

  • 四十九日法要に持参する香典では新札は避け、お札は肖像画の面を袋の裏側かつ下になるように入れる。
    法要当日は袱紗に包んで持参し、袱紗から出して渡すのがマナー。
    やむを得ない事情により欠席する場合は挨拶状を添えて郵送しても構わない。

  • 四十九日法要の香典には一定の相場があり、その相場に自身の年齢や故人との関係を加味して決定する。
    その際4や9といった数字は使用しない。

  • 四十九日法要には香典以外にお供え物を持参するのが一般的。
    お花は持参してもしなくてもどちらでも構わないが、持参する場合は白いお花をお供えするのがマナー。

一つの節目であるとは言えども、遺族にとっては悲しみが薄れるわけではありません。
しっかりとマナーを守ることが遺族の悲しみに対する配慮につながります。

ぜひ参考にしていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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