喪中と忌中の違いは?|意味・故人との関係・期間・マナー

喪中と忌中の違いは?|意味・故人との関係・期間・マナー

喪中と忌中の違いをご存知ですか?喪中と忌中の期間やその間の過ごし方など、喪中と忌中の意味やマナーが分からないと、思わぬ失敗をしたり、失礼があるかもしれません。終活ねっとのこの記事では、喪中と忌中の違いについて、それぞれの意味や期間別のマナーを含めて解説します。

2019-10-16

喪中と忌中にはどんな違いがある?

葬儀

喪中や忌中という言葉を聞いたことのない方はいないと思います。
しかし、喪中はがきは受け取ったことがあるので喪中は何となく分かるが、忌中はあまりよく分からないという方が多いのではないでしょうか?

喪中や忌中は、そもそもどういう意味があるのでしょうか?
また、その期間はどのくらいで、その間はどのように過ごしたらよいのでしょうか?

喪中や忌中の意味やマナーが分からないと、思わぬ失敗をしたり、失礼があるかもしれません。

そこで、今回終活ねっとのこの記事では、喪中と忌中の違いについて、以下の事項を解説します。

  • 喪中と忌中の意味は?両者の違いは?

  • 喪中と忌中の日数は?両者の期間の違いは?

  • 喪中・忌中にしてはならないことは何?

  • 忌明けにするべきことは何?

喪中と忌中の意味や期間別のマナーを含めて、両者の違いを詳しく解説しますので、是非最後までご覧ください。

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喪中・忌中の意味の違い

葬儀

まず、喪中と忌中の意味の違いについて整理していきましょう。

喪中の意味

喪中とは、近親者が亡くなられた場合にご遺族が故人の冥福を祈り、喪に服する期間です。
この期間中は目立つ行動やお祝い事などを慎み、静かに過ごすこととされています。

昔は、外出しないで喪服を着て家の中で故人を偲ぶという、厳格なしきたりがあったようです。
喪中期間の過ごし方は現在は昔ほど厳しくはありませんが、喪に服するしきたりは残っています。
例えば、「喪中につき年始の挨拶を失礼します」などの喪中はがきを目にしたことのある方は多いでしょう。

それでは喪中に喪に服さなければならない人は、どのような範囲の人なのでしょうか?
喪に服するのは、一般に2親等までの親族の方が亡くなった場合とされています。
2親等までの親族とは、次の範囲の方々です。

  • 本人・配偶者(夫・妻)

  • 父母、子

  • 祖父母、兄弟姉妹・兄弟姉妹の配偶者、孫・孫の配偶者

  • 本人の配偶者の祖父母・兄弟姉妹

本人と配偶者には法律上は親等はありませんが、俗に0親等と言うように2親等内の親族です。
父母と子が1親等で、祖父母・兄弟姉妹・孫が2親等になります。
兄弟姉妹の配偶者や孫の配偶者も含まれますが、配偶者の兄弟姉妹の配偶者は含まれません。

3親等より遠い親族でも、故人と生前親しくしており、喪に服するという方もおられます。
遠縁の方が喪に服することはその方のお気持ち次第ですから、もちろん問題はありません。

忌中の意味

忌中は、家にこもり、故人のために祈り、穢(けが)れを祓(はら)う期間とされています。
結婚式やお祭りなどの行事には参加せず、鳥居もくぐってはいけないものとされています。

忌中における過ごし方は、一見喪中の期間とあまり違いがないように思われるかもしれません。
ですが、喪中が故人を偲ぶ期間とされるのに対し、忌中は穢れを避ける期間と意味合いが違います。

この穢れを避けるという考えは、神道の死を穢れとする思想からきているとも言われます。
忌中は、穢れを避けるため外部との接触を厳しく避けるようにします。

現在でも家族が亡くなったときに忌引き休暇を取ることのできる会社や学校がありますよね。
これは穢れを避けるため外部との接触を避ける忌中の考えに由来すると言われています。

喪中・忌中の期間の違い

葬儀

それでは、喪中・忌中の期間はそれぞれどのようになっており、どのような違いがあるのか説明していきます。

喪中の日数

喪中の日数については、明治初期の忌服令という太政官布告で規定されていました。
この布告は既に廃止されていますが、現在でも仏事の際の一つの目安になっています。

布告では、喪中の日数を次のように定めていました。

  • 祖父母

    父方の祖父母は150日、母方の祖父母は90日

  • 父母

    13か月、夫の父母は150日

  • 13か月

  • 90日

ご覧のとおり、喪中の日数は、亡くなられた方との関係、血縁の深さによって違いがありました。
布告には妻の父母の喪中がないなど、男女により扱いの違いもありました。

現在では、喪中期間は宗教・宗派にかかわらず、一般に一年間とする考えが多くなっています。

地域や慣習により違いはあるかもしれませんが、男女の違いによる差などもなくなっています。
また、最近は血縁関係よりも同居の有無や生計など、故人との生活上の結びつきが重視されるようになってきています。

忌中の日数

忌中の日数については、上記の忌服令では、次のとおり定められていました。

  • 祖父母

    30日

  • 父母

    50日。養父母(妻の父母)は30日

  • 30日

  • 20日

この忌服令では忌中の最長期間は50日ですが、現在でもこの期間が1つの目安になっています。

神道では10日ごとに祭典を行い、五十日祭で忌明けになります。

仏教では亡くなった日を入れて49日間が忌中で、一般に四十九日法要をもって忌明けとします。
ただし地域によっては、35日に忌明け法要が行われることもあります。

キリスト教では忌中や忌明けという概念はありません。

喪中・忌中の期間別マナー

葬儀

喪中や忌中の期間別のマナーについて、簡単に説明します。

喪中・忌中にしてはならないこと

喪中なので年賀状は欠礼しますというのは、よく耳にすると思います。
他に喪中・忌中にしてはならないことはどんなことがあるのか、見ていきましょう。

結婚式・入籍

忌中・喪中には、結婚式や入籍などの祝い事は控えましょう
入籍は手続きで慶事でないとの考えもみられますが、婚姻届けを出しますので基本的に同じです。

また亡くなられた方がごく近い親族の場合は、結婚式への出席も控えるべきです。

ただ最近は忌中は避けるが、忌が明けたら差し支えないと考える方も増えています。
また結婚式場を予約しており、日程変更が難しいという場合もあるでしょう。

このような場合、ご自分の気持ちも大事ですが、相手や周りの方がどう受け止めるへの配慮も大切です。
関係する方に事情をよく説明して理解を得て進めることが大切です。

お中元・お歳暮

お中元やお歳暮は、お世話になっている方への挨拶や感謝の気持ちを表すものです。
祝い事ではありませんので、あえて控えることはありません

ただ、ご本人の気持ちもあるでしょうし、相手の受け止め方もあります。
相手が気にするような方であれば、避けた方がよいかもしれません。

参拝

お寺や神社の参拝や初詣についての是非はどうなのでしょうか?

神社の場合

まず神社では、一般に50日祭までは忌中とされ、穢れ(死)を遠ざける考えがあります。
なので、七五三など時期の決まっているものは許容する神社もありますが、この間の参拝は基本的に避けましょう
忌明け後であれば、喪中期間中であっても参拝しても問題ありません。

お寺の場合

これに対してお寺についてですが、喪中や忌中に参拝しても問題ありません
仏教では神道とは死についての考え方が異なり、むしろ参拝は先祖への供養として奨励されているので、期間を気にする必要はないのです。

忌中・喪中の過ごし方は、宗教や宗派による違いや地域の慣習によっても違いがあります。

忌明けにするべきこと

喪中や忌中にしてはならないことはいくつかありましたが、忌明けにするべきこともあります。
それは、四十九日法要と香典返しです。

葬儀後の四十九日法要は思いの外すぐに来ます。
多少落ち着いたら早めに余裕をもって準備しましょう。

四十九日法要

仏式では、故人が亡くなった日から7日ごとに7回の忌日があります。
四十九日法要はその中でも一番大きな法要です。

日程調整、案内状の作成、会食手配など事前に準備しておくことも多いです。
また仏壇の準備も必要ですし、納骨やお墓のことも考えておかなければなりません。

神道でも仏式の忌明けにあたる五十日祭があります。
キリスト教に喪中や忌中はありませんが、30日目に追悼ミサあるいは1か月後に昇天記念日があります。

下記の記事では四十九日法要についての基礎知識を全て解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。

香典返し

香典返しは、お通夜や葬儀・告別式に頂いたお香典の返礼として贈るものです。
香典返しは、仏式でも神式でも忌明け後1ヶ月以内をめどに行います。
キリスト教に香典返しという概念はありませんが、御花料を頂いたときは同様にお返しをします。

香典返しの金額は、頂いた香典の3割〜5割が相場となっています。
最近は葬儀当日に定額のお返しをすることも多くなっています。
その場合も、高額のお香典を頂いたときは忌明け後に差額相当分の返礼をします。

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喪中と忌中の違いまとめ

葬儀

いかがでしたか。

今回の終活ねっとでは、喪中と忌中の違いについて、意味やマナーなどを含めて解説してきました。
要点は、次のとおりです。

  • 喪中・忌中の意味の違い

    喪中は、ご遺族が故人を偲び冥福を祈り、喪に服する期間である。
    忌中は、家にこもって故人のために祈り、穢れを祓う期間である。

  • 喪中・忌中の期間の違い

    喪中は現在では一般に1年とする場合が多い。
    忌中は、仏教では四十九日法要まで、神道では50日祭までとほぼ同様である。

  • 喪中・忌中の期間別のマナー

    喪中・忌中にしてはならないこととして、結婚式や入籍がある。
    神社では忌中の参拝を避けるが、お寺では忌中でも構わない。
    忌明けには49日法要や香典返しをする。

喪中や忌中については、以前のような厳格なしきたりや習慣は次第に弱まっている面もあります。
しかし、故人を偲ぶとともに、期間中をご遺族がどのように過ごすかは大事なことです。

この記事も参考にされて、忌中・喪中の意味を改めてご家族で話し合ってみるのも良いのではないでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

終活ねっとには他にも様々な記事を掲載していますので、是非参考にしてください。
以下では喪中の際に出す喪中はがきの書き方について解説をしていますのでこちらもご覧ください。

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