先勝の日に法事をしてもいいの?法事と六曜の関係について解説します

先勝の日に法事をしてもいいの?法事と六曜の関係について解説します

大事なお祝い事や仏事の日取りを決めるとき、大安か仏滅か確認しますよね。他にも先勝、友引、先負、赤口がありますが、これらは法事の日取りにも影響するのでしょうか。この記事では主に法事と先勝の関係を中心に、六曜それぞれの意味について解説してまいります。

最終更新日: 2019年07月01日

法事の日取りを先勝にしてもいい?

仏壇

冠婚葬祭の日取りを決める際、大安や仏滅かどうかを参考にすることが多いですね。

昔ほど気にしなくなったといっても、やはり結婚式では大安を選ぶ人が多いです。
お葬式では友引を避ける人が多いようです。
そもそも友引の日は休業という火葬場もあると聞きます。

では、法事の場合はどうでしょう。
日取りを選ぶとき、暦も気にする必要があるのでしょうか。

そこで今回の「終活ねっと」では、法事の日取りの決め方について、主にこの「先勝」について解説します。

  • 先勝とはどんな日か?

  • 先勝に法事をしてもいいのか

  • 他の六曜は法事をしてもよいか

よりよいご供養になるよう、法事の日取りと暦の関係について詳しく解説いたします。
どうぞ最後までお付き合いください。
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先勝ってどんな日なの?

お墓

先勝(せんしょう・さきがち・せんがち)は暦注の一種である「六曜」の中のひとつです。
歴注とは暦の注記・特記事項のことで、その日の吉凶や運勢など示す指標のようなものです。

先勝がどのような日なのか、六曜の概要と共に解説いたします。

六曜について

六曜とは中国暦の陰陽五行説から派生した考え方と言われていますが、正確なところは定かではありません。
単純に言うならば、その日の吉凶や運勢など示す指標のようなものです。

先勝→友引→前負→仏滅→大安→赤口の順に繰り返されます。
また、1月と7月の1日は先勝から始まるものと決められています。
ほぼ順番に吉凶が繰り返されるという、非常にシンプルな考え方に基づいていると言えます。

六曜は鎌倉~室町時代の頃に中国から日本に伝わったと考えられています。
始めは身分の高い人々や政治の中枢で使われていましたが、江戸後期から明治時代ににかけて、徐々に庶民の間にも広まっていきました。
冠婚葬祭や諸行事の日程に本格的に関わるようになったのは、第二次世界大戦後からです。
日本の暮らしの中に根付いてきた六曜ですが、慣習としては比較的新しいものと言えます。

先勝とはどのような日なのか?

先勝は「先んずればすなわち勝つ」「先手必勝」という意味を持ち、万事急ぐ事が良い日とされています。
また、午前中は吉で午後は凶となり、何事も早い時間から事を運ぶべしという日でもあります。

運気が午前中に限定されるところから、六曜の中では大安と友引の次に、3番目に縁起がよい日であると言われています。

勝負事や訴訟に運が向くとも言われ、車の納車日を先勝の午前中に行うディーラーもあるようです。

先勝に法事をしてもいいのか

葬儀

法事とは基本的に、故人の命日に行うものです。
しかし忙しい現代社会では、命日当日とはいかないことが多いものですね。
参列者の都合やお寺の都合も鑑みて、命日より少し前の週末を利用して行うのが一般的です。

しかし命日に近い土曜日曜となると、日程は限られてしまいます。
親族やお寺の都合がよい日が先勝だった場合、法事を行っても問題ないでしょうか。

午後の運勢は悪くない

先ほど触れたとおり、先勝とは「先んずればすなわち勝つ」ということで、早め早めに事を運ぶのが吉とされている日です。

おめでたいことや挑戦事、勝負事は、先勝の午前中に行うことが多いです。

ただ、法事は勝負事ではありませんので、特に午前午後を気にする必要はないと思われます。
午前午後問わず、先勝の日に法事を行っても問題ありません。
仮に日程が午後にかかっても、法事の執り行いに影響が及ぶような運勢の悪さはありませんのでご安心ください。

そもそも法事とはご遺族・ご親族をはじめ、参列される方々のご都合で日程を組むべきです。
皆さんが無理なく参列できる日を考えるのが一番でしょう。
その日がたまたま先勝だったとしても、それが午後にかかったとしても問題ないのです。

六曜は仏教や神道と関係ない

手帳やカレンダーの片隅に記され、私たちの暮らしに根付いている六曜ですが、実は謎が多く、何が根拠になっているか不明な点も多いのです。

「仏滅」などという言葉が使われているので、仏教と関わりがあると思われがちですが、仏教とは特に関係ありません。

また、神社ともまったく関係ありません。
本来はお祭りの日程も六曜で選ぶ必要もないのです。

六曜とは仏教とも神道とも関係のないものです。
人々が予定を決めるときの参考にしていただけのものと考えたほうがよさそうです。

しかし一方で、気にしている人が多いのも事実です。
仮に何の根拠もない俗信であったとしても、全く無視することはできません。

例えば、結婚式を仏滅に行うと聞くと、影響ないとわかっていても、あまりいい気分ではありませんよね。
お葬式を友引に行うのも抵抗があると感じる人も多いでしょう。

もしかしたら参列者の中に、六曜を気にする方がいらっしゃるかもしれません。
皆さんに気持ちよく参列いただくためには、先勝の日なら午前中に予定を組んだ方がよさそうです。

他の六曜は法事をしてもよいか

お墓

先勝の日に法事を行っても、特に問題ないことは述べた通りです。
では、六曜の他の日はどうでしょう。

結論から言ってしまえば、六曜のどの日に法事を行っても問題ありません
六曜と仏教・仏事は何ら関係ないのです。

ただ、暦を気にする人も多いので、皆さんに気持ちよく参列していただくためには多少考慮したほうがよいかもしれません。

それぞれどのような日なのか、簡単に解説いたします。
多くの人々が抱く印象がどのようなものか、法事の日程を決めるときの参考にしてください。

友引

友引(ともびき)とは、「凶事に友を引く」と言われる日です。
朝は吉、昼は凶、夕は大吉と言われています。
この日に忌事を行うと、友達も引き込んでしまうと考えられています。

また、以前は「共引」と書くこともあって、勝負がつかない日・引き分けになる日とも言われていました。

法事は友引でも問題ありません。
ただ、「友を引き込んでしまう」という意味に捉えている人が多い日でもあります。

赤口

赤口(しゃっこう・しゃっく・せきぐち・じゃっく・じゃっこう・あかくち)は、陰陽道の「赤舌日(しゃくぜつにち)」が由来であると言われています。
この日は羅刹神(らせつしん)という暴れ者の鬼神が暴れ回るので、何をやってもうまくいかない日・何もしないほうがよい日とされているのです。

正午だけは吉とされていますが、それ以外は大凶です。
運勢のよい日とは言えないようです。
お祝い事には向かない日と言われています。

先負・仏滅・大安

先負(せんぶ・さきまけ):「先んずればすなわち負ける」午後が吉(午前は凶)。
仏滅(ぶつめつ):「仏も滅するような大凶日」六曜の中で最も凶の日。
大安(たいあん):「大いに安し」何をしてもうまくいく日。

赤口以外の六曜は、もともと他の言葉だったものが徐々に変化していったものと考えられています。
例えば仏滅は「物滅」と書いていたものが「仏滅」と変わったのではないかという説もあるのです。

とはいえいずれも仏教とは何ら関わりのないものなので、法事の日取りを決めるとき、その日が大安であろうが仏滅であろうが、全く気にする必要はありません。
ただ、気にする人が多いだけなのです。

先勝に法事を行うことについてのまとめ

お墓

今回「終活ねっと」で、法事と六曜の関係について解説してまいりました。

  • 六曜とは歴注のひとつで、先勝→友引→前負→仏滅→大安→赤口の繰り返しである

  • その日の運勢や演技を知る指針として日本の生活に根付いている

  • 六曜は仏教や神道とは関係ないので、日取りを決める際に気にする必要はない

  • 先勝は「先んずればすなわち勝つ」と言われる日で、運勢がいいのは午前中

  • 先勝に法事を行ってもよい。午前中でも午後でも問題ない

  • 六曜は仏事とは関係ないが、気にする人は多い

六曜はお寺や神社とは関係なく、人々がその日の行動を決める際の参考程度にしていた付随情報に過ぎません。
法事の日取りを決める際は、その日が先勝であったとしても、時間帯を無理に午前中にする必要はないのです。

お通夜や告別式は急に来るものですが、法事は時間をかけて日程を組むことができます。
暦を見て悩むのではなく、ご親族やお寺と話し合って決めるべきでしょう。
皆さんが無理なく気持ちよく参列できることが、法事の日取りを決める一番の条件です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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