
3回忌の香典の金額相場はどのくらい?故人との関係別に紹介!
3回忌などの法事・法要に参列する際には香典を包まないといけませんよね。では、3回忌などの法事・法要に包む香典の金額相場はいくらくらいなのでしょうか?今回は、3回忌の香典の金額相場を故人との関係別にご紹介したいと思います。ぜひ最後までご覧ください。
2019-10-07
3回忌の香典の金額について

3回忌といった法事・法要に参列する際には香典を包むことになりますよね。
では、その3回忌などの法事・法要に包む香典の金額相場はどれくらいなのでしょう?
改めて考えてみると、3回忌などの法事・法要に包む香典の金額相場については分からないことも多いのではないでしょうか。
お葬式や法事・法要は厳格な場で故人を偲ぶ時間なので、失礼のないように心掛けたいところです。
香典に包む金額は故人との関係によっても変わってきます。
お葬式や法事・法要に参列したことがある方は、法事・法要に包むべき香典の金額相場はいくらくらいなのだろうと疑問に思った方もいらっしゃると思います。
そこで、今回終活ねっとでは3回忌の香典の金額相場と故人との関係について、
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そもそも3回忌の法事とは?
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3回忌の香典の金額相場とは?
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香典袋は金額に見合うものを選ぶ
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3回忌の香典のマナー
以上のことなどを中心に解説していきます。
詳しくご説明しますので、3回忌などで香典を包む際の参考にしてください。
三回忌の基礎知識について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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3回忌の法事とは

3回忌の法事とは、数え年で数えて故人がお亡くなりにってから2年目に行われる法事・法要のことです。
この3回忌法要は、故人が亡くなって2年目に行われるため、1年目に行われる1周忌の次の年の法要が3回忌法要となります。
終活ねっとでは、終活に関する用語をわかりやすく解説した用語集を用意しています。
3回忌法要についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ以下の用語記事もあわせてご覧ください。
3回忌の香典の金額相場とは?

3回忌の香典の金額相場とはいくらくらいなのでしょうか。
3回忌などの法要は、それぞれのご家庭によって方法や規模なども変わってきます。
菩提寺やご自宅で法事・法要をどのように行うのか、またどれくらいの規模で行うかによっても香典に包む金額が変わってくるケースもあるでしょう。
ですが、目安としての香典の相場はある程度決まっています。
そして、香典の金額は、故人との関係性によっても変わりますので、故人とご自身の関係を考えたうえで香典を準備する必要があります。
また、会食に参加する場合は香典料に食事代として1万円を上乗せします。
近い親戚の場合
近い親戚の場合は、香典としての相場金額は1万円~3万円包むというのが一般的とされています。
近い親戚とは一般的に3親等から4親等あたりまでを指す場合が多いです。
遠い親戚の場合
遠い親戚の場合は、1万円程度です。
故人が高齢でお亡くなりになった場合、3親等以上の親戚、血縁者はかなり多くの人数にのぼっていることが予想されます。
あまりに遠縁の親戚ともなれば、故人と面識さえもないという方も中にはいらっしゃるかもしれません。
そもようなケースでは、親戚といえど大きな金額を包む必要はなく、一人あたり数千円を同じくらいの立場の親戚の方とまとめて連名というかたちで1万円程度包む方法もあります。
故人の友人の場合
故人の友人の場合の金額相場ですが、本来であれば3回忌以降の法事・法要に参列するのは親戚の方のみとなるケースが多く、友人・知人の方が参列することはあまりありません。
ですが、ご遺族によっては友人・知人の方々をお招きして法要を行うケースもまれにあります。
その場合には、香典の金額相場として普通のご友人なら5千円~1万円程度包みます。
友人関係として特に故人と親しかったご友人なら、1万円~3万円包めばいいでしょう。
友人関係といっても、親戚のように血縁として関係がはっきり決まっている場合と違い、友人としての友好の深さなどはそれぞれの判断に委ねられることでもあります。
そういう意味からも、香典に包む金額も故人を供養する気持ちとして、無理のない金額で構いません。
夫婦の場合
夫婦連名で香典を包む場合は、2人分の金額として2万円~3万円程度包みます。
一人分が1万円~としまして、2人分で2万円~となりますが、基本的に結婚されている方は2人分(配偶者が亡くなっているなどの事情がある場合を除き)包むことになります。
結婚されている方の場合には、基本的に夫婦で参列して香典を持参しますが、なんらかの事情で一人で参列する場合でも夫婦二人分の香典の金額を包みます。
香典袋は金額に見合うものを選ぶ

香典袋は金額に見合うものを選ぶというのが一般的です。
香典の金額は故人との関係性によって変わるように、金額を包む香典袋に関してもそのグレードに合わせて変わってくるということです。
主に変わってくるのは、香典袋に付いている水引です。
水引というのは、香典袋やご祝儀袋に飾られている帯紐のことで、ご祝儀の場合には紅白、香典の場合には白黒などの色も変わってきます。
では、包む金額によって変わってくる香典袋について、金額別にご説明いたしましょう。
3千円~5千円の場合
香典袋に包む金額が3千円~5千円の場合には、水引がプリントされているものを選びます。
これくらいの金額に用いる香典袋には、蓮の花や葉がプリントされているものもあります。
5千円~2万円の場合
香典袋に包む金額が5千円~2万円の場合には、白黒の水引がついているものを選びます。
関西地方では黄色と白の水引のものを使う場合も多く、地域によっても使用する香典袋の種類が異なることもあります。
3万円~5万円の場合
香典袋に包む金額が3万円~5万円の場合には、水引は双銀や黒白などの高級な水引のものを選びます。
包みそのものも、高級和紙を用いた香典袋となります。
3回忌の香典のマナー

3回忌の香典のマナーにも気を付ないといけないとがあります。
香典を準備する際にマナー違反とならないよう、香典袋の書き方やお金の入れ方などをご紹介いたしましょう。
香典袋の書き方
香典袋の書き方についてですが、お葬式などにお渡しする香典袋には「御霊前」と書くことが多いのですが、49日以後は、基本的に「御仏前」と書きます。
仏教においては、故人が亡くなられて49日をもって閻魔大王の裁きがあり、極楽浄土へ旅立ち仏となります。
したがって、49日以前の場合には「御霊前」と書き、49日以後には「御仏前」と書くことになります。
香典の書き方についてより詳しく知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。
香典袋へのお金の入れ方
香典袋のお金の入れ方についてですが、紙幣の肖像画を裏に全て揃えて入れるようにします。
これは、肖像画の顔を下に向けることで、悲しみや不幸を流すといった意味を表しているといわれています。
新札は使わない
香典には新札は使わないというのがマナーです。
これは、人の不幸は想定できないことであり、新札を用意してしまってはあらかじめ分かっていたことのように誤解を招くことにもなるため、あえて突然のことで旧札しか用意するしかかったという意思を示すためだともいわれています。
もし、新札しか手持ちがないという場合には、紙幣に折り目を付けてから香典袋に入れるようにしましょう。
香典袋の渡し方
香典袋の渡し方についてですが、香典袋をお渡しする場合は受け取る方に対して向きを変えてから、表側が相手に向いた状態でお渡しするようにします。
そして、マナーとして香典袋を袱紗に包んで渡します。
その袱紗についてですが、下記にて詳しくご紹介していますので、香典袋を包む際の参考にしてください。
3回忌の香典の金額についてまとめ

いかがでしたか?
今回終活ねっとでは、3回忌の香典の金額相場について以下のことを解説してきました。
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3回忌の法事とは、数え年で数えて故人がお亡くなりにってから2年目に行われる法事・法要のことである。
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3回忌の香典の金額相場は、近い親戚の場合は1万円~3万円、遠い親戚の場合は1万円程度、普通の友人なら5千円~1万円程度、親しかった友人なら1万円~3万円、夫婦の場合は2人分の金額として2万円~3万円程度包む。
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香典袋は金額に見合うものを選び、3千円~5千円では水引がプリントされているもの、5千円~2万円では白黒の水引がついているもの、3万円~5万円では水引は双銀や黒白などの高級な水引のものを選ぶ。
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3回忌の香典のマナーには、49日以後は「御仏前」と書き、紙幣の肖像画を裏に全て揃えて入れ、香典袋を袱紗に包んで渡す。
3回忌の香典の金額相場には、故人との関係性によってこのような違いがあり、包む金額によっても香典袋の種類が変わってくるのですね。
3回忌といった法事・法要に参列する際の、香典の金額について悩んでいる方は故人との関係を考えて金額を決めることが重要でしょう。
終活ねっとでは、この他にも法事・法要に関する記事を多数掲載しております。
ぜひそちらもご覧ください。
最後までご拝読いただきありがとうございました。