一周忌法要に持参する供物(お供え物)の選び方を紹介!注意点も含めて解説します

一周忌法要に持参する供物(お供え物)の選び方を紹介!注意点も含めて解説します

一周忌法要は「喪が明ける」という特別な法要です。そのため一周忌ならではのマナーや供物を選ぶポイントがあります。今回の終活ねっとでは、一周忌で贈る供物の選び方や表書きの書き方などについて、あまり知られていない注意点まで詳しく解説していきます。

最終更新日: 2019年09月11日

一周忌法要での供物について

葬儀

一周忌法要は故人がお亡くなりになってちょうど1年経った命日に行われます。
そして一周忌が終わると喪が明けるのです。
親族やごく親しかった友人などが集まり、法要と会食をする慣わしですが、一周忌ではお金をお供えするのと一緒に供物も贈ります。

初めての一周忌となれば戸惑うことや、遺族側へ直接聞きにくい疑問点もあるでしょう。
一周忌で供物を贈る際には様々なマナーや決まりごとがありますので、どうすれば失礼にならないか心配になる方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回の「終活ねっと」では、以下の内容を中心に一周忌法要での供物について詳しく解説していきたいと思います。

  • 一周忌法要の供物の金額相場は?

  • 一周忌法要で人気の供物は?

  • 一周忌法要での「のし」はどうする?

  • 供物はどうやって渡せばいいの?

  • 頂いた供物へのお返しはどうする?

どのような供物が喜ばれるのか例を挙げて説明していきます。
供物を選ぶ際の注意点やのしの書き方なども、詳しく解説していきたいと思います。

頂いた供物へのお返しについても述べていますので、最後までご覧になり参考にしていただけると幸いです。

一周忌の基礎知識について知りたい方はこちらをご覧ください。

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一周忌に贈る供物の金額相場

仏壇

一周忌では御仏前としてお金を供えるのと一緒に、供物も贈るのが礼儀です。
最近では供物を贈る代わりに御供物料として、お金だけを渡す場合もあります。

しかし親族であれば供物を贈るのが一般的です。
それでは、まず供物を贈る際の金額相場を説明していきましょう。

一周忌での供物の金額相場は3千円~1万円とされています。
お菓子を贈る場合は3000円、お花であれば5000円が相場です。
ただしこれは個人で贈る時の相場であり、数人まとまって贈るとなると1万円~2万円あたりが相場です。
お花でも会場の広さによっては見栄えを考えて、1万円以上の供花をされる方も多いです。

しかしあまりにも金額の高い品物を贈ってしまうと、遺族の方がお返しに困りますので注意しましょう。

一周忌の特徴として子や孫も供物を用意します
その場合は親御さんがお金を出して家ごとに「子一同」、「孫一同」として供物を贈ります。
果物の籠盛や大き目の供花を選ぶことが多いです。

一周忌の供物に人気な品物

仏壇

一周忌法要は喪が明けるという意味合いも持っています。
そのため葬儀や四十九日とはまた違い、一周忌ならではの供物の選び方のポイントがあります。

供物にはお菓子や果物が人気ですが、線香やろうそくも定番です。
また、上記の線香、ろうそくに、花、飲食、水を加えた5つの基本的なお供え物を五供といいます。

供物は様々な種類があるので、一周忌の供物に人気な品物や具体案を詳しく解説していきます。

お菓子

一周忌法要はお経上げや焼香などの後に会食もします。
そのため生菓子などは長時間お供えされていると痛んでしまうことがあるため避けます。
日持ちするもの・個別包装されているものが好まれます。

クッキーなどの焼き菓子であれば食べる際に手も汚れず、個別包装の場合が多いため持ち帰りもしやすいため喜ばれます。
羊羹なども日持ちしやすいですが、子供が多い場合はゼリーなどの洋菓子が人気があります。
ご年配の方が多いようなら、なるべく噛み応えが硬いものよりは、やわらかい食感のものを選びましょう。

ただしあくまでも故人を偲ぶ法要ですので、派手な包装は避けて落ち着いた柄や色味のものを選ぶのがマナーです

お菓子の場合は、前もってだいたいの人数を聞いておくと、何個入りが適しているか決めやすいでしょう。

果物

長く置いておくことを考えて、果物は熟していないものを選ぶことがポイントです。
特に丸い形が良いとされていて、円を縁起の縁にかけているのでしょう。
他にも角がないという良い意味もふくまれています。

バナナやパイナップルなど見栄えは良いけれど丸くない果物を供える場合には、オレンジやリンゴなど丸い果物を一緒に籠盛にするとバランスも良くなるため人気です。

籠盛のラッピングも派手にならないように、お店の方に一周忌用だと伝えて落ち着いた色で包装してもらいましょう。
遠方から来られる方がいる場合は、汁気が多く潰れやすいブドウやミカンはなるべく避けます。

お酒飲み物

法要後の会食をご自宅で行われる際には、お酒・ジュース・お茶など飲み物を贈ると喜ばれるでしょう。
集まる方の中にお酒を飲む方がいるかどうかや、お子様がどれくらいいるか前もって聞いておくと、バランスを考えて選べます。

年配の方や未成年が多いようならお茶やジュースを多めにして贈りましょう。
お酒ならどの年代にも人気のあるビールが喜ばれます。
車を運転する方のことを考えて、ノンアルコールビールも一緒に贈るといいでしょう。

会食を会場や料亭で行う際には、飲み物類は持ち込めませんし、持ち帰るにも重くて大変ですので避けましょう。

線香やろうそく

供物に線香やろうそくを贈ることは昔からの定番です。
しかし誰もが選ぶため、使い切れないほど余ってしまうこともあります。
香りつきの高級な線香や模様付きの綺麗なろうそくは、本数も少なく特別感もあるのでおすすめです。

線香やろうそくにはマッチを添えたいところですが、何かの拍子に着火してしまう恐れがありますので、一緒に包装することは避けましょう。
マッチ類は別の機会に軽くお渡しするのがスマートです。

お花

お花を供物として贈りたい場合はアレンジメントされたものを選びましょう。
花束だと供花としてお供えする際に花瓶を準備しなければならず、遺族に手間をかけさせてしまいます。

フラワーショップで一周忌用と伝えれば、落ち着いた色味で花かごにアレンジしてくれるので、お任せしましょう。
大きな会場での一周忌法要であれば、台座付のアレンジ花やスタンド花を選ぶと見栄えがします。

故人の好きだった花があれば、派手な色でなければ入れてもらうと喜ばれます。
まれに棘のある花もありますので、自分で花を指定してアレンジする場合は注意して選びましょう。

供物選びの注意点は?

困った人々

一周忌にはどのような供物が人気なのかを紹介してきましたが、注意点もあります。
法要にはふさわしくないとされている品がありますので説明していきましょう。

肉と魚は避ける

仏教で食べてはいけないと広く知られているものに、肉と魚があります。
これは殺生を禁止する教えからきていますし、匂いも強いので避けましょう。
たとえ故人が生前に肉や魚を好んでいたとしても、一周忌の供物として贈るのは失礼になります。

自分の考えを通すのではなく、相手先に敬意をもって供物を選ぶことがマナーです。
どうしても肉や魚を送りたい場合は、一周忌が終わってから個人的にご遺族と機会を設けましょう。

大きさ・重さ・値段に気を付ける

遠方から来られる方がいらっしゃる場合は、大きくて荷物になってしまうものや重くて持ち運びが大変になるものは避けましょう
法要が終わってから皆で供物を分け合って持ち帰ることが多いため、事前に持ち帰り用の紙袋を用意しておくと安心です。

高価すぎる品物も、受け取る遺族にとっては負担になってしまう場合もありますので、金額の相場を参考にしながら決めると安心です。

お寺で法事を行う場合の供物は?

お寺で法事を行うという方もいると思います。
お寺で行う場合でも、上記でご紹介した五供やお菓子などの供物を持っていって大丈夫です。

供物につけるのしのポイント

葬儀

ここでは一周忌の供物につけるのしの選び方や表書きの書き方を説明します。
一周忌ならではのポイントやマナーがありますので、贈る前によく確認しておくと安心です。
自分でのしを購入して書いてもいいですし、品物を注文する際にお店でのしを付けてくれるよう頼むのもおすすめです。

一周忌ののしについて基本的な知識を知っておくと、時間がない時でも慌てずに用意ができます。

のしの種類

供物につけるのしは、双銀の結び切りの水引がプリントされているものを選びます。
たとえば関西など地域によっては黄白の場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
絵柄の入ったのしもありますが、仏教では蓮の絵が正式です。
ユリの絵はキリスト教で使うものなので避けましょう。

お菓子や果物などでは通常の弔事用を使います。
お花の場合はフラワーショップに注文する際に、スタンドカードやパネルに水引と表書きをプリントしたものを、花かごに付けてもらいます。

表書きの書き方

表書きは水引の上段に御供物と書きます。
名前は下段にフルネームで書きましょう。
四十九日までの法要では薄墨の筆記具ですが、一周忌以降では喪が明けるため濃い墨を使います。

子や孫が複数人集まって供物を贈る場合の名前は、「○○家子一同」や「○○家孫一同」と書きます。

法要を欠席する場合は供物に手紙を添える

仏壇

一周忌は重要な法要ですので、なるべく出席するようにします。
しかしやむを得ない理由があって、一周忌を欠席しなければならないこともあるでしょう。
出席できなくても供物や香典を贈りたい気持ちもあると思います。
贈る際には必ず遺族へお詫びの手紙を添え、前日までに供物が届くように手配するのがマナーです。
遺族側は当日には法要の準備で慌しいこともあり、受け取りに時間を割かせてしまうことは避けましょう。

手紙には法要へ行けないことのお詫びと、「お好きだった菓子を贈ります。
どうぞご仏前にお供えください」という故人への心配りの文章も添えるといいでしょう。

供物の渡し方

仏壇

自宅で法要が行われる場合は、訪問して挨拶を済ませた直後に渡します。
渡す際は「心ばかりですが、ご仏前にお供えください。
」と一言添え、気遣いを忘れないようにしましょう。

お寺で行われる場合は、法要が行われる前に施主に挨拶をしに行き、そのときに渡すようにしましょう。

また、仏壇にお供えをする場合は故人に中身が見えるように、供物は箱や袋から出すようにしましょう。

「終活ねっと」では一周忌の服装について以下の記事で解説しています。
参考にしていただけると幸いです。

供物を頂いた際のお返しのマナー

仏壇

これまでは供物を贈る側のマナーや気を付けたいポイントなどを説明してきましたが、ここからは法要を主催する側として、供物を頂いた際のお返しのマナーについて説明します。
法要の準備で忙しくなっても、故人を偲んで供物を贈って頂いた方には誠意をもってお礼しましょう。

御膳と引き出物でお返しをする

葬儀や四十九日などの香典に対しては、だいたい半額の品物をお返しするのがマナーでした。
しかし一周忌の供物に対しては、頂いた供物の金額の7割を返すようにします。
さらに香典も頂いているので、香典のお返しと供物のお返しを合わせて、焼香後の会食での御膳代と引き出物の両方を振る舞うことでお返しとします。

引き出物にはお礼状を添える

頂いた供物へのお礼として渡す引き出物には、お礼状を添えます。
主に忙しい中に集まってくださった方々に感謝を述べる内容です。
法要を欠席したにも関わらず供物を贈ってくださった方には、お返しの品を送る際に必ず改めてお礼状を書きます。

差出人は施主の名前を、その横に「親族一同」と添えます。
季節の挨拶は書かず、簡潔にまとめましょう

一周忌法要での供物のまとめ

仏壇

今回の「終活ねっと」では、一周忌法要で供物を贈る際のポイントと頂いた供物へのお礼について詳しく解説しました。
まとめると以下のようになります。

  • 供物の金額相場は、お菓子だと3千円~2万円、お花だと5千円~3万円。故人との関係や年齢によって金額が変わる。一周忌では子や孫も供物を贈るため、子一同・孫一同としてまとめる。

  • 日持ちがするようなお菓子や丸い果物が人気。お花は花束ではなくアレンジ花が飾りやすくて喜ばれる。線香やろうそくは定番だが余ってしまうこともあるため一工夫が必要。肉や魚は宗教上禁止されているので注意する。

  • のしは水引が双銀の結びきりのものを用意する。上段には「御供物」、下段には名前をフルネームで書く。一周忌では喪が明けているため薄墨ではなく濃い墨で書く。子や孫の場合は家ごとに「○○家子一同」「○○家孫一同」と書く。

  • 自宅での法要は、訪問して挨拶を済ませた直後に供物を渡す。お寺で行われる場合は、法要が行われる前に施主に挨拶をしに行き、そのときに渡す。渡す際は「心ばかりですが、ご仏前にお供えください。」と一言添える。また、仏壇にお供えをする場合は故人に中身が見えるように、供物は箱や袋から出す。

  • 香典へのお返しは半額が一般的だが、一周忌の供物に対しては7割相当のお返しをするのがマナー。会食の御膳代と引き出物の両方でお返しとする。お礼状も必要で、一周忌に欠席した方にはお返しの品物にお礼状を必ず添える。

供物の選び方やのしの表書きの書き方など、一周忌ならではのポイントを詳しく解説しましたが、いかがでしたか。
日々の忙しい合間でも、心を込めた供物を贈るための知識として、お役立ていただけたら幸いです。

「終活ねっと」では、他にも終活に関する様々な記事を掲載しています。
一周忌の香典について詳しく知りたいという方は以下の記事も合わせてご覧ください。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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