33回忌法要にふさわしい服装って?弔い上げがある場合も解説します

33回忌法要にふさわしい服装って?弔い上げがある場合も解説します

33回忌にもなると、長い月日を感じますね。出席の際には普段着に近い服装でもよいという意見も聞かれますが、弔い上げにあたる場合は違ったルールがあるのでしょうか。ここでは、33回忌における服装等について様々な疑問を解消していきますので、ぜひ最後までお読みください。

最終更新日: 2019年12月29日

33回忌の服装について

お墓

故人が亡くなられてから30年以上経った33回忌。
周りの環境にも自分自身にも、たくさんの変化が感じられますね。

法要の回数を重ねるにつれ出席者が限定されていくこともあり、ふと「親族のみの集まりでも、きちんと喪服を着た方がいいのかな?」と迷われた経験がある方もいるかと思います。

法要の際にはどんな服装をすればいいのか、また、何を持っていけばいいのか、自身のない方はおおいのではないでしょうか。

そこで今回「終活ねっと」では、33回忌の服装について

  • そもそも「33回忌法要」「弔い上げ」って何?

  • 33回忌ではどのような服装が適しているの?夏に行われる場合は?

  • 33回忌には特別な持ち物は必要なの?

  • 地域によって、33回忌の意味合いが違ってくるの?

以上のことについて解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。

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33回忌法要とは?

仏壇

故人が亡くなられてから7日目に初七日、49日目に四十九日が行われます。
四十九日は「忌明け法要」と呼ばれ、故人の魂が家族のもとを離れる時とされており、ひとつの大きな節目になります。

では、四十九日以降に行われる法要(年回法要)はどのように行われるのでしょう。
また、その中でも33回忌法要とはどのようなものなのか見てみましょう。

意味

33回忌の意味について、正しく知っているでしょうか。

四十九日以降は、命日から丸1年経った年に1周忌が行われ、それ以降は3回忌、7回忌、13回忌、…というように3と7がつく年に法要が営まれていきます。
33回忌もその年回法要のひとつです。

ただし、3回忌からは故人が亡くなられてから数え年でカウントしますので注意が必要です。
例えば3回忌であれば、命日から満2年の年に行います。
そのため、33回忌は亡くなられてから32年目に行うことになります。

法要が行われる場所は、33回忌に限らず、自宅やお寺、霊園の施設内など様々です。
出席者についてですが、1周忌までは親族に加え、故人が生前親しかった友人も呼ばれることがあります。
3回忌以降は親族のみで行う場合が多く、33回忌も親族のみの集まりになることが一般的ですが、厳格なきまりはありません。
亡くなられた方の人柄や人付き合いによって、出席者は柔軟に対応されることもあるようです。

弔い上げとは?

33回忌を迎える年には、一般的に「年忌明け」として故人の法要を終えます。
これが弔い上げです。
簡単に言えば、故人に対する最後の法要のことですね。

仏教にもいろいろな考え方がありますが、亡くなってから33年が経つと、生きている間にどんな罪を犯した人だとしても無罪になるとされています。
罪から開放された故人の魂は極楽浄土へと導かれるため、遺族たちの法要も役目を終えることになります。

また、故人が亡くなられてから33年目ともなると、遺族の家族構成や居住地が大きく変化したり、友人も高齢になったりするため法要を行うこと自体が難しくなってくることもあります。

これらの理由から、33回忌を弔い上げとするケースが多く見られます。

ただし、法要を50回忌や100回忌まで行う場合もあります。
33回忌が必ずしも弔い上げにあたるかどうかはきめられていませんので、親族に確認するとよいでしょう。

33回忌ではどんな服装がいいの?

困った人々

法要では喪服を着るイメージが強いですが、33回忌でも必ず喪服でなければいけないのでしょうか。
ここからは、33回忌ではどんな服装がいいのかについて解説します。

実際には、「喪服を着用するのは3回忌まで」という方や、「法事では毎回喪服を着る」という方もいらっしゃいます。
また、故人が親戚関係なのか、友人・知人にあたるのかによって服装が変わってくることもあります。
服装にはこれといったルールがないため、家庭や親族の考え方によって様々な服装のスタイルがあり、かえって迷いの種になってしまいますね。

ある程度の知識を頭に入れた上で、親族のご年配の方や、法要へ一緒に出席する方に服装の確認をするとより確実かもしれません。

一般的には平服でOK

33回忌での服装は、ほとんどの方が喪服ではなく平服です。

会場の雰囲気が分からなかったり、集まる方にあまり会ったことがない遠い親戚がいたりすると、無難に喪服を着ていく人もいます。
ですが、案内状に「平服でおいでください」などと書かれていれば、無理に喪服を選ぶ必要はないでしょう。

男女を問わず、平服でよいと連絡が来ている場合は基本的にはスーツであれば問題ありませんし、その場所に適したものであればスーツ以外でも着ることができます。
ただし、服の色合いや素材によっては気をつけなければいけないこともありますので、それらの注意点も含めて、平服として適した服装について紹介していきます。

男性の場合

男性の場合はスーツ以外にも、ジャケット・Yシャツ・ネクタイ・ズボンの組み合わせであれば可能です。

スーツやジャケット、ズボンは派手な柄物や明るい色ではなく、黒や紺色などの暗めのグレーを選び、光沢がある生地は避けましょう。
男性の衣類はゆとりのあるデザインも多いですが、あまりにも大きいとだらしない印象を受ける方もいらっしゃるので、適切なサイズを着用するようにしましょう。

寒い時期の法要には、コートの着用も必要になりますよね。
上着として一番適しているのは、シンプルな黒いコートで、普段着の印象が強いダウンジャケットなどはできるだけ避けた方がよいです。
黒いコートがどうしても無い時は、紺色や暗いグレーのコートといった落ち着いた色であれば可能です。

上着は会場に着いたら脱いでしまうことがほとんどなので気にしない方も多いかもしれませんが、法要の場にふさわしいコーディネートになるよう心掛けましょう。

ネクタイ

ネクタイは黒無地のものが基本ですが、持ち合わせの関係などでどうしても黒いネクタイを選べない時は、紺色や暗めのグレーでも可能です。
模様は目立たない程度であれば、入っていても使用することができます。

また、ネクタイを格好良く結ぶテクニックの一つである「ディンプル(結び目の真下に作るくぼみ)」ですが、お通夜やお葬式、33回忌を含めた法要には適さないため用いないようにしましょう。

シャツ

法要の席では、シャツは鮮やかな色の服装や装飾が多いものは好まれません。
シャツの色は白無地を選び、生地はブロード生地(Yシャツに最も使用されている、光沢の無いシンプルな生地)のものを着用するとよいです。
襟のデザインは、ごく普通のYシャツを選んでいれば問題になることはあまりありません。

靴・靴下

靴・靴下黒いものが基本です。

靴下は、場合によっては紺色や暗いグレーでも可能です。

黒い靴であっても、ローファー等の紐靴ではないもの、デザイン性が高いもの、金属のボタンが使われているものは履かないようにしましょう。

また、スウェード生地や動物柄といった「殺生」を想起させる素材で作られているものは法要の場には適さないので避けましょう。

女性の場合

女性の場合はスーツ以外でも、ワンピースや、ジャケット・Yシャツ・スカートの組み合わせ、またはジャケット・Yシャツ・ズボンの組み合わせでも可能です。

ただし、男性と同じく明るい色や派手な柄物は避け、黒や紺色、暗いグレーの服を選び光沢のない生地の服装とします。
肌の露出が多い衣類、丈が短いスカートは場に適していません。

また、女性に限った話ではありませんが、ハンドバッグなどの小物も含めて、革製品・毛皮製品、華美な装飾品は失礼にあたることもあるので、身に付けない方がよいです。
大きな飾りのついたネックレスやブレスレット、金属ベルトの腕時計などが相当します。

冬期の法要には、上着として黒いシンプルなコートを着ていきましょう。
特に女性のコートにはファー素材の飾りが付いていることが多いですが、動物の毛を連想させる製品は好まれません
コートのファー部分は取り外すか、取り外せない場合は違うコートを選ぶようにしましょう。

アクセサリー・時計

アクセサリー・時計についても注意が必要です。

ネックレスはパールを使った、一重のデザインが選ばれることが多いです。
パールなどが二本以上重なったデザインは「不幸が度々訪れる」ことを表していると捉えられることもあるので、避けましょう。
金色や銀色のチェーンを使ったものや、飾りの大きなネックレスは好まれません。
パール以外のネックレスは身に付けない方が安心です。

ピアスやイヤリングは、金色・銀色・輝きの強いものではなく、落ち着いたデザインや小さい石をあしらったものであれば構いませんが、できるだけ身につけない方が無難です。

指輪は結婚指輪のみが一般的です。

時計は事情が無い限り使用しない方がよいですが、会場に着いてからかばんの中にしまっておくなどすれば、身に付けていても問題ありません。
法要中にどうしても時計が必要なのであれば、金属ベルトのものは選ばないようにし、黒などの暗い色の革ベルトで、文字盤も派手すぎないものがよいでしょう。

靴・ストッキング

靴・ストッキングに関しても、女性の場合は注意点が多いので確認しておきましょう。

男性と同じく女性の場合も黒い靴が基本ですが、ヒールが高いもの・細いものは選ばないようにします。
反対に、ヒールがまったく無いデザインはカジュアルすぎると感じることもあるので、少しだけヒールがある靴を履くと、全体の印象が引き締まります。
ただし、お年寄りや妊婦さん、足の具合が悪い方などは、無理をせずにヒールがないパンプスタイプを履きましょう。

また、サンダルなど、つま先が出ている靴、かかとが無い靴は場に適しません。

ストッキングは、普段着やビジネスでも用いるような肌色のものでも構いませんが、肌が透ける程度の黒いストッキングを履くのが一般的です。
裸足での出席は避けましょう。

ハンドバッグ

女性はハンカチやティッシュ、リップクリームなどのちょっとした化粧品、と持ち歩きたいものが多いため、ハンドバッグが必要なことが多いですよね。
スカートやジャケットのポケットも小さかったり、そもそもポケットが無い服もしばしばあります。

法要のバッグには、黒くてシンプルな、大きすぎないハンドバッグが適切です。

バッグは装飾が少なく、できれば留め具部分にも金属が使われていない製品を選ぶ必要があります。
そのほか、動物柄の革製品やスウェード生地、ファー素材が付いたデザインのバッグは、殺生を連想させるため避けます

子供の場合

子供の場合制服が基本となります。

子供の靴は大人と同様に黒が一般的ですが、法要の平服のために新しく購入する必要はなく、通学で使っている革靴やローファーを着用すればよいでしょう。
通学用の靴がスニーカーの場合、鮮やかな色や派手なデザインでなければ、黒っぽいものや紺色っぽいものでも問題ありません。

就学前の子供や指定の制服がない学校に通っている場合は、大人と同じように黒や紺色、濃いグレーなど、暗めの落ち着いた色合いの衣類を選びます。

男の子の服装はブレザー・白いシャツ・ズボンの組み合わせ、女の子の服装はブレザー・白いシャツ・スカートの組み合わせ、またはワンピースを着用するとよいでしょう。

子供にはかわいらしい服やおしゃれな服を着せたいという方もいらっしゃると思いますが、法要の場にふさわしいとはいえません。
買いそろえるのは大変かもしれませんが、法要のマナーについて子供に教えてあげる機会にもなります。

弔い上げが行われる場合は喪服で

弔い上げには喪服を着用する方が多く見られます。
故人に対する最後の法要ということで、平服よりも格式の高い喪服が好まれるようです。

喪服を着る際には、ネクタイや靴なども黒で統一した方がよいです。
男性の場合、ネクタイは黒無地、靴は装飾の無いデザイン性が抑えられたものを選びます。
女性の場合は、黒いストッキングにシンプルな黒い靴を履きましょう。

喪服は、礼服の中でもお葬式や法要等の弔事の場で着られるもので、喪服には「喪に服す」という意味もあり、高級なものほど深い黒色をしていると言われています。

「喪服」と「礼服」の違いについてもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

法事が夏の時期の服装は?

お墓

当然ですが、法要が行われる季節は選べません。

故人の命日が夏だと基本的には法要も毎回、夏に営まれます。
法事が夏の時期の服装についても、暑いかもしれませんが、夏場であっても法要では肌を出さないのがマナーです。
上着を脱いだり、肌の露出が多い服などを選んだりしないようにしましょう。

夏用の喪服に何を着るべきかについてもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

33回忌に持参するものは?

仏壇

服装の他にも気になるのが、持ち物ですよね。
男性、女性を問わず、33回忌に持参するものとして、最低限でも

  • ご香典を入れた袱紗(ふくさ)

  • 数珠

以上を持っていけば事足りるでしょう。

赤や橙色の袱紗は、結婚式等のお祝い事に使うものですので、法要には黒や紺色、暗いグレーなど落ち着いた色合いの袱紗を選びます。
色合いのマナーについては、服装を決めるときとほとんど同じですね。

数珠は、初めて購入する場合は一重で使う「略式数珠」と呼ばれるものを買えばよいでしょう。
数珠の種類として「正式数珠」というものもありますが、宗派によっても変わってきます。
この機会に数珠を正式なものを買い揃えてしまおうという場合は、親族の方などに聞いてみるとよいかもしれません。

沖縄での33回忌はお祝い?

お墓

法要の風習は地域によっても違いがあるようです。

中でも、沖縄での33回忌はお祝い事と捉えられることが知られています。
これは、33回忌を迎えることで故人が極楽浄土にいけるようになる、と考えるためです。

法要の時に納めるお金は「香典」と呼ばれるのが一般的ですが、沖縄の33回忌では結婚式と同様に「祝儀」としてお金を用意します。
服装も平服で行われることがほとんどで、法要の後の食事もお祝い膳がふるまわれます。

仏教の宗派だけではなく、地域によっても33回忌の考え方が違っていて、日本の文化の奥深さと面白さを感じますね。

33回忌の服装のまとめ

お墓

いかがでしたでしょうか。

今回「終活ねっと」では、33回忌の服装について、次の3点を中心に紹介しました。

  • 多くの場合は平服でよいが、「弔い上げ」にあたる場合は喪服で

  • 平服であっても、明るい色や派手なデザインの服装は避ける

  • 特に女性の場合は、華美なアクセサリーや肌の露出が多い服を選ばない

法要は人生で必ずと言っていいほど関わりが出てくるものですが、頻度があまり高くないので毎回いろいろなことで悩んでしまう方も多いと思います。
しかし、服装にも様々な決まり事があるため、マナーをきちんと知っておけばいざというときに役立ちます。

最後までお読みいただきありがとうございました。
「終活ねっと」では、この他にも法事や葬儀について、また、お墓についての記事も多数掲載しております。
終活中の方はもちろん、ご家族やご親戚との関わる際に必要な情報も満載ですので、ぜひご覧ください。

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