
年回忌の計算方法ってどうやるの?数え方を徹底解説します!
年回忌の数え方をご存知ですか。言葉は知っていても、どのように数えるのか分からないという人もおられるでしょう。計算の仕方が分からないと、いつ法要を行ったらよいか迷いますよね。今回終活ねっとでは、年回忌の計算方法について、簡単に計算できる方法を紹介します。
最終更新日: 2019年12月27日
年回忌の計算方法について

年回忌の数え方をご存知ですか。
言葉は聞いたことがあっても、年回忌の意味がそもそも分からないという方もおられるでしょう。
年回忌の計算の仕方が分からないと、いつ法要を行ったらよいか迷ってしまいますよね。
そこで今回「終活ねっと」では、年回忌の計算方法について、
年回忌法要とは、どういうことで何をするのか?
年回忌の数え方はどうなっているか?
法事は何回忌まで行うのか?
年回忌以外にも法要はあるのか?
などの点を中心に、年回忌法要の意味、年回忌を簡単に計算できる方法を分かりやすく解説します。
ぜひ最後までお読みください。
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仏式の年回忌法要とは?

まず、年回忌法要とはどういうことか、説明しましょう。
故人の毎年の命日である祥月(しょうつき)命日のことを年回忌と言います。
年回忌法要とは、その祥月命日に行う仏式の法要です。
年回忌法要で何をするの?
それでは、年回忌法要では何をするのでしょうか。
年回忌には、ご遺族や親族が自宅や菩提寺などに集まって、故人を弔う法要をします。
年回忌法要は、通常次のような段取りになります。
法要の案内
親戚の方などに法要の案内をします。
法要前の準備
仏壇やお墓の掃除をして、お供え物などを備えます。
法要
お坊さんの読経に続き、親族の方などが焼香します。
会食
法要が終わったら、お坊さん・親族などの参会者で会食をします。
主な年回忌法要
年回忌法要は、3か7がつく年に行うのが一般的です。
主な年回忌法要は、次のとおりです。
一周忌
故人の親戚・友人などを招き自宅や菩提寺で法要を行い、会食します。一周忌までは喪中になります。
三回忌
三回忌も一周忌と同様に行いますが、親戚だけで行うことも多いです。
七回忌
通常七回忌までは親戚を招いて法要を行いますが、遺族だけで行う場合もあります。
十三回忌
十三回忌以降は、一般に自宅で遺族だけで法要を行います。
三十三回忌
一般に三十三回忌で年回忌法要を終えます。また仏壇から故人の位牌を片付けます。
五十回忌
三十三回忌で年回忌法要を終えなかった場合はこの日で回忌をきっちりと終えます。
年回忌法要は、何回忌までやるものであるとか、必ず親族を呼ぶという決まりはありません。
最近はご家族だけで集まり、故人を偲ぶ食事会を行う例も多いようです。
弔い上げとは
弔い上げとは、遺族も高齢となり法要を続けることは難かしいため、故人を弔う法要はその回忌で終わりにするということです。
一般に三十三回忌が弔い上げとされますが、五十回忌にする場合もあります。
五十回忌についてさらに詳しく知りたい方は下記リンクも参考にしてください。
年回忌の数え方

それでは、本題の年回忌の数え方、計算方法を説明しましょう。
年回忌の計算の仕方
年回忌は、亡くなった年を入れて数えで計算します。
ですから、年回忌の年は「亡くなった年+回忌の数ー1」年になります。
各年回忌の亡くなった年の命日からの年数は、下表のとおりになります。
年回忌 | 命日からの年数 |
一周忌 | 翌年(満1年目) |
三回忌 | 満2年目 |
七回忌 | 満6年目 |
十三回忌 | 満12年目 |
十七回忌 | 満16年目 |
三十三回忌 | 満32年目 |
五十回忌 | 満49年目 |
年回忌の計算の例
年回忌の年の計算の仕方を具体例を挙げて説明しましょう。
昨年(2017年)亡くなられたのなら、一周忌は満1年目の今年です。
3回忌は、「2017+3-1」年で、2019年、来年になります。
年回忌の計算を助けるソフトやアプリも
最近では年回忌の計算を手助けしてくれるソフトやアプリもでているようです。
日程表のような形で予定を見やすくしてくれるものや、計算ソフトのようなものまでさまざまなようなので、自分に合ったソフト・アプリを見つけて、計算を楽にするのもよいでしょう。
何回忌まで法事を行うの?

法事は何回忌まで行うものでしょうか。
一般に十三回忌まで法事を行い、三十三回忌で弔い上げと言われますが、決まりはありません。
基本的にご遺族のご意向次第ですので、もっと短い場合や逆に長く続ける場合もあります。
年回忌以外の法要

年回忌以外にも法要があります。
主な法要について、意味やいつ行うのか、何をするのかを説明いたします。
毎月の命日に行う法要
毎月の故人が亡くなった日と同じ日にちを、月命日と言います。
月命日には、ご遺族が自宅の仏壇で供養したり、お墓にお参りする方も多いです。
初盆・新盆の法要
四十九日を過ぎた初めてのお盆を、初盆または新盆といいます。
故人の霊が初めて帰ってくるお盆という意味です。
四十九日前にお盆がきたときは、翌年のお盆が初盆です。
盆の入りの8月(東京は7月)13日に迎え火を焚いて、先祖の霊を自宅に招き入れます。
14日か15日にお墓参りをし、自宅で法要をします。
盆明けの16日に送り火を焚き、祖先の霊を送ります。
百箇日の法要
百箇日は、亡くなった日を含めて計算した100日目です。
百箇日は、ご遺族も泣くことをやめるという意味で卒哭忌とも言います。
本来親族を呼んで法要を行いますが、最近は省略することも多いです。
なぜ二回忌はないの?
亡くなった年が一回忌で、1 年後は二回忌になります。
しかし、1年後は二回忌と言わず、一般に一周忌と言っているのです。
年回忌の計算方法に関するまとめ

いかがでしたか?
今回「終活ねっと」では、年回忌の計算方法について、年回忌法要の内容も含めて簡単に計算できる方法を解説してきました。
要点は、次のとおりです。
年回忌法要は祥月命日に行う法要で、遺族などが自宅や寺に集まり故人を弔った後会食する。また一般に三十三回忌を弔い上げといい、故人を弔う法要はその回忌で終わりにする。
年回忌は数えで計算するので、回忌法要は「亡くなった年+回忌の数ー1」年になる。
何回忌まで法事・法要を続けるかに決まりはなく、遺族の意向による。
年回忌以外にも、毎月の命日や、初盆・百箇日などの法要がある。
年回忌法要のやり方や何時までやるかは、時代の変化とともに考え方も変わってきています。
ただ、違いはあっても年回忌法要は故人を弔う大切な供養の場です。
ですから、専門家の意見なども聞いて心を込めて供養することが大切です。
「終活ねっと」では、他にも法要や葬儀のことなど終活に関する分かりやすい記事を掲載しています。
ぜひ参考にして下さい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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