新盆(初盆)の盆棚の飾り方|曹洞宗・浄土宗・真言宗・マンション

新盆(初盆)の盆棚の飾り方|曹洞宗・浄土宗・真言宗・マンション

新盆とは故人が亡くなって初めて迎えるお盆のことです。初めてのお盆では、普段のお盆よりも手厚くご先祖様をお迎えするのが慣わしです。祭壇も新盆のときは飾り方が違うのでしょうか?新盆のときの祭壇の飾り方を確認していきます。

最終更新日: 2020年08月26日

新盆(初盆)とは?

仏壇

新盆とは故人が亡くなって初めてのお盆のことを言います。
「にいぼん」や「あらぼん」と読みます。
初盆(はつぼん)とも呼ばれます。

新盆の時期には、仏壇とは別に盆棚(ぼんだな)や精霊棚(しょうれいだな)と呼ばれる特別な祭壇を準備して、それを飾り付けることがあります。
お供え物も通常仏壇にあげるものとは違い、お盆独特のものが多いのです。

「これらの飾り方がわからない、、、」
といった疑問を解決すべく、新盆の飾り方の基本をお伝えしていきます。

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「終活ねっと」運営スタッフ

今回「終活ねっと」では、新盆の盆棚の飾り方について以下の点を中心にして解説していきます。

  • 新盆(初盆)とは?
  • 新盆の基本的な仏壇飾り
  • 宗教別の新盆の仏壇飾り
  • 神道の新盆について
  • マンションで新盆を迎える場合は?

新盆の際の盆棚の飾り方について、宗教別に解説しています。
時間がないという方やお急ぎの方も、知りたい情報をピックアップしてお読みいただけます。

ぜひ最後までご覧ください。

2020年のお盆・お盆休みについて知りたい方は、下記の「終活ねっと」の記事をご覧ください。

お盆についての詳しい知識やマナーは、「終活ねっと」のこちらの記事をご覧ください。

新盆(初盆)の仏壇飾り(基本形)

お墓

新盆の飾り方は地域や宗派によって違いがありますが、まずは基本の形を押さえていきましょう。

盆提灯

飾り付けで最も違うのは、どんな提灯を使うかということです。

お盆の時期は、盆棚と同様に盆提灯を準備して飾ります。
ご先祖様が間違えずに自宅に戻ってこられるように、家紋入りや絵柄入りの提灯を飾ることが一般的です。
けれども、新盆のときはその年だけ使う白提灯を特別に飾ることが多いです。
この白提灯は白紋天ともいわれます。

「終活ねっと」では終活に関する様々な情報を紹介しています。
提灯についてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

位牌

盆棚の一番奥の中央にはご先祖様の位牌を並べることが一般的です。
お盆の期間、ご先祖様は盆棚に戻ってこられると考えられているため、宗派によっては仏壇から位牌を出した後、仏壇の扉を閉めておきます。

「終活ねっと」では、位牌の購入・相談を承っております。
「終活ねっと」は、高品質な位牌をお手頃価格でお届けするために、メーカー様からの直接仕入れを実現しました。
お手ごろな価格で位牌を購入したい方、位牌についてなにか疑問がある方は、下記のリンクから気軽にご相談ください。

なすときゅうり

なすときゅうりに麻がらをさして、牛と馬に見立てたものを飾ります。
ご先祖様があの世から帰ってくるときはきゅうりの馬に乗って、早く帰ってきてもらい、あの世へ戻っていくときは、なすの牛でゆっくりと戻るという意味があります。

素麺

あの世から戻ってくるときに乗ってくる馬の手綱に見立てて、素麺をお供えするという説があります。

ほおずき

形が提灯に似ているので、ほおずきを飾るという説があります。

水の子

なすやきゅうりをさいの目切りして、洗った米と混ぜ、水を満たした器に入れます。
この世にお戻りになったご先祖様が渇いた喉を潤せるようにという願いが込められています。

水の子は、お盆の期間中毎日新しいものを作ってお供えします。

閼伽水(あかみず)とみそはぎの花

器にきれいな水を入れた閼伽水に、5~6本みそはぎの花を束ねて添えます。
あの世から帰ってこられるときに付いて来た、悪霊を払うという意味があります。

お盆でご先祖様がお墓を不在にしている期間、悪霊が寄り付かないようにと、閼伽水とみそはぎの花をお墓に供える地域もあります。

生花

棘のあるバラや、つるのある花(朝顔など)は避けます。

季節の野菜や果物

夏の野菜や果物をたくさん盛ってお供えします。

スイカが盆棚に飾られることも多いです。
故人の好きだったものがあれば、特別に供えておくのもよいでしょう。

新盆の仏壇飾り(宗派別)

お墓

新盆の仏壇飾り(浄土宗)

次は、浄土宗ならではの新盆の飾り方を見ていきたいと思います。

飾り方は宗派が同じでも様々ですので必ずしも下記に従う必要はございません。
また、これはどの宗派でも共通ですが、新盆では盆棚の横に新盆用の白提灯を飾ります。

ゴザ

浄土宗の盆棚で特徴的なのは、小机にゴザを敷いてその上にお供え物を飾る点です。

オガラ

また、迎え火を行う際に、オガラを「井」の形に並べて火をつけることも特徴です。
またオガラの梯子が位牌に向かって伸びていることも多いようです。

嗜好品は供えない

新盆では特に故人の好物を供えてお迎えするようにしますが、浄土宗では嗜好品(お酒やタバコなど)を供えることを良しとしない向きもあるようです。

新盆の仏壇飾り(曹洞宗)

続いて、曹洞宗ならでは新盆の飾り方を解説します。

お供えの飾りつけは、お盆の基本の飾り方と大差はありません。
故人が特別に好きだったものや嗜好品なども、お供えするのが良いとされています。
また新盆用に白提灯を用いる点も、他の宗派と共通です。

ですが曹洞宗が他の宗派と異なる点も数点ございます。

盆棚を覆う白い布

曹洞宗で特徴的なのは、盆棚が白い布で覆われている点です。

お膳

曹洞宗では盆棚にお供えするものとして、お膳があります。
これは配置が決まっていて、お箸を仏様のほうに向けて置きます。

新盆の仏壇飾り(真言宗)

真言宗の場合、その他の宗教と異なる点は
野菜や果物などの精進料理をお供えする点です。

また、それらをそのまま食べられる状態にして備えます。
お箸ももちろん一緒に置きます。

新盆の仏壇飾り(浄土真宗)

浄土真宗では、お盆に迎え火をしたり、精霊棚にお供えをすることはありません。
浄土真宗では、先祖はあの世で仏様になるため、家に帰ってくることはないと考えられているからです。

新盆の仏壇飾り(日蓮宗)

最後に、日蓮宗の飾り方です。
日蓮宗のお盆の飾り方で特徴的なのは、仏壇の両脇に青竹を立てることです。
仏壇の前に盆棚を設置し、仏壇の最上段の中央には日蓮大聖人像、その奥にはお曼荼羅をかけます。

神道の新盆について

仏壇

神式の新盆は、仏教の新盆とは大きく異なります。
神式の新盆が気になった方は、以下の「終活ねっと」の記事をご覧ください。

マンションで新盆を迎える場合

困った人々

新盆ではオガラなどを使用して迎え火を焚くという風習があります。
ですが、近年はマンション暮らしが増えてきて、オガラを焚く庭などがない場合が多いです。
そのような時はほうろくというお皿で火を焚くことをおすすめします。

マンションのベランダでオガラを焚くのも良いですが、近隣住民の迷惑にならない場合に限ります。
また誤って火災報知器が鳴ることもあるので注意しましょう。

まとめ

仏壇

いかがでしたでしょうか?
新盆は故人が亡くなられて初めての夏に行われます。
ご家族としても、1つの節目になる行事ですね。

新盆のお供えの仕方や飾り方には、地域や宗派で違いがあります。
上記の飾り方が正しいというわけではございません。
細かいやり方に付いては、菩提寺やご親戚など詳しい方に事前に問い合わせをしておくと良いでしょう。

「終活ねっと」では新盆に関する記事を数多く掲載しています。
以下の記事なども参考にしてください。

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