神棚の雲板にはどんな意味がある?取り付け方や設置位置も解説します

神棚の雲板にはどんな意味がある?取り付け方や設置位置も解説します

神道における神様を祀る神棚ですが、この神棚には雲板と言われる箇所がある事をご存知ですか?この記事では、神棚に取り付ける雲板の意味や取り付け方の詳細、また雲板が神棚に取り付けできない場合の対処法や自作の雲板についても解説します。

2019-11-04

神棚の雲板の意味について

神棚

一昔前まではどの家庭や会社にも必ずあった神棚ですが、最近は見かけることが少なくなって気がします。

元々神棚は高いところに祀られているため、神棚をじっくり見る機会はあまりありません。
そのため神棚がどんな作りになっていて、雲板がどんなものなのかを理解している方は、あまりいらっしゃらないでしょう。

今回終活ねっとでは、この神棚の雲板という場所について詳細に解説します。
この記事で解説している内容は以下の通りです。

  • 雲板とはなんですか?

  • 神棚に雲板がある意味はなんですか?

  • 雲板を取り付ける位置には決まりがあるのですか?

  • 雲板をつけれない場合はどうしたらいいですか?

  • 雲板を自作しても問題がないですか?

普段生活しているとあまり気にならない神棚ですが、その造りは伝統的でそれぞれの箇所には神道の教えに習った深い意味があります。
神棚について疑問をお持ちの方に、分かりやすく解説してまいりますので最後までお読みください。

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雲板とは?

神棚

雲板とは神棚の上部に取り付ける木製の装飾部分で、「雲」をかたどった細長い形状をしていますがデザインに決まった形はありません。

神棚に必ず取り付けるものではありませんが、この雲板を取り付けた神棚は豪華な印象です。
神棚を取り付けるための棚板を購入すると、この雲板もついてくることが多いです。

この雲板は神棚との調和が取れたデザインのため、一見するとどれが雲板なのか中々わかりずらいですが、上記の写真の場合しめ縄の後ろにある丸い凹凸がある細長い板が雲板になります。

神棚に雲板がある意味とは?

困った人々

雲板は神棚に必ず設置しなければならない訳ではありません。
何故なら神棚を設置する条件により、雲板を設置するかどうかも決まってくるからです。

神棚の設置には神道の教えが深く関係しています。
神棚は神様を祀る祭壇のため、その設置位置は人が見上げる程度の高い場所が好ましく、神棚の上にはひとの存在があってはいけません

昔は平屋の家が多くこの条件下で設置できた神棚ですが、現在の住宅事情ではそうはいきません。
高い場所に神棚を設置できたとしても、二階建てならその上のスペースで人間が生活していますし、アパートやマンションならなおさらです。

このような住環境の場合は雲板を設置して、神棚に祀られている神様に対して、この場所が一番高い天界でこの上にはないもないですよと雲板を使い表現し、神様に対して敬意を表します。

この他にも、神棚を設置する際は方角など気を付けるべきポイントがあります。
以下の記事では、神棚の正しい設置場所について解説しているので参考にしてください。

雲板を取り付ける位置とは?

神棚

それでは実際に雲板を取り付ける場合は、どこに取り付ければよいのでしょうか?
ここでは雲板の取り付け場所やそれにまつわる事柄について解説します。

設置位置はどこ?

雲板を取り付ける位置は神棚を載せる棚板の上部に取り付けます。
神棚を正面から見た時にこの雲板が神棚の一番上に見えるように配置します。

付け方は?

雲板の取り付けは、神棚を載せる棚板に雲板用の支柱を差し込み木枠を組みます
その木枠に化粧釘、もしくはキャップ付きのビスを使い、打ち込んだ部分が隠れるように固定するのが一般的です。

しめ縄は雲板につける

しめ縄は神道における神祭具で、神様の世界とこの世の中の境界線を表しています。
また「魔よけ」「無病息災」の意味もあります。
お正月のイメージがあるしめ縄ですが、神棚のしめ縄は上記のような理由で一年中雲板に取りつけることも可能です。

しめ縄の雲板への取り付け方は、釘か細い針金で雲板に固定する方法が一般的ですが、神棚のお社に紐で縛る方法もあります。

雲板を付けれない場合は?

困った人々

神棚を設置する場所が極端に狭い場合や、家具などの上に置くしかない場合、雲板を取付ける雲板用の支柱を取付ける事ができないことがあります。
その場合は雲板を取り付けが困難です。

そんな時には以下に説明する雲字と呼ばれる神具があります。
ここではその雲字について解説します。

雲字

雲字とは神棚が設置されている真上の天井に貼られている、「雲」という文字を書いた紙や雲の文字をかたどった木製の板を指す言葉です。
半紙に筆で書かれた「雲」の文字や、同様のデザインの木製の板が一般的ですが、書体には特に決まりはありません。

この雲字は上記に紹介した雲板と同じく、この場所が一番高い天界で、この上にはないもないですよと神様に対して敬意を表す神具です。

近年の住宅事情を考えれば、少ないスペースに神棚を祀らなければならない場合も多く、雲板を取り付けることが出来ない場合には、この雲字を貼ることが推奨されています。

またこの雲字は地域により「天」や「空」など文字が変わる場合もありますが、その意味や扱い方は「雲」と同じです。

雲字はどこに貼る?

雲字を貼る場所は、神棚を設置してある真上の天井ですがこれだけでは不十分です。
神棚から見て正面に貼らなければいけません。
これは「雲」の雨冠が自分の方に向いている状態です。

神棚に祀られている神様が、「雲」の文字をを読みやすいよう配慮して雲字は貼ることは、神様に対する敬意につながります。

天井に手が届かないからといって、神棚の近くの壁に雲字を貼るようなことが無いようにしましょう。
どうしても天井に雲字を貼るスペースがないときは、紙を小さくして貼っても良いです.

雲字は自分で書く?

半紙に筆で「雲」の字を書いたものを雲字とする事が一般的ですが、字が苦手な方には上記で説明した木製の「雲」をかたどった雲字や、通常の雲字が神具店で販売されていますので、これを購入する方法もあります。

また筆に慣れていない方でも、ご自身で雲字を書きたい方はペンで書くことも可能です。
書体には決まりが無いので、ご自身が普段から使い慣れたもので書く方が、気持のこもった「雲」が書けるものです。

ご自身で書く以外では、普段からお世話になっている方や、神社の神主さんにお願いしてみるのも一案です。
尊敬する方に書いてもらうことで、神棚に対する感謝の気持ちもより深まります。

ただし神主さんが雲字を書いてくれるかどうかは、神社により異なりますので確認が必要です。
この様に雲字を書く人物には特に決まりはありません。

ちなみに最近では「雲」の文字をパソコンからダウンロードして、雲字として使用している方も増えています。

雲板は自作してもいい?

困った人々

神棚にまつわることは宗教に根差した考えが反映されるため、難しいイメージがあります。
そのため雲板をご自身で作るなどとんでもないと考えがちですが、実はそんなことはありません。
雲板をご自身で製作することは、何ら神道の教えに反した行為ではありません

むしろ雲板を自作できる環境が整っているのであれば積極的に作るべきです。
ご自身で心を込めて制作した神具には、販売されている神具より神様を敬う気持ちが込められているはずです。

また雲板には決まった形や決まった木材の種類はありません。
そう考えると雲板は他の神具に比べて自作しやすいともいえます。
中には神棚自体を自作してしまう方もいらっしゃいます。

神棚の雲板の意味についてまとめ

夕焼け

いかがでしたでしょうか?
今回終活ねっとでは神棚についている雲板の意味・取付方法・設置方法などについて解説してまいりました。

今回の記事の要点は以下になります。

  • 雲板は神棚の上部に取り付ける木製の装飾部分をさし、雲をかたどった細長い形状をしている。

  • 神棚はその上に人の存在が無い場所に設置しなければならないが、現在の住環境では難しいため、雲板を設置して神様に対しての敬意を表している。

  • 雲板の設置場所は神棚を乗せる棚板の上部に取り付ける。
    また、しめ縄を神棚に取り付ける場合は雲板に取り付ける。

  • 神棚の設置場所の都合で雲板が取り付ける事が出来ない場合を用いる。

  • 雲字は半紙に「雲」の文字を書いたものと、木製の「雲」の文字をかたどったものがあり「雲板」と同じ意味を持つ。

  • 雲字の貼り方は神棚を設置してある天井の真上に、神棚から見て正面に貼らなければならない。

  • 半紙にご自分で「雲」の文字を書くことが一般的だが、神具店で購入することもできる。
    また、普段からお世話になっている方や神主さんに一筆お願いできる場合もある。

  • 雲板を自作することは神道の教えには反していないため可能である。

神棚の雲板について解説してまいりましたが、雲板の意味や設置方法など理解を深めていただけたしょうか?
昔は当たり前の住環境が難しくなり、神道の教えから雲板や雲字は現代では欠かすことのできない神具となりました。

本記事を通してこの神具一つ一つに意味があり、神様に対しての気遣いや畏敬の念が込められている事を理解して頂ければ幸いです。
本記事を最後までお読み頂きありがとうございました。

終活ねっとでは、他にも神棚に関する記事を数多く掲載しております。
神棚のお供え物についても気になる方は、こちらの記事もあわせてお読みください。

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