神棚の扱い方とは?置く場所/お供え/処分方法について解説します!

神棚の扱い方とは?置く場所/お供え/処分方法について解説します!

これまで祀っていた神棚から新しい神棚に変えようと思った場合、神聖なものと分かっているだけにその扱い方に困ってしまいませんか?ここではその神棚について、「置く場所」「お供え物」「処分方法」まで神棚の扱い方全般を解説いたします。

2019-11-01

神棚の扱い方について

神棚

神棚とは神道の神様を祀るための祭壇であり、家の中や職場などに設置されているとても神聖な場所です。
神社が家の中にあると考えることもできるため、その扱い方には神様への敬意を表すように、神道の作法に習って行わなければなりません。

今回終活ねっとでは神棚の扱いについて、置く場所、お供え物、処分方法に至るまで解説いたします。

この記事で扱う内容は以下の様になります。

  • 神棚とはなんですか?神棚の歴史やその意味について解説いたします。

  • 神棚の扱い方について詳しく説明。神棚の設置方法の詳細や参拝方法について解説いたします。

  • 神棚に置くものの意味は何?神棚にお供えする物の意味をそれぞれ解説いたします。

  • 神棚の処分方法について詳しく説明。神棚の処分方法を3パターン解説いたします。

昔はどの家庭にも必ずあった神棚ですが、最近はその数が少なくなる傾向にあります。
それに伴い、私たちが昔から親しんできた神道の教えも薄れているように感じます。

この記事をきっかけに、改めて神道やその祭壇である神棚の扱い方について知識を深めて頂ければと思います。
ぜひ最後までお読みください。

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神棚とは?

神棚

神棚とは神道の神様を祀るための棚をさす言葉です。
各家庭や職場などに設置され、天照大神や氏神またはその地域に古くから伝わる神様を祀り、家族や祖先の魂を祀るための祭壇でもあります。

神道の歴史は古くからありますが、神棚を祀る習慣はそれほど古いものではありません。
この習慣が広まり始めたのは、江戸時代中期頃がはじめとされており現在に至っています。

神棚の扱い方

神棚

神棚の歴史は神道の歴史に比べ、それほど長くはないと上記で説明いたしました。
とは言え神棚が一般に広まり始めてから、ゆうに200年以上が経過しています。

歴史や伝統があり、神道における祭壇の意味もある神聖な神棚の扱い方について、私たちはどれだけ知識があるでしょうか?
ここでは神棚の「設置方法」「参拝方法」「神棚に置く神具」などの、扱い方全般を解説します。

設置する場所は?

神棚は神様を祀る祭壇のため、設置する場所は神様を敬い失礼が無い場所に正しく設置しなければなりません。

ご自分の都合やお住いの住環境に合わせて、どこにでも設置して良いわけでは無いのです。
ここでは神道の教えにのっとた神棚の扱い方や設置方法を解説します。

方角

神棚の設置する方角は神棚から見て、南向きまたは東向きが良いとされています。
そのため設置する場所は、部屋の北側か西側から室内に向けて設置します。
では何故この方角がよいのでしょうか?

方角は六曜で定められた意味があり、東西南北それぞれに大吉から凶まで意味があります。
この意味の中で南や東は吉とされ縁起が良い方角といわれ、反対に北や西は縁起が悪い方角といわれているからです。

また、太陽の光が正面からさす方角もこの南向きか東向きです。
太陽の光は自然の恵みの象徴であり、神道においては信仰の対象でした。
そのためこの方角に向けて神棚を設置する事が好ましいといわれてきたのです。

高さ

神棚を設置する高さは、部屋の中でも見上げる程度に高い位置に祀る事が基本とされています。
これは、ご自分の頭の位置より低い場所に神棚がある場合、神様を見下す行為としてとらえられているからです。

ただし、どうしても神棚の設置場所に低い場所しか見つからない場合は、参拝の際にご自身が座して目線を下げるなど、神様に対して配慮すれば上記よりも低い場所でも設置は可能です。

避けるべき場所

神棚の設置に適さない場所は水回りがあるお部屋です。
具体的には、「洗面所」「お風呂場や」「脱衣室」「トイレ」「台所」などがこれに該当します。

また頭上に人の存在が無い場所に設置することが好ましいといわれているため、階段の下なども適さない場所です。

神棚の設置は静かで清潔な場所が良いとされています。

参拝方法は?

神棚の参拝方法は神社と同様に「二拝二拍手一拝(にはいにはくしゅいちはい)」が基本とされえています。
以下に二拝二拍手一拝の動作をを解説します。

  • 軽めの会釈

  • 体を90度にまげて深いお辞儀を2回(二拝)

  • 右手をやや下にして柏手(かしわて)を2回鳴らす(にはくしゅ)

  • 体を90度にまげて深いお辞儀を1回(いちはい)

  • 軽い会釈をして後ろに下がる

始めは不慣れな二拝二拍手一拝の参拝方法ですが、神棚に毎日欠かさず参拝しているうちに自然と身につくものです。

何を置くの?

神棚を祀るときには神前に供える神具が必要です。
ここでは必要な神具について解説します。

  • 神鏡(しんきょう)
    神様の依代となる鏡で、神棚の扉の前に置きます。

  • 榊立(さかきたて)
    榊を立ててお供えするため、神棚の左右に一対用意します。

  • 平子(へいじ)
    お酒を入れてお供えする器で一対用意します。

  • 水玉(みずたま)
    お水を入れてお供えする器です。

  • ひらか
    お米や塩などを盛るための器です。

  • 真榊(まさかき)
    五色ののぼりの先端に榊を立てて三種の神器を取り付けたものです。

  • 神燈(しんとう)
    神様の前を清浄な火で照らし清めるために使います。

一般的な神具について説明しましたが、神棚の大きさに合わせた神具が必要です。
そのため神棚が小さい場合はこのすべての神具が必要という訳ではありません

神具の扱いは神棚に置くスペースを考慮して、どの神具が必要なのかを神具店のスタッフと相談の上決めても良いでしょう。

神棚に置くものの意味は?

神棚

神棚を祀るときには神具が必要なことは上記でも説明いたしましたが、この神具の意味について知る方はあまり多くはありません。

ここではその神具の意味を解説します。

お札

神棚の中のお札は直接神様が宿っている訳では無く、お札を通して遠くから神様を拝むためのお社です。
自宅に神棚を設置することで神社まで出向くことなく参拝が可能になるわけです。

お札を神棚に祀ることで家全体を守ってくれるご利益があります。
ちなみにこのお札には大きく分けて3種類あり、「神宮大麻」「氏神」「産土神」が一般的です。

お米

専用の平か(ひらか)と呼ばれる器に盛り付け、神棚にお供えするお米は生米でも炊き上がったお米でもどちらでも構いません。
毎日取り換え神棚から降ろした後は家族でいただきます。

お米をお供えすることで、神様と贅(にえ)を供するという意味があります。
これは食事を神様に差し上げて敬意を表す行為です。
このほかでは、季節により収穫に対する感謝の意味を込めてお米をお供えすることもあります。

お米と同様に平かに盛られ神棚にお供えする塩には、玄関先やお店の前などにおく盛り塩と同じく、「厄除け」「魔よけ」「邪気払い」の意味があります。

神様が飲むための水は上記の説明であるように専用の水玉と呼ばれる専用の器に入れられます。

この時水玉の蓋を開けるか蓋をずらさなければ神様が水を飲めないといわれています。

お酒

神様にお供えするお酒はお神酒(おみき)と呼び、このお神酒には清めの意味があります。
お供えした後のお神酒は家族でいただきます。

お酒が飲めない方は料理酒として使用することも可能です。

榊(さかき)

榊(さかき)には神様の力が宿るといわれています。
この榊の枝を入れる入れ物が上記に説明した榊立てになります。

神棚に向かって左右の端に置き、水は毎日交換することが望ましく榊自体は毎月1日と15日に交換することが多いようです。

これらのお供え物の配置や順番、交換タイミングに関してはこちらの記事で詳しく解説しておりますので、あわせてご覧ください。

神棚を処分する方法は?

困った人々

日本人ならば神棚を処分するとき、処分方法に不手際があればご自身やご家族に何か悪い事が起きるのではないかと感じてしまします。

しかし神道の教えでは、他の宗教のような神様が定めた戒律はありません。
神棚の処分方法についても明確なものはなく、ご自身の良心に従って処分しても神道の教えに反する行為では無いのです。

実際に神棚の扱い方や処分方法を複数の神社に問合せた結果、回答にはばらつきがあるようです。
今回は以下に説明する3つの処分方法を解説したいと思います。

自分で処分する

神棚やお飾りをそのままゴミとして処分する方法です。
神棚そのものには神様は宿っていないという考えから、このような扱い方も確かに考えられますが、さすがにこれでは忍びないと考えられる方は、神棚のお焚き上げだけを行う方法もあります

お焚き上げは神社で年に何度か行われていますので、その際に神棚を持ち込み焼却処分していただきます。

神社に依頼する

神社に依頼する方法には以下の2つがあります。

  • 神社で祈祷してもらう方法

    神棚を神社に持参して神主さんに祈禱を行ってもらい、神棚を神社で廃棄処分して頂く方法です。

  • お札を神社に返納する方法

    神棚の中にある御札を近くにある神社のお札返納所へ返納してから、神棚本体をお焚き上げします。お札返納所は神社なら大概は設置している「古い御札などはこちらへ」と書かれている場所のことで、お焚き上げは神社が年に数回行っていますので、その際にご自身で神棚を持ち込みます。

専門業者に依頼する

神棚の処分をご自分でできない場合は専門業者へお願いする方法もあります。
専門業者では、「位牌」「遺影」「仏像」などの仏様にまつわるものから神棚のお焚き上げやお札返納を代行して行ってくれます。

神棚の扱い方についてまとめ

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いかがでしたでしょうか?
今回終活ねっとでは、神棚の扱い方全般について以下の内容で解説してまいりました。

  • 神棚は神道の神様を祀るための棚をさし、家族や先祖の魂を祀るための祭壇でもある。

  • 神棚を設置する際は方角や高さ、水回りのある部屋かどうかも気を付ける。また参拝方法は基本二拝二拍手一拝であり、神棚を祀る時はその神棚にあった神具を用意しておく。

  • 神棚を祀る神具には塩で有名な『魔除け』『厄除け』の意味のように、それぞれ神道の教えに沿った意味や作法がある。

  • 神棚の処分には決まった方法はなく、ご自身の良心に従った扱い方ならその処分方法は神道の教えに反する行為ではない。

神棚は神様を祀る祭壇のため厳格に教えがあると思っていましたが、含みを持たせた扱い方が多いように感じます。

それは神道という教えが、「個人個人の良心により地域の神様に感謝してその恵みを受ける」という考えに基づいているためです。
これは、「自身の良心に従い地域の神様と共存する」という神道の本質につながる意味合いがあります。

確かに神棚には推奨されてきた設置方法や扱い方がありますが、決してその限りではありません。
ご自身の状況に合わせて扱っていただいても、神様を敬う気持ちがあれば余程のことが無い限りは許容範囲に収まっています。

あくまでも神棚の扱い方の基本を理解したうえで、ご自身の良心に従った判断なら、それが一番の選択と言えるでしょう。

終活ねっとではこのほかにも神棚についての記事を多数ご用意しております。
ぜひそちらも参考にしてみてください。
最後まで本記事にお付き合いいただきありがとうございました。

神棚のデザインについてもこだわりたい方は下記リンクも参考にしてみてはいかがでしょうか。

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