神棚の飾り方とは?お札の設置/神具の意味/お供えについても解説!

神棚の飾り方とは?お札の設置/神具の意味/お供えについても解説!

神棚は自宅や会社にあり身近に神様を感じる場所です。しかし実際に神棚についてしっかりとした知識がある人は少ないのではないでしょうか?神棚にお供えする物の飾り方は知っておきたいものです。今回はそんな神棚に飾る御札やお供え物の飾り方を確認していきます。

2019-11-05

神棚の飾り方について

神棚

自分と家族の健康と安全、あるいは会社やお店の繁栄を願って人々は神社にお参りします。
日本人にとって神社は本当にありがたい伝統的な存在です。
そしてそのありがたさを常に自宅で感じれるというのが神棚の素晴らしさです。

最近では伝統的なタイプの神棚に加えて、モダンタイプの神棚も登場しています。
マンションなどにもフィットするデザインと大きさの神棚もラインアップされています。
新たに神棚を設置した人や、今後の購入を検討してる人も多いではないでしょうか?

神棚を購入した際に悩むのが飾り方だと思います。
神棚のタイプは様々でも、飾り方など基本的な所は大きく変わるものではありません。
今回終活ねっとでは、神棚の飾り方、神棚にお祀りするお札や神具、お供え物について見ていきたいと思います。

  • そもそも神棚っていったい何?

  • 神棚の正しい飾り方とは?

  • 神棚にお祀りする神具にはどんなものがあるの?

  • 神棚には何をお供えするの?

  • 神棚には簡易な形や構造のものがあるの?

このような内容で話を進めていきます。
最後までお読みいただければ幸いです。

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神棚とは

神棚

古代日本は、地方ごとに木や岩や山などを神様として敬う風習がありました。
やがて天照大御神が日本で最高位に位置する神であり、伊勢神宮が日本各地の神域を代表する最高位の神社・神域とされました。

江戸時代中期になると、伊勢神宮の今でいう営業マンである「御師」たちが日本全国を行脚し、神宮のお札を各地に届けました。
そのお札をお祀りするために、神棚を置く風習が始まり、広がっていったと言われています。

現代でも健康・安全や業績向上・商売繁盛を祈願する身近なパワースポットととして、多くの家庭や会社・お店に神棚が置かれています。

神棚の種類としては扉が一か所の一社式、扉が三か所の三社式、神社を模した屋根がない箱宮、洋風内装にもマッチするモダン神棚などがあります。

神棚の飾り方について

神棚

現在、神棚には伝統的なタイプから、モダンタイプまで様々な種類があります。
しかし飾り方/お祀りの仕方/基本的な作法については、伝統的なやり方と同じと考えてよいでしょう。

神様に敬意を祓いながら、神様が心地よいお祀りの仕方をすることが大切でしょう。
ここでは神棚の飾り方、お祀りの仕方について具体的に確認していきましょう。

神棚を飾る場所

神棚を飾る際には、どういう場所、どういう方角にしたらよいのでしょうか?
逆に神棚をお祀りしてはいけない場所はあるのでしょうか?
神棚の正しい飾る場所や方角について確認しておきましょう。

神棚を祀るのに適した場所は?

一般家庭の場合

神棚を置く場所としては、清潔な場所で、しかも人が集まって明るく楽しく過ごせる場所が良いとされています。
神様に喜んでいただける場所というのが重要なポイントです。
一般家庭で言えば、リビングルームなどが最適です。

会社の場合

会社などで言えば、社長室に神棚が置かれていることもあり、決してそれも悪いことではありません。
しかし、全社員が毎日お参りして一人一人が運気を向上させ、会社全体の繁栄につなげるという意味ではメインオフィスのような場所もおすすめです。

神棚の向き

風水による考え方から、神棚の方角は東向きか南向きが吉方向とされています。
太陽が東から登り、南で最高位の達するのと同じ様に、東は成長や活力、南は繁栄や充実を象徴する方角とされています。

実際に神社の多くは東向きか南向きに建てられています。
神棚の飾り方においても、東向きか南向きに設置するのが最も理想的とする考え方が一般的です。

またそれとは別に、風水に関しては「背山面水」という考え方もあります。
背後に山があり正面には平野や盆地など開けた空間がある地形は、方角に関係なく吉とするものです。

神社の中には、背山面水の地に吉方向ではない向きで建てられている神社もあります。
神棚の場合も周囲の地形によっては、背山面水のお祀りの仕方でもよいでしょう。

神棚を祀る場所の注意点

神棚を飾るのを避けた方がよい場所としては、まずはトイレの近くです。
「不浄」という言葉で表されるような、清らかでない場所で汚れがある場所は神棚設置に不適な場所と考えてください。

台所も油汚れが付きやすい場所なので避けた方がよいでしょう。
風呂場、洗面所のような水気の多い場所も湿気による木材の劣化という意味でも避けた方がよいです。

また、玄関近くも神棚を置く場所としては不適です。
神様に対しては、家の中でもできるだけ上座にあたるような場所、少なくとも玄関よりは奥まった場所を選ぶべきで玄関近くは失礼と考えられます。

さらに、廊下・通路・部屋の入口のドアの上のように人が通る場所というのも神様に対して失礼に当たります。
単に通過していく場所は神棚の置き場所としてはやはり不適です。

神棚の上には雲をつける

神棚の上を人が歩くような状態は避けなければいけません。
しかし、2階建てやマンションのような場合、それが避けられないことがほとんどでしょう。
その場合は、「雲」と書いた紙や彫刻文字を神棚の真上の天井に、神棚に向かった時に文字が逆さまにならないように貼り付けます。

これは神様に対して、神様の上には雲しかなくこの場所で一番高い場所にいるということを暗に示すためです。

なお、天井に貼るのが雰囲気的にそぐわないと感じるような場合は、神棚の全面上部に付ける「雲板」というものもあります。

お札(御札)の設置について

お札は、我々の世界と神様のおられる世界をつなぐ神聖なものです。
お参りする側にとっては神様の分身にもあたる大切なものと言ってよいでしょう。
神棚にお祀りするお札は基本的には以下の3枚です。

  • 伊勢神宮のお札

    中心的なお札
    伊勢神宮のお札である「神宮大麻」で、「天照皇大神宮」と書かれている。

  • 氏神神社のお札

    居住している地域の神社

  • 崇敬神社のお札

    個人的に信仰し崇拝する神社

以上の3枚のお札を神棚の扉の中にお納めしてお祀りします。

マンションの場合は?

マンションの場合は、釘打ちが禁止されていたり、伝統的な神棚では大きさやデザインが部屋の雰囲気にマッチしないなど、飾り方にもいろいろな制限があることでしょう。
ただ、最近では、現代的な内装にも適したデザインやサイズの神棚もたくさん登場しています。
家具の上に置くなど、釘を使わなくても設置できる工夫がされている神棚もあります

神棚を置く方角に関しても、東向き・南向きにできない場合もあるかもしれません。
ただ、条件に合致する最適な場所がない場合でも、神様に喜んでいただける明るくて清潔な場所で人が集まる場所ということを最優先にするという考え方もできます。
最終的に大事なのは、神様をお祀りする側の心と考えてよいでしょう。

神棚の神具の種類と意味とは

神棚

神棚に飾る神具はたくさんの種類があり、それぞれが役割や意味を持っています。
日常生活での関わりが少ないので、いざお祀りするとなると飾り方に迷ってしまいそうです。
ここでは神具の種類と意味について確認しましょう。

神具の設置について

詳しく探せば、神棚に飾る神具にはたくさんの種類があり、すべてを揃えてお祀りすることは難しいかもしれません。
しかし神様に失礼にならないように、基本的なものは用意しておきたいものです。
神棚をお祀りする際に、忘れずにそろえておきたい神具を紹介します。

神具の名称と意味について

ぜひ揃えておきたい神具の名称や意味、飾り方について確認しておきましょう。

真榊(まさかき)

神域であることを示すものです。
三種の神器である剣と鏡と勾玉が一対の真榊に分けて飾られています。
神棚に向かって右に置く真榊が鏡と勾玉が付いたもので、向かって左の真榊が剣が飾られたものとなります。

灯籠(とうろう)

基本的には昼間は使いません。
夜になって火を灯すことで、厳かな雰囲気を作り出すとともに、お参りする人の心をも照らすという役目を持っています。
神棚の左右に一対で飾ります。

水器(すいき)・水玉(みずたま)

お水を入れてお供えするための容器です。
丸い玉の形をしているので水玉とも呼ばれます。
とがった形の蓋が付いていますが、お供え中は蓋を取っておきます。
毎朝、その日の一番水をお供えして夕方下げるのがよいでしょう。

三宝(さんぽう)・三方

神饌(しんせん)と言われるお供え物(米/酒/塩/水)を入れた容器(皿/瓶子/水玉など)を載せる台のことです。
お正月やお祭りなど特別な日には、海の幸・山の幸なども載せて、お供えを華やかにします。
三宝の上部の部分の継ぎ目(へそと呼ばれる部分)が手前に向くように置きます。

神鏡(しんきょう)

神具の中では特に大切なものの一つです。
神様が依り憑かれる、いわば神様の分身のような高貴な神具です。
また、お参りする人を映し、清らかな心でお参りするようにしてくれるものでもあります。
神棚の中央正面に置きます。

瓶子(へいじ)・平子

神様にお供えするお酒(お神酒)を入れる容器です。
神棚のすぐ前に左右一対でお供えします。
お供えしているときは蓋は外しておきます

平瓮(ひらか)・土器(かわらげ)

米と塩をお供えする容器(皿)のことです。
一対ではなく米と塩それぞれに一枚ずつ用意します。
神棚に向かって米はお供え物の中心に、塩は米の右側にお供えします。

榊立(さかきたて)

神棚に欠かせない神聖な植物、榊を立てる容器です。
神棚の左右に一対で飾ります。
榊を毎日取り換えるのは大変ですが、水だけは毎日取り換えた方がよいでしょう。

篝火(かがりび)

神域を明るく照らすためにろうそくを立てるための容器(台)です。
中央の針にろうそくを指します。
神棚の左右に一対でお供えします。

神棚のお供え

神棚

神棚にお供えする基本的なものについても確認しておきましょう。

お供えの基本は「塩・米・水」

神棚のお供え物の基本は「米」「塩」「水」です。
どれも古代より日本人にとって、生きていく上で欠かせない大切なものでした。
そして、神様に捧げるものとしても、絶対に欠かしてはいけないものとされてます。
この3つはできれば毎日朝お供えして夕方には下げて、「お下がり」としていただくというのが理想です。
現実的には無理な場合もあるので、水だけは毎日換えて、米と塩は数日おきでもよいという考え方もあります。

お供えする順番

お供え物としての格式(ランク)は米、塩、水の順番です。
つまり米が一番格式の高いお供え物とされています。
そのため、米を中央に置くのが基本です。
そして神棚に向かって米の右側に塩、向かって左側に水を供えます

終活ねっとでは、より詳しくお供え物の飾り方について紹介しています。
ぜひ、こちらこちらの記事もあわせてご覧ください。

神棚には簡易的なものも!

神棚

神棚と言えば、神社と同じような屋根がついていたり、お札を納める扉が付いていたりというのが一般的なイメージです。
ところが、一見しても神棚には見えない、とてもシンプルな造りのものもあります
札立てと呼ばれるものです。

神札を立てるためのものですから、神棚の一種であることに間違いはありませんが、厳格なイメージはありません。
そのデザインや形は、どんな部屋に置いても違和感がなく、現代人の生活に合っています。
神棚の「入門編」と言ってもよいでしょう。

神棚の飾り方についてのまとめ

神棚

以下のように今回終活ねっとでは、神棚の飾り方を中心に話を進めてきました。

  • 神棚は伊勢神宮の御師たちが行脚し神宮のお札を届け、そのお札を祀るためにできたとされる。種類としては一社造り、三社造りからモダン的な神棚も存在する。

  • 神棚は清潔で明るい場所が良いとされていて、神棚の方角としては東か南向きが良いとされる。一方でトイレやキッチンなどの汚れがある場所は適さず、また玄関も適さない。2階建てなどで神棚の上を人が歩く場合には神棚の上に雲の字を貼る。

  • 神棚の主な神具として真榊/灯籠/水器/三宝/神鏡/瓶子/平瓮/榊立/篝火などがありそれぞれに意味がある。

  • 神棚のお供え物は、米、塩、水が基本であり、水は毎日変えて塩と米は数日おきに変えるのが良い。お供えする順番は米が中心で米の右側に塩、向かって左側に水を供える。

  • 神棚の中には置き場所選びに困らないシンプルなものもある。

どれだけ時代が変わっても日本人にとって神様に感謝し、神様に祈願し、神様から活力を頂くという生き方は大変ありがたいことです。

そして神棚にお参りすることで、人生の充実へとつながったり、新しいステージへ進むきっかけをもたらすかもしれません。
今回の記事が、神棚のある生活を検討中の方の参考になれば幸いです。

神棚を正しく飾った後の神棚を拝む段階においても作法があります。
終活ねっとでは、神棚の拝み方についての記事も紹介しています。
ぜひ、こちらも参考にしていただけると幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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