彼岸におはぎを食べるのはなぜ?おはぎとぼたもちの違いや意味も解説

彼岸におはぎを食べるのはなぜ?おはぎとぼたもちの違いや意味も解説

国民の祝日である「秋分の日」は、秋のお彼岸期間にあります。お彼岸になると、お店でおはぎのセールをしているのを良く見かけますが、それは何故かご存じでしょうか今回は秋のお彼岸におはぎを食べる理由について解説し、春に食べるぼたもちとの違いについても触れていきます。

2019-11-07

彼岸のおはぎについて

仏壇

国民の祝日である「秋分の日」は、秋のお彼岸期間中であることをご存じでしょうか?
秋のお彼岸ではお店で、おはぎのセールをしているのを良く見かけるものです。
しかし皆さんは、この日におはぎを食べる理由をご存じでしょうか?

今回終活ねっとでは、秋のお彼岸におはぎを食べる理由や春に食べるぼたもちとの違いについて解説していきます。

  • そもそもお彼岸とは?

  • お彼岸におはぎを食べるのは何故?

  • おはぎの名前の由来について

  • おはぎとぼたもちの違いとは?

以上の項目を軸に解説していきます。
お彼岸についてぜひ知りたいという方は、この記事を参考にしてみて下さい。

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彼岸とは?

お墓

よく耳にするお彼岸ですが、実際にその日にちを知っている方は多くはないのではないでしょうか?
ここではお彼岸について説明させていただきます。

お彼岸とは、先祖を敬ってお仏壇に手を合わせたり、お墓参りをするための行事のことです。

お彼岸は1年の内、春と秋に1回ずつあります。
秋のお彼岸とは、9月の国民の祝日「秋分の日」を中心とした、前後3日間の計7日間を指します。
一方、春のお彼岸とは、「春分の日」を中心とした前後3日間の計7日間を指します。
春分の日/秋分の日を中心としているため、その年年によって実際のお彼岸の日程は変わってきます

お彼岸という言葉はそもそも仏教が由来で、迷いや苦しみの原因となる煩悩を克服し、悟りの境地に到達する(極楽浄土に行く)という意味が込められています。
そのため、お彼岸の期間に入った昔の人々は、煩悩を払うために沈む太陽に向かって祈りを捧げていたそうです。

さらに、「秋分の日」は、太陽が真東から真西へと沈む日です。
よって、この日に太陽に祈りを捧げることは、仏教上真西に位置する極楽浄土に向かって拝んでいるということなのです。

しかし、近年のお彼岸は様相がまた違っています。

お彼岸の「彼岸」があの世を指す言葉であることから、お彼岸とはこの世とあの世が最も身近になる日と考えられ、ここから先祖を供養する日となったのです。

彼岸におはぎを食べる理由

人々

では、お彼岸におはぎを食べる習慣があるのは何故でしょう。
以下で順に解説いたします。

なぜ彼岸におはぎを食べるようになったの?

お彼岸は先にも説明しました通り、お仏壇やお墓参りをする日です。
その際、お仏壇やお墓におはぎをお供えするのが、昔から一般的でした。

おはぎをお供えする理由は、故人があの世でお腹をすかせないようにと、水や食べ物を供える決まりがあったからです。
さらに、おはぎに使われている砂糖は昔の日本ではとても貴重な物でした。

つまりおはぎは、昔の人々にとって贅沢な食べ物であると同時に、お彼岸などの重要な場面でしかお目にかかれない物でした。
なので、めでたい席や大切な人に振舞う時が、唯一このおはぎが食べられる機会だったのです。

彼岸におはぎを食べる意味は?

また、おはぎが贅沢な食べ物であるのは、砂糖だけが理由ではありません。

おはぎにふんだんに使われている小豆は、日本では縄文時代から続く生活必需品でした。
昔から赤色には魔除けの力があると言われており、小豆はめでたい席、儀式の席では赤飯やあんこにして使われていました

よって、お彼岸などの場面でおはぎをお供えすることは、邪気払いと健康祈願という意味が込められていたのです。

おはぎはいつ食べるのがいい?

さて、秋のお彼岸は計7日間もありますが、おはぎはいつ食べるのが良いのでしょう。
もしかして、毎日食べる必要があるのでしょうか?

先にお答えしておくと、お彼岸の真ん中「秋分の日」に食べてください。
それも、お仏壇やお墓にお供えして、ご先祖様におはぎを食べてもらった後にいただくようにして下さい。

そして回数は、「秋分の日」の一度だけで大丈夫です。

ですが、もしおはぎが傷みやすかったり、何らかの事情があるようなら、この手順通りにしなくても構いません。
大切なのは作法ではなく、ご先祖様を供養する気持ちです。

おはぎの名前の由来

花

次に、おはぎの名前の由来について解説します。

おはぎは小豆を使っていますが、秋の七草にも入っている「萩」の名が使われて、「御萩」と書きます。
この萩の花が、小豆の粒ととても似ているのです。

ここから「お萩餅」と呼ばれるようになり、いつしか漢字を取り去って「おはぎ」という呼び方になったとされています。

おはぎとぼたもちの違い

困った人々

最後に、春に食べるぼたもち(牡丹餅)と、秋に食べるおはぎの違いについて解説していきます。
以下で順に見ていきましょう。

ぼた餅とは

ぼたもちとは、おはぎととても良く似ている食べ物のことです。

作り方は、もち米とうるち米を混ぜ合わせた物を軽く潰し、あんこをまぶします。
米を半分潰して作ることから、「はんごろし」とも呼ばれています。

ぼたもちは漢字で「牡丹餅」と書きます。
これは春に咲く「牡丹」が、小豆の形に似ていることに由来しています
また、昔のぼたもちは「牡丹」のように大きかったのでは、という説もあります。

さらに、ぼたもちは春のお彼岸に食べる物です。
春のお彼岸とは、「春分の日」から前後3日間(計7日間)を指します。

春のお彼岸もご先祖様にお参りする期間であり、お供え物としてぼたもちを飾ります。

春は「ぼたもち」、秋は「おはぎ」

では、ぼたもちとおはぎの違いは何でしょう。
これには沢山の説があります。

以下のリストに簡単にまとめてみました。

  • あんこの違いという説

    こしあんを使った物がぼたもち、粒あんを使った物がおはぎという説です。

  • 使っているお米の違いという説

    もち米を主としているのがぼたもち、うるち米を主としているのがおはぎという説です。

  • 大きさの違いという説

    サイズが大きい物をぼたもち、二口ほどで食べれる小さい物をおはぎという説です。

  • 単に季節の違いだけという説

    実はぼたもちもおはぎも同じもので、春の物はぼたもち、秋の物はおはぎとする説があります。
    これは今のところ最有力の説です。

これ以外にも、「きなこを使っているのがおはぎ」「サツマイモあんを使っているのがぼたもち」など様々な説が存在しています。

彼岸のおはぎについてまとめ

お墓

いかがでしたか?
今回終活ねっとでは、お彼岸のおはぎについて以下のように解説してきました。

  • お彼岸とは、先祖を敬ってお仏壇やお墓に参拝する行事のことで、お彼岸の「彼岸」はあの世を指す。
    お彼岸は春と秋に1回ずつある。
    春のお彼岸は「春分の日」を中心に前後3日間(計7日間)を指す。
    秋のお彼岸は「秋分の日」を中心に前後3日間(計7日間)を指す。

  • 故人があの世でお腹を空かせないようにとお彼岸におはぎを供え食べるようになった。
    お彼岸におはぎを食べるのには「邪気払い」と「健康祈願」の意味がある。
    おはぎは秋のお彼岸なら中日の「秋分の日」に、春のお彼岸なら中日の「春分の日」に、ご先祖様にお供えした後にいただく。

  • おはぎは「御萩」と書く。
    これは「萩」の花が小豆の粒と似ていることに由来する。

  • 春のお彼岸ではぼたもちを食べる。
    ぼたもちは「牡丹餅」と書き、「牡丹」の花に似ていることに由来する。

  • ぼたもちとおはぎの違いは以下のような説がある。
    ・あんこの違い
    ・お米の違い
    ・大きさの違い
    ・季節の違い

現代ではおはぎも簡単に手に入りますが、昔の人々にとっては年に2回だけの贅沢だったのですね。
そもそも砂糖が広く普及するのはごく最近のことなので、おはぎをお仏壇に飾れば、ご先祖様も嬉しく感じてくれるかもしれません。

お彼岸にはぜひ、おはぎを飾りましょう。

終活ねっとでは、他にも彼岸に関する記事を数多く掲載しています。
以下の記事では、彼岸に食べるべき料理について解説していますので、ぜひ参考にしてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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