33回忌の弔い上げとは?他の法事との違いなどを詳しく解説します!

33回忌の弔い上げとは?他の法事との違いなどを詳しく解説します!

亡くなった身内の方を供養するために、ご家族やご親族は法事を決まった年に行うのが一般的です。1周忌や3回忌などがある法事ですが、33回忌で弔い上げとするケースも多く見られます。33回忌でよく行われる弔い上げとは、具体的にどのようなものなのか確認していきましょう。

2019-11-05

33回忌の弔い上げについて

仏壇

亡くなった身内の方を供養するために、故人にゆかりのあるご家族やご親族が決まった年に行うのが法事です。
法事と聞くと1周忌や3回忌などが知られていますが、実際には17回忌や33回忌、宗派によっては50回忌と、比較的長期にわたって行うケースもあります。

このうち33回忌は、一般的に「弔い上げ」の節目となるケースが多いことで有名です。
しかし、そもそも弔い上げとはいったいどのようなものであり、なぜ33回忌を節目とすることが多いのでしょうか?

そこで今回終活ねっとでは、法事の中でも33回忌で行われる弔い上げについて見ていくとともに、弔い上げの際の服装や香典などのマナーについていろいろとご紹介していきます。

  • 弔い上げとはどのようなもので、33回忌が節目とされるのはなぜなのか?

  • 弔い上げに参加する際の適切な服装とは?

  • 弔い上げで持参する香典やお布施の金額相場はいくら?

  • 弔い上げとそれ以外の法事の違う点とは?

  • 弔い上げが終わった後に行うこととは?

  • 宗派ごとの弔い上げのタイミングはいつ?

長期にわたって供養してきた故人の弔い上げを考えている方や、準備を行おうとしている方にとって、いろいろと役立つ内容となっています。
ぜひとも最後まで読んでいただければ幸いです。

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弔い上げって?なぜ33回忌なの?

困った人々

弔い上げはたまに法事で聞く言葉ですが、そもそもどのようなものなのでしょうか。
弔い上げとは、故人を供養する法事で一番最後のもので、弔い上げを行った後は故人が成仏したものとみなして法事を行わないのが一般的です。

そして弔い上げのタイミングとされるのが故人の33回忌ですが、昔は1世代を約30年とみなしていたことや、故人が亡くなって非常に長い年月が経っていることが理由とされています。
特に故人が亡くなって30年以上経過すると、故人を直接知る方も非常にご高齢となるため、今後とも故人のために法事を行うのが難しいというのも大きな事情です。

弔い上げに出席する際の服装

葬儀

弔い上げとなる法事を行う際は、着用する服装に注意が必要です。
三回忌以降の服装は、マナーの面では比較的緩いところもありますが、故人に対して行う最後の供養であるため、いつも以上にきちんとした服装を着用します。
具体的には黒系のフォーマルな格好が一般的です。

男性の服装

まず男性の場合は、黒系の上下スーツが基本形です。
インナーには黒無地のネクタイを締めた、白いワイシャツを着用します。

靴や靴下については黒色のものを履き、特に靴は光沢が目立たず、素材も動物を使ったものではないものにする点が重要です。
動物性の素材を使ったものは、仏教で説かれている不殺生の教えに反します。

アクセサリーについては、結婚指輪以外は極力外すのが作法です。
特にネクタイピンや腕時計などのように、日常で着けることの多いものは注意すべきでしょう。

女性の服装

女性の場合は、黒系のスーツやワンピース、アンサンブルなどを着用し、インナーには黒系のブラウスなどを着こむのが一般的な作法です。
スカートの丈は、ひざが隠れる程度の長さが望ましいとされています。

靴は黒系のパンプスを、ストッキングも黒系のものを選びます。
パンプスについてはヒールが程良い高さで、素材が動物性のものには見えないものを履くのが作法です。
ストッキングについては、伝線した場合に備えて予備を1足分用意するのが良いでしょう。

なおアクセサリーは、男性と同じように結婚指輪以外は極力外すのがマナーです。
ただし真珠製のネックレスやイヤリングは、真珠が涙の形に見えるため、1つだけであれば着けて良いとされています。

子供の服装

子供の服装については、まず学校の制服がある場合は、学校の制服を着用します。
しかし制服がない場合は、白いシャツと暗色系のズボンまたはスカートが無難です。
可能であれば、暗色系のブレザーやジャケットがあるとなお良いでしょう。

靴についても学校で決められたものがあればそれを履き、ない場合は暗色系か白色のものを着用します。
この場合はフォーマルな靴でなくても問題ありません。

弔い上げの香典・お布施の金額相場

葬儀

弔い上げが普通の法事に比べて盛大に行うとなれば、香典やお布施の金額相場が気になる方も多いでしょう。
具体的に弔い上げで持参すべき香典やお布施の金額相場は、いくらくらいなのでしょうか。

まず香典については、会食に参加するかどうかで相場が異なってきます。
会食に参加する場合は1人につき2~5万円ほど、参加しない場合は5千~3万円が相場です。
なお妻と一緒に包む場合は、上記の相場で2人分包みます。

一方お布施を包む場合は、3~5万円包むのが相場です。
この相場は49日や1周忌法要といった、極めて重要な法事と同じくらいですが、弔い上げも33回忌やそれ以外で行うにせよ最後の法事であるため、お布施も普段以上に高い相場となります。

他の法事と弔い上げの違い

お墓

故人の33回忌などの節目で行う弔い上げの法事は、ほかの法事とはさまざまな点で異なります。
ここでは弔い上げと普通の法事が持つ違いについて、いくつかの面からご紹介します。
弔い上げの準備などの際にぜひともお役立ていただければ幸いです。

法要を行う場所

まず弔い上げが普通の法事と異なる点として、会場に関する点があります。
普通の法事であれば菩提寺のほか、ご自宅や墓地・霊園の法要室などさまざまな選択肢がありますが、弔い上げについてはお寺で行うのが一般的です。

仏様に対して故人が成仏したことに感謝する意味があるうえ、弔い上げの法事についてはお寺側がすべて段取りをするのが一般的であるためです。
このため基本的に弔い上げの法事は、菩提寺などお寺で行います。

会食

弔い上げの法事が普通の法事と異なる点として次に挙げられるのが、会食のメニューです。
普通の法事の場合、会食で口にするものといえば肉や魚、おめでたい意味を持つメニューを外した精進料理が一般的です。
法事はあくまでも故人を供養する意味があるため、会食もその一環で慎ましくいただきます。

しかし弔い上げの場合は、故人が成仏したことを祝う意味合いがあるために、肉や魚などを使った料理を食べてお祝いするのが一般的です。
今までの法事と異なり、あまり料理の面で頭を使わなくても良いといえるでしょう。

水引

弔い上げがお祝いの意味を持つということは、水引もまた普通の法事と異なってきます。
普通の法事であれば故人への供養の意味を込めて、色が黒白または黄白で、結び切りや淡路結びで結んである水引を使うのが一般的です。

しかし弔い上げはお祝いの意味があるため、色が紅白のもので、結い方が結び切りや淡路結びのものを使います。
お祝い事ではあっても、そう何度もあってほしくないという意味があるためです。

こちらの記事では、33回忌の香典袋についてさらに詳しく紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。

沖縄の弔い上げ

沖縄は国内でも独特の慣習がある地域で、弔事やお墓についても独特さが見られます。
しかし弔い上げについては、基本的に国内の他地域とほとんど変わりません。

沖縄の弔い上げはウワイスーコーと呼ばれ、タイミングも33回忌とすることが多いです。
ただ沖縄の場合は、他地域に比べるとお祝い事として祝う傾向が強いため、香典も祝儀として持参するうえ、服装も暗色系のフォーマルな格好とそこまで作法が厳しくありません。
会食でもお祝い用の料理が出され、参加者で楽しく過ごします。

弔い上げ後に行うこと

お墓

33回忌などを節目に弔い上げを行った後に考えるべきことに、故人のご遺骨や位牌をどうすべきかといった問題があります。
ここでは、弔い上げ後のご遺骨や位牌の処分について見ていきましょう。

遺骨を土に返す

まずご遺骨については、普通のお墓に納骨してある場合は、土に戻したり他のご遺骨と一緒の骨壺に納め直したりします
土に戻すなどすることで、将来別の故人を納骨する際に骨壺や納骨室に余裕が出てくるようにするためです。

また永代供養墓がある場合は、弔い上げとなった故人のご遺骨を他のご遺骨と合祀する方法もあります。
またご家庭の事情によっては、海などに散骨するケースも多いです。

位牌を処分する

ご遺骨の処分とともに、故人の位牌の処分も重要です。
位牌を処分するには、菩提寺などのお坊さんに魂抜きをしていただき、その後お焚き上げするという形で処分します。
そしてご先祖様の位牌に魂入れを行って、合祀するという流れです。

宗派ごとの弔い上げのタイミング

葬儀

一般的に33回忌が節目といわれている弔い上げですが、実際には宗派によってタイミングがさまざまです。
最後にここでは、宗派ごとの弔い上げのタイミングを簡単にご紹介します。
具体的には以下の表に示す通りです。

宗派 弔い上げのタイミング
浄土宗 33回忌または50回忌
浄土真宗 33回忌
真言宗 33回忌
曹洞宗 33回忌または50回忌
日蓮宗 33回忌
臨済宗 33回忌
天台宗 33回忌
真宗 33回忌
融通念仏宗 33回忌
時宗 33回忌
黄檗(おうばく)宗 33回忌

上記のようにほとんどの宗派で33回忌を弔い上げの節目としていることが多いですが、寺院や地域によっても異なることが多いため、詳しいことはお寺などに相談すると良いでしょう。

33回忌の弔い上げについてまとめ

葬儀

今回終活ねっとでは、故人に対する一番最後の法事である弔い上げについて、服装のマナーや香典の金額相場なども含めていろいろと見てきました。
今回の記事で触れた内容をまとめますと、以下の各ポイントの通りです。

  • 弔い上げとは故人に対して最後に行う法事のことで、ご家族の事情や1世代約30年の考え方などから33回忌を節目とすることが多い。

  • 弔い上げに適切な服装は、男性・女性とも黒系のフォーマルな服装が一般的で、子供の場合は制服か暗色系の服装が望ましい。

  • 弔い上げの香典は会食に参加する場合で2~5万円、会食に参加しない場合で5千~3万円で、お布施については3~5万円が相場とされている。

  • 弔い上げは普通の法事に比べ、会場がお寺であることや会食に肉や魚も加わること、紅白の水引が使われること、沖縄では他地域以上にお祝いの雰囲気が強い点で異なる。

  • 弔い上げが終わった後に行うこととして、故人のご遺骨を土に戻したり永代供養墓に合祀したりすることと、魂抜きやお焚き上げなどによる位牌の処分が挙げられる。

  • 弔い上げはほとんどの宗派で33回忌を節目としているが、地域やお寺によってさまざまであるため、事前に確認すると良い。

弔い上げは故人のために行う最後の法事で、33回忌の節目に催すことが多いです。
服装や香典の金額相場は1周忌と同じようなものですが、会食のメニューや水引などでお祝い用にします。
終活ねっとでは、他にも33回忌や法事に関する記事を数多く掲載しています。
今回は言及しませんでしたが、33回忌のお供えについて知りたいという方は以下の記事を参考にしてください。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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