お布施はどんなものがいい?袋の選び方/水引/表書きの書き方も解説

お布施はどんなものがいい?袋の選び方/水引/表書きの書き方も解説

お布施を入れる袋は、どんなものがふさわしいかご存知ですか?今回はお布施の袋の選び方について詳しく解説し、どこに売っているかや選ぶ際の注意点をご紹介します。表書きの書き方やお布施の入れ方など、お布施に関するその他のマナーもご紹介します。

2019-11-03

お布施にふさわしいものについて

仏壇

葬儀や法要で読経をしていただいたり、戒名をつけていただいた時は、僧侶にお布施をお渡しします。

皆さんはお布施の袋はどんなものがふさわしいかご存知ですか。
お布施は香典とは違うので、どのように包むのかについて詳しく知らない方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回終活ねっとではお布施の袋の選び方について、その他水引きや表書きに書き方などにも触れながら解説していきます。

  • お布施の袋はどこに売っているの?

  • お布施の袋に水引は必要?

  • お布施に不祝儀袋を使ってもいいの?

  • お布施の封筒を選ぶ際の注意点を解説

  • お布施の書き方とお金の入れ方をご紹介

  • お布施の奉書紙の包み方の順番をご紹介

以上のことを中心にお伝えします。
お布施の包み方に疑問をお持ちの方の参考になるよう解説いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。

法事・法要の際お布施の金額がはっきりとしていないことに不安を感じる方は、終活ねっとのお坊さんをぜひご利用ください。

お布施の袋の選び方は?

葬儀

何も包んでいない状態でお布施をお渡しするのはマナー違反ですので、ふさわしい袋に包む必要があります。
ですがどんな袋を使えばいいのでしょう?

ここではお布施の袋を選ぶ時の注意点を解説します。

コンビニやダイソーなどの100均で購入可

お布施の袋はどこで購入できるのでしょうか?
お布施の袋は文具店や大型スーパーのほかに、コンビニやダイソーなどの100均のお店でも購入できます。

コンビニや100均では、冠婚葬祭に使う様々な袋を取り扱っています。
コンビニでしたら近所で購入できるので、いざという時も安心ですし、100均のお店があれば安価で購入することができて有難いですね。

お布施の袋は、通常は文房具や封筒のコーナーに用意されています
「御布施」と印刷されている封筒を探して購入しましょう。

郵便番号欄のない白封筒

封筒の種類の取り扱いが少ないお店には、「御布施」と書かれた封筒が置かれていないかもしれません。
その時は白い無地の封筒を購入すれば問題ありません。
お布施を入れるのに、白い封筒を使うのは一般的です。

ただし郵便番号欄が印刷された封筒は使えないので注意しましょう
お布施を包むことが目的なら、無地の真っ白な封筒を選んでください。

水引の種類と色について

基本的にお布施の袋に水引は不要です。

水引はご祝儀や不祝儀を包む時に用いる飾りですから、お礼のしるしであるお布施の袋には使いません。
お布施は白い封筒や奉書紙に包んで、水引をかけずにお渡しするのが一般的です。

ですが購入したお布施の袋には、水引が付いているかもしれません。
また地域によっては、水引をかけるのがマナーという所もあります。

水引をかける場合は、結び切りやあわじ結びのものを使いましょう
結び切りの水引は「二度とあってほしくない」「繰り返したくない」という願いが込められており、弔事や一度だけのお祝い事に使われます。
あわじ結びも結び切りの一種です。
ほどくことが難しいため、「末永くおつきあいしたい」という意味を持ちます。

水引の色については、双銀や白黒を用いることが多いですが、関西地方では白黄の水引が主流です。
例外として、お墓や仏壇の開眼供養のみを行う時は慶事と捉え、紅白の水引で熨斗のない祝儀袋を使います。
ただし開眼供養と納骨法要が一緒に行われる場合のお布施は、祝儀袋にせず白い封筒を使いましょう。

不祝儀袋でもいいの?

お布施の袋が手元に無い場合、不祝儀袋を使ってもいいのでしょうか?

お布施は僧侶にお渡しする謝礼ですので、本来は弔事に使う不祝儀袋を使用しません
お布施を入れるのは普通の白い封筒で問題がなく、立派な袋を用意しないと失礼にあたるといった心配は無用です。

ただ市販されているお布施の袋の中には、不祝儀袋と同じく結び切りやあわじ結びの水引が付いているものがあります。
不祝儀袋と同様の袋を選んでもいいのか迷う人がいるでしょうが、そうしたお布施の袋を使うのは問題ありません

またお寺には弔事にお世話になる機会が多いことから、不祝儀袋にお布施を包む人もいます。
不祝儀袋にお布施を包むことも可能であり、地域によっては普通に見られる光景です。
不祝儀袋を使う時は表書きを記入し、水引をかけるようにしましょう。

ですが「御佛前」「御香典」など、既にほかの表書きが入っている不祝儀袋を使うことはできません。

封筒を選ぶ際の注意点

上でも述べましたが、お布施は僧侶への感謝のしるしですので、袋を豪華にする必要はありません。
高額のお布施を包む場合は、お札が入りやすいように大きめのサイズでできた専用の袋を使うことがあります。
ですがそれ以外の通常のケースでは、簡易な白い封筒で大丈夫です

ただし中が二重になっている封筒は避けるようにしてください。
二重の封筒には「不幸が重なる」というイメージがあり、お布施を入れるのに相応しくないと考えられています
お布施は一重の封筒に入れるか、奉書紙で包むようにしましょう。

水引が付いたお布施の袋や不祝儀袋を使う場合は、中袋がセットになっていますが、中袋は二重の封筒とは異なるものです。
ですから中袋を使って構いませんし、または中袋を使わず外包みに直接お布施を包んでも問題ありません。

お布施の書き方

葬儀

ここでお布施の書き方も確認しておきましょう。
表書きや裏書き、名前の書き方には注意すべきポイントがあります。
以下、お布施の袋の記入方法を解説します。

お布施の表面の書き方

お布施の表書きは、「御布施」や「お布施」とするのが一般的です
宗教・宗派によりふさわしい表書きの文字は異なりますが、「御礼」は仏教のみならず、キリスト教や神道など仏教以外の宗教でも広く使われます。

表面の下段には、施主の苗字か○○家、もしくはフルネームを書きます。

ですが表面は必ず記入しなければならないものではありません。
上段のお布施の文字だけを記入し、名前は書かないこともありますし、全く何も書かず無地のままでも失礼にはあたりません。

お布施の裏面の書き方

お布施の裏面の左下には、縦書きで住所と名前を書くようにしましょう。
縦書きで記入し、住所に数字が含まれる時は漢数字を使います。
そして右下には、包んだ金額を旧字体の漢数字で記入します。

金額も必ず書くと決まっているわけではありませんが、書いておいた方が寺院で管理がしやすいため、なるべく記入しておきます。

住所や金額は細かい文字になるため、毛筆で書くのは難しいかもしれません。
その場合は筆や筆ペンの代わりに、サインペンを使っても構いません
ただし見た目の印象を考えると、ボールペンは避けた方が無難です。

金額の具体的な記入方法は、後の項目でご紹介します。

自分の「名前」の書き方は?

お布施の表面に施主のフルネームを書いた場合は、裏面にもう一度書く必要はありません
表面が苗字のみまたは空白である時は、裏面に住所を書き、その左隣にフルネームを書くようにしましょう。

誰が渡したものか、お寺の方でわかるようにしておくためです。

お布施は濃墨?薄墨?

お布施の袋の文字は濃墨で書きましょう。

香典袋には薄墨を使うので、薄墨にした方がよいのか迷う方も多いかと思います。
弔事の不祝儀袋に薄墨で書くのは、「悲しみの涙で墨が滲んでしまった」「急いで駆けつけたので墨を十分にすれなかった」といった弔意を示すためです

お布施は謝礼ですから、そうしたお悔やみの気持ちを込める必要はありません。
毛筆の濃墨で書くようにしてください。

毛筆を使うのが難しい場合は、筆ペンを使います。
筆ペンにも濃墨と薄墨がありますので、正しく使い分けるようにしましょう。

漢数字の書き方

お布施の金額は縦書きで書きますが、漢数字は大字と呼ばれる旧漢字を使います。
お布施やのし袋の金額を書くのに大字を使うのは、数字を改ざんできないようにするためといわれています。
旧漢字に関しては、以下の表を参考にしてください。

書き方としてはまず金額の頭に「金」の文字を入れ、次に一万円なら「壱萬圓」、十万円なら「壱拾萬圓」と、包んだ金額を大字で書きましょう。
金額の最後には「也」をつけますので、例えば三万円を包んだ時は「金参萬圓也」となります
ただし封筒の裏に横書きの金額欄があれば、漢数字を使わずにアラビア数字で記入して構いません。
その場合も金額の頭には「金」または「¥」をつけ、コンマを打って金額を書き、最後に「円」またはハイフンを付けましょう。

漢数字 大字(旧漢字)

お布施の奉書紙の包み方の順番

仏壇

お布施をより丁寧に包みたい時は、奉書紙を使います。
ここで奉書紙での包み方についても学んでおきましょう。

奉書紙はしっかりとした白い和紙でできており、文具店やインターネット上で手に入ります。
奉書紙には裏表があり、ツルツルした面が表で、ザラザラした面は裏です。

お布施は不祝儀ではなくお寺に差し上げる謝礼ですから、奉書紙で包む時は慶事と同じ包み方をします。
具体的な包み方は以下のとおりです。

  • 奉書紙に包む前に、半紙でお札を包んで中包みにします。

  • 奉書紙の裏面を上にして広げ、お札の顔が上になるようにして中央に置きます。

  • お札の形に合わせて奉書紙を左→右→下→上の順に折ります。

  • 上側の折り返しに下側をかぶせておきます。

お布施の入れ方について

お金

お布施を包む時は、お札の向きをきれいに揃えて入れましょう。
お布施のお金の入れ方をご紹介します。

お布施袋の表面に肖像画が見えるように

お札の入れ方は、肖像画の面がお布施袋の表に来るようにしましょう

香典の入れ方とは逆になりますので、注意が必要です。
前述のようにお布施は不祝儀ではないため、慶事と同じにするのが正しい入れ方です。

お札の上下の向きに注意!

お札の上下の向きも慶事と同様ですので、肖像画が上になるように入れます
正しく入れるとお札の肖像画は、表書きの「御布施」と書かれている部分にちょうど重なる状態になります。

袋から取り出した時に、人物の顔が先に見える方向にすると覚えておきましょう。

お布施は新札でもよい

香典袋に新札を避けるのは、「急な不幸で新札を用意する時間もなかった」というお悔やみの気持ちを示すためです。
お布施は香典と違いあらかじめ準備しておくものですから、新札を使って構いません

お布施は寺院に対するお礼ですから、むしろ新札の方が望ましいです。
新札が用意できない場合でも、なるべくきれいなお札を包むようにしましょう。

正しいお布施についてのまとめ

仏壇

いかがでしたか?
今回終活ねっとではお布施にふさわしい袋の選び方を解説してきました。

本記事の内容をまとめると以下のようになります。

  • お布施の袋は文具店やスーパーのほかに、コンビニや100均のお店でも購入することができ、「御布施」と印刷されていなくても白い無地の封筒を選べば問題ない。

  • 白い封筒でも郵便番号欄が印刷されたものや、中が二重になった封筒はお布施にはふさわしくないので注意する。

  • お布施の袋に水引をかける必要はないが、かける場合は結び切りやあわじ結びを選び、色は双銀や白黒、関西では白黄のものを使う。

  • お布施を包む時は基本的に不祝儀袋を使わないが、不祝儀袋と同じ形で「御布施」と印刷されているものや、表書きのない不祝儀袋であればお布施に使うことは可能である。

  • お布施の袋の文字は濃墨で書き、表面の上段には「御布施」や「お布施」、下段には施主の苗字か○○家、もしくはフルネームを書くが、名前や表書きを書かない場合もある。

  • お布施の裏面の左下には住所と名前を書き、右下には包んだ金額を旧字体の漢数字で記入する。

  • お布施を奉書紙で包む場合は、半紙に包んでから奉書紙の裏面の上に置き、左→右→下→上に折ったら、上側の折り返しに下側をかぶせておく。

  • お布施のお札はなるべく新札かきれいなものを用意し、お札の肖像画が袋の表面の上部に来るように入れる。

お布施の袋は立派なものでなくても問題ないことや、お布施は不祝儀とは異なる謝礼であることがお分かりいただけたかと思います。
感謝の気持ちがきちんと伝わるよう、お布施の準備も正しいマナーに則って行うことが大切です。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

終活ねっとではこの他にも終活に関する記事を多数掲載しています。
お布施の渡し方や渡すタイミングについて知りたいという方は、以下の記事で詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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