法事で出す饅頭は?お供え物/引き出物/お茶出しなど場面別に解説!

法事で出す饅頭は?お供え物/引き出物/お茶出しなど場面別に解説!

法事の際に定番のお菓子と言えばやはり饅頭ですね。ご供物として、引き出物として、おもてなしの茶菓子として喜ばれる饅頭ですが、なぜ法事には饅頭が選ばれるのでしょうか。場面別の饅頭を出す意味や選び方、マナーについてご紹介します。

最終更新日: 2020年02月10日

法事の饅頭について

仏壇

法事の際に欠かせないお菓子といえば、饅頭ですね。
しかし、どうして法事の際には饅頭を出すのでしょうか。
また、饅頭を出すタイミングや出し方はどうすればいいのでしょうか。

今回「終活ねっと」では、知っているようで意外と知らない、法事と饅頭の関係についてご紹介します。

  • 法事における饅頭の3つ(供物、引き出物、お茶出し)の役割

  • 饅頭を出すときのマナー

  • 地域別法事の饅頭の違い

  • 法事の饅頭の作り方

  • 法事で出すと喜ばれるお菓子

以上のことを軸にしてお話していきます。
法事に役立つだけではなく、他の地域の饅頭や饅頭のレシピなど、詳しい情報が満載です。
ぜひ最後までお読みください。

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葬式饅頭とは?

仏壇

葬式饅頭とは、名前の通りお葬式の際に出される饅頭のことです。
また、法事の際に出される饅頭のことも葬式饅頭と言うことがあります。

葬式饅頭の役割は大きく分けて供物、引き出物、お茶出しの3つがあります。
次項から、葬式饅頭の3つの役割について詳しくお話していきましょう。

供物としての饅頭

仏壇

法事の際に出される饅頭の役割の一つが供物です。
供物とは、故人や仏様への感謝と、ご遺族へのお悔やみの気持ちをこめて贈るものです。
ご香典やお花も供物の一つです。

供物としてお菓子が贈られることも多いですが、その中でも饅頭は代表格です。
なぜ饅頭が供物として選ばれるのか、どのようにお供えすれば良いのかも詳しくご紹介しましょう。

饅頭をお供えする意味は?

饅頭の起源は諸説あります。
その中の一つが、中国の三国時代を代表する軍師「諸葛孔明(しょかつこうめい)」が登場する中国故事です。

諸葛孔明が兵士を引き連れて国に帰る途中、氾濫した川にさしかかります。
その土地では、49人の頭を川の神に差し出せば氾濫は収まる、と言い伝えがありました。

しかし、諸葛孔明は人命を犠牲にするわけにはいかないと考えました。
そこで、小麦粉をこねて山羊の肉を入れ、人の頭に模したものを49個作り、川の神にお供えしました
すると氾濫は見事に収まったのです。

その土地の名前「蛮地」から、その食べ物は「蛮頭(ばんじゅう)」と呼ばれるようになり、大地を鎮める力があると考えられるようになりました。

それが転じて、神様や仏様など神聖な存在に捧げられる供物となったのです。

お供えする数は?

饅頭に限らず、供物は奇数にするのが良い、また4は「死」、9は「苦」を連想させるので良くないということも聞かれます。

しかし、明確なルールはなく、宗派やその家々によっても考え方は違います
例えば浄土真宗の場合は、4や9は縁起が悪いといった考えは一切否定されています。

大切なのは故人や仏様を敬う気持ちです。
心をこめておいしい饅頭を選ぶのが一番でしょう。

それでも気になる場合は、その土地にある和菓子屋さんなどにルールを聞いてみると良いかもしれません。

供え方は?

法事に参列する側として供物を持っていく場合は、勝手にお仏壇にお供えはせず、施主(せしゅ)にお渡しするようにしましょう。

また、自分が施主で、参列者様から供物を頂いた場合は、お仏壇にお供えします。
大きなお仏壇で、三段に分かれている場合は中段に置きます。
これは食べ物のお供えに順番があり、上からこのようになっているためです。

  • お仏飯

  • お餅

  • お菓子

  • 果物

上記のようにお仏飯は上段に、お餅とお菓子は中段に、果物は下段に置きます。

置く際に包装を取ってしまうと、硬くなっておいしくなくなってしまいます。
箱入りの場合はふたを開けて中が見える状態にしておくだけで大丈夫です。

小さいお仏壇の場合は、手前にある棚や台の上に乗せます。
箱が大き過ぎて置けない場合は、半紙を敷いた上に個包装のまま並べて置くと良いでしょう。

引き出物としての饅頭

仏壇

法事の際には、ご参列くださった方から頂くご供物のお返しとして、引き出物を準備します。
この引き出物として昔から選ばれていたのも饅頭です。
昔は甘いものが貴重品でしたから、饅頭は法事や祝事の際にしか食べられないご馳走でした。

今では饅頭以外にもたくさんのお菓子があり、手軽に食べられるようになりました。
それでも、引き出物としての饅頭の人気は根強いものです。

ここでは、饅頭を引き出物として選ぶメリットや選び方をご紹介しましょう。

引き出物として饅頭を選ぶメリット

引き出物として饅頭を選ぶ主なメリットは以下の通りです。

  • 定番である

    法事の引き出物として饅頭は定番です。
    しきたりに厳しいお家にも受け入れられるため、安心してお渡しすることができます。

  • 日持ちがする

    一般的な饅頭は1週間~10日程度持つため、ゆっくり召し上がっていただけます。

  • お年寄りでも食べやすい

    日持ちするからと言って、おかきやおせんべいなど硬いものをお渡しすると、お年寄りは食べられない、ということがあります。
    また、珍しいお菓子を選ぶと、好みに合わないこともあります。

    饅頭なら柔らかく、食べ慣れたあんこの味ですから、お年寄りに食べやすく喜ばれます。

以上の理由から、引き出物に迷った場合は饅頭を選ぶと良いでしょう。

饅頭を選ぶ際の注意点

饅頭と一口に言っても、種類は様々です。
一般的な法事用の饅頭が無難ですが、おいしいと評判の饅頭をお取り寄せしてお配りするのも喜ばれますよね。

しかし、選ぶ時に必ず押さえておかなければならないポイントはあります。
詳しくご紹介しましょう。

なるべく個包装されているものを選ぶ

引き出物は参列者の方がご自宅に持ち帰って召し上がります。
しかし、すぐに召し上がるとは限りません

饅頭が個包装されていないと、時間が経つと硬くなりおいしくなくなってしまいます
饅頭はなるべく個包装されているものを選びましょう。

賞味期限は?

一般的な饅頭は日持ちしますが、中には当日中に食べないといけないものもあります。
そういった饅頭はこだわりもあり、おいしいものが多いため引き出物として選びたくなります。

しかし、受け取る側のことを考えると、すぐに食べないといけない饅頭を渡されると困ってしまうかもしれません

引き出物として饅頭をお渡しする場合は、賞味期限が長めのものを選ぶと良いでしょう。

「終活ねっと」では,以下のリンクの記事で法事で渡す引き出物について解説しています。
饅頭以外にも人気の品物を説明しているので、ぜひ参考にしてください。

法事でもてなす時の饅頭

仏壇

法事に参列してくださった方に対するお礼として料理や茶菓子をふるまっておもてなしをします。
また、お経を上げてくださったお坊さんへのお接待として、茶菓子を出してもてなすこともあります。

このおもてなしの茶菓子としても、饅頭が出されることが多いです。
引き出物と同じく、甘いものが貴重だった昔には嬉しいお接待になったことでしょう。

次項からは、お坊さんにもてなしとして饅頭をお出しする際の注意事項についてお話します。

出す数は?

法事の際、お坊さんが茶菓子を持ち帰ることが多くなりましたが、基本的にもてなしの茶菓子はその場で食べることを前提としてお出しします

ですから、あまりたくさん出し過ぎるとお坊さんを困らせてしまうことになります。
1~2種類のお饅頭を合わせて1~3個ほど出すと良いでしょう。

出し方は?

お坊さんにお出しする場合は、到着された時と、法要が終わってからと2回お出しします。
お持ち帰りがしやすいように、個包装のものを選ぶか、懐紙を準備しておきましょう。

お出しする際には、相手から見て右にお茶を、左に饅頭を置きます。
机がある場合は、茶菓子はお皿に乗せ、そのまま机の上に置きます。
机がない場合は、饅頭を懐紙に乗せ、お茶と一緒に小さなお盆に乗せてお出しします。

法事の饅頭に関するマナー

仏壇

法事の饅頭は単なるお菓子ではありません。
供物や引き出物、おもてなしの茶菓子として、故人や仏様を尊ぶ気持ちや参列者への感謝の気持ちを表すために大切なものです。

法事の饅頭を用意する際に、気を付けておきたいマナーをご紹介します。

饅頭を用意する際ののし紙の掛け方

引き出物として用意する場合はのし紙(水引が印刷された紙)をつけます。
水引は一般的には黒白の結びきりを使いますが、黄白のものを使う地域もあるようです。
もちろん、のしがついたものはマナー違反です
水引の上段に「粗供養」もしくは「志」と書き、下段に施主の名前を書きます。

のしを掛ける位置として、包装紙の上からかける外のしと、引き出物に直接のし紙を掛け、その上から包装する内のしがあります。
外のしが一般的ですが、控えめな気持ちを表したい、贈り物である時を強調したくない場合は内のしを選びます。

供物の場合も一般的には黒白の水引が印刷されたのし紙を使います。
上段に「御供」、下段に送り主の名前を書きます。

持参する場合は外のしにした方が、誰からの供物か分かるので施主の方に喜ばれるでしょう。
地域によって違いますので、地元のお店やご近所の方に確認するようにしてください。

饅頭の色に決まりはあるの?

後ほどご紹介しますが、関東では緑と白、関西では黄色と白の饅頭を出すのが一般的です。
しかし、この饅頭でないといけないという決まりはなく、派手な見た目の饅頭を供物として持って行ってはいけない、と言う人もいます。

地域や宗派での決まりを考慮に入れつつ、ある程度は自由に選んでも構わないでしょう。

饅頭は地域で異なる?東京や名古屋は?

人々

ここでは地域ごとの法事の饅頭をご紹介します。
聞いたことも見たこともない饅頭もあり、驚かれる方もいるかもしれませんね。

北海道

北海道では法事の際に中華饅頭を出します。
半分に折って三日月形になったどらやきのような見た目をしています。
法事だけではなく、普段から食べられていたようです。

東北

東北では法事の際、春日饅頭を出します。
小判型の饅頭でこしあんが入っており、表面にシノブヒバと呼ばれる木の葉の型が焼きつけられています。
これは故人を偲ぶという意味が込められています

関東

関東地方では、先ほどご紹介した春日饅頭のほか、青白饅頭が法事の際に供されます。
丸く小さな饅頭で、白と緑の対になっています。
緑色の方は抹茶で色付けされています。
あんは主にこしあんですが、粒あんのものもあります。

関西

関西地方の法事では、黄白饅頭が使われます。
名前通り黄色と白が対になった饅頭です。

上新粉に大和芋を練りこんだ皮にあんを入れ、ふっくらと蒸しあげたものです。
こちらも主にこしあんですが、粒あん入りのものもあるようです。

山芋のことを「薯蕷(じょうよ)」と呼ぶため、黄白饅頭のように山芋を使った饅頭を「薯蕷饅頭」といいます。
「上用饅頭」と書くこともあります。

薯蕷饅頭の作り方については、後ほど詳しくご紹介します。

沖縄

独特の文化を持つ沖縄では、法事に当たる「年忌焼香(ニンチスーコー)」がおこなわれます。
その際に、「盛菓子(むいぐぁーし)」と呼ばれるお菓子を盛りつけたお皿がお供えされます。

7種類の琉球菓子を盛りつけたもので、そのうちの一つが白饅頭です。
小さめのあんまんのような饅頭です。

法事での饅頭のレシピは?

人々

関西で良く法事に出される薯蕷饅頭の作り方を簡単にご紹介します。
準備するのは大和芋、上新粉、砂糖、あんです。

  • 大和芋を水につけ、あく抜きした後にすり下ろして砂糖を混ぜます。

  • 上新粉の上に広げ、しっかり混ぜ込んでいきます。

  • その生地で丸めたあんを包み、蒸し器で蒸せば完成です。

饅頭以外の人気のお茶菓子

仏壇

法事には饅頭を出さないといけないという決まりはありませんから、他のお菓子を出すのも良いでしょう。

もなかのような他の和菓子や、洋風の和菓子も喜ばれます。
いずれも賞味期限が長めのもの、個包装されているものを選びましょう。

また、故人の好物をお供えするのも良いでしょう。
お坊さんがお好きなら、コーヒーと洋菓子でお接待するというのも気がきいています。

基本的なルールを押さえるのはもちろん大切です。
ですがそれに加えて相手に合わせた配慮ができると、なお素敵ですね。

法事の饅頭についてまとめ

仏壇

今回は、法事の饅頭についてお話をしてきました。
最後にもう一度振り返ってみましょう。

  • 葬式饅頭は葬式の時に出される饅頭だが、法事の際の饅頭をそう呼ぶこともある。

  • 供物としての饅頭には仏様と故人に感謝し、ご遺族へのお悔やみを表すものである。

  • 引き出物としての饅頭は供物をくださった参列者への感謝を表すものである。
    個包装されているもの、日持ちするものを選ぶと良い。

  • もてなしの際に出す饅頭は、その場で食べることを想定して選ぶ。

  • 法事の饅頭にはのし紙を掛ける。
    掛け方は地方によって違う。

  • 地域によって法事の饅頭は違う。

  • 薯蕷饅頭は山芋と上用粉を蒸しあげて作る。

  • 饅頭以外にも、他の和菓子や洋菓子を相手の好みを考えつつ出すのも良い。

甘いお菓子は、人の心をほっとくつろがせてくれるものです。
参列者の皆様やお坊さんに喜んでいただけるよう、饅頭の選び方や出し方にも気を配りたいものですね。
以下の記事では法事のお供え物について、金額相場やマナーを紹介しています。
詳しく知りたいという方は、ぜひご覧ください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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