法事の準備を確認!始める時期/香典/費用/お布施/服装を解説!

法事の準備を確認!始める時期/香典/費用/お布施/服装を解説!

亡くなった大切な方に思いを馳せつつ、彼らを供養する法事は故人にゆかりのある方にとっては大切な行事です。法事を行うには事前の綿密な準備が必要ですが、いつごろからどのようにすれば良いのでしょうか。今回は法事の準備について、立場ごとの流れで見ていきます。

最終更新日: 2020年02月29日

法事の準備について

葬儀

亡くなった身内の方などのために行う法事は、彼らの成仏を願ったり供養したりするための大切な行事です。
法事を行うには葬儀ほどではないにせよ、事前に綿密な準備が必要となります。

特に法事を行うのが初めてという方や、あまり法事の準備をしたことのない方にとって、法事に向けていつごろからどのように進めれば良いのかわかりにくいものです。
しかしあらかじめ何をするべきなのか、いつ頃から行うべきなのかを把握しておけば、法事当日に向けた準備も随分と楽になるでしょう。

そこで今回「終活ねっと」では、法事に必要な準備について、いつごろからどのように行うべきなのかを見ていきます。
特に施主や参列者など立場ごとの準備の仕方を詳しく見ていきましょう。

  • 法事とはどのような行事なのか?

  • 法事の準備はいつから行うものなのか?

  • 法事の準備に必要な費用はいくらなのか?

  • 法事での宗派ごとの仏壇を飾る方法とは?

  • 法事当日にやることとは?

近いうちに法事を行う予定のある方や、法事の案内を受け取っているという方にとって、いろいろと役立つ内容となっています。
ぜひとも最後まで読んでいただければ幸いです。

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法事とは

葬儀

法事は葬儀と同じように、故人をお弔いするための行事とされていますが、いったいどのようなものなのでしょうか。
法事とは、葬儀が終わった故人を供養したり、極楽浄土への生まれ変わりを願って行われる行事のことです。

仏教では亡くなった方は四十九日で成仏するとされていますが、場合によって煩悩に苦しむ世界である六道のいずれかに生まれ変わることがあるとされています。
このため故人がなるべく極楽浄土に成仏できるよう仏様にとりなす意味で、法事を行うのが一般的です。

いつから法事の準備をする?

葬儀

法事を行う場合、葬儀ほどではないにせよ、事前に綿密な準備を進めていく必要があります。
ここでは法事に参加する立場ごとに、どのような準備がいつごろから必要なのかについて詳しく見ていきましょう。

法事を主催する施主

法事に関わる人々の中でも、施主など故人に直接関係しているご遺族は法事を主催する立場です。
最も法事を準備するべき立場ともいえるため、時間に余裕を持って法事の準備を進めていく必要があります。

2〜3ヶ月前

法事の準備は遅くとも2~3ヶ月前に始めると良いでしょう。
法事の準備で最初に手を付けるべきこととして、以下に挙げられる日時や参列者、会場を決めることが重要です。

日時を決める

法事関係で決めることの中で、一番最初に手を打ちたいのが日時の決定です。
法事には四十九日法要や一周忌法要、三回忌法要などがありますが、日時を決める場合はそれぞれの節目直前の土日祝日が良いとされています。

土日祝日の方が比較的参列者が集まりやすいうえ、仏教ではそれぞれの節目の後で法事を行うことが縁起が悪いとされているためです。

招待する参列者を決める

日時が決まったら、次に法事に招待する参列者を決めます。
一般的には一周忌までであれば、故人のご親族に加えて、故人を親しかった知人や友人も招待しますが、三回忌以降はご遺族とご親族のみ招待するのがおおよその傾向です。

法事の会場を決める

法事の日時や参列者を決めると同時に、会場の手配も進めておくことは非常に重要です。
法事の会場はご自宅か菩提寺、墓地・霊園の法要室などがあります。

特に菩提寺がある場合は、極力菩提寺の本堂で行うようにするとともに、菩提寺の僧侶と日程調整することも重要です。
もし菩提寺の僧侶と日程が合わない場合は、同じ宗派で別の僧侶を紹介してもらいます。

ここでやってはいけないのが、菩提寺の僧侶に相談することなく別のお寺に依頼することです。
相談なしに別のお寺に依頼すると、後になって菩提寺とのトラブルになることもあります。

僧侶を手配する

菩提寺がある方は、基本的には菩提寺の僧侶に依頼しましょう。
しかし、近年はさまざまな事情で菩提寺を持たない方も少なくはないです。
そのような場合に便利なのが僧侶手配サービスです。
僧侶や寺院関係への支払いは、お布施やお車代が不明瞭で高額になりがちですが、僧侶手配サービスなら、お布施が定額でいくらお渡しすれば良いのかと悩む必要もありません。

以下の記事では、僧侶派遣サービスを一括比較しております。
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1ヶ月前

法事まで1ヶ月となったら、招待したい参列者に案内状を送ったり、当日仏壇にお供えする供物や供花の用意をします。

案内状を送る

招待したい参列者に案内状を送る場合は、法事の日時や会場などについて記した書面の他、参加の可否を返送できるように返信はがきも準備します。
案内状を作成する際のポイントとして、まず句読点を使わないことや忌み言葉を避けることが重要です。

特に忌み言葉については、「ますます」などの重ね言葉や生死を直接示す表現などがあり、いずれも縁起が悪いとされています。

また返信はがきを返送してほしい期限についても忘れずに記すべきです。
期限を書き忘れると、法事の準備そのものにも支障をきたすことになるでしょう。
このほか服装について、平服で参列してほしい旨があれば忘れずに記します。

供物・供花の用意

法事でお供えする供物や供花は、基本的に葬儀やお墓参りでお供えするものと同じです。
具体的には線香やろうそくのほかに飲食物が挙げられ、季節の野菜や果物、故人が好んでいたお菓子などをお供えします。
お菓子については物持ちが良く、法事後に分けやすい個別包装のものであることが重要です。

供花についても故人が好んだ種類のものや季節のお花が良いとされています。
ただし仏教の場合は、毒のあるものや棘を持っているもの、香りの強いものはお供えとして不適切とされていますので、これらの種類は控えるようにするべきです。

案内状の返信が届き次第

招待したい方々に送った案内状に対し返信が届いたら、当日にお渡しする引き出物や法事の一番最後に行う御斎(おとき)の準備も行います。

引き出物の用意

法事の引き出物は、基本的に香典を持参した方に対してお渡しします。
このため引き出物の相場も香典の金額に合わせて準備しますが、一般的には東日本の場合で香典の半額、西日本の場合で3分の1です。
このため1万円の香典に対しては、3千円~5千円程度の品物を準備します。

また品物の内容についても、ご不幸がなくなるようにという意味で消えものを準備し、お茶やお菓子といったの飲食物や、洗剤やタオルなどの日用品を用意するのが一般的です。
カタログギフトや商品券を包むケースも増えていますが、相手に応じて準備すると良いでしょう。

御斎(おとき)の手配

御斎とは法事の一番最後に行う会食のことで、一般的にはレストランや料理店などで行われます。
また菩提寺の別室で行うこともありますが、その場合は僧侶との日程調整と合わせて相談すると良いでしょう。

御斎では弔事用の料理が出されるのが一般的です。
このためエビやタイなどおめでたい意味を持つ料理が出されないように、事前に先方へ伝えておくことも欠かせません。

前日

法事の前日には、主にお布施や御車代などの用意や確認をしたり、仏壇の飾りを確認したりするのが主なやるべきことです。

お布施や御車代の用意・確認

お布施は法事で読経していただいた僧侶にお渡しする謝礼で、法事の場合は1~5万円が一般的な相場とされています。
また法事を菩提寺以外で行う場合は、交通費代わりとして御車代を用意する必要もあり、こちらは5千円~1万円が相場です。

ほかにも僧侶が御斎に参加できない場合は、会食代わりとなる御膳料の準備も必要で、こちらも用意する際は5千円~1万円が相場とされています。
なおこれらの僧侶にお渡しする謝礼は、すべて新札で包むのが作法です。

仏壇の飾りの確認

法事の前日には仏壇の飾りも確認する必要があります。
仏壇の飾りは宗派によって異なるため、念のため宗派ごとの作法にかなっているかどうかを確認すると良いでしょう。

親族など参列者

法事に参列する親族なども、当日に向けた準備が必要です。
主なものとして、案内状の返信や香典・服装などの準備が挙げられます。

案内状が届き次第

参列者が行うべき準備は、施主から案内状が届いたところから始まります。
案内状が届いた時点で、以下の準備を行うようにすると良いでしょう。

案内状の返信

施主から案内状が届いたら、なるべく早いタイミングで返信はがきを使って参加か欠席のどちらかを知らせます。
遅くとも2週間前までには施主のもとに返信が届くようにするべきです。

香典の用意

法事に参加する旨を返事したら、香典の準備をします。
法事の場合、故人が血縁関係にある場合は1~3万円血縁関係にない場合は5千~1万円程度包むと良いでしょう。
なお会食に参列する場合は1~2万円多めに包み、夫婦で参列する場合は2人分の香典を準備します。

香典は、表書きやお札の入れ方など知っておくべきマナーが金額相場以外にもたくさんあります。
香典についてより詳しく知りたいという方は、こちらの記事をご覧ください。

服装の確認

法事当日に着用する服装の準備も重要です。
基本的には男性であれば黒系のスーツと、黒ネクタイを締めた白のワイシャツ、女性であれば黒系のスーツやワンピースに、インナーが黒系のものを着用します。
なお平服で指定されている場合は、暗色系のものを着用するのが一般的です。

子供の場合は学生服か、学生服がない場合は地味な色合いのズボンと白ワイシャツを着用しますが、大人の場合ほど厳しくありません。

法事の服装についてより詳しく知りたい方は以下の記事もあわせてお読みください。
靴やアクセサリーのマナーまで解説しております。

供え物の用意

また地域によってはお供え物を準備する必要があります。
故人が好んだお菓子やお花、線香などを持参するのが一般的です。
ただ地域差が大きいために、念のため事前にお供え物の持参が必要かどうかの確認が欠かせません。

前日

法事前日には持ち物の確認に加え、遠方から参加する場合は近くで前泊が必要であるケースもあります。

遠方の場合は前泊など

遠方から法事に参列する場合は、当日疲れを感じることなく参列できるように前泊する必要もあるでしょう。
もし前泊する場合は、当日の集合時間に加えて、当日の手伝いなどの関係で親戚の家に泊まる必要があるのかどうかなどの確認も必要です。

香典など持ち物の確認

前日に前泊するにせよ、当日に出発して会場で合流するにせよ持ち物の確認は欠かせません。
香典のほかにも数珠やハンカチ、袱紗などは最低でも必要であるため、当日会場に着いてから忘れ物をしていたということがないように、事前に確認しておくと良いでしょう。

法事の準備にかかる費用は?

お金

施主が法事の準備をする際、いくらくらい費用がかかるのかという点も気にかかるところです。
法事では僧侶にお渡しするお布施以外にも、会食代や引き出物の費用が必要となります。

お布施は1~5万円で、会食代は1人につき3~5千円程度、引き出物も1人につき3~5千円程度が相場です。
仮に20人が参加する場合で計算すれば、最低で13万円程度、最高でも25万円程度という計算になります。

このほか御車代や御膳料、墓地・霊園の法要室使用料が必要な場合は、追加で5~6万円ほど必要となるでしょう。

お布施は包む封筒や水引、表書きの書き方など気を付けるべきポイントが多く悩む方も少なくないです。
お布施のマナーについてより詳しく知りたいという方は、こちらの記事をご覧ください。

法事の際の宗派別仏壇の飾り方

仏壇

仏式で法事を行う場合、宗派ごとに仏壇の飾りを整える必要があります。
ここでは各宗派ごとに必要な仏壇の飾りをご紹介していきましょう。

また、終活ねっとでは、位牌の購入・相談を承っております。
メーカー様より位牌を直接仕入れているため、スピーディーかつ手ごろな価格での販売が可能です。
位牌の購入をご検討中の方、位牌についてなにか疑問がある方は、下記のリンクから気軽にご相談ください。

浄土宗

浄土宗の場合は、本尊として阿弥陀如来の像を一番上の真ん中に安置します。
二段目の真ん中には仏飯器や湯のみを、その横に位牌を安置するというものです。
さらにその下にはリンや香炉、花立などを安置します。

浄土真宗

浄土真宗でも本尊として[emp1]阿弥陀如来の像を一番上の真ん中に安置/emp1]します。
その下の段には仏飯器や湯のみを、その横に高坏という配置です。
さらにその下にはリンや香炉、花立などを安置します。

なお浄土真宗の場合は、本願寺派と大谷派とがありますが、基本的な安置の仕方はほぼ同じです。
また位牌は安置しません

真言宗

真言宗の場合は、本尊として大日如来の像を一番上の真ん中に安置します。
その下の段には仏飯器や湯のみを、その横に位牌という配置です。
さらにその下にはリンや香炉、花立などを安置します。

曹洞宗

曹洞宗の場合は、本尊として釈迦如来の像を一番上の真ん中に安置します。
その下の段には仏飯器や湯のみを、その横に位牌という配置です。
さらにその下にはリンや香炉、花立などを安置します。

天台宗

天台宗の場合は、本尊として阿弥陀如来の像を一番上の真ん中に安置します。
その下の段には仏飯器や湯のみを、その横に位牌という配置です。
さらにその下にはリンや香炉、花立などを安置します。

日蓮宗

日蓮宗の場合は、一番上の真ん中に曼荼羅の掛け軸を掛けたうえで、日蓮聖人の像を安置します。
その下の段には仏飯器や湯のみを、その横に位牌という配置です。
さらにその下にはリンや香炉、花立などを安置します。

臨済宗

臨済宗の場合は、本尊として釈迦如来の像を一番上の真ん中に安置します。
その下の段には仏飯器や湯のみを、その横に位牌という配置です。
さらにその下にはリンや香炉、花立などを安置します。

また、詳しく祭壇について知りたい方は以下の記事も合わせてお読みください。

法事当日のやること

お墓

法事当日には、施主や参列者はどのような流れで日程をこなしていくことになるのでしょうか。
ここでは施主などご遺族の場合と参列者の場合とで、当日の流れを簡単に見ていきます。

法事を主催する施主や嫁など

主催する側であるご遺族は、法事の始まる1時間前には会場に集合し、僧侶への挨拶や参列者対応を行います。

法事では読経と焼香が主に行われますが、この際に参列者に挨拶したり最初の方で焼香を行ったりするのが一般的です。
このほかお墓参りや御斎でも施主が挨拶を行います
なおお布施のお渡しは、法事の開始前か法要が終わった段階で行うことが多いです。

親族など参列者

参列者の場合は、法事の開始時刻に合わせて会場に向かい、香典を施主に直接お渡しします
法事ではご遺族に続く形で焼香を行ったり、落ち着いたときにご遺族にご挨拶したりするのが一般的です。
御斎でも食事をしながら、あまり大声にならない範囲で故人のことを語らい合います。

法事の準備についてまとめ

お墓

今回「終活ねっと」では、法事の準備について、立場ごとに詳しく見てきました。
今回の内容をまとめますと、以下の通りです。

  • 法事は故人の葬儀後に、故人の成仏を願ったり供養したりするために行う儀式のことである。

  • 法事の準備は施主などの場合は2~3ヶ月前から日時や会場などを決めたり、案内状を送るなどして始め、参列者の場合は1ヶ月を切ったところで案内状の返信などをする。

  • 法事の準備に必要な費用は、20人が参列する場合で計算すると13~25万円程度だが、場合により5~6万円ほど追加で必要な場合もある。

  • 法事で仏壇を飾る方法は、宗派ごとに異なる。

  • 法事当日は施主などは儀式や御斎の際などに挨拶し、参列者は香典を渡したり御斎で故人のことを語り合ったりする。

法事は故人を供養するための場ですが、準備にはご遺族の場合で2~3ヶ月、参列者の場合で1ヶ月ほど必要とされています。

準備する内容も、ご遺族の場合は日時や会場を決めるほか、御斎や引き出物の手配、お布施の準備などをするのが一般的です。
参列者については服装や香典の準備が主な内容と言えます。

ご自身の足し場に合わせて準備すべき内容も異なりますので、法事に参列する前に必要な準備の内容を確認すると良いでしょう。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

また、「終活ねっと」では他にも法事に関する記事を数多く掲載しています。
以下の記事では、法事の時期や種類について解説しておりますので詳しく知りたいという方は、ぜひご覧ください。

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