法事の案内状の書き方は?例文/封筒/往復はがき/送る時期も解説!

法事の案内状の書き方は?例文/封筒/往復はがき/送る時期も解説!

施主の方は法事の前に参列者の一人ずつに案内状を発送します。今回は法事の案内状について書き方のマナーや送るタイミングを解説いたします。すぐに参考になる例文や案内状に使う往復はがきの詳細についてもご説明いたします。施主として押さえておきたい案内状の解説です。

最終更新日: 2020年02月05日

法事の案内状について

葬儀

お通夜・葬儀で喪主を務めた方は、四十九日・一周忌・三回忌といった法事で施主を務めることになります。
忌明けにあたる四十九日以降は、法事の日時や場所を書いた案内状を参列者に送るのがしきたりです。
法事の案内状は書き方や送り方に細かいマナーがあります。

そこで今回の「終活ねっと」では、法事の案内状に関するマナーについて詳しく解説いたします。
今回の記事は次の項目に沿ってご説明いたします。

  • 法事の案内状は何をどうやってかけばいい?

  • 法事の案内状の送り方の注意点は?

  • 法事の案内状はいつ送るべき?

今回の解説はすべての追善法要に共通する案内状のマナーです。
ぜひ最後まで目を通して施主となった場面でお役に立てていただければと思います。

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法事の案内状の作成

葬儀

法事の前に送る案内状は、四十九日から、年数を経た年忌法要まで共通の書き方があります。
ここでは案内状の書き方について詳しくご説明していきます。

案内状の内容

案内状は法事の前に参列者一人ずつに送ります。
ご夫婦で参列してもらう場合は、ご夫婦連名または世帯主の宛名で送る形です。

まとまった枚数を送る場合、案内状の文章は印刷が便利です。
案内状には次の事項を記載します。

誰の法要なのか

一周忌・三回忌というように具体的な数字を入れて、故人の名前をフルネームで書きます
その時に戒名も併記するのがマナーです。
「亡父 〇〇〇〇 ●●●●居士 一周忌法要」と一行を使って書くと読みやすくなります。

日程・場所について

日程と場所は案内状の中で最も重要な項目です。
案内状の本文と離して箇条書きにするとわかりやすいです。

具体的には、本文で「左記によりまして法要を行います」と書いたうえで「一 日時 令和元年〇月〇日(〇)午前十時より」「二 〇〇寺本堂」と書きます。
印刷の前に、案内する日時に間違いがないかよく確かめましょう

法事の内容

法事では故人のご供養としてお坊さんに読経をしていただき、参列者がご焼香をします。
詳細な内容まで書く必要はありませんが、何回忌法要かは明記するしきたりです。
七回忌や十三回忌のように亡くなってから年数がたっている場合、案内状を受け取った方は故人が亡くなって何年なのかがすぐにわかります。

会食(お斎)について

法事では読経とご焼香を行う法要を済ませた後に、参列者全員で会食をする風習があります
この会食はお斎(おとき)とも呼ばれます。

案内状では「粗宴の用意がしてあります」といった言い回しをするのがマナーです。
会食の用意があることを案内状に書くことで、参列者の方は何時ごろに法要が終わるのかがだいたい分かります

法事の会食(お斎)に関しては、こちらの記事で詳しく解説していますので、金額相場やマナーについて気になる方はぜひご覧ください。

出欠の返信について

法要後の会食では人数分の料理を席に一人ずつ用意します。
施主の方は、料理を手配する都合上参列者の人数を法要の数日前までに把握しておく必要があります

そこで案内状を往復はがきで送り、返信をいただく方法がおすすめです。
「御都合の悪い方は〇日までに御連絡いただければ幸いです」と書いて、返信を促しておくと役立ちます。

差出人の住所、氏名

差出人の住所と氏名は本文の最後に書いて印刷をすると書く手間が省けます。
その際氏名を書いた後に電話番号も併記しておくと便利です。
案内状を受け取った方がわからない点や出欠の連絡などをすぐに電話できます。
電話番号は固定電話・携帯電話のどちらか、または両方を書くことができます。

案内状の書き方のポイント

法事の案内状を書く時は、次のしきたりを守るのが必要です。
ここでは施主の方が忘れてはならない3つのポイントをご説明していきます。

句読点は使わない

慶弔を問わず案内状の文章は句読点を使わないのがしきたりです。
これは、筆で書く文章は句読点を使わないため、案内状を毛筆で手書きしていた頃の名残りと言われています。

また、法要が滞りなく終わるように句読点を付けないとする言い伝えもあります。
案内状の文章は初めから終わりまで句点、読点を使わないように注意しましょう。

頭語・結語

頭語と結語は手紙全般で守られるマナーです。
丁寧な表現の決まりで、頭語と結語の組み合わせはあらかじめ決められています
たとえば「拝啓・敬具または拝具」「謹啓・謹言または敬白」といった組み合わせがあります。
法事の案内状においても、頭語と結語を必ず使うのがしきたりです。

季語を用いた挨拶(時候の挨拶)

時候の挨拶も手紙全般に通じるマナーです。
法事の案内状においても、初めの頭語に続けて時候の挨拶を書くようにします。

以下で説明しますが、案内状は本文を簡潔に書くため、時候の挨拶も季節ごとに「〇〇の候」といったシンプルな挨拶を書きます。
具体的には次のとおりです。

  • 春 仲春の候・春暖の候

  • 夏 盛夏の候・仲夏の候

  • 秋 紅葉の候・仲秋の候

  • 冬 厳寒の候

時候の挨拶はこの他にもいくつかの表現があります。
案内状を送る時期にふさわしい言葉を選ぶのがポイントです。

案内状の例文・テンプレート

法事の際に送る案内状は、往復はがきまたは官製はがきで送る場合が多いです。
スペースが限られているため、案内状の本文は簡潔に書きます

具体的な例文は次のとおりです。

謹啓 ○○の候 御尊家御一同様におかれましては益々御清祥のこととお慶び申し上げます
つきましては左記によりまして甚だささやかながら
亡父 〇〇〇〇 ●●●●居士 三回忌
法要を相つとめたく存じますので御多忙中誠に恐縮ではございますが何卒ご参会賜りますようご案内申し上げます           敬具
         記
一 日時 ○月○日(○曜日)午前○時より 
一 場所 ○○寺本堂において営まさせて頂きます
法要後は〇〇料理店にて粗宴をご用意致しております
ご多用のところお手数ではございますが○月○日までにご返信いただければ幸いです
                  令和〇年〇月
       差出人の住所
           氏名
           電話番号

文例をそのまま使ったら失礼?

法事での案内状は、マナーに沿った定型的な文章です。
余計なことは書かずに内容も限られた用件のみとなります。

そこで例文をそのまま使って送っても失礼にはあたりません
例文には〇回忌といった法要の年数と時候の挨拶、故人の氏名などを書き入れて、誤字脱字をチェックしてから送るようにしましょう。

法事の案内状の送り方

葬儀

法事の案内状を送ることは施主の務めの一つです。
法事の当日までに余裕をもって送り状の手配を済ませたいものです。
案内状を送る準備では次の3つのマナーを守るようにします。

往復はがきを使う

案内状は便箋に書いてはがきを同封して封筒で送る方法もありますが、上記でも述べたように、往復はがきを使うのが一番おすすめです。
往復はがきは受け取った方が半分を切り取って、返信はがきとして使えます。

往復はがきは一枚126円です。
簡易版に見える往復はがきでの案内状ですが、マナー上の問題はなく、以前からの定番の方法となっています。

案内状の切手について

案内状に官製の往復はがきを使う場合、切手を貼る必要はありません
ただし、もし私製の往復はがきを使う場合は、往信・返信の両方の欄に63円切手を貼る必要があります。

郵便局では弔事用として、白地に薄い紫色の花模様の63円切手を販売しています。
法事の案内状にはこの弔事用切手を使うようにします。

二重封筒はNG

往復はがきではなく封書で案内状を送る際の注意点です。
白い紙と紫色または紺色といった紙が二重になっている封筒は、法事の案内状に使うことはタブーとされています。

これは二重封筒が弔事が重なることを連想させるためです。
封書で送る場合は必ず一重の薄い封筒で案内状を送るようにします。

法事の案内状を送る時期

葬儀

施主の方は、法事の案内状を送った後に返信を取りまとめて参列者の人数を把握します。
法事の規模にもよりますが、上記でも述べたように法事の日の一週間前には人数を知りたいものです。

したがって案内状を出すのは法事の一週間から二週間前のタイミングが目安です。
施主の方は法事の当日から三週間前に案内状を投函をすれば、各種の手配を滞りなく済ませることができます。

なお案内状の印刷を頼む場合は、法事の約一か月前に印刷を注文するとよいでしょう。

法事の案内状についてまとめ

葬儀

法事の前に送る案内状についてご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回「終活ねっと」で紹介してきた記事は、次の点がポイントでした。

  • 法事の案内状には次の項目を必ず書く。故人との関係、故人の氏名と戒名、法事の日時場所、〇回忌・会食の案内、出欠の連絡の期限、差出人の住所氏名。

  • 案内状は頭語・結語を使って句読点を使わずに書くのが正式なマナーである。また季節の挨拶を頭語の後に書く。

  • 案内状は該当箇所を書き替えて例文をそのまま使うことができる。

  • 法事の案内状は往復はがきを使うのが一般的である。私製の往復はがきを使うときは弔事用切手を使う。封書で出す場合二重封筒に入れるのはタブーである。

  • 案内状は法事の三週間前に投函するとよい。印刷を頼むなら法事の一か月前に手配する。

案内状を送ることは、施主が行うべき法事の準備の大切な一つです。
今回の記事が皆様の終活のお役に立てれば幸いです。

また、施主の方は参列者の方にお渡しする引き出物も準備しなくてはなりません。
以下の記事で詳しく説明しているので、ぜひご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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