苦しみに溢れる世界?六道輪廻の思想についてご紹介します!

苦しみに溢れる世界?六道輪廻の思想についてご紹介します!

「六道輪廻」という言葉を聞いたことはあるけれど、その意味を詳しく知らない、という方も多いのではないでしょうか?そんな人のために、今回「終活ねっと」では、「六道輪廻」の思想について徹底解説していきます!

最終更新日: 2020年01月26日

六道輪廻とは

地蔵さん

六道輪廻は、仏教の考え方です。

「六道」は、6種類に分けられた苦しみの世界のことであり、天道(または天上道、天界道)、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道があります。

「輪廻」は死後に行く世界と考えられがちですが、仏教では「心の状態」のことを指します。

私たちは六道のなかを何回も生まれ変わりながら移動していると言われています。
そんな六道から解き放たれ、悟りの涅槃(ねはん)の世界への脱出(解脱)することが仏教の目的なのです。

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終活ねっと運営スタッフ

今回「終活ねっと」では六道輪廻について以下の項目を中心に解説していきます。

  • 六道輪廻とは
  • 仏教における六道輪廻
  • 六道思想の歴史

時間がないという方やお急ぎの方も、知りたい情報をピックアップしてお読みいただけます。

ぜひ最後までお読みください。

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六道一覧

天道(てんどう、天上道、天界道)

天道には、人間より優れた「天人」が住んでいます。
天人は寿命が長く、苦しみを感じることがほとんどありません。
しかし、煩悩から完全に脱却出来ているわけではなく、仏教と出会えないため解脱(輪廻から脱出し、悟りの世界へ行くこと)ができません。

人間道(にんげんどう)

人間道は、私たち人間が生きている世界です。
生病老死の四苦八苦があり苦しみに満ちた世界ですが、楽しみもあるとされています。
六道の中では唯一自力で仏教と出会える世界とされており、解脱して仏となり、輪廻から解放されるという救いもあります。

修羅道(しゅらどう)

修羅道には、闘争的な神「阿修羅」が住んでいます。
その名の通り、争いが絶えず苦しみや怒りに溢れる世界です。
また、欲望を抑えることができない世界ともされています。

畜生道(ちくしょうどう)

畜生道は牛や馬などの、畜生の世界です。
弱肉強食の世界で互いに殺傷し続け合います。
また、人を蹴落としてでも自分が助かればいいというような利己的な世界でもあり、自力では仏教に出会うことができないため、救いが少ない世界と考えられています。

餓鬼道(がきどう)

「餓鬼」とは、食べ物を口に入れようとした途端に火に変わってしまい、飢えと乾きに苦しんでいるお腹のふくらんだ姿の鬼です。
他人を思いやらな意図、人間は餓鬼になってしまうと言われています。
嫉妬、欲望の塊で満ちており、餓鬼道から抜け出すのはとても難しいと言われています。

地獄道(じごくどう)

地獄道は、さまざまな苦しみを受ける六道の中で最も苦しい世界です。
また地獄道は、人の罪を償わせるための世界でもあります。

仏教の目的は六道輪廻からの脱出

六道輪廻の考え方は、人間道より優れている天道を目指すべきというものではありません。
私たちのいる人間道は苦しみも多いですが、仏教との出会いによって救いもあると考えられています。

仏教の最終目的は、天道を目指すのではなく、苦しみの六道輪廻から解き放たれ悟りの涅槃(ねはん)の世界への脱出(解脱)なのです。

六道思想の歴史

六道の考えの歴史は古く、仏教成立以前の古代インドの思想を起源としています。

初期仏教ではそれほど重要な思想ではありませんでしたが、後代になって六道輪廻の思想が体系化されていったと考えられています。

六道世界を救う「六地蔵像」

地蔵菩薩を6体並べられた六地蔵像をどこかでご覧になったという方も多いのではないでしょうか。
これはインド・中国の起源ではありません。
実はこれは日本発祥のもので、11世紀頃に祀られはじめました。

六道輪廻の思想に基づき、6人の神様がそれぞれの世界(それぞれの「道」)の人々を救ってくれると考えられています。

現在では、六地蔵像は全国各地に存在しています。
墓地の入り口などに祀られていることも多いです。

観音信仰

観音菩薩によって六道から救われるという観音信仰もあります。
6つの世界(6つの「道」)それぞれにに応じる観音様がいると考えられており、6つすべて合わせて六観音と呼ばれています。

天台宗と真言宗では人間道の観音様が異なっており、この二観音を合わせて七観音と呼ぶこともあります。

六道輪廻とは:まとめ

いかがでしょうか。
今回「終活ねっと」では六道輪廻に関して、以下の項目を中心に解説してしていきました。

  • 「六道」は、6種類に分けられた苦しみの世界のことであり、天道(または天上道、天界道)、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道のことである。

  • 「輪廻」は死後に行く世界と考えられがちですが、仏教では「心の状態」のことを指します

  • 六道の考えの歴史は古く、仏教成立以前の古代インドの思想を起源としています。

六道輪廻の世界は調べてみると面白いですよね。
ここで紹介した六道輪廻の知識がいつかどこかで、みなさんのためになることを願っております。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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