宗教不問の意味とは?宗教不問とは何か、解説いたします
最終更新日: 2019年11月18日
宗教不問とは
読み方 しゅうきょうふもん
宗教不問とは、公営霊園(墓地)・民営霊園(墓地)などで、お墓を建てる人の宗教が何であってもお墓を建てることができるという意味です。
寺院墓地でも、宗教不問の墓地が近年増えてきました。
特に永代供養墓や納骨堂、樹木葬などあたらしいタイプの供養形態では宗教不問であることが多いです。
宗教不問と宗旨・宗派不問の違い
「宗教不問」と「宗旨・宗派不問」は一見すると同じ意味に見えますし、実際位に同じような意味合いで使われていることも多いです。
ですが、厳密には違うことを意味しています。
宗教不問
まず「宗教不問」ですが、こちらは、文字通り宗教を問わない、どんな宗教でもかまわないということです。
仏教でも、神道でも、キリスト教でも、イスラム教などでもかまわないということで、公営墓地・霊園や民営墓地・霊園で多くみられます。
宗旨・宗派不問
宗旨・宗派不問の「宗旨」とは、仏教や神道、キリスト教など宗教の教えの中心教義のことで、「宗派」とは、同一宗教における、儀式や教義の違いなどから生じた分派のことです。
「宗教不問」とほぼ似た意味にも取れますが、この文言が寺院が運営する寺院墓地で使われているケースには注意が必要です。
というのも寺院墓地でいうところの宗旨・宗派不問とは、一般的に「在来仏教(日本に古来から根付いている仏教の宗派のこと)に限る」という前提になっていることが多いからです。
したがって、寺院墓地でも「宗教不問」と書かれている場合は別ですが、「宗旨・宗派不問」と書かれている場合にはキリスト教・イスラム教・新興宗教などは含まれないことが多いのが通例です。
宗教不問には無宗教も含まれる
「宗教不問」とは、先に紹介しました通りどんな宗教でもかまわないということですが、これには無宗教も含まれます。
最近では、寺院墓地であっても「宗教不問」のところも増えてきています。
寺院が運営していることから、しっかりとしたご供養をしてくれるというメリットはありますが、トラブルにならないためにも、無宗教であることを事前に確認・相談しておくとよいでしょう。
宗教不問の墓地・霊園
宗教不問の墓地・霊園について、東京都の例をいくつか紹介します。
公営墓地・霊園
都立青山霊園(東京都港区南青山2-32-2)
都立谷中霊園(東京都台東区谷中7-5-24)
公営 稲城・府中メモリアルパーク(東京都稲城市矢野口3567)
都立小平霊園(東京都東村山市萩山町1-16-1)
都立多磨霊園(東京都府中市多磨町4-628)
民営墓地・霊園
舎人浄苑(東京都足立区古千谷本町2-22-2)
東京霊園(東京都八王子市元八王子町2-1623-1)
八王子 上川霊園(東京都八王子市上川町1520)
八王子メモリアルパーク(東京都八王子市川口町335)
奥多摩霊園(東京都西多摩郡奥多摩町海沢183-3)
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