お墓に関する用語の意味の解説まとめたページです。当サイトではお墓をはじめ終活全般の用語の意味を調べることができます。
宗教不問とは、公営霊園(墓地)・民営霊園(墓地)などで、お墓を建てる人の宗教が何であってもお墓を建てることができるという意味です。 寺院墓地でも、宗教不問の墓地が近年増えてきました。 特に永代供養墓や納骨堂、樹木葬などあたらしいタイプの供養形態では宗教不問であることが多いです。
碑文石とは、何かしらの文章が彫刻された石碑のことです。 ナポレオンによって発見されたロゼッタストーンなどのように、歴史について記されたものが多いです。 石に彫刻することで記録をするというこのやり方は、古くから行われてきました。
改葬許可証とは、ご遺骨をお墓から別のところに移動させる際に必要な許可証のことです。 改葬許可証無しにご遺骨を墓地や納骨堂から取り出して別のお墓に埋葬することは、たとえ自分の先祖のご遺骨であろうとも違法となります。 改葬許可証は自治体に埋葬証明書・受入証明書・改葬許可申請書を提出して、発行してもらいます。 改葬許可証は自宅に一時保管する際には基本的に必要ありませんが、地域によっては必要となることがありますので注意が必要です。
分骨とは、ご遺骨を分けることを意味します。 ご遺骨を分けるだけで分骨を埋葬しない場合は、分骨証明書の発行は必要ありません。 分骨したご遺骨を埋葬する場合には分骨証明書が必要になります。 分骨によるご遺骨の埋葬を認めていない墓地も多いです。
お墓参りセットとは、お墓参りの時に必要になる道具をセットにしたもののことです。 セットには普通、お花・線香・ろうそく・マッチ(風よけライター)などが入っていることが多いです。 上記のもの以外にお墓参りには欠かせない掃除道具やゴミを入れるための袋、数珠などが追加で入っているお墓参りセットもあります。
埋葬とは、死者(死体)を土に埋めることです。土葬の事をさします。しかし、今の日本では土葬より火葬が圧倒的に上回っておりますので、火葬が終わった後の遺骨を、納骨堂やお墓に収めることも一般的には埋葬と呼んでおります。
永代供養とは、永代供養料を払ってしまえば、基本的にはその後は管理料などなしでも霊園・墓地の管理者にご供養や管理をやっていただける供養方法のことです。 ほとんどの場合、永代供養には33回忌までなどと契約期間が定められており、契約期間が過ぎると他のご家族の方と一緒に合祀されます。
墓地埋葬法が制定される以前に、行政(都道府県知事)から許可を受けていた墓地のことです。 墓地埋葬法制定以前から許可を受けていた墓地は、すべて墓地埋葬法10条に基づいて許可をもらっているものとみなされたことから、みなし墓地と呼ばれるようになりました。 現在みなし墓地のような個人墓地を新たに設置することは、沖縄など一部地域を除いて非常に難しくなっています。
玉垣とは、お墓周りを囲っている垣のことで、外柵の役割を果たします。 お墓の境界を分かりやすくする役割をもっています。 関西地方では、巻石とも呼ばれます。 神社にも玉垣と呼ばれるものがあり、この場合神社の周りにある木造・石造の垣のことをいいます。
石碑とは、何かしらの目的をもって銘文(来歴・功績など)が彫刻された石のことです。 この場合、目的をもって銘文が彫られている墓石も石碑の一種になりますが、石碑という言葉が墓石そのものを指す場合も多いです。
霊堂とは、神様・仏様を祀るためのお堂のことです。 ご遺骨を納めるための大規模な埋蔵・収蔵施設のことを霊堂ということも多いです。 室内墓地や納骨堂といったご先祖様を祀るための建物をまとめて霊堂ということもあります。
水垂とは、お墓の加工方法の一種です。 水垂加工を行って墓の台の部分に緩傾斜をつけることにより、水はけを良くすることができます。 水はけをよくすることによって、墓石が水を吸収して劣化してしまうことを防ぐことができます。
分骨証明書とは分骨をした際に発行される、故人の氏名・死亡年月日などが記載された書類です。 分骨を新たに納骨する場合に必要になります。 分骨したご遺骨を手元に安置して供養する場合には、分骨証明書は必要ありません。 分骨証明書は、火葬場・お墓の管理者に発行してもらいます。
香皿とは、香炉内に線香を置く時に用いるお皿のことです。 この香皿を置かないで、線香を直接香炉内に置いてしまうと香炉を傷つける恐れがあります。 また、香皿を設置することで線香を設置した後の灰の掃除が簡単になります。
手元供養とは、ご遺骨を自宅など身近に置いて故人を偲ぶことです。 ご遺骨をそのまま手元供養品に入れておく場合と、ご遺骨を加工して手元供養品にする場合があります。 ご遺骨は基本的に分骨したものを手元供養品に入れます。
花立とは、お墓に供えるお花をたてておくための筒や花瓶のことです。 仏壇に供えるお花をたてておくための筒や花瓶も同じく花立と言います。 雨などで錆びにくいステンレス製やプラスチック製のものが多く、中には陶器や陶磁器製の花立もあります。
墓標という言葉には、様々な意味があります。 墓石自体のことを指すことが多いですが、石材店などが墓標という用語を使うときには、何らかの事情で墓石が建てられない時に墓石の代わりに目印としてたてておく木製の仮のお墓のことを指すことも多いです。 他にもお墓に彫刻した文字のことを指す場合もあります。
離檀料とは、寺院墓地にあるお墓を墓じまいし、寺院との関係を断つ際に支払う必要のある費用のことです。 法律によって離檀料を支払うことが定められているわけではありませんが、離檀をする際に支払うことがマナーだとされています。
墓所とは、お墓を建てるために区画で分けられた土地のことです。 この墓所の中にそれぞれお墓が建てられます。 他の墓所との境界を明確にするために、外柵が設置されることが多いです。 墓所は、墓地とほぼ同義語として使われることもあります。
副葬品とは、誰かを葬る際に死者とともに棺に入れるものです。 そのまま副葬品ごと焼くか埋めるかするため、大体は本人が大事にしていたものを入れることが多いです。 あるいは、本人にしか意味がないものを入れることもあります。
会葬とは主に葬儀・告別式に参列することを言います。 一般に通夜に参列することは弔問と言われます。 また、会葬する人のことを会葬者と言います。 会葬者の方は遺族に向けてお悔やみの言葉を述べ、葬儀に参列します。
人の死後満12年、数えて13年目の忌日です。また、その日に行う法事のことです。13年忌とも言います。 13回忌には宇宙の真理である金剛界大日如来様とひとつとなります。 13回忌の法事・法要は満12年目の命日に行ないます。
式次第と、会議やパーティ、結婚式といった催し物の開催から閉会までの進行を事前に記したプログラムに相当します。式の進行の順番を決めた式次第は、掲示されたり出席者全員に配られ、主宰者、司会進行係、出席者全員に周知するために使われます。
かしこまった場面で使われる敬称で、令室=第三者から見た場合の配偶者(妻)のことをさし、御令室とも書きます。葬儀や弔電・訃報の中で使用されるのは「ご令室」が多く、結婚式の招待状では「令夫人」が多く用いられているようです。
ご家族がご逝去された場合、家庭内の神社と言える神棚を死から遠ざける必要があります。日本古来の宗教である神道では、死のような平常ではないものを「ケガレ」として忌避し、神さまに近づけてはならないという習慣があるためです。ケガレが去る忌明けまでは、一時的に神棚を封印しておかなくてはいけません。