インド産の墓石アーバングレーの特徴は?価格や購入時の注意点も紹介

インド産の墓石アーバングレーの特徴は?価格や購入時の注意点も紹介

様々な種類がある墓石の中でも、長く日本で親しまれている輸入石材がアーバングレーです。色味は勿論のこと石質にも優れているアーバングレーは、日本人好みするインド産の銘石です。アーバングレーの墓石の価格や購入時の注意点について、詳しく解説していきます。

最終更新日: 2018年09月04日

アーバングレーってどんな墓石?

お墓

お墓の建てようと考えている人にとって、まず一番最初に悩むのは墓石の種類ではないでしょうか。

国産の銘石や昔から親しまれている墓石をはじめ、最近では外国産の珍しい色味を持つ石材も輸入されるようになってきました。

そんな中で、古くから日本で墓石として使用されている輸入石材がインド産のアーバングレーという石です。

グレーの墓石は日本の墓石の代表色と言っても過言ではありませんが、馴染み深い色味なだけに細かい部分も気になりますよね?

そこで今回の「終活ねっと」では、このアーバングレーについて次のような点を中心にご説明していきたいと思います。

  • アーバングレーとはどのような石なのか

  • アーバングレーを墓石にした時の価格について

  • アーバングレーを選ぶ時の注意点やメリット・デメリット

アーバングレーの持つ魅力や選ぶ上で考えるべきことなどを詳しく解説していきますので、ぜひ最後までお付き合い下さい。

アーバングレーとは

お墓

まず最初に、アーバングレーとはどのような石なのかを詳しくご紹介します。

お墓は墓地・霊園といった屋外に建てられるものですので、長きに渡りご遺骨を納めるためには経年による風化に耐えるだけの条件が揃っている必要があります。

インド産のアーバングレーの詳細を知ると、日本の墓石としてなぜ普及し始めたのかがわかります。

アーバングレーの具体的な情報とともに、墓石に必要なチェック項目についても詳しく解説していきます。

アーバングレーはインドを代表する銘石

アーバングレーは別名「MD5」とも呼ばれ、インドを代表する銘石として有名です。

柔らかいグリーンをまとったグレーの石は、磨くと高級感が漂う光沢があり品格のある色味をかもし出します。

パッと見ると濃い色の白御影石のようにも見えますが、石目の細かさにより絶妙な雰囲気の印象を持つことから経年による風化を感じることが少なく、お墓の風合いを長く保つことが出来ます。

透明感のあるガラスのようなアーバングレーは、粘りがあり硬質なことから全国的にも人気が高く、厳しい寒冷地においても多くの人に墓石として選ばれています。

アーバングレーの特徴

アーバングレーには、多くの人の支持を集める様々な特徴を見ることが出来ます。

どのような点が人々を魅了するのか、その詳細を見ていきましょう。

産地

アーバングレーの産地は、インドのカルナタカ州です。

石材業界では石を切り出す採石場のことを丁場と言うのですが、インドは世界でも有数の丁場として知られています。

複数の丁場を持つインドの中でも、アーバングレーは最大規模を誇る丁場で採掘されており、年間の採掘量は18.000㎥を超えています。

安定した採掘量や大きな材料を切り出すことが出来るという点が、アーバングレーの墓石としての需要を高める要因の一つです。

日本ではすでに20年以上前から墓石として使用されており、現在でもなお人気がおとろえることがありません。

素材の種類

アーバングレーは、石材の種類としてはグレー系の御影石になります。

黒雲母・磁鉄鉱・角閃石・石英・斜長石・カリ長石といった好物を含んだ石材は、様々な表情を見せながらも統一感があり、透明なガラスのような印象があります。

磨きがかけられた石の表情は「御影石のクリスタル」と言われるほどの美しさで、その名にふさわしい硬度もあることから長きに渡りご遺骨を守る役目を果たしてくれます。

アーバングレーの色合いは、グリーン系のグレーです。

丁場によっては同じアーバングレーでも若干の違いはありますが、基本的にはほのかにグリーンを感じるようなグレーの色味で、少し色の濃い白御影石と表現する人もいます。

アーバングレーは等級が高いほど色が濃いという特徴がありますので、もし同じアーバングレーでも違いを感じたら、色の濃さを目安にして選んでみると良いでしょう。

石目

石目とは、その石が形成された時に生み出された模様のことです。
人間に例えるなら、肌のキメ細かさをみるような感じです。

アーバングレーの石目は小目に限りなく近い中目系で、その粒子の細かさが墓石として美しさをより一層引き立てます。

石目の細かさは石材の硬度にも関係していますので、墓石を選ぶ時のポイントとして押さえておきましょう。

圧縮強度(N/mm2)

圧縮強度とは、簡単に言うと石がどのくらいの力までなら耐えられるのかを表した数値です。

墓石の持つ強さを判断する材料の一つで、墓石を選ぶ上で欠かすことが出来ません。

墓石は屋外に設置されることからその耐久性が重要視されますが、この圧縮強度の数値が高いほど石が強いということになるので、判断基準として知っておきたい数値です。

アーバングレーの圧縮強度は118.58N/mm2ですが、これは御影石の中でもごく一般的な強さを表しています。

より長く受け継がれるお墓を建てたいと考える方は、圧縮強度に注目してみましょう。

見かけ比重(t/m3)

見かけ比重とは、一定の体積に対してどのくらいの比重があるのかを数値で表したものです。

見かけ比重も墓石の強さを知る上で必要な数値で、含有鉱物が多く細やかに密集している石ほど重さがあるので、見かけ比重が重いほど石の強度があると考えられています。

一般的なデータとしては、白っぽい石よりも黒っぽい石の方が見かけ比重の数値が高いのですが、御影石は基本的に含有鉱物が密集しているのでどの石も大変丈夫です。

アーバングレーの見かけ比重は2.632t/m3となっています。

含有鉱物が細やかに密集しているということは石目も整っている可能性がありますから、見かけ比重で石の強さだけではなく石目の美しさもわかるかも知れませんね。

吸水率

吸水率とは、一定の大きさに切り出された石を48時間水に浸して、石がどのくらい吸水したかを割り出したものです。

水に浸す前の石の重量を浸した後の石の重さを計り、増えた分の重さを水に浸す前の重さで割って吸水率を数字化します。

実は吸水率は、墓石選びの中でも特に注目すべき項目です。

石が水を吸うということは、それだけ石に微細な隙間があるということです。

石の中に水が入り込むと、次のようなことが起こりやすくなります。

  • 石に含まれる鉱物と反応して墓石が錆びる。

  • 風化が進みやすくなる。

  • 気温差によって石が割れる可能性がある。

  • ご遺骨を納めているカロートにまで水が侵入する。

  • 手入れを頻繁に行わなければならない。

吸水しても水はけがよければいいという考えもあるのですが、多くの場合には水が抜けきれずに残ってしまい、墓石に問題が出てしまいます。

アーバングレーの吸水率は0.056%で、吸水率としては低い数値です。

アーバングレーの特徴である石目の細かさを考えると、この数値も納得できるのではないでしょうか。

吸水率は低ければ低いほど良いとされますので、墓石を選ぶ時にはどれだけ低いのかをよく比べてみましょう。

アーバングレーの墓石価格

お墓

次に、アーバングレーの墓石にかかる具体的な費用をご紹介していきます。

国産の御影石にも劣らない墓石でありながら、費用がお手頃である点がアーバングレーの魅力の一つです。

これは、外国からの輸入品であることに加え、埋蔵量が豊富で比較的手に入りやすいという点も大きく関係しています。

どのようなお墓にするのか・お墓の規模がどのくらいになるのかによっても費用に違いが出ますが、具体的な例を挙げると以下のようになっています。

  • 一区画1㎡に洋型墓を建てる場合の平均金額は約30万円〜40万円。

  • 一区画1㎡に和型墓を建てる場合の平均金額は約40万円〜60万円。

  • 敷石や墓誌などのまで含めた値段の平均金額は約50万円から。

  • 国産の石を使用した時と比べると、平均的に約20万円〜30万円ほどのコストダウンになる。

  • 他の輸入石材を使用した時と比べると、平均的に約20万円ほどのコストダウンになる。

お墓を建てる費用の全国的は平均金額は、約200万円です。

もし墓石をアーバングレーにした場合、費用の全体的な金額は約170万円〜180万円、場合によっては広い区画でも更に安い費用でお墓を建てられることになります。

お墓を建てる費用に関しては、立地条件や区画の広さなどの様々な要因が関係してきますので、条件を石材店にしっかりと伝えた上で見積もりを取って比較検討するようにしましょう。

アーバングレーのメリット・デメリット

お墓

アーバングレーの特徴や価格を見ると、多くの人から支持を集める理由がわかってきました。

しかし、実際に選ぶ際にはアーバングレーの持つメリットとデメリットをしっかりと考慮する必要もあります。

それぞれのメリットとデメリットを解説していきますので、判断材料として役立ててみましょう。

メリット

アーバングレーを選ぶ決め手となっているのは、次のようなメリットです。

  • 品質が良いのに低価格である。

  • 比較的手に入りやすく大きな石材でも切り出してもらえる。

  • メインの墓石に合わせて外柵材に使用しても違和感がない。

お墓に使用する石材はすべて同じにする必要はありません。

メインとなる墓石は別の石材を使用し、敷石や外柵などを光沢のあるアーバングレーで統一すると、高級感のあるお墓になります。

お墓の形をしっかりとイメージしながら、必要に合わせてアーバングレーを利用するというのもいいですね。

デメリット

アーバングレーはどのようなお墓で馴染みやすいのですが、以下のようなデメリットもあります。

  • 文字の彫刻が綺麗に出ないことがある。

  • まれにヒビが入ることがある。

  • 輸入品なのでサンプルと違いが出ることがある。

上記の中で特に注目して欲しいのは、「サンプル品との違い」です。

墓石を選ぶ時には、各石材店にあるサンプル品を参考にしてイメージしながら選ぶのですが、アーバングレーは複数の丁場から切り出されているため必ずしも同じ石目や色味になるとは限りません。

極端に言うと、石材店で見たサンプル品と出来上がりの墓石のイメージが異なることもあるのです。

お墓を建てるという経験は、一生に一度あるかないかの貴重な機会です。

石材店の方からデメリットの対する説明がない場合には、積極的に質問をして後悔のない墓石選びをするようにしましょう。

アーバングレーの墓石を購入する際の注意点

お墓

最後に、アーバングレーを選ぶ時の注意点をご紹介していきます。

アーバングレーの中にも品質が良いものと悪いものがあるのですが、多くの石材店ではランク分けされておらず、「輸入石材のアーバングレー」として一括りにされています。

質問をすれば答えてくれる場合もありますが、先に解説したように輸入石材は加工して見なければわからない部分もありますので、購入者側も注意を配る必要があります。

アーバングレーは青みがかって暗い色のものほど良いとされており、白っぽかったり赤みがかっているものは品質的にあまり良くありません。

アーバングレーの墓石を購入する際は青みのあるものを購入し、赤みや白っぽいものには注意するようにしましょう。

アーバングレーの墓石まとめ

お墓

今回の「終活ねっと」では、アーバングレーの墓石について詳しく解説してきました。

アーバングレーの持つ特徴や価格などについて説明しましたが、もう一度内容をまとめると以下のようになります。

  • アーバングレーはインド産のグリーン系の御影石で、品質も良く20年以上前から日本でも墓石として使用されている実績を持つ。

  • アーバングレーは費用が安く、墓石に使用すると全体的に約20万円〜30万円のコストダウンが図れる。

  • アーバングレーを購入するときには、メリットとデメリットをしっかりと把握した上で、青みのある色の濃い石を選ぶようにする。

輸入石材でありながらしっかりと日本のお墓に馴染むアーバングレーは、墓石選びの選択肢として大きな魅力を持っています。

今回の記事が皆様の墓石選びのお役に立てましたら幸いです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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