樋口一葉のお墓について

歴史好きな人であれば一度は訪れたい歴史上の人物のお墓。
有名人のお墓巡りをする「墓マイラー」と呼ばれる人たちもいるほどです。
歴史上の人物やその他有名人のお墓参りをしたことがある人は、20人に1人いると言われています。
そんな歴史上の人物のお墓ですが、今回終活ねっとでは女流作家樋口一葉のお墓に注目して解説します。
- 樋口一葉とはどんな人?
- 杉並区にある樋口一葉のお墓の場所やお墓の移転が行われた理由
- 樋口一葉の記念館について
以上のことを中心に見ていきます。
歴史上の人物のお墓や、偉人の人生を知ることは、ご自身の終活を行う上で人生を振り返るきっかけにも繋がります。
ぜひ最後までお読みください。
樋口一葉とはどんな人?

樋口一葉と言えば、5千円札に印刷されている人として有名ですよね。
一葉は明治時代、日本初の女流作家として有名になりました。
『たけくらべ』という作品を目にしたことがある方は多いと思います。
一葉はペンネームで、本名は「樋口奈津」と言うそうです。
当時女性が社会に出て活躍するのはまだまだ困難な時代でした。
樋口一葉も一度は進学を諦めましたが、教育熱心だった父の勧めで和歌や古典文学を学ぶ学校へ通います。
そして20歳の時、念願だった作家としてのデビューを果たすのです。
1895年に大ヒットしたたけくらべは、あの森鴎外からも大絶賛されたと言われています。
しかし残念ながら肺結核にかかり、樋口一葉は24歳の若さで亡くなってしまいます。
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杉並区にある樋口一葉のお墓

それでは本題に入りましょう。
杉並区にある樋口一葉のお墓について見ていきます。
樋口一葉のお墓は杉並区の築地本願寺和田堀廟所というところにあります。
築地本願寺和田堀廟所には、樋口一葉以外にもたくさんの著名人のお墓があることで有名です。
礼拝堂や納骨堂を通り抜け、本堂を左側に進むと大きな墓地が見えてきます。
約4,100区画もの広大な墓地は、まるで和風庭園のように整備され、とても美しいです。
交通の便もよく、墓地内を散策する人もいるようです。
樋口一葉が眠る築地本願寺
樋口一葉が眠る築地本願寺のアクセスについて紹介します。
築地本願寺は、京王井ノ頭線明大駅前から徒歩10分のところにあります。
明治大学和泉キャンパスのすぐ隣にあり、近くにはコンビニやレストランなども数多くあります。
築地本願寺和田堀廟所
関東大震災で移転
築地本願寺は大正12年に起きた関東大震災で移転しています。
そして昭和5年、築地本願寺から一部のお墓が今の場所に移動してきました。
その移動してきた一部のお墓が築地本願寺和田堀廟所です。
墓地内を歩いていると、樋口一葉のお墓の近くに標識が立っています。
この標識なしでは見つけることができないほど、とてもこぢんまりとしたお墓です。
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樋口一葉の記念館

樋口一葉の記念館は東京都台東区にあります。
この記念館は「一葉協賛会」と呼ばれる会の人々の寄付によって設立が要請されました。
昭和36年に開館した一葉記念館は、女流作家単独の記念館としては国内初のものでした。
平成18年には、記念館の老朽化や一葉が5千円札に採用されたことなどを記念してリニューアルオープンしました。
館内では常設展示の他に様々な企画も行われており、一葉について詳しく知ることができます。
また、ミュージアムグッズの販売もあります。

所在地 東京都台東区竜泉3丁目18番4号
営業時間9:00~16:30(入館は16:00まで)
月曜日休館
利用料金大人:300円(20名以上の団体は200円)
小中高生:100円(20名以上の団体は50円)
地下鉄日比谷線三ノ輪駅から徒歩10分の所にあります。
市バスを利用する方法もあります。
展示替えのために臨時休館することがありますので、詳しくはホームページをご覧ください。
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樋口一葉のお墓についてまとめ

いかがでしたか?
今回終活ねっとでは、樋口一葉のお墓について見てきました。
明治を代表する女流作家、樋口一葉のお墓について詳しく知っていただけたでしょうか?
ここからは記事の内容を振り返ってみましょう。
- 明治時代に日本初の女流作家として有名になった樋口一葉は、『たけくらべ』などの名作を世の中に残した。
- 樋口一葉は、20歳の時に作家としてデビューし森鴎外からも絶賛を受けたが、24歳の若さで亡くなった。
- 樋口一葉のお墓は杉並区の築地本願寺和田堀廟所というところにある。
- 築地本願寺は関東大震災で焼失したので、現在の和田堀廟所は移転先の墓地である。
- 樋口一葉の記念館は東京都台東区にあり、女流作家単独の記念館としては国内初である。
- 「一葉協賛会」と呼ばれる会の人々の寄付によって樋口一葉記念館の設立が要請された。
- 昭和36年に開館されたが、老朽化や一葉が5千円札の肖像画に採用されたことをきっかけに、平成18年にリニューアルされた。
ということが分かってきましたね。
惜しくも24歳の若さで亡くなってしまった樋口一葉ですが、もしもっと長生きしていれば、さらにたくさんの名作を残したことでしょう。
この機会にぜひ一度、樋口一葉のお墓や資料館を訪れ、彼女の生涯に触れてみてはいかがでしょうか?
きっとお墓や資料からたくさんのことが分かると思います。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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